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さ〜もんぴんく (PCゲーム Windows95/98 トラビュランス)

                                         プレイ開始 2001−03−10

                                         プレイ終了 2001−03−15

 

主人公、三田村健一は、亡き祖父が下僕としていた悪魔を子どもの頃に譲り受けた。もっとも譲り受けた当時は

冗談と思っていて本気にはしてなかったが(笑)。 ある日ふと幼い頃に譲り受けたという悪魔を召還しようと思い立った

のだが、悪魔を召還するには、寄代としての肉体が必要。別にイヌでもネコでもいいのだが、やはり人間の方が好都合

とのこと。 といっても、そう都合よく寄代にしても良心の呵責を感じない人間なんていない・・・いや、いた(お

それは隣に住んでいる、幼なじみの小峰 美桃(こみね みもも) 外見はかわいいのに、がさつで乱暴者。なにかと

主人公につっかかってくる女の子。(笑) 首尾よく彼女を寄代にして、悪魔を召還することに成功。もっとも主人公、

成功しているという事実を信じることが出来ず、美桃が芝居打っていると決めつけ、美桃が絶対出来ないと思える

要求を突きつける。曰く「女の子のあそこを見せろ」(爆 美桃が芝居をやめて怒り出すかと思いきや・・・な、なんと!

彼女はおずおずと、女の子の大事な部分を主人公の目にさらけ出した!! その部分があんまり綺麗なサーモンピンク

色だったため、主人公は、召還した悪魔の仮の名前として「ぴんく」と命名。(爆笑)

こうして美桃と、彼女に取り憑いている悪魔「ぴんく」と、そして主人公の間にドタバタ入り交じりの生活が始まる。美桃の

姉で、二人が通う学園で教師を務める小峰 美鈴(こみね みすず)、美桃の同級生で、かつ親友だが、実はレズ娘(タチ)

で、美桃を毒牙にかけんと虎視眈々と狙っている(笑)南 由貴(みなみ ゆき) 主人公と美桃が所属する美術部での

後輩で、とってもお淑やかなのだが、実は・・・ってな感じの(笑) 沢村 果歩(さわむら かほ) 以上の女の子たちをも

関わりながら・・・ってな感じの、恋愛アドベンチャー形式のゲーム。(笑)

 

トラビュランスが怒濤の勢いでリリースした、第六作目となるこの作品、正直言って過去私がプレイした、とらぶ〜の作品の中

では一番のお気に入りだったりします。(笑) 今後順位が変動する可能性は大いにありますが。(笑)バキ

この作品、攻略できる女の子は全部で5人。もっともとらぶ〜のお約束で一人だけは、特定の条件を満たさないと攻略可能に

なりませんが。 何度も言っているようですが、こういうシステムにする必要性には疑問符をつけざるを得ないのですが(^_^;

もしかすると、ご褒美みたいなモンなのかな?条件満たした琴による。だとすると分かるんですがね(笑)

私が常々不満に思っていたシステムですが、今回大きく改善されています。まず既読MSGのみをスキップする機能が追加

されたこと。従前通り既読未読問わずのスキップもあり、かなり好感度高いです。(笑) しかも既読MSGをバックスキップする

機能まで付けてくれています。もう一度テキストを読み返したいと思ったとき、この機能はホント重宝します。全般的にかなり

システムは改善されました。相変わらず入力がマウスのみ・・・という部分に不満が残りますがね。(^_^;

BGMは格段によくなりました。シーンごとに、雰囲気がよく合うBGMですし、そもそもBGMの出来が私のプレイした過去の

とらぶ〜の作品の中でも上位にランクされる質であると断言いたしましょう。音源はCD−DAですから音質には問題が

起ころうはずもなく。作業中のBGMにするだけの質はあるでしょうね。ええ。

CGは相変わらずめんこい系っすな。(爆笑) でてくる女の子女の子、揃いも揃ってナイスバディ系なのが、あたし的には

ちょこっとだけ減点だけど、まあ目をつぶれる程度の瑕疵でございます。(笑)バキバキバキ

さて、この作品のえっちしーん、実に充実しております。(爆笑) 爽やかで且つ過激と文句なしの出来といえましょう。(笑)

特に、レズ娘の由貴シナリオなど、由貴はタチ役ということもあってか、いろいろな女の子ととっかえひっかえ、えっちしまくり

状態のため、一粒で何度もおいしいという、実にうれしい展開になっているんですな〜(大爆笑) レズが苦手な方でない

限りは、おすすめといえるのではないでしょうか?(うひ

おまけは、とらぶ〜の伝統か、お約束のメニュー。CG集にえっちシーン集、BGM集と必要にして十分なメニュー(笑)

この点に何の不満がありましょうか。(ぉひ 

 

さて、シナリオ。主人公に略式とはいえ召喚された悪魔・・・ということで、基本部分は「魔女っ娘シルク」とかぶる部分は

ありますね。女の子が異世界からきたか、魔界から来たか・・・の違いだけで、召喚or転移したキャラクターが主人公と

結ばれない場合は、キューピット役を務めることとなる・・・という展開の部分で。その部分でシナリオの展開が読めて

しまいがちという部分はありますが、まあそれはいいでしょう。なんといっても、「魔女っ娘シルク」と比しても、シナリオの

要所要所にコミカルにかつほんわかと、えっちしーんが組み込まれていますから(爆笑)ゲシゲシゲシ

女の子の意外な面や、隠されていた気持ちが表に出たときの嬉しさを素直に感じることの出来るシナリオの出来だと

思いますねえ。

 

もっとも、シナリオ部分の細かい不満はあります。例えば、美桃の姉である美鈴のシナリオ。イケイケタイプのお姉ちゃん

だけど、実に妹思い・・・という点はいいのですが、主人公が妹ではなく、自分を選んだときの苦悩・・・というのが今ひとつ

感じられなかったことが不満ですな。美桃が主人公のことを好きであることは、どのシナリオでも共通のため、そのまま

他の女の子とのハッピーエンドに繋がったとき、正直彼女が可哀想に感じたシナリオが存在したし。(^_^; その一つが

美鈴シナリオということで。 ホントなら、修羅場になったとしてもなんらおかしくないだけに、美桃の思いを無視してシナリオが

進んでいく展開には残念に思わざるを得ません。

後、ぴんくは美桃に憑依しているわけで、ぴんくとえっちするということは、必然的に美桃とえっちすることに。これじゃ美桃が

可哀想じゃね〜か〜と、彼女一押しの身としては強くそう思うわけで。(ぉひ

 

まあ、それらの欠点があるにせよ、ほのぼのと、かつお手軽にえっちしーんを拝めて(笑)バキ かつらぶらぶ〜なシナリオ

を見ることが出来る作品であり、かつ完成度の高い作品である・・・といえるでしょう。 ハマリゲームに登録こそしませんが

登録したとしてもおかしくない出来であると断言いたしましょう。

 

さて、最後にネタバレ付きキャラ別感想でも。ネタバレを嫌う方は以下の文を読まぬように願います。

 

ピンク

主人公の祖父が昔、真名を当てたことにより、祖父の一族に千年間使えることを義務づけられた悪魔。

悪魔なのだが、ちょっと天然入っていて、かつかわいい性格しているので、とても悪魔に見えなかったり(笑)

そうは言っても、主人公に、絵の具のカドミウムイエローを入れたコーンスープのませてしまったりするあたりは

やっぱり悪魔やの〜と思ったり(爆笑) 別に悪意でやったわけではなく、料理というのものを知らなかったの

だから致し方がない・・・とは言えねえよなぁ、やっぱ。(^_^;(笑) 

#絵の具で料理・・・で、某作品を思い出してしまったわ(笑)

他の女の子のシナリオでは、実にいいキューピット役を演じてくれます。主人公の祖父からは、主人公のことを

よろしくとお願いされているとはいえ、実にいい仕えっぷりだと思います。

彼女はこの世界での姿はあくまでも美桃のもの。よって、彼女とのえっちは必然的に美桃とのえっちに。

知らぬが仏とは言え、自分の体を、ぴんくと主人公にいいようにされる美桃ってホント哀れ・・・(/_;)

ぴんくは悪魔だからいいとして(いいのか?)主人公も悪魔そのモンですな。似たもの同士というか(笑)

 

ぴんくは悪魔故に、色々な不思議な術を使える。そのなかでの一番のものは、やっぱ主人公を他の女の子

(由貴)に乗り移らせて、女の子同士のえっちを体験させるってトコでしょうか。(爆笑)バキ 主人公が

女の子の感覚を理解したいといったから・・・なのだが、このシチュエーションは正直私には新鮮だったり(笑)

 

メインヒロインたる彼女なのですが、正直幼なじみ属性が強い私としては、美桃の方にひっぱられてしまった。

これは希有な例といえるかも。(^_^;(お

 

小峰 美桃

主人公の隣に住む、かわいいんだけどがさつで乱暴者。べたべたに典型的な幼なじみっすな。(笑) だけど

もともと主人公に好意を持っているから、ちょっと主人公が優しくすると嬉しそうにするのも好感度高し(爆笑)

姉の美鈴に「美桃のことをどう思っている?」と聞かれたときに、照れ隠しで主人公との関係を否定するのでは

なく、主人公の顔を不安げに見つめる・・・なんてシーン見せられてはね。照れ隠しで嫌いだなどと心にもない

琴を言うほど子どもでもない主人公に拍手。(笑) その後お約束の「はい、あ〜んして」(*^^*)なんてシーン

あるし(爆笑) いや〜幼なじみ属性な使徒には堪えられませんな。(うひ

彼女のスタンスは、二大メインヒロインの片割れ・・・ってトコかな?他の女の子のシナリオと比較しても、かなり

存在感が高いからねえ。だとすると、公式のメインヒロインたるぴんくをさしおいて、私が彼女に一押しなのも

納得理解できるが。(ぉひぉひ

 

えっちの琴には徹底的に奥手な彼女。キスしただけで気絶するってのはいったい。(笑) またそれだけに、えっち

な琴に対する罪悪感が強く、自分がエッチな娘(と思っている)であることを主人公に知られて、嫌われる・・・と

恐れる彼女。実にかわいいっす。(/_;)(笑) 実際彼女のえっちイベントって、こゆウブな娘らしさを表すものが

多いからねえ。実に嬉しいっす。(爆笑)ドカ

もっともインパクトが強かったのは、やっぱアレでしょ。後輩の果歩ちゃんと一緒に、公園の繁みの中でし〜し〜

しているところを主人公に見られたところでしょうか。責任とって二人ともお嫁さん〜な展開にならんかったのが

残念ですが・・・(笑)バキバキバキ(外道)

 

彼女一押しということもあるだろうけど、あたし的には、一番のシナリオであったと思いますね。

 

南 由貴

美桃の親友。実はタチ役のレズ(笑) 美桃にはその気がないのでうまく立ち回り、その気持ちがあることを知られない

ようにしているようだが。 実は私、彼女と美桃と主人公の3Pのシーンを期待していたり。残念ながらなかったけどバキ

だ〜ってえ、由貴は美桃が好き。美桃も由貴が好き(親友としてだけど) 由貴は、実は主人公のことも好き。そして美桃

は主人公のことが好き。ほらあ、「二人ともお嫁さん」な条件揃っているやん。(爆笑)

もっともこのゲーム、えっちはえっちだけど、基本的には純愛だからね。そういう外道は許されないんでしょうな。(ぐふ

 

彼女のシナリオに特筆すべき琴。それは、「いろ〜んな女の子とのえっちしーん」ですな。(大爆笑) いや〜とっかえひっかえ

つまみ食い状態。主人公をも加えて3P状態になっているのもあるし〜。色んなえっちしーんをたくさん楽しめる、いや〜実に

うはうはでした。(笑) レズ娘ばんざ〜いバキバキバキ

レズがいやな人は別ですが、えっちしーんが多い方が嬉しい向きには、彼女のシナリオははずせないですな。(笑)

 

小峰 美鈴

美桃の姉。教師をやっているから堅物かと思いきや、イケイケギャル風の女の子(人)だったり(笑) 性格は全然違うけど

メモ2の華澄おねーちゃんとスタンスは同じだね。憧れていたちょっと年上の幼なじみ・・・という点では(笑) ちょうど

美桃も光ちゃんのように、おねーちゃんに焼き餅焼いているし〜(爆笑)

年上の女性との恋愛の醍醐味は、やっぱ恋人同士になったときに対等の関係になれるってトコでしょうな。呼び捨てに

する・・・というのがその象徴だと思います。本作にもそういうシーンが当然あります。(笑)

恋人同士となったとき、まるで少女のように笑ったりすねたり焼き餅焼いたりと忙しい彼女の姿。このギャップが

何ともいえない魅力がございますなぁ。(/_;)(笑)

実の姉妹だけに、美桃にぴんくが取り憑いていることをいち早く察する彼女。美桃(っつーかぴんくと)近親レズ的な

展開に持っていってくれるというのは、正直とっても嬉しい誤算でした。(/_;)(笑) 女の子同士で胸を触りあったり

するというのはよく聞くけど、姉妹でもやっぱそういうとこがあるのかしらねえ・・・(ぼそそそ 残念だったのは、せっかく

美鈴さんが、姉妹丼の展開(しつこいようだが、実際はぴんくと美桃)に持っていってくれたのに、あくまでも美鈴のみの

相手だったこと。え〜いこの主人公、きれい事いっとらんで潔く「二人ともお嫁さん」

に持っていこうとせんかいガシガシガシ(外道発言)

 

彼女のシナリオで一番残念だったのは、前述の通り、美桃との関係ね。美桃と主人公は、幼い頃から憎からず思っている、

特に美桃の方ははっきり言えば主人公が「好き」。 その気持ちは身近な自分が一番よく知っているわけで。可愛がっている

妹の思い人を自分が奪ってしまう琴に対する罪悪感に苛まれるシーンをせっかく入れておきながら、結局そのことについては

決着をつけないまま、主人公と恋人同士になっちゃうってのはどうもね。(^_^; 美桃はどうした美桃は〜と思わざるを得ない

シナリオ展開だったのが、非常に残念だと思います。

 

沢村 果歩

主人公および美桃の美術部での後輩。とってもお淑やかな女の子・・・と思いきや、実は美桃に劣らずがさつで

乱暴な女の子。ただ美桃と違うのは、彼女と違って自分の本性を隠し、ねこを被っているだけど言う(爆笑)

正直主人公と同様、私も彼女の本性知ったときは驚いたけど、これまた主人公と同様そんな彼女をむしろ好ましく

思ったのは紛れもない事実だったり。(笑) 結局主人公に嫌われまいとする乙女の行動だもんねえ。誰が

そんな少女を責めることが出来ようか。いや出来まい。(反語(おお )

 

おまけシナリオ的な部分が強いため、あまりエピソードがないのが残念ですね。


魔女っ娘シルク (PCゲーム Windows95/98 トラビュランス)

                                         プレイ開始 2001−03−04

                                         プレイ終了 2001−03−07

 

主人公、桜木 貴司(さくらぎ たかし)は、洋菓子職人である父と同じ道を進むことを希望し、本場フランス

に修行に行くことを夢見る少年。本人はまったく自覚しておらぬが、その美貌ゆえに、幼なじみに限りなく近い

菊名 恵(きくな めぐみ)、代々続く和菓子屋さんの娘で、大和撫子風の女の子 高島 愛実(たかしま まなみ)

