大宮学校
明治15年、フランス人アルチュールトリクーが秩父を訪れ、この山間の地で本格的なフランス式の教育が行われていたことに感激し、学校建設のために寄付金とボスキューによる設計図を贈りました。従ってこの建物は外国人の設計に基づいた擬洋風建築ということになり、たいへん珍しい事例です。車寄の部分に、隅石でなく本当に石が積んであるのもそのせいなのでしょうか。
この建物は、県内の埼玉県師範学校(明治11年)や本庄警察署(明治16年)に大変よく似ています。
埼玉県師範学校/本庄警察署
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