夜の寝覚め(夜半の寝覚め)

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[第T部]
1 太政大臣は2人の妻を亡くし、4人の子女を育てている。
2 箏の琴が得意な中の君13歳の八月十五夜、天人が降臨して、琵琶の秘曲を教えて去る。
3 翌年同夜、天人が再び秘曲5曲を教え、中の君の将来に不吉な予言をして去る。
4 大君の婚約者・左大臣の長男中納言(後、関白)が、乳母の見舞いに行き、隣家に方違えをしていた中の君と他人を混同して関係してしまう。
5 中の君懐妊、大君、中納言と結婚。その後で、義妹・義兄の関係であると気づき驚愕。
6 生んだ姫君を母不詳のまま中納言の両親が育てる。
7 家庭崩壊。大君狂乱、中の君苦悶、何も知らず出家した父大臣悲嘆。
[第U部]
1 中の君、老左大将(前関白左大臣)と結婚、若君(まさこ)出産。実は、父は中納言。
2 大君、小姫君を残して没。左大将も没。帝のお召し。替わりに亡父の長女を内侍督に推薦。
3 中納言は言い寄るが、相手にしない。
[第V部]
1 内侍督に付き添って参内。帝の夜這い、しかし脱出成功。
2 裏で、中納言の新妻・女一宮の母、大皇后が、中納言と中の君との仲を裂こうと策謀していたのだった。
3 中納言に心なびくが、帝との関係を執拗に疑う中納言に失望。
4 女一宮に中の君の生き霊が2度も出現したと知り、出家の決意。しかし懐妊により挫折。
5 中納言、父太政大臣にうち明け、中の君が若君出産。内侍督も皇子出産。
[第W部]
1 中納言と中の君との間の姫君立后。まさこは三位中将に。
2 冷泉院(前の帝)の愛妃・女三宮とまさこの不倫。まさこ勘当、院は大内山へ。
3 中の君、白河院隠棲。死後、蘇生を遂げる!
4 中の君、白河院より脱出、生存を知らせると、人々が大喜び。
5 中の君、出家の後、没。
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