「ビルの上の、意味深な靴」

NYテロ事件やら株価暴落と、日本国内に限らず世界的に冷たい風が吹き始めて いる。
もっとも、昨年までは、バブル状態だった米国にとっては、チャンスのあとにピンチありと
いった所だが、グリーンスパン議長の存在が何よりも頼もしい。一方、日本はというと
「ピンチのあとにチャンスあり」なのだが、どうもピンチが長すぎる。小泉総理にかぎらず、
その他多数の議員もダメならば、底辺の私共庶民が頑張るしかない。

今までの日本の発展の仕方は、本田宗一郎や松下幸之助など、たった一人の人間の
力で盛り上げられてきた。その結果、フリーアルバイターや女子高生でも、ヴィトンやグッチ
という高級ブランド品が買える国になってしまった。こんな国は、日本くらいなものだろう。
失業者が増え続けているという現状だが、そんな彼らのセリフは「仕事がない」。ふざけたセリフである。
やりたい仕事がない?誰も好きで働いているヤツなどいないだろう。生活していくために働いて
いるだけで、寝ていても生活できるなら働きやしない。食べたいモノがないから食べない
という状況も「戦後だったらなんでも食べたぞ!」と言ったなら、「今は、戦後じゃない」と
言葉を返してくるだろうが、それは屁理屈である。「腹減ったー、なんか食べに行こう。
何食べたい?何でもいい。」という会話をした経験が一度はあるだろう。人間、極限状態や
それに近い状態の時は、何でもいいものである。失業者のために、いつまでも労働者の税金や
それにつながる年金を使うわけにはいかない。今の失業者には、失業しているという自覚、
周りに迷惑をかけているという自覚が無い連中が多いということが言える。この間とある企業の
元役職者と話す機会があったが「好きでリストラされたんじゃない」と言われ「使えないからリストラ
されたんでしょ」と言うと、黙ってしまった。「青山は、きついことを平気で言うなー」とよく言われるが、
きつく言っているつもりはない。現状を、そのまま言っているだけである。

求人雑誌を見れば、かなりの求人数がある。資格や経験が必要なモノもあるが、
何もないモノも多い。「とりあえず、生活のために働こう」くらいの気持ちで働いてみては
いかがなものか?面接で「うちの会社を選んだ理由は?」などと聞かれたなら、「生活のために、
頑張って働こうと思いました」で良いと思う。心にもない面接用のマニュアル的なものより、
絶対的にいいはずである。

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