劇場☆新感線 
犬夜叉

劇団☆新感線 2001年新春公演
SHINKANSEN☆PARCOMICS 犬夜叉

(原作 = 高橋留美子 / 脚本 = 戸田山雅司 / 演出 = いのうえひでのり)

公演記録

東京公演
期間 : 2001年 1月27日(土)〜2月12日(月・祝)
会場 : 赤坂ACTシアター
CAST
犬夜叉(いぬやしゃ) : 佐藤アツヒロ
桔梗(ききょう) : 遠山景織子
かごめ : 馬淵英里何
弥勒(みろく) : 京晋佑
冥加(みょうが) : 吉田朝
七宝(しっぽう) : 礒野慎吾
奈落(ならく) : 西牟田恵
鬼女 裏陶(きじょ うらすえ) : 右近健一
逆髪の結羅(さかがみのゆら) : 村木よしこ
雷獣 飛天(らいじゅう ひてん) : 河野まさと
雷獣 満天(らいじゅう まんてん) : 村木仁
百足上臈(むかでじょうろう) : インディ高橋
蜘蛛頭(くもがしら) : 川原正嗣
屍舞烏(しぶがらす) : 前田悟
犬夜叉 観劇記録
[観劇公演] [あらすじ]
恋の呪文は
「お・す・わ・りっ!」

時は戦国、所は深く深く、暗い森。
そこで一匹のもののけが、長い眠りから目を覚ました。
半分は妖怪、半分は人間。
妖怪の生命力と人間の弱さの両方を持っているというその少年。
人呼んで−−−犬夜叉(いぬやしゃ)。
そしてその命を呼び覚ましたのは、一人の少女。
なんと現代からタイムトリップしてしまった、
キャピキャピの女の子−−−かごめ。
その500年もの時空を超えた不可思議な縁の糸に、
ひとつの恋が、生まれた。
ふたり旅する目的は、
手にすればどんな野望でも叶うという秘宝、「四魂の玉」。
その宝を争い、次々と襲いかかる奇怪なもののけたちの群。
それを束ねる謎の妖怪、奈落(ならく)。
そして更に、かつて犬夜叉の命を封印し、自らも命を絶った、
「四魂の玉」の守り巫女−−−桔梗(ききょう)もまた、
何故かこの世に復活し犬夜叉たちの前に美しいその姿を現した。
果たして「四魂の玉」の行方は?
桔梗と犬夜叉、その悲しい過去とは?
そして、犬夜叉とかごめ、500年の時を超えたふたりの恋の結末は?
漫画界の巨匠・高橋留美子 + 演劇界の活劇王・いのうえひでのりが、
輝ける21世紀に贈る抱腹絶倒、摩訶不思議、
謎が謎呼ぶスーパーラブコメディー。
2001年新春、堂々のアンコール上演!!
(以上、チラシより)

[「直訴だ!目安箱」 過去公演中の直訴]
[感想]
東京だけでの再演、ってのがもったいない!
(今回初日しかチケット取ってない & 大阪からそうそう東京へ遊びに行けへんから)
終わった途端に真っ先に思ったが、「あぁ、もう1回、もう1回観たいよぉ〜っ」
初演時からわずか半年あまり、ここまで変わるとは思ってませんでした。
「変わる」って言うても、ストーリーや演出が「ガラッ」と変わったわけでなありません。
そりゃ、所々、小ネタを削ったり増やしたり(ネタは鮮度、「時価」ものですからねぇ)。
逆髪結羅様登場シーンの奈落様とのやりとり、裏陶によりよみがえった妖怪三人(三匹)の「レ・イ・ク」、「原作と一番イメージの違う」七宝ちゃん・・・
演出・ストーリー的には贅肉削って筋肉つけた、って感じ・・・う〜ん、伝わるかなぁ?
ま、個人的に演出ですっごくいいなぁ、って思ったのは「レーザー光線」!
これがまぁ、綺麗!(「飛刃血爪」「四魂の玉の光の刃」)
でも、そんなことよりももっと大きく、がらりと変わってたのは役者さん!
アッ君は前回も良かったんですけど今回は、余裕というか貫禄というか、前回よりも「地に足が着いてる」って感じ。
兎に角「アッ君」=「犬夜叉」。もう、舞台に「ひょいっ」ってアッ君が現れた瞬間からもう「犬夜叉」〜!
最初にね、「俺は、強いぜ」ってのを聞くと「あぁ〜、犬夜叉が戻ってきた〜」って思いましたね。
遠山景織子ちゃんも登場からインパクトありありになってたし。
でおいらが最も「変わったなぁ」って感じたのが、かごめ = 馬淵英里何ちゃん。
もう、初演の時は悪くはないものの、一生懸命ついていってる、って印象があったけど今回は、もう、すっかり場慣れしたというか、楽しそうでした。
そして弥勒の京さん。初演時はやっぱり主役三人を陰で日向でフォローして「犬夜叉」って舞台を引っ張って行かなければ、って役ですよね、メンバー的に。
それが今回は、主役三人の力量が大きく「バージョンアップ」してただけに、京さんも余裕をもって、しかもアッ君・英里何と実に楽しそうに(おいらにはそう観えました(^o^))!
・・・そう、前回との一番の違い、それはなんか役者さんが生き生きキラキラ輝いて、「犬夜叉」って舞台を楽しんで演じてらっしゃったように思えたんです。
それがね、舞台をすっごくよくしてた・・・と思います。
このメンバーでの続編・・・もし、もし「続編」ができるなら、主役は「アッ君」で! 是非観たいもんです(^^)

「劇場☆新感線」トップに戻る