喫茶店の娘さんで、ちょっと引っ込み思案な女の子 日吉 留美(ひよし るみ)の三人集に毎日の様に追いかけ

回されていると言う、実にうらやましい生活を送っている(笑) さらに、主人公を「お兄ちゃん」と慕ってくれる下級生

の女の子 綱島 えりか(つなしま えりか)や、アダルトなイメージむんむんな、保健の先生 祐天寺 巴(ゆうてんじ

ともえ)にまでも好かれているとあっては、もうなにもいうことはあるまい。(お

そんな主人公の前に、ファンタジーの世界から紛れ込んだような服装、それも露出度がどえらい高い(笑)を着た少女

シルクが突然現れる。なんと彼女、500年もの間、数多くの異世界を放浪してきた魔女だという。 主人公のことを

気に入った彼女、主人公に異世界の言葉を通じるようにする魔法をかけ、彼女の従卒に(笑) かくして彼女は

主人公の家に居候することに。超常現象に理解のある両親を持ったことが、主人公にとって幸なのか不幸なのか。(お

さて、主人公とシルクが言葉を通じるようにするには、手を繋いでいなければならない。そんな仲むつまじい姿を

沙希の女の子達に見られて、無事ですむはずがあろうか。いやない。(笑)(反語) かくして、主人公を巡る、彼の周り

にいる女の子達の激しいバトルが今始まる・・・(爆笑) と言った感じの恋愛アドベンチャーゲーム(笑)

 

この作品、トラビュランスの第弐作目に当たります。襦袢からするとこっちから沙希に始めるべきだったのでしょうが

ちょっとした手違いで、沙希に「尽くしてあげちゃう」をプレイしちゃいました。(笑)バキ この作品も、作中にヴォイス

を使っていません。まぁこの後の作品の「尽くしてあげちゃう」もヴォイスを使ってないから、当然と言えば当然ですが。

まあ、声優さん命な使徒で無い限りは、それほど減点対象にはならないのでは?(お

攻略できる女の子は、シルクをはじめとする五人。ただし、祐天寺先生は攻略不可。(ぉぃ えっちしーんはとりあえず

ありますけど。(笑) なお、一人は、特定の条件を満たさない限り、クリアできない仕様となっていますが、正直そういう

システムにする理由はあんまり感じられませんでしたね。(^_^; 無駄な伏線というか何というか・・・・(お

ユーザーインターフェイスは、「尽くしてあげちゃう」の前の作品だけに、ほぼ同じ仕組み。よって不満もそのままあり。(^_^;

マウスのみの操作という部分と、MSGスキップ機能はあれど、既読未読の区別はつけないので、使うときは要注意

だったり。(お まあこの辺は致し方ないでしょう・・・

おまけコーナーは、CG集、えっちしーん集(笑)、エンディング集そしてBGM集と、この点については至れり尽くせり。(笑) 

全く不満はないっすね。(笑) 

CGは、ちょっと癖はあるけど、可愛らしい系統の絵だし、音楽も特筆するほどの出来では無いですが、まあ及第点と

言っても良いでしょう。あたし的には、作業中のBGMにしたい・・・と言うほどの出来だとは思いませんが。(^_^;

ゲームの難易度は低めですね。女の子に一筋に行動すれば、自然に流れに乗りますから。選択し間違うとバッドエンド

に行きますが、まあちょっと考えればわかりそうなモンなので(一人例外)それほどドツボにはまることはないでしょう。

#しかしこれはまた「二人ともお嫁さん」なシナリオはないと言うことでバキバキバキ

 

さてシナリオ部分。このゲーム、主人公を巡って女の子達が争奪戦を繰り広げることになるのよね。(笑)シルクを除いて(お

よって、特定の女の子のアプローチ(っつーか誘惑(笑))に乗れば、その女の子とのらぶらぶなシナリオに乗るわけで(うひ

まあ誘惑つーても、泣き真似をしてキスを迫ったりとか、怪我したことに便乗して、体(特に胸(笑))を主人公に密着させて

意識させ、保健室で、自分の胸に主人公の手を誘導したり・・・と可愛いモンですが(笑)バキ 思うにこの誘惑のシーンを

どぎつくしたのが、後作の「尽くしてあげちゃう」につながるんだろうなぁ(爆笑)

魔女っ娘シルク・・・と言うタイトル通り、彼女のシナリオこそが本道でありましょうが、他の女の子のシナリオも、おまけ的な

感じを受けることはないです。一部女の子のシナリオで、シルクの扱いが軽く感じる部分はありますが(^_^; まぁ

良いキューピット役を演じてくれますね。>シルク  で、シルクですが、せっかく魔女・・・と言う設定であるにもかかわらず

あんまし魔法を使うシーンに巡り会ってないような。(^_^; せいぜい「神風の術〜」(ぉひで、女の子のスカートがめくれて、

ぱんちゅがモロ見え(笑)シーンとかがある程度かな?(笑)バキ もちろん、ここぞ!と言う部分では使っているので、まったく

設定を生かせてないとはもうしませんが、生かし切っている・・・とも思えませぬ。この点残念かも。(^_^;

後、シルクは、500年もの間、他の魔法使いにかけられた呪いによって、異世界を放浪する定めをおわされたわけですが、

その理由とかも、オールクリアした後も今ひとつハッキリしませんね。(^_^; いや、一応シルク自身の口から明らかにされては

いるんですが、言葉だけ故に、あんまし実感がわかないと言うか。(^_^; 後、こいつが感情移入を妨げる最大の原因になって

もーたのですが、シルクってば、男言葉なのよね。(^^; いあ、異世界の人間だから、翻訳の時男言葉になっているんだとは

思うのだけど、あんだけ可愛い外見で男言葉はちょっと。(汗笑) 

ただ、彼女のシナリオでは、ノーマルエンドの方が、私にはとってもうれしい展開になっているのですわ。(爆笑)

トゥルーよりもこっちの方が好み・・・といえるほど。(ぉひぉひ ここだけは大きく評価できます。(大爆笑)バキ

 

他の女の子達のシナリオはそれほど悪くないけど、メインヒロインたるシルクのシナリオがいまいちだったこともあり、この

ゲームは、ハマリゲームに登録するほどでもないと判定しますが、とらぶ〜の作品の変遷を見たいのなら、この作品を

やってみないと始まらないでしょうな。(笑)


尽くしてあげちゃう (PCゲーム Windows95/98 トラビュランス)

                                         プレイ開始 2001−02−28

                                         プレイ終了 2001−03−03

 

主人公、矢島達也・・・もとい(笑)、矢島辰也は、バイト沙希で、バイト沙希の主人の娘、国府田 薫子(こうだ

かおるこ)に絡んでいる不良どもを、得意の喧嘩でノしたのはいいが、弾みでビール箱の山をひっくり返し

その下敷きに。哀れ、辰也君は病院に入院する羽目に。(笑)だが、入院沙希で薫子や、幼なじみの女の子

三津邑 愛理(みつむら あいり) 同じ病院に入院していて仲良くなった森沢 理美(もりさわ さとみ)、クラス

メートで、とっても頭がよく、将来の夢がアメリカ大統領というダイナミック(笑)な夢を持つ静原 亜季帆(しずはら

あきほ) 主人公の親友「君島翔一」の姉で、有名なモデルの君島 紀香(きみしま のりか)らの美女達が何故か

見舞いで鉢合わせ。(笑) 綺麗所がせっかくお見舞いに来てくれたというのに、お互いに牽制しあいつつ、かつ

浮気モンの主人公(と女の子達は思っている)に冷たい視線を投げかけながら退場する女の子達。(爆笑)

傷心の主人公を慰めてくれたのは、彼の看護を担当する看護婦、睦月 知沙(むつき ちさ)。その慰めというのが

主人公の童貞を奪うという。(爆笑) こ〜ゆ〜、うらやましいほどの女難(笑)に遭遇した主人公、退院してからも

上記の女の子達からの積極的なアプローチを受けることに。モテモテくんの主人公の運命やいかに・・・といった

感じの、コメディタッチのアドベンチャーゲームっすね。(笑)

 

このゲームは、「はるあきふゆにないじかん」がデビュー作となった「トラビュランス」というソフトハウスの作品です。

はるあき・・・は、絵の可愛らしさだけで買ったような作品でありましたが(笑) ろりで鬼畜の濃いゲーマーの強い

プッシュにより、とらぶ〜の作品を再度プレイしてみることにいたしました。(笑)

このゲーム、今時のボイス全盛時代にあえてボイスを使っていません。まぁ声がすべてではないので、それは別に

いいすが。(笑) 攻略できる女の子は全部で6人。ただし、一人だけは、特定の条件を満たさないとクリア出来ない

仕組みになっていますが。この構成は、まぁ彼女を思う心が他の女の子達のアプローチをはねのける程のモノだった

と言うことを言いたかったのかもしれませんが、あまり必然性は感じられなかったかも。(^_^; BGMはCD−DA。

私にとっては特段強く印象づけられるほどではなかったですが、決して悪くない構成だと思います。

 

ユーザーインターフェイスは、ちょっと不満あり。スキップ機能は付いているし、ページ自動送り機能もある。 セーブ

ファイルは20と十分だし、BGMや効果音、フルスクリーンとウィンドウモードに自在に替えられる画面と、まぁこの手の

ゲームには必須の機能は一通り付いているんですが、メッセージ送りがマウスのみで、キーボードからのコマンドは

受け付けてくれないんですわ。(^_^; プレイしていて腕がちょっと痛くなってしまったわ。(汗 キーボードからの入力を

出来るようにして欲しかったと思う今日この頃。(お  おまけは、CG集、えっちしーん集(笑)、エンディング集

そしてBGM集と、この点については至れり尽くせり。(笑) このゲーム、手軽にえっちしーんを多数拝めることもあり

いちいち名場面集(笑)バキ を作る必要がないのは大変ありがたいです。(爆笑)

 

ゲームの難易度は低め。対象とする女の子を一筋に追っかけていけば、一人を除いては簡単にクリアできます。(笑)

えっちしーん気軽に楽しみたい向きにはいいんじゃないかなと。(爆笑)

 

さて、シナリオ部分。「女の子から迫っても良いじゃない?」というのがアオリになっておりますが(笑) うん、女の子

から迫るのは良いことだと思うよ私としては(笑) 誘惑しようとするのもよいと思うの私としては(爆笑) ちょこっと

恥ずかしい格好をするのも、男の子を思う気持ちがホントなら良いと思うよ私としては(大爆笑)

でもね?だけどね? いくら誘惑するためとはいえ、主人公の前で、いきなりおまたをぐっと広げて、女の子の大事な部分を

広げて見せたりとか、しーしーして見せたりとか、ひとりえっちして見せたりするとか、主人公のおうちに押し掛けるのはいい

として、いきなり男の夢「裸エプロン」でお料理したりするってのは、すっごくやりすぎだと思うの。(爆

現実にこんなマネしたら、男の子に引かれたりとか、それだけならまだしも、嫌らしい女の子だと嫌われたりしたりしない?(^_^;

まぁ私がもしこんなことされたら、理性を野性が上回って、女の子に襲いかかると言う自信は思い切りありますが。(笑)バキ

と言うわけで、女の子達の行動があまりに唐突すぎて、いまいちリアリティに欠けるトコがあったのは事実ですな。(^_^; 

女の子それぞれにも、切ない事情とかがあったりして、しんみりシーンに入ったりすることがあるんで、ハチャメチャぶりと

まじめっこぶりの落差が非常に大きい・・・とも言えるかと。(^_^;;

 

それにしても、主人公の理性の保ち方はたいしたもんだと思うね。あ〜ゆ〜誘惑されても、えっちに至るのは

あくまでもその娘に惚れたと自覚してからだもんね。(笑) その鉄壁の理性、是非分けて欲しいモンです。(お

 

もちろんシリアスシーンはあるにせよ、基本的にはライト感覚で、かつ女の子の恥ずかしいシーンをこれでもかこれでもかと

見せてくれるとゆ〜、お手軽にえっちしーんを楽しめるゲーム・・・と言うのが私がこのゲームに持った印象っすね。(笑)

ハマリゲームに登録するほどではないですが、こういうゲームが好きな人には、プレイするだけの価値は十分あるんじゃ

ないでしょうかね?(笑)


とらいあんぐるハート3〜Sweet Songs Forever〜 PCゲーム Windows95/98/Me/2000 ジャニス)

                                              プレイ開始 2001−02−11

                                              プレイ終了 2001−02−18
 
 

主人公、「高町 恭也」(たかまち きょうや」(名前変更不可)は、私立風芽丘学園の三年生。若輩なれど、武道

小太刀二刀、御神流の師範代をつとめるほどの実力者である。 とはいえ、師範たる彼の父は、彼が幼い頃に

殉職、彼は彼なりに、父から教わった御神流の極意を、彼の妹にして弟子、高町 美由希(たかまち みゆき)

に伝えようと日夜修行に励んでいる。 彼の家庭には、彼を師匠としてあがめる、城島 晶(じょうしま あきら)と

鳳 蓮飛(フォウ レンフェイ 通称 レン)の二人の同居人、(因みに二人は喧嘩友達or漫才コンビ(笑))、末の妹 

高町なのは(たかまち なのは) 御菓子屋「翠屋」を経営し、そして高町家の主で、主人公達の母親

高町 桃子(たかまち ももこ) 英国出身で恭也の年上の幼なじみ、フィアッセ・クリステラらとで構成されている。

彼女らとのにぎやかで楽しい生活を、厳しい修行とともに送っている。 (見ての通り、主人公以外はみんな女。(笑)

羨ましい環境やの〜(爆笑)バキ) また家の外にも、近所の神社で巫女として働いていて、ひょんな琴がきっかけで

知り合った一年下の下級生 神咲 那美(かんざき なみ)、クラスメートで、普段クラスの人間とはあまり話すことがないが

恭也に助けられた琴をきっかけで、彼と親しくしている 月村 忍(つきむら しのぶ) 彼女らとも知り合いとなっていく。
 
 

それぞれの女の子と達との、過去に交わした約束、現在の関係、そして女の子達のそれぞれの心に秘めた想い・・・。

主人公が守りたいもの、守りたい人はいったい何か・・・。女の子達とのふれあいの中、恭也の進む道は・・・・?

