うつくしい海


 次の日の朝、日が昇る少し前に目が覚める。というより、ホテルスタッフ曰くvery comfortableな効きすぎるクーラーを弱めることもできず、、毛布もないベッド?に、上着を着たまま眠っていて、何度も目をさましたのだが。
 私自身は、揺れるボートでの眠りを少しおもしろい経験をしたと思ってもいた。しかし、年末の割り増し料金、船酔いをする主人のことを思うと悔しくてたまらなかった。「海しかないじゃない」といっていた場所、成田発という面倒な旅行を彼に強いた上にこんな思いまでさせなければならないかと思うと。。。
 そんなことにはおかまいなく、海は風を招き、次第にそのうつくしさをあらわしていく。
 透き通ったみず、船着き場には、色とりどりの魚が、ゆらゆらと集まっては散り、、浜辺には小さな蟹が風に吹かれるようにはね回り、浜の波打ち際まで、すうっと小さな鮫が何匹も近づいてくる。朝の静けさの中でぼーっとそんな様子を見つめていた。
(左は小さな鮫、透き通った水の中でするすると泳いでいる)

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