1998/9/9
アルカノイドも買ったし、なんかアドベンチャー ゲームでもやりたいなー、と思って店頭をあさっていると、ちょっと目に付い たのがこのゲーム、「OBSIDIAN」です。なにが目に付いたかというと、外国製 ゲームの日本語版にありがちな、かなりオーバーなセールストークがついてい ました。「今世紀最大のグラフィックアドベンチャーゲーム」「USゲーム界騒 然!ベータ版で好評版の嵐」など、よくもまあ、これだけべた褒めするなあと いった語句が箱の全部の面に書かれています。こういった謳い文句をみて買う人 もいるんだから、メーカの戦略は成功だったということでしょうか。
このゲームは、謳い文句通り、グラフィックスのレベルはかなり高いと思いま す。QuakeIIのように3Dグラフィックで移動している様子が表示されます。ま た、グラフィックの表示には動画データを使っているらしく、3Dグラフィック ボードは必要ありませんので、どんな機種でもとてもきれいで詳細な3Dグラ フィック画面を見ることが出来ます。ただし、中にはただの実写画面だったり、 CGと人間の合成などがあって、ちょっといただけない画面もあります。
ゲームの内容は、まるでパズルゲームです。アドベンチャーゲーム特有の謎解きやア イテムの利用といったおもしろい要素はほとんどありません。パズルゲームと してはおもしろいかもしれませんが、アドベンチャーゲームとしてはおもしろ くありませんでした。場面のつながりも、ストーリーも強引に作ったような変 な話だし。エンディングもさっぱりしすぎています。だだ、前半にロボット市 役所のようなところに行くのですが、そこではいかにもアメリカのアドベン チャーらしいやりとりがあり、そこはけっこう楽しめました。
パズルにはかなりいらいらさせられますが、マニュアルにヒントが書かれてい るため、何とか解くことが出来ます。基本的に僕はパズルゲームは嫌いなので 、パズルゲームだとわかっていたら買わなかったのですが、パッケージには一 言もパズルとは書いてありません。−とおもったら、"Over 25 original challenging puzzles ..."なーんて英語がちっちゃく書いてあるのを見つけて しまいました。もっと大きく書け。
パズルゲームが好きな人にはおすすめなゲームでした。
動作環境 Windows95