時は太平な江戸時代。南蛮渡りのカレーの製法を記した密書を偶然手に入れた"世直し天狗"を名乗る泥棒家業の3人組・古田新太之丞(古田新太)・からくり戯衛門(粟根まこと)・ふぃっとねす小僧半次(河野まさと)らは、密書を探す南蛮歌舞伎一座の亜国(羽野アキ)に自分たちが持っていることを偽って、彼女たちと一緒に密書探しのために大阪へ向けて東海道を旅する。実はこの密書には徳川幕府転覆を狙う大陰謀がかくされていた。それは、幕府を牛耳る老中松平伊豆守の高血圧に乗じて彼にカレーライスを食べさせ、脳卒中を引き起こすという暗殺計画である。密書をめぐって思惑入り乱れ、旅の行く先々に現れ、絡みに絡む刺客の数々-天草四郎紀香丸(高田聖子)・由比正雪(逆木圭一郎)、陰謀を策する仮面侍X(右近健一)・曇屋丸兵衛(深沢敦)、そして、その正体は謎のでか顔侍糸引納豆之介(池田成志)。果たして彼等は無事大阪に辿りつけるのか?
(以上、チラシより)
「オポンチ系」は1年以上振り、「轟天2」以来。
「歌舞伎」もいいけど、「オポンチ系」も捨てがたし!
オポンチ系としては珍しい「再演」・・・そう、6年前の「秋味〜古田新太之丞 東海道五十三次地獄旅 ハヤシもあるでヨ!」の再演。
しっかし、あれですねぇ。「歌舞伎」系統はストーリー重視、っちゅうかなんちゅうか、やっぱりお話覚えてるもんですけど(あ、ビデオの影響もあるかも)、ネタものはあまり覚えてない・・・
特にこの「秋味」は、いままで観てきた劇団☆新感線の中でももっとも覚えてなかったんですねぇ。
なので「再演」やのに、「初演」のごとく楽しめました。
いや、それ以上に・・・この6年間で劇団☆新感線も大幅グレードアップしてるもんねぇ。
今回そのもっとも顕著な例が「生バンド」演奏でしょう。
そして、「20周年」ってことでほとんどの劇団員が出演、これもファンにとってはたまらないプレゼント、かも。
新太さん、聖子さん、アキちゃんといった看板役者さんたちから、若手劇団員まで、「ところ狭し」でなく、「時間目一杯(オーバー?)」で楽しませてもらえました。
カーテンコール前のエンディングテーマ、「東海道中馬鹿祭り」のシーンでは、
「劇団☆新感線のファンでよかった〜!!!!!」、そして、
「これからも劇団☆新感線の舞台を、ずっと、ずっと観続けたい、いつまでもぉ〜!!!!!」と思いました。
・・・? お話中身の感想?
ま「20周年豊年漫作チャンピオン祭り」、ってことで、とにかく全編面白かった、ってのでご勘弁を。