といった感じのアドベンチャー形式のゲームっすね。
 
 

このゲームは、「とらいあんぐるハート」シリーズの第参作目。一応シリーズ最終作と位置づけられているようです。

シリーズ物ではありますが、主要登場キャラは全員入れ変わりで、前の作品から引き続き・・・という女の子は

おりませぬ。もっとも、攻略不可ではありますが、あちこちで1と2での登場キャラが顔を出すんですな〜(笑)

時代設定はどうやら、1の数年後・・・と言った感じで、1や2のキャラが大人になって再登場しています。

シリーズ通してプレイしている方には、感無量な部分もあるでしょうな。(しみじみ

因みに、3のキャッチコピーは、「守りたいもの、ありますか」 文字通り、守りたい人がいるのか・・・ もしくは

守りたいのは、遠い日の約束だったりと・・・。ま、そう言う作品ですね。 主人公は、武道の達人だったりするんで

守りたい女の子が誰なのか、また、守りたい約束とはなんなのか・・・によって、ストーリーが変わっていきます。
 
 

このゲームの主人公「高町 恭也」は、前弐作の主人公に比して、今ひとつつかみ所のないキャラクターであります。(^_^;

まだ高校生(推定)なのに、まるで悟りきった大人のような、フラットな感情の持ち主で、惑わず、騒がず、非の打ち所のない

キャラクターとなっております。ゲーム中でも、とても若輩者とは思えぬ気配りを見せたり、師匠らしく、見事な弟子の指導

ぶりを見せたりと、彼より一回り近く年上である私ですら出来そうもないことを、すらすらとやり遂げられちゃうんで、我が身の

劣等感を煽られたり。(笑) お陰で感情移入が大いに妨げられる部分がある・・・というのは否定できぬ現実かも。(^_^; 

彼は、幼少の時の事故により膝を壊しており、膝に負担のかかる大技を使うことが出来ず、御神流を極めることはほぼ無理

である・・・という宿命を負っています。故に、弟子である美由希を育てあげるという、指導者としての立場を取るわけであり。

そしてそれは、武門の身である、美由希、レン、晶達にはいずれ追い越される訳で。弟子が師匠を超えるのは世の習いとはいえ

プレイヤーの分身たる主人公が他のキャラクターに追い抜かれる・・・というのに、一抹の寂しさを感じるのは私だけ?(^_^;
 
 

さて、まずはシステム部分から。 システム部分は、全三作の中では一番完成度が高いと言えましょう。既読MSGスキップ機能

はもちろん装備しており、またMSGバックスキップ機能も装備。MSGを読み返したいと思うときにはホントに重宝します。(笑)

また、クイックセーブ&ロード機能や、選択肢毎に自動セーブを10個もつけてくれるなど、セーブし忘れによりゲームを最初から

やり直しせねばならない・・・等という苦痛とは完全に無縁です。 こういうプレイヤーに優しい設定は嬉しいですね。(笑)

とらハシリーズにはおなじみの、女の子がどこにいるかすぐ分かるシステムは、今回も健在。基本的に、女の子のいる場所に

足繁く通っていれば、自然にその娘のシナリオに乗っかることが出来るので、ゲームの難易度は低めと言っていいでしょう。

ゲーム性を求める方にはちょっとアレな所もあるでしょうが、純粋にシナリオなどを楽しみたい向きにはぴったりなシステムかと。

後、このゲームには、選択場面でのタイマー機能があります。これは明らかにアイリス^h^h^h^h^サクラ大戦のまねっこなん

でしょうな(笑) 時間がたつと、新たに選択肢が現れる・・・なんてトコもあり。残念ながら、時間がたつと選択肢のいくつかが消える

という部分はありませんが、まぁそこまでは凝りきれなかったかな?(ぉ ただこの機能、前述のセーブ機能の親切設計とは

相容れないと思うのね。(^_^; タイマー機能というのは、時間制限を設けることで、選ぶ側の緊張感を煽るのがその存在意義

であると思うけど、オートセーブ機能が充実しているのが逆に災いして、失敗してもすぐやり直しが出来るから緊張感をそれほど

煽られないんですわ。(^_^;(笑) 元ネタのサクラ大戦では、選択失敗したら、その章の最初からプレイだったから、無闇にやり直し

は出来ず、だからこそタイマー機能による緊張はいや増したのですが。この辺システム構築の方々の中で意見のすりあわせ

出来てないのかもね。 

(補足) なお、この機能、設定で切ることも可能。でもおかげでますます必要性に疑問が・・・(^_^;
 
 

ゲームのオープニングアニメーション・・・そして、オープニングテーマ。 まずはアニメーションの方ですが、画像の荒いAVI

ファイル。(汗 前の2の時もそうだったけど、なんでこうアニメーションをもっと綺麗に作ってくれないんでしょうね。(^_^;

中を見る限り、AVIファイルで行う必要はないと思うぞ。プログラムで走らせた方が、ずっと綺麗なオープニングになったと思う

のだが。 エンディングの方は、きちんとプログラムで処理した画像を見せてくれているんだし、この辺の不統一さはなんとか

して欲しいかと。(^_^;

オープニングテーマ「涙の誓い」 はっきり言いましょう。歌詞もいいし、歌い手もグッド。とらハシリーズの歌って、「自主規制」

な歌い手の能力であまりにも有名なのですが(^_^;(それがまたいいという、濃いプレイヤーもいらっしゃる。(汗 ) 今回は

あの有名な「I've」が手がけているだけあって、実にいい出来になっていると思います。エンディングテーマは二つ「君と出会えた

季節」と「See You 〜小さな永遠〜」もいい歌です。エンディングを二つ用意したのは、女の子のシナリオによって使い分けて

いるようで。これはなかなかよさげかと。エンディングの雰囲気にしっかりあわせていますからねぇ。

音楽は、MIDIからPCM音源に変更。私としてはMIDIの方が良かったののですが、まあ環境によって音が変わることのない

PCM音源の方が良かったのかもしれませぬね。(^_^; 因みに音楽そのものの出来もいいです。シーンによくあわせた曲作り

をしていると考えます。 もちろんゲーム中のみならず、何か作業しているときのBGMにもいいですね。(笑)

ただ、痛恨の極みなのは、これらのオープニング、エンディングは、ゲーム中でないと聞けません。前作までは、音楽ファイルや

アニメーションファイルは、それぞれmidとAVIだったので、メディアプレイヤーなどで再生できたんですが、今回からは独自ファイル

に変換されているので、マルチメディアなどでの再生は不可能なんですね。(うぐぅ 今後のサウンドトラックなどの発売をすることを

切に希望します。(^_^;
 
 

CGは、都築さんと、かっちんさんのものだけに、かわいらしさ満点っすね。(笑) CGの数もそこそこあり、また、二段スクロール

のCGなんかもあったりして、リキ入っているのがよく分かりましゅ。(笑) えっちしーんのCGなんかも、ずいぶんと大胆な

格好があったりして、煩悩度ばりばりっすね。(ぉひ  ただ、えっちしーんは、同じようなシチュエーションを繰り返し行っている

こともあり、ちょっとだれる所があるのが残念かも。(^_^; 初めは痛がっている女の子達も、いつしか自分から・・・というおいしいバキ

シチュエーションはありますが。(笑) とらハシリーズを、えっちしーんで順位をつけるなら、1>3>2ってトコでしょうね。
 
 

おまけは、おなじみのCG集とBGM集。そしてベッドメモリーズと称される、いわゆるえっちしーん回想(笑) 十分な装備

ですな。(爆笑) ただ、OPとEDを選べないのは残念ですね。(^_^; OPはともかく、EDは、それぞれの女の子別のファイル

を作るなどして置かないと、いつでも聞ける・・・というわけには参りませぬからなあ。(ぐは
 
 

システム部分での締めは、バグ情報。(お このゲーム、案の定というか、初期バージョンではバグが存在しています。

私は発売してからだいぶ経過してからプレイしているので、修正パッチを当てて、バグによる被害を受けることは無かった

ですが、発売されてすぐプレイした方には、けっこ被害が出ていると聞きます。修正パッチを当てるとセーブデータが使え

無くなる・・・という困ったちゃんな部分もあるのでしゃれになりませぬ。(^_^; もう少しバグを出さないような作品づくりを

して欲しいと、あえて苦言を呈する、ゆ〜ちゃん☆であります。
 
 

さて、最後にシナリオ部分。さすがに参作目ともなると、ネタ切れを起こしたか、前の作品や、今回のヒロイン相互とテーマが

ダブる所が見受けられるのは残念ですね。(^_^; まぁ都築さんの言いたい部分って、前弐作ですでに言い切っていると

思えなくもないのですが。忍シナリオのように、「小太刀二刀、御神流」の琴は綺麗さっぱり忘れられてしまっていたり(お 

すると、う〜んと考えてしまうことは否定できないです。
 
 

もっとも、キャッチフレーズの「守りたいもの ありますか」 実はこの作品に出てくる女の子は、ただ守られるだけの存在ではなく

ある程度は強さを持っています。主人公が化けモン並の強さを持っているので、そうとは見えないだけで。(笑) ただ主人公

達との交流の中、いつしか主人公もまた守られる存在ともなり、チャッチフレーズが必ずしも主人公だけのものではない、という

点で、新鮮さを感じるのは確かにありますね。 また現在の主人公はともかく、父親を失った直後の、弱くなった主人公を守って

くれた女の子達でもあったわけで。 今の強い主人公があるのも、昔の女の子達の優しさあってこそ・・・という、ただ守られっぱなし

ではなく、遠い昔に守ってくれた人たちへの恩返し・・・的な部分を見せてくれるのはさすがですね。
 
 

このゲーム、メインヒロインは、妹の美由希と、年上の幼なじみフィアッセの二人・・・という風に見えますが、美由希シナリオクリア

しないと、フィアッセシナリオに入れない・・・という作りや、プレイしたときの雰囲気から察するに、フィアッセがメインヒロインである

のは疑いないところでしょうね。妹erを自称する身としては、是が非でも美由希をメインにしたいところではありますがバキ 美由希

って、あんまし妹という感じがしないんですな。(^_^; 主人公を「恭ちゃん」と呼んでいることもあるのでしょうが、自身「お兄ちゃん子」
 
であると言っている割に、それほどプレイヤーにその部分をアピールしていないから、説得力に欠けるかと。(お また主人公も

美由希への気持ちが、妹から一人の女性へと想いが変わっていく・・・という部分に、どうしても唐突さがぬぐえない。(^_^;

何せ、プレイしていても、単なる妹とか、愛弟子・・・以上の愛情を注いでいるようには見えませんでしたからねぇ。 壊れている

自分の体では到達し得ない、技の極みに行ける可能性を秘める美由希を育てる琴に対する情熱・・・というヤツね。(^_^;

主人公の感情がフラットすぎるのが、ここで足を引っ張っているようにしか思えない。非常に残念でありますな。
 
 

しかしながら、この作品、家族の絆、仲間同士の連帯、師弟愛、友愛、上手に描いていることは否定できませぬ。プレイしていて

目が潤んできたからなぁ。全てのシナリオで。(^_^; 私のようにこういうテーマが好きな人間になら、絶対お勧めできる作品で

あろうと思います。辛目の評価をするのであれば、ハマリゲームに登録するほどでもないですが、私の属性好みに

ジャストフィットしているのは否定できない事実で御座います。

この手のテーマに遭遇すると、背中が痒くなるような方にはお勧めできかねますが(ぉひ それ以外の方には是非試しにも

プレイしてみて欲しいですね。
 
 

さて、以下はネタバレ付きキャラ別感想をアップ。ネタバレを好まぬ方は読み進めないように願います。
 
 

高町 美由希

主人公の妹。というより実は、父方の従妹だったりする。彼女は、御神家の血を正統に引く身であり、だからこそ

主人公をも上回る素質を持っている琴で。ラストに置いて、師である主人公はもとより、父親すらもたどり着けなかった

技の極みにたどり着いたときのカタルシスはなかなかのモノがありますな。 妹erとして、残念な設定になっている

のは前述の通りですが(^_^; それにしても、やはりつくづく惜しい・・・(ぶちぶち
 
 

城島 晶

幼い頃、両親の不仲故にグレて、乱暴狼藉を働いていたところを、美由希によって退治され、主人公達一家の一員

として引き取られた、ボーイッシュな娘バキバキバキ

#一部アレなトコはあるけど、ほぼ事実である。(笑)

典型的な武道娘っすね。「俺にいうこと聞かせたければ、俺を倒してからにしろ!」ってなトコ随所に見せてくれるし(笑)

根がまっすぐな娘故、主人公に対し、正々堂々と闇討ちをする・・・という面白いことをもやってくださいますな。(爆笑)

一番笑えたのは、「実は女の子らしい服を着ると、とっても女の子女の子して可愛い」というお約束を見事に裏切り

「自分の弟に女装趣味があることを発見した兄貴の気分」byレン のシーンでしょうか(大爆笑) 

晶には悪いけど、妙な気分にさせられたんは事実。(^_^; ちょうど同じジャニスのゲームにも、おとこのこも攻略可・・・

というヤツもあったことだしぃ(ぉひ
 
 

レンと喧嘩友達で、かつ漫才コンビを構成しており(笑) 周囲に笑いを振りまくいい娘でありますが、この娘も沙希に

言ったように、家庭の事情で、かっては暗かったのですな。 もう二度と、あの頃の心の弱かった時に戻りたくないと

ひたすら心技ともに鍛えようと一生懸命な彼女の姿は、なかなかに心洗われるような思いが致します。

体は比類無いほど強いのに対し、心はもろく、それ故に荒んだ幼少時代を過ごした彼女と、後述するように、体が弱く

ひとりぼっちで病院の中で療養生活を過ごしていたレン・・・対極的な二人ですが、似たもの同士とも言えますね。
 
 

そういえばこの娘、中学2年(推定)なんだよね。後述のレンほどではないけど、十分やばいえっちしーんかも。(^_^;(笑)

外見の男っぽさとは裏腹に、割と出るところは出ていますが。(笑) 最初は、痛がって泣いていた彼女もいつしか自分から

・・・というシーンには、成長ぶりに涙なしでは見れなかったゆ〜ちゃん☆でありました。(うそつき
 
 

不器用と言っていいほどまっすぐな、スポコンのノリを見せる少女だけに、そう言うのりが好きなメンツにはこたえられぬ

魅力を持っている・・・と言ってもいいでしょうな。(笑)  彼女のシナリオでの主人公、レンシナリオでのレン、強大な

相手と勝負して勝った彼女を・・・ね。
 
 

鳳 蓮飛

上記の晶とは、喧嘩友達で、かつ、漫才コンビの片割れ。(笑) 天才的な中国憲法の使い手で、マジでやったら、晶でも

歯が立たぬほどの実力者。晶にしてみれば悔しいでしょうな。だって彼女、晶より年齢一つ下なんだし。(^_^;;

晶より一つ下・・・ということは、彼女、中学一年生(推定)な訳で。今シリーズ内では、一番やばいえっちしーんを見せて

くれます。(^_^;;;(笑) えっちも参度目でようやく結ばれることに成功する・・・という有様だし。痛がって泣く彼女に

あえていたす主人公って、ひょっとして鬼畜外道なのかも(おひ

妖しげな関西弁を操って、一つ上の晶に対して毒舌を浴びせるその態度から、一見いい性格した女の子に見えますが

なかなかどうして人に対して気を配りすぎるほど気を配る良い娘でもあります。 寂しい気持ちを表に出してみんなに迷惑

かけまいと、誰もいない森の中で大泣きするやら、また、そう言う自分の姿を冷静に分析するような、年に似合わぬ思慮深さ

などを見せられたら、男なら保護欲刺激されないはずはありませんわな。(/_;)
 
 

最愛の人の意見すら聞けぬほどに追いつめられた、心臓手術の件。 虚弱な自分の体以外に何も持たなかった幼い頃とは

違い、制限付きとは言え、格闘できるほどに強くなった体と、何よりも好きな人を手にしてしまった今は、万が一手術に失敗

するようなことになれば、全てを失うと。もう二度とひとりぼっちで病室に過ごす日を送りたくないと。でも手術を受けなければ

完治しないどころか、いつか死んでしまうかもしれないと。なるほど。前にも後ろにも進めない状況っすな。こんなん大人で

あっても選択は難しいかもしれないねえ。(^_^;; 手術をすると決心するきっかけをくれたのが、最愛の主人公の言葉でもなく

喧嘩ばかりしていた晶との勝負に負けて、彼女の説得に耳を傾ける気になって・・・の下り、やはり彼女も晶と似たもの同士

であることを示唆しましたねえ。「出来ないと決めつけたら、出来るものも出来なくなってしまう」 至言ですな。

晶が幼い頃、心弱かった時分、主人公にそれを教えて貰ったその言葉を、今度は、晶が拳でレンに伝えましたか。心弱く

なったレンに、昔の自分の姿を重ねたのかもしれませんね。 まぁベタベタな青春物かもしれませんが、それがどうした?

