入り口の大きなアーチは和風です。基礎に石を積んであるのですが、壁の上にも漆喰を盛り上げ、石を積んだように見せていて、これは洋風の石積みを模倣したものだということです。全体的にあっさりした作りで、華やかではありませんが、洋風と和風が控えめに調和している感じが面白いと思います。
この近くの人は、「走る」ことを「とぶ」と言うようです。この建物を見に行った時、タクシーの運転手さんに地図を見せて場所を説明したら、「ああわかった、今この道をとんでいるんですよ」と明るく言われました。一瞬、タクシーで空を飛んでいるような錯覚にとらわれました。