フライト
機内で初めて聞く15時間という数字。Cクラスにしてほんとによかったと改めて思う。他社の同クラスを正式に体験したことはないので、シートの座り心地など、比べるものこそありはしないが。機内に持ち込んだエジプト関連の堅い書物やガイドブック、あわせて機内サービスの週刊誌などをあさってみたり、とてつもなく続くゴビ砂漠をぼーっとながめたり、そうして長い長い夕方がすぎていった。
 

Cairo Marriot  パンフレット


Cairo

 カイロのオレンジ
の薄暗いあかりがみえてくると、電力の供給が頻繁にとまってしまうような、危うい国にきてしまったのかと不安な気持ちでいっぱいになる。
 飛行機のタラップをおり、バスにのり、空港の建物内に入ると、同行の人が降りてくるまでの間、両替をしておいた方がいいとの指示、4行程あっただろうか、レートも各々違うようだが、200ドル程両替した。

Cairo Marriot ホテルは、今回のツアーでもEXランクという最高ランクにあたるので、かなり期待していた。はっきり言ってほかのホテルにはいっさい期待していなかった。 バスから降り、金色のきらびやかな装飾の入り口を入る、華やかな王宮の雰囲気をかすかにしのばせるロビーの家具、その間を端正な顔立ちの人々が行き交う。とりあえずロビー中央のいすに腰掛け、添乗員の説明を受ける。お湯がでるか?電気はつくか?今後もこの2点は必須の確認事項となる。
 宮殿づくりの本館を後に庭園を眺めながら部屋へむかう。
 EXランクのホテルという割には、バスルームにシャワー室が別についているわけでもなく、家具も地味で豪華さはかんじられない。すこし気落ちしたが、部屋はツインのベットとちいさなテーブルにいすが二つで、まだ余裕のある広さだ。バルコニーからはナイルとカイロの新しい町並、眼下には美しく整備された庭園が。。



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