あたしはそう言うストーリーが好きなのだ!!(力説
 
 

神咲 那美

出ました巫女さん。(笑) 彼女、とらハ2のヒロインの一人、神咲薫の妹(義理)なんですな。薫とはちがい、真四角な

性格ではなく、おっとりとした、ちょっと天然入っているかもしれない女の子故、私の好みに合致していますね。(笑)

テーマ曲も、のんびりとした優しい雰囲気で実にぐっど。(笑) 全キャラの中では彼女のが一番の好みだったり(笑)

彼女のシナリオで、主人公がいかに周りの人間から力を貰っていたか・・・というのがよく分かります。 子どもの頃は

年齢相応にふてくされたり、やけになっている主人公にあれだけ優しくしてくれていたのね・・・ そして、優しさを貰った

主人公は、今度は別の誰かに優しさを分けると。「情けは人のためならず」とはよく言ったモンです。(意味合っているかな(笑)
 
 

因みに、忍シナリオに於いては彼女、メイドさんまでやってくれるのね。巫女さんばかりかメイドさんまでやってくれるなんて

サービス良すぎやしませんか?(/_;)(爆笑) おまけに妖しい妄想にまで登場して下さるし(大爆笑)

えっちしーんも、巫女服から・・・というパターンだらけだし、サービス精神の良さは、全ヒロインの中でも上位にランクされ

ているのは間違いないかもね・・・(笑)バキ 
 
 

彼女と、きつねの久遠、いいコンビですよね。久遠がまた可愛いのですが。(笑) とてもああいう因縁を持っているとは思えませぬ。

親を殺された恨みを越えて、友情を築き上げることが出来る・・・てのは、正直仏様レベルの優しさじゃないっすかねえ。(^_^;

久遠の側の事情を知ったにせよ。 私にはとてもまねできないと思うな・・・

主人公と、彼女の姉、薫との一騎打ちのシーンは、なかなかのモノがあったり。まあ元々敵同士ではなかったから、すぐに終わって

しまったのは、致し方がないでしょうけど。薫が言うように、全力で戦ったシーンを見てみたいモンです。(笑)
 
 

月村 忍

主人公のクラスメート。でもって、1のヒロイン、綺堂さくらの姪っ子。 となれば、正体は分かりますわね。(笑) 最初に

プレイして、まだ彼女のシナリオに入らなかった時、なんとなくミステリアスな雰囲気があったけど、そう言う理由で・・・

とは思い浮かばなかった。(笑) さくらほど、人見知りが激しくないけど、それでも近寄りがたい雰囲気はあるわね。

そして、心を許したとき、とことんまで尽くしてくれ、そばにいてくれる・・・甘えんぼ大好きな私には、とてもこたえられぬ

魅力を持っています。(/_;)(笑) で、さくらの血族といえば・・・発情期(笑) パターンがさくらと同じだったのがちょっと

残念だったけど、えっちが濃いのはとっても大歓迎。(爆笑)バキ ただ、忍が主人公に出会う前は、発情期の時は

ノエルにして貰ったそうだけど、そのシーン是非見せて欲しかったです。(/_;)バキバキバキ(すけべ  

まぁ彼女のセリフから、1のさくらがどうしてあれほど激しい発情期を一人で処理できたか・・・が納得できたけど。(笑)

やはり、あたしが思った疑問は、他のプレイヤーも持っていたようである・・・(ぉひ
 
 

彼女のシナリオ、実はノエルのシナリオにも繋がるんだけど、正直ノエルって、GS美神のテレサとイメージかぶるわね。(^_^;

しゃべりもそっくりだし。ご丁寧に最新型の自動人形との戦いになるあたりなぞまさに(爆笑) ただ、ノエルシナリオでえっち

を覚えて、照れ顔になるあたりなんか、か〜なり萌え萌えではないかと(笑) それによく考えてみれば、ノエルシナリオってば

二人ともお嫁さんシナリオじゃないか。(爆笑) こっちの方が私の好みで御座います

じゃ(大爆笑)バキバキバキ
 

かように、あたし的にとっても好きなシナリオなんだけど、唯一にして最大の欠点は、主人公の「小太刀二刀 御神流」の継承

の話はいったいどこに行った?と思わされること。(^_^; 主人公が、御神流の達人である・・・という設定がどっかにふっとんで

しまっていること。(^_^;;;;;; つまりは、主人公の周りの人脈から離れていってしまっているのね。(^_^; まぁ、彼女らの一族に

迎えられるということは、かつての自分の世界からは離れていくこと・・・なのかも知れませんが。でもその割に、那美さんが

結構関わってくるし。やっぱり他の女の子達のシナリオに比して浮いちゃっているよね。(^_^; そこだけが残念だったな。
 
 

フィアッセ・クリステラ

高町美由希と並ぶ、本作のメインヒロイン・・・というより、トゥルーヒロインと言っても過言ではないかも。 主人公の父、士郎

と、そして主人公、恭也と二代にわたり、生命にかけても守ろうとした女性。 そして幼い頃に交わした婚約の誓い。

これだけでも十分琴線に触れるでございます。(/_;)(笑)  年上だけど甘えっこ・・・というところも更に。(/_;)(爆笑)

彼女もまた能力者。ただ、とらハ2の知佳やリスティ達とは違い、能力の源が、自分の生命・・・てのが痛々しいっすね。(^_^;

ただ、能力者故に、一方的に守って貰うための存在ではなく、彼女からもまた守って貰うこととなる・・・という部分は

彼女にもありますね。 背負うた子に助けられる・・・という言葉もありますが(笑) 彼女もまた、大事な人を守るために

己の宿命をも乗り越えようとする強い力の持ち主だったわけで。 つくづくとらハ3に登場する女性達は強いね。(笑)
 
 

そう言えば、彼女って、恋人同士になるまでは、主人公を子ども扱いするんだよね。頭なでなでとか。(笑) それに対して

恭也も苦笑いするだけで別に怒らない所を見ると、ホントに主人公、大人なんだよね。この歳だとホントはそう言うの

激しく嫌うはずなんだけど。すげえと思う、ゆ〜ちゃん☆である。(^_^; 子どもの頃から苦労しっぱなしだから、そう言うところ

でも、大人にならざるを得なかったんだろうけどねえ。 まぁ欲を言えば、フィアッセは恭也とは子どもの頃とあまり変わらない

気持ちで居るなら、子どもっぽく一緒にお風呂に入ろうとしたり、おねんねしようとしたりして欲しかった・・・バキバキバキ

#もちろん冗談です。(笑)バキ

でもって、恋人同士になったとたん、幼さ炸裂で甘えんぼ〜になっていく・・・ うん、まさに私好み。(/_;)(大爆笑)

同居の他の女の子達にまで見抜かれるほどだから、いかに落差が大きいかがわかるってモンです。(笑)

 

彼女のシナリオのクライマックスにて、仲間同士の連帯、そして友愛なシーンを見せてくれるわけですが、うん、いい

シナリオだと思いますよ・・・。

#何度もいうようだが、わたしはこ〜ゆ〜お話は好きなんだ(笑)

とらハ2の、ゆうひシナリオとかぶる部分はあるけど、ま、いいんじゃないかな、お子さまに恵まれて、幸せほのぼの

と暮らしていることだし〜(笑)  トゥルーヒロインらしく、もうちょっとインパクト強いトコ欲しかったけど、まぁ許容範囲

何じゃないかなと(笑)

 

高町なのは

この項目があることで、いらない幻想を持たれても困るんであらかじめいっときますが、彼女は喰えません。(ぉひ

異母妹とはいえ、実の妹だし、推定小学3年とあっては、喰うのはまずいでしょう。(笑)バキ

実際にプレイしていても、場所移動で彼女の顔アイコンが出てくるので、ひょっとしてひょっとするかも・・・と言う淡い

期待を持つ方は多かったと思いますが、誰とも仲良くならないノーマルエンドに進み、エンドの解説で、レンや晶に

攻略できないんですごめんなさい・・・って謝られてがっくり来た人も多いんじゃいかなと(爆笑)バキ

 

普通あのくらいの娘だと、嫌っていない限りはお兄ちゃんにベタベタくっついてくるもんだと思うけど、主人公

があの調子なんで、あんまし甘えられなかったんでしょうな。(^_^; この娘もまた人に気を遣いすぎる、いい子

過ぎるトコがあるので、傍目でみても、ちょいと可哀想になってきますが。(^_^; もうちっと可愛がってあげろよ

恭也ってば。(ぉぃ

 

実は彼女は攻略できませぬが、おまけシナリオで活躍してくれるんですな。この世に未練を残している女の子の

幽霊と、きつねの変化の久遠と、そしてなのはの交流のお話。けっこ泣けるシナリオっす。(/_;)

このゲームで唯一の陵辱シーン、それも推定小学生に対する・・・ってのがあるんで、ちょいといや〜んなトコが

ありましたが(汗。 個人的にもう少しシナリオにボリュームが欲しかったと感じたところはありますが、なのはが

攻略できない部分を補完するには十分かと。(笑)

それにしても、久遠にもえっちシーンあるとは思わなかったわ。(^_^; けもの扁はやばいので、回避策はちゃんと

とってはいたけど。(笑) いたいけな少女になんてモン見せるのよ!と怒る、幽霊のアリサちゃんが怒るのも

ホントによくわかる(大爆笑) 私の方も、ちょいとやばい衝動を感じてしまったぞ。(こらこらこら〜

 


Canvas 〜セピア色のモチーフ〜(PCゲーム Windows95/98/ME/NT4/2000 カクテルソフト FC01)

                                              プレイ開始2001−01−27

                                              プレイ終了2001−02−03

 

絵画の才能を買われ、私立撫子学園に特待生として入学した主人公「麻生大輔」(名前変更可) しかしながら

学園の売名行為の為の道具としての絵画を描くことに嫌気がさし、いつしか筆を執ることが無くなった。

そんな中で、女の子たちとのふれあいを通じ、いつしか主人公の中に、絵画に対する本当の思いがよみがえる。

そして、主人公と女の子の思いは・・・ といった感じの、恋愛アドベンチャー形式のゲーム。

 

このゲームは、今更私などが説明する必要もないほど、この筋では有名なカクテルソフトのゲームっす。ただ最近

組織換えがあったようで、バーチャコールシリーズや、ナチュラル、同窓会を手がけてきたチームをFC01として

いる模様。 で、このゲーム、えらいろりろりでかわいいCGなのね。見た瞬間で購入を決めてしまった私である。(爆

登場キャラは、小学校からの幼なじみで、動物とあんぱんが大好き(ぉ な女の子「橘 天音」(たちばな あまね)

同じく小学校のとき同級生で、その後転校していってしまい、高校で再会した「七城 柚子」(ななしろ ゆず)

主人公より一つ年上で、暗い影を引きずる女の子「君影 百合奈」(きみかげ ゆりな」 主人公の父親が再婚した

ことで、義理の妹となった「桜塚 恋」(さくらづか れん) そして、主人公が幼い頃隣に住んでいて、幼いなりに

あこがれ、そして好きだった年上の女の子、そして長じで主人公の学校に教育実習生としてやってきた「篠宮 悠」

(しのみや ゆう) 以上5人が攻略可能な女の子です。(もっともおまけ的シナリオでもう一人攻略が可能)

で、この女の子たち・・・恋を除いてはそろいもそろって「甘えっこ」なんですな〜(笑) もっとも恋の場合は素直じゃ

ない・・・ということもあって違うだけで、思いが通じたときには、反動なのか、ものすごい甘えぶりを見せるし。(爆笑)

キャラによっては、「だっこぉ☆」「い〜こい〜こぉ☆」

「たかいたか〜い☆☆」してえ・・・なんて言うんですよぉ。(一部嘘)

 

#どこが嘘かは、プレイで確かめてくれい(笑)バキバキバキ

 

同い年や年下はともかく、上級生や幼なじみの教生の女の子までもがそうなんだから、甘えられたい口の私としては

たまらない展開になっとります。(うひ CGがお気に入りで、かつ、彼女らのこれらの行動に琴線に触れたのなら、

このゲームは買いと言ってもいいんじゃないっすか?(笑)

 

このゲームのシステム部分。まずBGMですが、このゲームはMIDIを用いています。好感度が高いのは、MIDIも

GM、SC−55、SC−88、XG、FM音源とそれぞれの音源にあわせてデータ作成をしているということですね。

特に最近、廉価な自作マシンorショップブランドのPCに搭載されていて、シェアをのばしているYMFシリーズのチップを

搭載したサウンドカードに搭載されているXGに対応している・・・というのはポイント高いと思いますね。 曲は水準以上の

出来じゃないでしょうか。飛び抜けて傑作な曲・・・というのはありませんが、「あ、いいなぁこの曲」と思えるものはいくつも

ありましたから。BGM集としてもいいんじゃないかなと(笑)

 

セーブデータは全部で20あります。これだけあれば十分と思える上に、さらにクイックセーブやクイックロードの機能があり

ボタン一発でデータをセーブし、クイックロードで、クイックセーブした部分を素早くロード・・・という便利な機能があり、また

さらに、オートセーブ機能という、ゲームでの日付ごとに自動的にセーブを行う機能があり、セーブし忘れていたとしても

前の場面に戻れる・・・という、至れり尽くせりの機能が付いています。これで、選択肢を間違えたとしても、気楽にその前の

場面に戻れるというわけで。便利なモンですjな。実は私も何度かこいつのお世話になりました。(爆笑)

この辺はさすが・・・と思わせられますね。

 

ゲームの難易度は、正直低いです。この手のアドベンチャーゲームにありがちな、目的とするキャラクターをあちこち

追いかける・・・なんて必要はなく、午前中は目的のキャラの場所に行けばいいだけで、放課後は、キャラがいると思われる

場所にただ行くだけ・・・ですから。そうやっていれば自然にCGが集まる仕組みになっていたりして。(笑)

ただ、それだけに、あっさりとゲームクリアが出来てしまう・・・という部分もあるわけですな。(^_^; ボリュームを求める方には

物足りなく思うこと必定かと。(汗

ちなみにえっちしーんは、ま、濃い目ですね。(笑) そんなにネチネチとしたえっちしーんにはなりませんが。(笑)

 

