開智学校


現:教育資料館
設計・施工者名:立石清重
建築年:明治9(1876)年
構造階数:木造二階建て
所在地:長野県松本市開智2−4−12
国重要文化財






明治の小学校としても擬洋風の建物としても大変有名です。長野県は教育がさかんだった県で、現存する明治の小学校の数は全国でも群を抜いて多いのですが、その中でも最も意匠を凝らして作られたのがこの開智学校で、後に続く小学校のモデルとなっています。

八角形の塔屋や唐破風の下の天使、コーナーストーンを模した漆喰塗りなどの洋風の意匠と、唐破風や龍などの和風の意匠が渾然一体となって、まさに明治という時代を表しているようです。装飾過剰になりそうなところをまとめあげたのが、職人の手わざであるように思います。

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