MSGスキップ機能も装備。既読MSGをスキップするので、未読MSGを読み損ねるおそれはないです。残念ながらバック

スキップ機能はないっすが、前述の通りセーブ機能が充実しているので、気楽に前に戻れる分、とりたてて問題ではないでしょう。

ただCONFIGという、各種設定の部分はややわかりにくいかも。説明書と首っ丈でないと、設定の中身を理解しづらいのでは

ないでしょうか。まぁ取説読めばなんとか理解できますゆえ、問題ないんですけどね。(^_^;

この手のゲームにデフォであるといってもいい「おまけモード」は、CGギャラリーとBGM集、あとえっちしーん回想もあります(笑)

ほかにCGオールクリアしたときに初めて現れるボーナスCGがあります。この辺はカクテルソフトのゲームやりまくっている

面々にはおなじみかな?(ぉ

 

CGは、文句なしの出来っすね。可愛らし系のイラストに抵抗を覚える・・・という方でもない限りは、一気に萌え萌え〜な展開に

なるんじゃないっすかぁ?(笑) F&Cの層の厚さを伺いしれるってトコっすね。 ただ、OPムービーがindeoムービーだという

ことにはちょっと意外。Pia2の見事なアニメーションを知っているだけに、なんでわざわざ・・・と思わずにはいられません。(^_^;

まああれと同じようにすると、システムに負荷がかかりすぎとなるためやむを得ず・・・ということがあるのかもしれませんが。

indeoムービーとはいえ画質はほんとにいいので、別にそれはそれでもいいんですがね。(^_^;

 

システムへの負荷・・・ということに関連すると、このゲーム、CPUが推奨ペンティアム2/300以上ということになっているのね。

まぁ今時のPCならば、大概この条件は満たしているとは思いますが、ゲームのマシンに対する要求するスペックがどんどん

あがっていくという現実をちょっと垣間見てしまった・・・。実際OPムービー、K6−2/333だと、まともに再生されて

いないのよね。(^_^;; あたしゃこのゲームをAthlon500でプレイしていたから気づかなかったけど。(汗

 

さて、いよいよシナリオ部分ですが・・・ストーリーとしては悪くないんだけど、いまいちテーマ性が弱いと感じましたね。(^_^; 

私がこのゲームに注目をしていた一つの理由が、主人公が自分の絵を学校側に利用される・・・ということに抵抗を覚え

云々という点で、若さ故の潔癖さとかそういったところに共感を持っているところもあったわけですが、シナリオによっては

「絵を描けなくなった主人公が、女の子との交流の中、いかにして再び筆を執れるようになったか」という部分が、さらっと

流されてしまう部分もあったりするわけで。(^_^;(恋シナリオ)。 シナリオにより、絵が描けなくなった主人公の苦悩の

度合いが大きかったり小さかったりする・・・というのも、同じゲームのシナリオとは思えなくさせるという部分もあるんじゃ

ないかなと。(^_^;;; 前述のテーマ「も」期待していた身としては、ちょいとこの点残念でしたね。

でもまぁ、キャラクターの可愛らしさ(外側だけではなく、性格や内面の方ね)がてんこ盛り(笑)のゲームなので、テーマ性が

弱い部分に目をつぶれるのであれば、お勧めできるんじゃないかなと(笑) キャラ萌え度の高いゲームであることは疑いない

ですゆえ。(うひ

シナリオ部分で不満な部分があった故、ハマリゲームに登録するほどではなかったですが、ま、キャラとCGに萌えたいと

思う分には買って損のないゲームだと思います。 であ恒例のネタばれつきキャラ別感想などを書いて終わりといたします。

以下はネタばれ満載なので、ネタバレを気にされる方は読まないでくださいませ。

 

橘 天音

むっちゃ甘えっこで、いぬちっくな女の子。某東鳩のあかりをも上回る、いぬちっくぶりでございます。(笑) ふつうこの手の

ゲームの場合、女の子の方がしっかりとしていて、主人公の男の方はだらしない・・・というのが定番なんですが、このゲーム

では逆。ヒロインの天音の方が寝ぼすけで、主人公に毎日起こしてもらう・・・という展開となりますので、彼女に起こしてもらう

というシチュエーションが欲しい方には、思いっきり減点となるでしょうな。(ぉひ ただね〜、台風の夜に、主人公と天音が

一緒にお泊まりする展開となるのですが、同じ部屋でおねんね・・・という展開になるとは思わなかった。(笑) 天音の両親も

それをむしろ勧める・・・というのがもう。「俺はよっぽど信頼されているんだな・・・」という主人公のつぶやきに対しては、私も

思いっきり同意するしかなかったですね。(ぉ まぁ天音が子供っぽいから、主人公も似たようなモンだと思っていたので

ありましょうが・・・(^_^;<天音のご両親 朝気づいたら、自分の布団の中に天音が潜り込んでいる・・・という展開で、よく自制

出来たもんだと思います、主人公って。(ぉ 私であれば、ご両親の信頼を裏切ることまず間違いないでしょうから。(ぉおひ

幼なじみということと、彼女のこの性格からも、メインヒロインぽくはあるわけですが、シナリオの展開としてはごく普通のもの

でしたね。まぁなかなか独特の展開には持って行きづらいテーマ故、致し方ないのかもしれませぬが。(^_^;

 

七城 柚子

全キャラの中でも、もっとも外見が幼げに見える女の子。そのせいか、この娘とのえっちしーん、正直かなりやばげです。(^_^;(笑)

これでも一応は主人公と同い年なのよねぇ。(^_^;; 外見通り精神的にも幼い部分があって、主人公に子供扱いされることしばしば

だけど、正直私も主人公と一緒の行動とってしまうと思うな。(笑) 嫌われないのであれば、「だっこぉ☆」やら「たかいたか〜い☆」

やらをやってみたくなるの疑いなしでしょうからなぁバキバキバキ

幼い頃の主人公の言葉を信じ、ハイジャンプを必死にがんばる様は、正直私には真似できぬことでしょうね。(^_^; 私はこういう

ことについては昔から諦めよすぎたらなぁ・・・・(ぐふ 

 

君影 百合奈

主人公より一つ先輩の女の子。登場していきなり「呪われている」と言い出すあたり、かわいい顔して物騒な・・・と思ったモンです。

実は私、彼女のように、気がとてつもなく弱いのに、だけど自分の気持ちに固執する頑固な女の子・・・というのは嫌いではないけど

苦手でございます。(^_^; プレイしていてもいらいらしてましたからなあ。人の話聞いてくれよ〜って。(^_^;;;

根気よく彼女を説得できた主人公を、私はほめてあげたいっすね。その根気を私も持ちたいなと(ぐふ

ちなみに彼女、在学中に子供できちゃんですな〜。(笑) 主人公との会話で聞く限りは、彼女の方からもおねだりしていた

部分もあるようで・・・彼女のような控えめな少女のおねだり・・・というのを是非見せて欲しかった。(/_;)(笑)バキバキバキ

ただ不器用さはやっぱり彼女らしいですな。 季節は秋だし、なんとか隠し通して、無事卒業できると思うのにねぇ。(^_^;;;

お腹が大きくなるのが目立ちすぎて無理だったのかしら(^_^; まぁ彼女も幸せだから別にいいんでしょうが・・・

 

桜塚 恋

でました妹キャラ(笑) 主人公の父親と、恋の母親が再婚したことにより、義理の兄妹になる・・・というわけですが

それまでは今まで話もしたことがない間柄なので、正直兄妹・・・という雰囲気からは遠いですな。(^_^; ただ、恋ちゃん

の行動パターンは、いわゆる小生意気な妹・・・という分にはぴったりといえるのではないかと。(笑) なにせ一つ上の

主人公に対しても「あんた」呼ばわりですからなあ。兄を兄として敬わないその姿勢、ある意味正しい兄妹のありかたと

言えるのかも。(ぉひ まぁその態度も、素直じゃないから・・・ということが見え見えってのがとてもうれしい(爆笑)

素直になった後のべたべたぶりもなかなか好感度高し。結ばれた後、「今日、一緒に寝てもいい?」の問いに対し

主人公の「今日だけでなく、明日も、明後日もいい」という答えに照れながら喜ぶ彼女・・・うひ〜いいのぉこの

シチュエーション(爆笑)

だけど、愛し合う若い男女が共に同じ家・・・というのはある意味やばいかもね。だってこの二人、ほんとに毎日

一緒におねんねしてるみたいだもん。(笑) まぁ一番やりたい盛りだからなあ・・・くれぐれも避妊を忘れぬように。(ぉひ

 

彼女は幼い頃、父親を亡くしており、そのことが彼女の影となっているようで。どうやら相当なパパっ娘だったようで。

その父親との最後の思い出が主人公との縁となった、と言う点で、シナリオさんが「家族の絆」を描こうとしているのが

わかりますね。ただせっかくそういう良いネタを使っているんだから、もう少しそれを掘り下げて欲しかったように思います。

絵が描けなくなった主人公が、彼女を喜ばせるために一生懸命描いた・・・と言うことはわかるんですが、あまりにも

主人公があっさりと吹っ切りすぎ。(^_^; 

 

ラストの、卒業式での制服姿に、左手の薬指に指輪・・・と言うシーンをみたとき、ちょいとときめいたのはひょっとして

私だけだろうか?(ぉい

 

鷺ノ宮 藍(さぎのみや あい)

恋の無二の親友。鷺ノ宮財閥の令嬢なのに、なぜ一般人な恋の親友やっているか・・・については、ゲーム中で説明

されていますが、なるほど・・・と思わせる部分はありましたね。 ちなみにこういうお嬢様なのにちっともそういう雰囲気

見せない・・・という娘、私は大好きでございます。(爆笑) なんとなく、カードキャプターさくらの某令嬢とイメージが

かぶりますが。(笑)ドカ

ちなみに彼女のシナリオを進めると、ちょっと恋ちゃんが可哀想に思えます。(^_^; だってねえ、主人公の行動って、どう

みても、妹に対する感情で・・・ってな感じしないもの。それを恋ちゃんは「妹として好きだ」 藍ちゃんは「女の子として

好き」といきなり主人公に言われても、プレイヤーとしては「はぁ?(^_^;」としか思えないのではないかなと。(^_^;;;

恋ちゃんは兄として・・・ではなく、一人の男として主人公が好きなんだもんね。今更妹として自分を想ってくれなんて

言われても納得行かないと思うんだけどなぁあたし。(^_^;;;

このシナリオ、主人公は藍も恋も好き。藍は恋も主人公も好き。恋は藍も主人公も好き・・・と言うことで、恋は藍と主人公の

頼みで、妹として主人公と同居。そして藍も後を追うように主人公の元に駆け込み・・・と言う展開で幕を閉じるわけですが

これって意図的に「like」と「love」を混ぜていません?(^_^;<シナリオライター殿

それとも、三人が三人ともお互いに好きなわけだから、主人公「二人ともお嫁さん」

めでたく出来たのと同義・・・と解釈してよろしゅうございますか?(大爆笑)

私としては、是非後者の方でありたいと思いたい・・・バキバキバキ

 

篠宮 悠

主人公の隣に住んでいた、ちょっと年上の女の子。そして主人公の初恋の女の子。言うなれば彼女も幼なじみ

ですね。彼女単独ではシナリオに入れず、天音シナリオクリアの後でないと、彼女のシナリオに入れない・・・

と言うところをみても、天音シナリオとリンクしているのは、誰の目にもはっきりしていますね。

主人公、彼女には思いっきり子供扱いされまくりなんですな〜。天音や柚子を子供扱いしているだけ、そのギャップは

はっきり言って大きいんじゃないかと。(笑) 主人公、子ども扱いされてしまいに怒り出すわけですが、まぁその気持ち

わからぬでもない。 昔と違い、今度は自分が男として彼女を守っていきたい・・・と思っても、それが届かない訳だけに。

それに彼自身、自分がまだ子どもを引きずっていることは自覚しているわけで。子ども扱いされて怒る・・・と言うことは

自分が子どもであることに気づいている・・・と言う裏返しだし。 悠が彼を子どものように扱うのも、分かれてしまった

時のまま、彼のイメージが止まってしまっているから、と言う彼女の詫びの言葉も、私にはよく理解できます。

私自身、そういう経験をしていることもありますからねぇ・・・(げふげふ

幼なじみだからというわけでもないでしょうが、彼女も主人公に対して、再会した頃からすでに相当の思いを寄せている

ように思えます。と言うことは、彼女の側もやはり、昔は幼いなりに主人公のことが好きだった・・・と言うわけでしょうか。

ただこれは私の思いこみなんだけど、年が離れた男の子に対して、女性が恋愛感情を持つ・・・と言うのに、あまりピンと

こなくて。(^_^; 可愛い弟のような存在・・・と言うイメージでみていたのが、いつのまにか逞しく素敵な男性になっていること

に気づいて、自分でも気づかぬうちに・・・と言うパターンであればよくわかるんですが。(笑)

 

「わかっているつもりで、実はなにもわかっていなかった」「相手を子どもだと思っていた自分こそが、実は一番子どもだった」

と言う彼の述懐。なかなか琴線に触れるいい部分であったと思います。ただ、それをわからせるために、天音を泣かせて

しまう・・・と言う展開には正直やるせなさを感じました。(^_^; 天音は普段の行動とは裏腹に、実は立派に大人であると言う

ことを気づかせるのはいいとして、彼女が自分の恋に諦めさせようとするその健気さがまた何とも。(^_^; おかげで素直に

悠とのハッピーエンドに浸れなかったぞい。(ぐふ 

悠が、今ひとつ年長さんらしからぬところもあって、今ひとつ年上の女性との恋・・・と言う雰囲気が出なかったのは残念

でありますが(笑) でもまぁ、こういうのも良いんじゃないでしょうかね。(笑)


追憶 (PCゲーム Windows95/98 Purple)

                                              プレイ開始 2001−01−13

                                              プレイ終了 2001−01−18

 

天満神社の跡取り息子として生を受けた、主人公「天満 武」 この天満神社は、「表」と呼ばれる一般的な神社

の業務と、「裏」と言われる、霊障などの解決を請け負って依頼人から報酬を受ける陰陽師達の集団・・・と言う

二つの顔を持つ。跡取りたる武は、本来表の宮司となるはずであったが、何故か彼の義姉「真世」により

陰陽師として育てられ、裏の仕事に従事していた。 幼い頃、彼は二つの死に直面。ひとつは彼の母「夏穂」の死。

もうひとつは彼の姉「真世」の死。 あまりに衝撃的な場面を見てきた故、それ以来彼は心から笑うことはなくなった。

 

天満家にいる三人の美しい巫女。母親代わりに武を育ててくれ、今は彼の恋人となっている「天満 小梅」(てんま こうめ)

彼の義姉で、「表」で姫巫女である「天満 雪乃」(てんま ゆきの) そして、陰陽師としての相棒役となっていて、日常では

喧嘩友達と化している、従妹の「天満 真梨」(てんま まり)。 彼女らに囲まれて、時には穏やかに、又時には、裏の

仕事で辛い想いを覚えながらも、三人の巫女達の優しい雰囲気の中で変わらぬ時を暮らしている武。

そんな中、何故か彼らに前世の記憶が蘇りつつあった。前世でもやはり繋がりがあった4人。前世の記憶が蘇ることで

前世で叶わなかった思いまでもが蘇り、思いも寄らぬ展開へと事態が進んでいく。

前世の記憶が蘇ることで、停滞していた時が動き出した武。彼ははいったい誰との想いを成就させるのか・・・

と言ったお話のアドベンチャー形式のゲームですね。

 

このゲームを作ったソフトハウス、Purpleは、「かすみ遊戯」「Lien」を作ったソフトハウスっす。あ、私は後者の方はまだ

プレイしておりません。(^_^;バキ この二つ、ともになかなか好評な作りであったこと、私がこういう輪廻転生物が好きである

と言うこと、あと、ソフトハウスのHPでのこの作品の紹介で、インモラルな匂いがぷんぷんしていたこと等が購入のきっかけ

となりました。(お 意外と思われるでしょうが、巫女さん属性を刺激されて購入・・・と言うわけではありませぬ。(爆笑)

このゲームの特徴として、主人公はすでに小梅と言う恋人がいる故に、小梅以外の女性と結ばれた場合、必然的に彼女を

振ることになるわけで。(^_^; Leafの「WHITE ALBUM」の要素も、幾ばくか入っているわけですな。 また18禁版久遠の

絆・・・等という巷での噂を裏付けるがごとく、「久遠の絆」の雰囲気もちらほらと。(ぉひ 例えば全裸で水浴びをするヒロイン

やら、鹿と戯れるヒロインやら、生首出てきたりとか(ぉぉ 一目惚れしたヒロインは他の野郎に取られてしまうとか(ぉぉ

彼らと同様に転生してきた、とある女性に「貴方は私が殺してあげる」と囁かれたりとか。(ぉぉぉぉ

 

まぁもっとも、久遠の絆とは違い、過去の世界は固定している・・・と言う琴か、選択肢はいっさい無く、ただひたすら読み

進めていく展開となります。過去の世界も、複数ではなく、大和朝廷が成立する前の世界を一つのみ。しかも、過去での

主人公やヒロイン達の姿は、ほぼ現在の姿と同じ・・・と言う琴で、誰が誰の転生であるか・・・と悩む心配はございません。(こら

このゲームはヒロインのみフルボイスですが、前世でのヒロインはいっさいしゃべらないので、過去での彼らは現在の彼らとは

違うのだ・・・と言う所を表しているように私には思えました。これらの部分には私は異存はないっすが。

 

アドベンチャー形式のゲームとして、私たちプレイヤーがやることは、単に選択肢を選ぶだけ。別に移動する場所を指定して・・・

と言うことはないです。選択肢も二択なので、それ程悩むこともないですねぇ。もっとも一つの選択肢でシナリオの方向が大きく

変わる部分もありますから油断はなりませぬが。(^_^; ユーザーインターフェイスは正直言って良くありませんね。まずMSGスキップ

機能はあれど、既読未読を選ばすすっとばしますし(汗 デフォルトではBGMの音量が最小になっているのはいただけません。

思わず不具合かと焦ったではないですか。(大汗  セーブはどこでもやれるものの、セーブ箇所には単にセーブした時間を

記載されるのみ。これではどこに何をセーブしたかがわかりにくく、しかも、セーブ箇所は全部で9つ。少ないと思います。(^_^;

一番困ったのは、女の子の声が、場所によって大きくなったり小さくなったり。大きいときはともかく、小さいときはBGMに隠れて

何を言っているのか聞き取れません。(^_^; まぁテキストでもセリフは記載されてはいるので、聞こえなくてもプレイに支障は

ないですが。ボリュームはなるべく一定のレベルにそろえて欲しかったと個人的には思います。(^_^;; あと、何故かゲームの仕様で

キャラボイスのファイルをCD−ROMから読むようになっているのですね。キャラがしゃべろうとするたび、CD-ROMにアクセスを

しようとするモンで、そのたび一瞬ですが動作が止まるので鬱陶しいこと極まりない。(汗 HDDに余裕がある人向けに、最大

インストールとして、キャラボイスのファイルもHDDに入れられるようにすればもっと良かったように思います。

 

参考までに、私の環境だと、キャラがしゃべろうとするたびにCD-ROMにアクセスするのはいいとして、たまにCD-ROMを認識

しなくなることがある・・・と言うトラブルに見舞われました。(汗 特定の場所に起こりやすい(起こらぬ事もある)ので、ドライブと

媒体の相性なのかも知れませぬが、もしかしてドライブがDVD−ROMであることが災いしたかな?DVD−ROMはCD-ROM

に比較して、ややデリケートなところがあると言うからなあ。 やむを得ず、CD革命で仮想CD化してプレイして、これらの面倒を

回避しました。(^_^;<あたし

 

OP曲と、エンディング曲は水準以上ですね。切ない感じがひしひしと伝わってくる歌です。ただ、OPアニメーション、はっきり言って

本編と全然違う雰囲気。(笑) このゲームの敵役である登子が、朗らかな感じで出ているし。(うひ 前世の主人公が来ている着物

は、どう見ても江戸時代の武士の格好だし。確か時代背景は、大和朝廷成立前のはずなんだが。(^_^;

アニメーションスタッフにきちんと連絡が取れていないのかな? そう言えば、パッケージにかかれているキャラ紹介では、「真世」

は、異母姉となっているけど、ゲーム中では「義姉」となっているし、HPでは、「小梅」は主人公の叔母となっているけど、ゲーム

中では、母親代わりの〜に変更されているし。どうも細かい設定のすりあわせがうまくいっていないことを示唆しているような・・・

因みにアニメーションの作画は、どことなく「らんま1/2」の雰囲気がありますね。(笑) なんか懐かしさを感じてしまった。

 

CGは、いわゆる可愛らし系の絵ではなく、綺麗な雰囲気の絵ですね。私好みの絵と言っても良いかも。(笑) 一部デッサンが

崩れている部分がなきにしもあらずですが(^_^; 概ね満足できる水準の出来であろうかと。 なお、おまけ部分では、CG

ギャラリーはありますが、残念ながらえっちしーん回想やエンディング回想などの機能はありません。これらの機能は是非とも

欲しかったですね。(^_^; セーブ数が少ないことも手伝って。

 

BGMはPCMによる演奏。満足できる出来の音楽だと思います。特に、OPのインストゥルーメンタルの曲は何度聞いても良い

モンですね。 痛恨の一撃(ぉい なのは、なんとこの作品、BGM集がないのですわ。(^_^; 前の「かすみ遊戯」にはちゃんと

あったのにねえ。せっかくの良い曲が随時で聴けないのは大いなる欠点だと思うぞ。(汗

 

なお、この作品の初回版には「追憶外伝」と言うおまけディスクが付いています。「外伝」と言うからには、本編では語られな

かったシナリオなどを収録している・・・と期待されたのですが、実際は単なるムービー集と壁紙集。(汗 これらを楽しむには

一応HDDにインストールして、かつ、本編をクリアしたときに出てくるパスワード(女の子三人に、一人あたり二つ。合計6つ)

を入力するわけでありますが、実はこのCDROM、別にそんな琴しなくとも、エクスプローラー等でしっかりと開けます(爆笑)

壁紙はbmpファイルだし、ムービーはaviだし。(お まぁ面倒が無くて良いと言えばいいのですが(お

ただこういった作りをするのなら、「外伝」等と銘打たず、「おまけCD」と銘打つべきかと。公共広○機構に訴えられても

知りませんぞ。(ぉひ

 

さて、いよいよシナリオ部分の評価ですが、正直言ってあまり高い評価は出せないかも。(^_^; その一番の理由は「説明不足」

この一言に尽きますね。 まず、主人公達のおのおのの関係が今ひとつつかめない。普通こういう世間一般とは異なる家庭を

描写する場合は、プロローグ期間を通じてプレイヤーに説明するもんだと思いますが、このゲームではそれが今ひとつ弱いの

ですね。(^_^; 後、理由が今ひとつ理解しづらいのですが、天満神社には、最年長が小梅さんであって、それ以外の人の姿は

全く見受けられない。つまり、小梅さんを除いては未成年だけ・・・の環境なのね。何故このような状況となったのかが、全然

説明無いのよね。(^_^; まぁこのような状況だからこそ、三人の巫女達は、武の子供を産むために存在している・・・と言う、神社内

での暗黙の了解がある・・・という、一種ハーレムのような環境に武がいる琴に対する説明になっているのだと言ってしまえば

それまでですが。(ぉひ 他にも、ストーリーの中に織り込んでいる、折角の伏線をそのまま埋めっぱなしにしてしまったり

「をいをいそんなこと、今までの話の中のどこに出てきた?(^_^;」と言った感じの唐突な状況説明や、 とあるキャラに関わる

「鬼」と言う設定が、何の前ふりもなくいきなり登場したり、おのおのの女の子のトゥルーシナリオ最後に出てくる、某人物の

唐突かつ意味不明な言動など、シナリオのほころびから来るちぐはぐさは、かなりなものがあったりします。(^_^;

 

一番納得がいかないのは、事実上のメインヒロインである真梨に対しては、ハッピーエンドといえる物がないこと。(^_^;

いあ、某AIRのように、見かけ上結果として不幸な終わり方をしていても、ラストで救われるシーンがあるというのならまだいい

のですが、この場合、そう言った救われる・・・と思える部分がないんですもん。 しかも悲しいエンドにならざるを得ない・・・

と言う部分に納得のいく設定になっているならともかく、「何故にそう言う風に諦められるのだだだだ」と言う疑問を感じさせて

しまってはどうにもなりますまい。(^_^;;; 武にとっての悲劇とも言える今の状況に、何故今は亡き大人達が置いたのか・・・

と言うことも、結局曖昧なまま終わらされてしまったような気がして、今ひとつ完全燃焼できていない気分っす。

 

#因みに、この作品、せっかく巫女さんを三人も出しているにもかかわらず、実は巫女服姿でのえっちしーんは

#無いんですね・・・。実にもったいないオバケが出るような作り方をする。(ぉひ

 

かように状況説明の部分におけるシナリオの出来には疑問符をつけざるを得ない私であるが、武をめぐる、三人の女の子

達の、どろどろした愛憎劇については、前述の不満を吹き飛ばしてもなお余るほどのリアリティ溢れる出来となっております。

いやもお、他人に渡すくらいなら・・・と武を刺し殺そうとするも果たせなく、あげくに未練に泣き出してしまう娘とか、小梅と武の

間がぎくしゃくしている間に寝取ってしまおうと考える女の子やら、嫉妬に狂って、ライバルの女の子をハサミで惨殺したりとか。

主人公と、三人の巫女達は、前世でも深い関わりを持っているために、主人公に対する思いがやや過激なところもあるので

これらは致し方ないのでしょうが、いやはや、大したドロドロぶりでございます。(^_^; 女の子の切なく、苦しい想いがこれでもか

これでもか〜と出てきますので、なおプレイヤーの感情移入を強化しております。(ぐは

プレイして感じたのは、登場人物はどれも前世にこだわりすぎ、と言うか、振り回されすぎ。(^_^; 私は前世という物を覚えて

おらぬゆえ確たる琴は言えないのですが、前世で激しい恋愛をしていたからと言って、果たして現世でその思いを再現できる

モンなのでしょうかね? 記憶と意識というのは別のような気もするわけで。例えば昔は胸焦がれるほど好きだった作品も

年を取るほどに情熱が醒めると言うことがあるように。情熱は醒めても、記憶は残るように、前世での感情は現世に引き

継がれないのではないか?と私は考えているので。 まぁこの方々の場合は、前世では結ばれることがなかっただけに

その無念の思いが、今、密かに持っている想いに油をそそぐと言う結果につながった・・・と言うことでありましょうが。

 

世界観がわかりにくい、設定にぶれが生じている、歴史考証が今ひとつ・・・とふるわぬ部分が多い本作品ですが

こと男女のドロドロした愛憎劇・・・と言う部分は実に秀逸故、そう言った切なく苦しい恋愛劇を好む方々には

お勧めできる一品っすね。 後、他はえっちしーんは無いけど(笑)バキ 巫女さん一杯出てくるこの作品故、巫女さん属性

の持ち主であれば迷わず買いでしょうね。(ぉひ 残念ながら本作品は「ハマリゲーム」には登録しませんが、なかなかに

楽しめた作品であることは認めます。 上記の条件に該当する方にはプレイしても損はないでしょうね。(笑)

 

では、ネタバレ付キャラ別感想をアップして終わりとすることに致します。

 

天満 小梅(前世 伊月 ひかり(いつき ひかり))

主人公、武の現在の恋人。主人公の母親代わりの存在であり、また、恋人同士でもある・・・と言う、実にインモラルな雰囲気

ばりばり出しておりますね。(^_^; 因みにメーカーのHPでは、彼女は武の叔母・・・と言うことになっていますが、ソフ倫の規定

により、血続きの三親等以内の親族との性描写はレッドカード故(ぉひ 急遽変更された模様。叔母は三親等なんで、残念

ながら結婚できませんのでね。いとこなら四親等だから可能なんだけど。 年齢差はゲーム中では明記されていませんが

大体10歳程度は違うようで。 ただ、武の雰囲気が大人っぽいせいか、そんなに歳の差があるようには見えないのよね。(笑)

それに、彼女自身が「可愛い」んですよねこれが。(^^;(笑) 焼き餅の焼き方も、えっちのおねだりも(笑)バキ

武が雪乃とえっちしてしまい、捨てられるかも知れないと極限の不安に苛まれ、混乱したまま、武を包丁で・・・のシーンでも

包丁に写っている小梅さんの顔は、夜叉でも何でもない、悲しみに追いつめられた、可愛い目をした女性の顔でした。

武のように肝の据わった漢なら、そんな小梅をなおいっそう愛しいと思ったでしょうな。私もそう思います。

天満家の中での最年長者らしく、しっかりとした面をもちつつ、少女のような可愛らしさも併せ持つ、それはもうすばらしき女性

と言えるでしょう。(うむ 姉さん女房は金の草鞋を履いてでも探し出せ・・・と言うことわざもありますが、彼女を見ていると

そう言うことわざの存在も認めたくなると言うモンです。(力説

ただ、世間では、あまりに女性側の年齢が上過ぎたりすると、女性側が純情な男の子を誑かして・・・とみられがちとも

聞きます。(^_^; 残念ながら小梅さんの実際回想シーンをみても、そう言う部分がないとも言えないのが・・・(ぉひ

そう言った後ろめたさがあるからこそ、武が雪乃、もしくは真梨に本気で惚れ込んだとき、悲しみを堪え、彼との別れを

承諾するのでしょうね。その痛々しいほどの健気さは、私の持つ保護欲を強力にくすぐってくれましたわ、はい。(^_^;

 

小梅さんは初めからの恋人故、「母として武を育ててきたにも関わらず、どのような成り行きで息子にも等しい男性に恋心を

抱いたのか・・・」と言う部分を描かれることが無くお話は終わりました。これは個人的に非常に残念でしたね。

まぁ銀河鉄道999の鉄郎とメーテルの関係みたいなモンでしょうけどね・・・。

 

 

天満 雪乃(前世 橘 柚花 (たちばな ゆずか))

主人公の義姉。義姉といっても、掟により、表で姫巫女をやる彼女と、裏で陰陽師をやる主人公とは交流することが

無かったため、それ程姉弟として一緒に生活しているわけではない。それ故にか、武を弟としてみるよりも、むしろ

恋しい男としてみる期間の方が長いようである。 ところで、私は姉がいる方々に声を大にして問いたい。

義理であれ実であれ、あのように可愛く、姉だけど護って

あげたい・・・と思えるようなお姉さんって現実にも

いらっしゃるのでせうか???(/_;)(大爆笑)

いあ、私の「姉」に対して持っているイメージつーたら、例えるならスレイヤーズに登場する「リナのねーちゃん」みたいな

モンだからバキバキバキ(謎のつっこみ)

引っ込み思案で照れ屋さん、しかも心の中では弟に対する禁忌の想いを秘めてる・・・とくれば、思わずその想いを叶えて

上げたいと思うのは私だけではあるまい。(ぉひ 類友というべきか、彼女には由香里と言う親友がいるのだが、彼女は

彼女で実兄に恋をしている少女・・・。私としては、彼女の方の想いも成就させてあげたかったのですが・・・

っつーか叶うことは叶うのですが、あのような叶い方では切なすぎです。(/_;) そうせここまでインモラルなストーリを

お作りになるのなら、真っ当に叶えて欲しかった・・・バキバキバキ(やめい

 

まぁそれは置くとして(置くなよ) 実は彼女、三人の女の子の中では、一番前世にこだわっている方のようで。(^_^; 前世では

結果として主人公を何度も裏切ってしまうことをしているため、主人公が前世を思い出すことに恐れを抱いていると言う

可哀想な設定になっていますが、まぁ私であれば、それ程彼女に悪いイメージを持つことはないでしょうなあ。(^_^; 例え

自分の父親に、自分の兄の嫁さんと密会していることをチクられようと(お 戦で敗走、隠れ家にいるところを敵にチクられ

ようとも、前者は可愛い嫉妬によるモンだし、後者は取引として主人公の命を助けるから・・・と言われてだし。浅はかだった

ところもあるけど。残念ながら主人公とは違い、柚花に好意を持っていた私としては、それ程好かれているのだ・・・と

思えばむしろ嬉しかったくらいだしぃ〜(笑)

現世でやっと想いが通じ、主人公に柚花としての喜びを一心にぶつける彼女の姿は、私にとっては可愛い限りでしたが

武にしてみればたまったモンではないでしょうな。(^_^;(笑) これって現在の彼が好き・・・なのではなく、過去で彼を好きだった

から今も・・・と思ってしまうモンねぇ。ここら辺の葛藤を描くスタッフの力はなかなかのもんだと思いますね。

彼女のバッドエンド?では、彼女は真梨を殺害、雪乃としての自我を失い、柚花としての自我しかなくなる・・・というあんまりな

展開でありますが、ここまで柚花の想いにこだわる彼女らしいエンディングであると思います。悲しいエンディングなんだけど

だけど、「柚花」にしてみれば、叶わぬはずの恋が実ったわけで、客観的にはともかく、主観的には幸せなわけで。

だからこういうエンドもありかな?と思ってしまう、ゆ〜ちゃん☆である。真梨を惨殺されたのはあんまりだけど。(/_;)

トゥルーエンドがありふれた展開であったのは残念ですが、武に振られる夢を見て、武の部屋に駆け込み、そして彼の

胸の中で号泣する彼女の姿って、けっこ感情移入したかも。可愛い〜って(^_^;(笑)

 

天満 真梨(前世 美園 比奈 みぞの ひな)

武のいとこ。同じく武のいとこ「天満 真守」の双子の姉。前世では武の思い人 比奈。そして彼女の夫は総一。彼は主人公の

前世総次の義理の兄。

かようにヘヴィな関係なのですな。この三人は。(^_^; 現世では、ほとんど姉弟のように仲良くじゃれ合っている三人も

過去では一人の女を兄弟で取り合う仲だったわけだし。 もっとも、前世を思い出したとき、真守も実の姉に対して、愛しい

思いを抱くようになっているようでありますが。つくづくすげー作品だよねこれって・・・(汗

 

前世の比奈は、無口でおとなしい女の子だったのに、現世での真梨は、前世に似たのは身体がちっちゃいだけで、喋るわ

騒ぐわ暴れるわネコ化するわと元気いっぱい。大人っぽい武も彼女と絡むと子ども化するのだから、その影響力の

強さは計り知れないですな。(爆笑)

しかしこのようなキャラクターだけに、真梨が自分の前世の比奈の記憶を取り戻した後に、武を意識するようになる・・・

と言う展開は、残念ながら私の琴線に触れる物ではなかったですね。(^_^; あまりに兄妹、もしくは幼なじみの雰囲気が

強すぎたため、実は前から武のことを・・・と言われても、あんまし納得できない私だし。 わたしとしてはその辺の秘めたる思い

の描写がもうちょっとあっても良かったのではないか・・・と思います。

 

真梨は、陰陽師としての仕事を通じ、男が他の女性が好きになったので、自分の妻や恋人を捨てる・・・と言うことに強い

憤りを感じているわけですが、武を好きになったことで、自分が一番嫌っていることを自分が行う・・・と言う一種矛盾した

事態に自分を置くわけで。その辺の葛藤は見事だと思いますね。 自分の信念をまげても、それでも武と一緒になりたい

と思うほどに彼女は武が好きになったわけで。 それ程彼を好きになったにも関わらず、トゥルーエンドでは、真守の悲劇

を機会に、天満神社の姿を以前に戻す。つまり、武を表に、自分は裏を継ぎ、表と裏の交流を絶つ決心をする・・・と。

武と真梨は接点の無くなり、もう二度と会えなくなる訳ですが、その道をあえて選ぶ・・・と言う琴で。

これが私にとっては非常に不可解な行動にしか見えないわけで。何故このようにバッドエンドとしか見えないようなエンドしか

彼女には与えられていないのであろうか・・・と2、3日間悩みました。(^_^; もしかしたら真梨は、ただ単に陰陽師の武者修行

のために一時天満神社を離れるだけで、時が来れば元に戻り、武と一緒の生活を送るのでは・・・?と思いたくもなったのですが

何度リプレイしても、そう言う楽観的な結論を導き出すことは出来ませんでした。まして、武が真梨を呼ぶときに、恋人になった

ときの「真梨」から、なる前の「おまえ」に戻っていることが、なによりも雄弁に物語っていますからねえ。(^_^;

 

これは私の一方的な思いこみに過ぎませぬが(故に邪推とも言う(ぉひ ) もしかしてこれも設定の変更の不整合なのかしら?

実は、いとこだと思っていた真守は、武とは異母兄弟だそうだ。真守が異母兄弟ならば、真梨もまた、武と異母兄妹と

なるわけで。前世でも、武と真梨は、実は異母兄妹であって、それが故に、比奈は総次との逢瀬でも、身体の求めを頑なに

拒んだわけである。総次は例え兄妹であったとしても、比奈が欲しかったようであるが。(お

そう言う比奈の潔癖さも受け継ぐ真梨ゆえに、実の兄妹であることを知ってしまった以上、好きだけど諦めなければならない

恋・・・と言うことで、神社の姿を元に戻す・・・と言うこの機会をもとに、別れようとした・・・と言うシナリオが本来の物だったの

ではないでしょうか?だとすると、真梨の行動はよく分かるんですな。

ただ、ソフ倫の規定では、前述の通り実の兄妹間の性交を描写することを禁じており、このようなシナリオを許すはずもなく

(なにせ、武と真梨のえっちしーんは、もうすでに二度もやっているからねえ・・・・)急遽、双子であるにもかかわらず、真守と

真梨も異父姉弟である・・・と言う苦しい言い訳をせねばならなかったのではないか・・・と思うわけで。 ま、何の根拠もない

推論ですが。(お

 

しかしゲームというのはずいぶんと厳しい縛りがあるモンですよね。これが少女漫画であれば、このように、愛する男女が

実は兄妹or姉弟or母子(ぉひ or 父娘(ぉぉぉひ だと言う衝撃の事実が明らかになった!と言うパターンはホントに

多いのに・・・(ぶちぶち

 

いずれにせよ、真梨のハッピーエンドがない・・・と言う点に置いて、私の心がブルーになったのは紛れもない事実で

ございます。(お おまけディスクでも、真梨と武のえっちしーんのムービーがない・・・と言うのも追い打ちとなりました。

くそ〜、真梨ちゃ〜ん(/_;)バキ


微笑みをもういちど (PCゲーム Windows95/98 U・Me SOFT)

                                              プレイ開始 2001−01−03

                                              プレイ終了 2001−01−10

 

親のベルギーへの転勤により、年末に海外に引っ越すことになった主人公「伊藤友二(いや〜ん)」 その僅かな時間の

中で、意中の女の子と仲良くなるも、結局は彼女とは転勤を機に離ればなれに・・・。その五年後、社会人となった主人公は

日本に帰国。女の子との再会を果たすことになる。かっての仲間や思い人と再会を喜ぶも、互いに離ればなれになった

5年の時の壁は大きかった。それを埋めようとする主人公達の物語・・・と言った感じのアドベンチャーゲームです。

 

このゲームは、ベルギーに引っ越すまでの学生編と、その五年後に帰国した後の社会人編の二段構えのストーリーと

なっております。学生編で女の子と仲良くなり、社会人編で5年の時の壁を克服しつつ、思いを深める・・・と言った展開

となりますかな。(お プレイしていると分かってくることですが、学生編でせっかく思いを通じることが出来ても、ベルギー

への引っ越しのため別れ別れにならぬ辛さ・・・と言うのがあり、5年後に再会しても、別れ別れの時が長いせいか、二人の

間のことは、想い出として風化しかかっている・・・と言う切なさを感じさせられます。(^_^; しかしながら独特の軽快なストーリー

展開故、いわゆる「切ない系」のゲームには該当しませんね。 もちろん、それぞれの女の子のシナリオの中には、バッドエンド

としか思えぬ展開のものや、どうにもやるせないシナリオもありますので、全面軽い感じ・・・と言うわけには行きませぬが。

切ない系が苦手な方でも、それ程苦もなくプレイできる作品ではないかな・・・とは思います。(笑)

 

このゲームのヒロインは全部で9人。主人公の幼なじみその一(笑) 家が華道の家元で、正直言ってお嬢様なのに、そんな

素振りを見せないとっても可愛い、ヒロイン中のヒロイン(笑) 高泉 由佳(たかいずみ ゆか) 

主人公の幼なじみその二(笑) 自由気ままな性格で、主人公とは雰囲気的に男友達っぽいつき合いをする中谷 春菜

(なかや はるな) 引っ込み思案の女の子で、主人公に思いを寄せるも、その行動がほとんどストーカーと化している(^_^;

望月 憐(もちづき れん) 偶然病院で出会った、病弱な後輩の女の子 沖芽 あゆみ(おきめ あゆみ)

中国からの留学生で、日々の生活費をバイトで稼ぐ苦学生なのに、それを全く思わせない明るい少女 丁 琳琅

(てい りんろう) モンゴル方面から来た遊牧民の少女、そして実はとある国の王女であるボルテ、学園の裏庭で主人公が

出会った不思議な少女 矢島ほのか(やじま ほのか) 通称「ほのたん」(お 主人公の幼なじみ「早川英雄」の妹で、兄貴

同様軽い性格している(笑) 早川香織 以上。(お

人数からすると、オールクリアはかなりしんどそうに思えますが、一つのシナリオはそれ程長いわけではないので、そんなに

時間はかからないかと思います・・・ただし・・・

このゲーム、実は様々なミニゲームがキャラ別に存在しているのですな。(^_^; しかも正直言ってかなり難易度が高いという。

ミニゲームを好成績を収めないと、女の子とベストエンドに持っていけないか、よくても見たいイベントを落とす羽目になるので

ミニゲームとはいえ、とても気を抜けません。(^_^; 因みにこのゲームにもお約束の修正パッチが存在しており(汗 この

修正パッチを当てると、ミニゲームの難易度をノーマルとイージーの二通りに選択が可能となります。ノーマルモードでは

よほどミニゲームがうまい人か、さもなくば運が良くなければクリアできないものが、イージーモードであれば、それ程苦戦

することなくクリアは可能となるでしょう。よってパッチを当てた状態のプレイを強く推奨します。 

 

#しかし考えてみたら、この激ムズのミニゲームを根性でクリアした面々も多いのだな・・・いつの世も先駆者は

#偉大である。(お

 

ユーザーインターフェイスは、とりあえず一通りの物はそろっています。この手のゲームで必需のスキップ機能はもちろん装備。

ただし、例によって未読シナリオも遠慮なくすっとばしてくれるので(汗 正直使い方に困るかも。 せめてシナリオバックスキップ

機能でもあればよかったのですがねぇ・・・。セーブデータは全部で10ですが、好きな場所にいくつでもセーブデータを新たに

作ることが出来、ファイル名という形でセーブデータを作るため、どの場所でセーブしたか自分で分かるように名前を付けることで

名場面集等を作ることが可能(笑) この点は評価できますね。 「ほのたんの穴」と呼ばれる、おまけモードには、定番のCG集

や音楽鑑賞、一度でもプレイしたミニゲームを単独でプレイできるだけではなく、エンディング回想とかえっちしーん回想(笑)

等もございます。必要にして充分な構成ですね。(お 

ゲームシステムは、休日や放課後に校舎や町中の様々な場所を一カ所だけ選択、そこで出会った女の子と会話を行ったなかで

現れる選択肢を選び、女の子のご機嫌を上げ下げすると・・・まぁおなじみのシステムっす。このゲームの直前にプレイした某

ゲームとは違い、女の子が同じセリフを繰り返したりしないので安心してください(笑)バキ 女の子の好感度を調べる便利な

システムとして、羽鳥先生の占い・・・と言うのがあり、これで女の子の好感度の上下がわかります。もっとも一日一度しか

使えない移動をこれのために使ってしまうのはあまりにもったいないので、セーブ&ロードで対応が吉かと(笑)ガス

 

さて、最後にシナリオ部分ですが、このゲーム、プレイしていてやっぱり高泉由佳ちゃんがメインヒロインであることがバレバレ

でございます(笑) それは第一部のエンディングで見られるアニメーションで一目瞭然。(お もちろん他の女の子達のシナリオが

破綻しているとかそう言うわけではございませぬ。あくまでも雰囲気が・・・ね。 9人の女の子達との様々なふれあいの中で、ギャグ

ありシリアスあり、笑いあり切なさありと、まあ出来は及第点であると言っても良いですね。ただ、沖芽あゆみシナリオや、矢島ほのか

の、とあるシナリオは、ブルーな気分を引きずったまま、中途半端に途中で放り出されたような感じがして、今ひとつ納得できません

でしたね。(^_^; もう少し余韻の残る展開であれば何も言うことはなかったのですが・・・。メインヒロインたる由佳ちゃんのシナリオも

決して悪いわけではありませんが、ありがちな展開故、見ていてすぐにオチが分かる・・・と言うところは残念ですね。(^_^;

軽い感じのゲームであり、いわゆる感動をあおるタイプのゲームではないためか、面白いゲームであると感じつつも、今ひとつ私の

心の中には残りませんでした。よってこのゲームは、ハマリゲームに登録は致しませぬが、及第点をクリアしている作品であるとは

いえましょう。CGなど、自分の好みの部分が見つかったなら、買って損はないですね。(笑)

 

ちょっと話がそれますが、実は私、このゲームをWindows2000でプレイしています。ホントはサポート外なんだけど。(ぉひ

結論から言いますと、このゲームは、Windows2000でも「とりあえず」動きます。ただ、別の窓の後ろに隠したり、最小化

させたりすると、ハングしたように長時間プログラムが止まってしまうので、とても安心してプレイできません。(^_^;

と言うわけで、このゲームに関しては、素直に窓9X系でプレイすることをお勧めします。

 

最後にキャラ別に感想を述べて終わりと致します。

 

高泉 由佳

主人公の三人いる幼なじみの一人。良いところのお嬢様にありがちな、「自分の意見をはっきりと表明できない」女の子。

他人の気持ちを思いやりすぎて・・・って所もあるんでしょうが、言ってしまえば古風な女性・・・って所でしょうか。

しかしまぁお陰さんで、あたしゃ第二部ではイライラしっぱなしでしたなぁ。(^_^; 親が決めた許嫁に対する気があるんだか

無いんだか分からぬ態度見せられてはね。(笑)  ま〜これは、主人公も煮え切らぬ態度取るからおあいこ・・・と言う

所もあるけど。(おおお

ま〜、結局「卒業」ネタになるだろ〜な〜と第二部の早い段階で悟られてしまったのは残念ですね。(^_^; キャラ的には後述の

ボルテと同様、私的萌え萌えキャラなのですがね(笑) だってあんな風に、いぬちっくな雰囲気で主人公にくっつかれたらね(笑)

定番の「幼い頃の約束」もあったしねぇ。(因みにこのシーン、萌え萌えしーんと笑えるシーンが同居(爆笑)

こういうところ、さすがメインヒロイン格でありますな。

因みにこの娘のシナリオにあるミニゲームは「お勉強をしましょう」さすが才色兼備の女の子のシナリオだけはあります。(^_^;

問題レベルは高校の水準のため、ちっと難しいので、メーカーのHPに行って答えをDLし、暗記した方がいいかも。(こら

暗記・・・なのは、答えるのには時間制限があるから。いちいち見ている暇はないと思う。(笑) もっとも、あの有名なPSのゲーム

「トゥルーラブストーリー」で鍛えている面々にはそれ程苦でもないかな?(笑)

 

中谷 春菜

主人公のもう一人の幼なじみ。こちらは由佳ちゃんとは違い、ホントに幼なじみ・・・って感じですな。(笑) 恋愛感情とかを

感じさせるような雰囲気は、少なくとも表面的には全くなく、同性の友達とか、肉親みたいな雰囲気漂わせていますから。

ま〜、この手のゲームのお約束で「実は貴方のことを・・・」ってな訳ですが、この娘くらい報われない子も無いのでは

ありませんかね。彼女のシナリオの場合。(^_^; 主人公、英雄、由佳、春菜・・・の四人、由佳と春菜は主人公が好き。

英雄は春菜が好き。そのことは鈍感な主人公を除けば互いに美奈知っている・・・。主人公が由佳を選んでいる限りは

春菜も結局英雄の情にほだされて・・・ってなわけで丸く収まるけど、結局は幼い頃からの主人公への想いを諦めなければ

ならないわけであるし、主人公が春菜を選んだ場合ですら、由佳の気持ちを知っている春菜は、由佳への罪悪感から

逃れられず・・・てなわけだし。(^_^;; 親友&悪友の英雄があんまりな展開となるのも彼女のシナリオだし・・・ねえ。(^_^;;;

由佳シナリオでは、アホだけど、実にかっこよくいいヤツを演じているだけに、そのギャップがすごかったですな。

由佳一押しの私だから・・・と言うわけではないけど、今ひとつ入り込めなかったシナリオの一つですな。

 

彼女のシナリオにおけるミニゲームは「華の春菜応援団」 お手本通りキーボードのキーを押すことが出来ればOK・・・

と言う単純な物ですが、結構難しいですぞ。まぁキータイプを得意とする方にならそれ程問題ないでしょうが。

 

望月 憐

ストーカー娘。いじょバキバキバキ いあ、ホントにストーカー娘なんですって。(^_^; 引っ込み思案で気持ちの表現の仕方が

分からないために、主人公の下駄箱一杯にラブレター(それも同じ文面)入れて、却って気味悪がらせたり、机に細か〜い

字で「好きです好きです好きです好きです・・・」って書き込んだり、主人公の行くところこっそりとつきまとったりと、ほらね、

まさにストーカー娘でそ? 因みに彼女のミニゲームの一つが、つきまとっている彼女を見つけだす「未確認生物を探せ」。

画面にいつもと違う部分があるから、制限時間内にそこをクリックする単純なゲームですが、なかなか笑えましたな(笑)

主人公の引っ越しの当日、スチュワーデスの扮装をしていたのは、さすがわ憐ちゃん!と思ったモンですが(笑) たぶん

主人公に付いていこうと思ったんでしょうなぁ・・・他の女の子は、割と物わかりが良くてそう言う無謀をする娘はいなかった

琴を考えると、割と私の琴線に触れる女の子だったりして・・・(ぉぉ

 

社会人編では、彼女は芸能人となっており、芸能人の派手な性格と、昔ながらの内気で引っ込み思案な性格の二つに

分裂している訳でありますが、此処でミニゲーム「芸能人は命懸け」。憐に近寄ってくるしつこいファンを撃退するもので

ありますが、これが結構難しい。(^_^;; マウスで操作する方が機敏で良いのですが、機敏すぎて思わぬ所に主人公が

移動してしまい、ファンの迎撃に失敗してしまうことしばしば。も〜イヤになるほど繰り返しましたね。(^_^;;;

マウスの移動で不具合が出ないように、マウスパッドなどを使ってプレイすることをお勧めします。

で、話は戻って、二重人格で苦しむ彼女ですが、主人公がどっちの彼女が好きか・・・で片方の人格が消滅するってのは

ちょっとばかり安直なような・・・。まぁ私は精神科医ではないから、そ〜ゆ〜モンだ・・・と言われればそうですかとしか

言いようがないですが。(^_^;;; 芸能人の人格を選んだ場合、バッドエンド臭いエンディングになるのはちょっと納得行かない

かも。(^_^;;; 芸能人として売れたからといって疎遠になった・・・なんて後ろ向きなエンディングですからなあ。 でもまあ

考えてみれば、本来の彼女の性格は引っ込み思案な方な訳だから、そっちを選ぶのが正解・・・と言いたいのかも知れない

ですが・・・

 

沖芽 あゆみ

雰囲気的に、「うる星やつら」に出てきた、あたるを想いながら死んでいった望ちゃんと言う女の子の幽霊とかぶって

切なくさせられました。(^_^; のっけからいきなりネタバレですが、そう言う娘っす。(^_^; いあ別に登場した頃から

幽霊さんだったわけではないです。とある病院でひょんな琴で知り合いになったときは、まだ元気だったのですから。

主人公の彼女との約束を果たして貰えない故にさまよう・・・と言う、なんとも痛い設定になっております。(^_^;;;

社会人編に入ったとき、まさか・・・と思ってはいたのですが、羽鳥先生の言動から全て悟ってしまいました私。(ぐふ

基本的に明るい感じの雰囲気のゲームでありますが、彼女のシナリオはどうにも切なくさせられましたなぁ・・・

またそれだけに、彼女のトゥルーエンドと思えるシナリオの、最後の締めくくりは納得行かなかったりします。

沈んだ気持ちをそのままに終わらせられたら、それは「バッドエンド」以外のなにものでもないじゃないくぁああ。

それとも最近席巻している、転生によるハッピーエンドに対するアンチテーゼのつもりあったりするかな?(^_^;

別に転生エンドでなくても良いけど、もっと前向きなエンディングを望みたかったりする。(ぉ

 

因みに彼女にはミニゲームがありません。あしからず。

 

丁 琳琅

しゃべりが、らんま1/2のシャンプーを彷彿する(笑) 中国からの留学生。生活費とかは自分で稼がねばならないので

とことん貧乏であるが、そんな大変さをちっとも感じさせないバイタリティ溢れる明るくよい娘ですな。(笑)

ただ、金魚食べようとしたり、わんわん食べようとするのだけは勘弁。(/_;)(爆笑)

しかし、彼女を見ていると、中国という大きな国の多様さと言うのをつくづく感じさせられますね。(ぉひぉひ 雑技団との

関わり合いと言い・・・ お陰さんでちょいと突飛すぎて感情移入妨げられていたりして。(/_;)(ぉぃ

えっちしーんは、どっちかっつーと、学生編の姿の時に見たかった・・・なんて事は口が裂けても言いません。バキバキバキ

#ちょっとつっこみ入れれば、不法入国者には大検を受けることは出来ないと思うぞ・・・

 

ミニゲームは「お勉強をしましょう」「魅惑の金魚すくい」「謎の屋根裏」と三つもあり豪華〜(ぉぉ

一つ目はすでに出ているので割愛しますが、二つ目はただひたすらマウスをクリックして金魚をすくいだすゲームです。

ときメモみたいなテクニックはいりませんが、掬う金魚の種類だけは気をつけた方がいいと言うことで。

みっつめはコウモリを避けて匍匐前進するゲーム。階段を利用して避けるだけの簡単な仕組みですが、けっこ難しいとこ

あるかも。もっともイージーモードならよほどのことがない限り成功しますけどね。(笑)

 

矢島ほのか

実は朝鮮人参だが、ある仙人のおじいさんにより人としての命を吹き込まれた少女・・・と言う設定。初めてみたときには

正直頭痛がしました。(^_^;;; とんでもね〜設定持ち出したモンだと。(笑) 良い意味でも悪い意味でも人とは違う感性の

持ち主のシナリオさんだと思います。(爆笑) 身体は大人でも、中身は無知な子どもと一緒・・・と言う、ある意味やばい

設定ですな。(^_^; 恥じらいがないから、をいをいをい・・・と思うようなことをへーぜんとやってのけるし。(笑)

嬉しいけど(爆笑)バキ ただ、朝鮮人参として校庭で生えていたとき、人間の女の子のやることを羨ましく思いながら・・・

と言う彼女のセリフには、ちょっとぐらっとくるものがありましたが。携帯電話を模した木片を持っていたり・・・とかね。

これが朝鮮人参という突飛な存在ではなく、いぬとかねことか、あるいはきつね(ぉぉだったらもうちょっと感情移入強かった

かもねぇ・・・(しみじみ もっともこの「朝鮮人参」と言う設定は、クライマックスの部分で生きてくるわけですが。

トゥルーエンドの彼女は、仙人からもらった自分の人間としての命を主人公に捧げることになるのですが、その捧げる行動が

えっち・・・とはね。(汗 いあ、えっちで主人公を救うのは良いのですが、それにより彼女が・・・と言う設定にされちゃったら

えっちな雰囲気に浸れないじゃねーか。(/_;)ドカ この矛盾は「闘神都市2」で、天使喰いになったシードが、天使を喰ってしまう

(えっちする)シーンが痛々しくてえっちな雰囲気に浸れなかったのと感覚的に似ているかも。(^_^;;

またこちらも、あゆみシナリオ同様、悲しみの心のまま終わらされてしまい、余韻もへったくれもありませぬ。重いシナリオの

時には、ある程度の重さのエピローグが欲しいとつくづく思うゆ〜ちゃん☆である。(^_^;

 

なおミニゲームは「ほのたん雪合戦」。殺人的なパワーを持つほのたんの投げる雪玉を、ジャンプ、のけぞり、ふせの

三動作でよけるゲーム。雪玉のコースを覚えるまではちょっと難しいかも。(^_^; 何度もやっていけば、そのうちクリア

できるようになりますけどね。

 

早川香織 

幼なじみ、英雄の妹。今時のコギャルタイプの女の子。ゲーム中では援助交際なる売春をやっていると疑われるほどだが

どうやらそう言うわけではないらしい。ただ、見境無くえっちしまくっているだけ。(爆

実は主人公のことが子どもの頃から好きで・・・と言うお約束であるが(お 実は、今時の娘が、寂しさを紛らわせるために

むやみにえっちしまくる・・・と言う、巷によく言われているケースの体現者だけに、主人公への想いが成就すると、意外や

意外、主人公おんりぃの素直な娘に大変身(笑) えっちで、所構わず主人公に迫るのは相変わらずだけど。(爆

こういう軽そうな女の子はあんまし好みじゃないんだけど、彼女みたいなタイプなら許容できるかな(笑)

基本的に良い娘なのは、由佳シナリオで、自分の思い人の恋愛を成就させる手助けをすることでも分かるモンね。(笑)

因みにこの娘はミニゲーム無し。どっちかっつーと隠しキャラっぽいから仕方ないかも。

 

ボルテ

とある遊牧民の国の王女。神の使いの羊「ツァガンノール」のお供として日本にやってきた。因みに見かけは、ど〜ひいき目で

みても12歳前後。(煩爆 こんな小さな娘なのに、羊のお供であちこちを旅して歩く・・・と言う修行を行っているわけであるから

健気な娘であることは間違いない。(/_;) 歳から言っても、まだ親元で甘えたい盛りなのにねぇ・・・

因みに彼女、主人公のことを「おにいちゃん」と呼ぶんだよねぇ。主人公が妹er(ちなみ妹はいない)だからそう呼ばせているので

あるが、その気持ちよく分かるぞ同志よ(;_;)/(爆笑) だてに名前がゆうじじゃないよね。(おお<友二だけど

ただ、唯一にして最大の欠点、語尾に「〜まろ」とつけるのは止めて欲しかった。(/_;) 萌え萌えの気持ちに水を「思い切り差されるし。

 

シナリオ部分では、やや平坦だったのが心残りかな。まぁ社会人編では、5年の歳月は、彼を追い続けていた彼女には全くなかった

ようなものだから、他の女の子(例外あり)のように、時の壁・・・と言うものを意識する必要がなかったこともあるだろうけど。

 

なお、彼女とのえっちシーン・・・。学生編ではほとんど犯罪だね。(^_^; ボルテがクリスマス(謎)をなめて欲しい・・・と言ったときに

選択肢で「そういうことしてはいけません」「ボルテが望むならやってもいいかな」と出るのだけど、これって女の子の無知に乗じて

ヤっている訳だからなぁ。良い子のみんなは「そういうことを〜」を選ぶのが正解です。CG落とすけど(笑)バキ

 

彼女のミニゲームは「お茶、飲みねぇ」 ボルテが作る、日本人の口に合わないお茶を、ボルテが目を離している隙に

ツァガンノールに無理矢理飲ませる・・・と言うゲーム。言ってしまえば「だるまさんが転んだ」のボルテ版かなと(爆笑)

みつかると飲んだ杯をキャンセルされてしまうので、ボルテの動きに注意しながらツァガンノールに飲ませなければならない。

だけど、はっきり言ってこれは激ムズ。(^_^; 人によってはもっとも難しい・・・と言われるだけのミニゲームだけに、メーカー

のHPに行って手に入る差分で、イージーモードにしてプレイしないとなかなかに困難かと。(汗 もっともデフォルトでプレイして

見事にボルテの気持ちをGETした猛者もいらっしゃるので、根性あるのみ・・・なのかもしれませんが。(ぉ 



 
 

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