第3日目
9月12日(日)。曇りのち晴れ。 朝、8時20分起床。 8時30分、行動開始。 昨日は、十勝ワインを飲んで寝たのだが、 どういうわけか、寝つけなくって、 しょっちゅう目を覚ましていた。 ほら、ボクって、こう見えても結構、神経質じゃん。 夜中は結構雨が降っていたのだが、 朝になったら、上がっていた。 さ、今日は、どこに行こうかな。 うーん、うーん。 摩周湖だな。 決定。 異議なし。 高校2年生のときの第1次北海道修行の際、 日本には、台風さんがおいでになっており、 茨城県では那珂川が氾濫して、大騒ぎになっていた。 そんな時に「霧の摩周湖」でお馴染みの「摩周湖」が見えるはずも無く、 深い深ーい霧の底に沈んでいらっしゃったのでした。 どーも、それがトラウマになっているらしく、 摩周湖が見れないと、北海道に来た気がしない。 ここはぜひとも見ておかなければ。 あ、ちなみに、昨日泊まった、「屈斜路湖」、 霧でお馴染み、「摩周湖」、 マリモが一番、「阿寒湖」・・・が、道東3大湖である。 ♪一番でかい屈斜路(屈斜路)  マリモ住んでる阿寒(阿寒)  霧がかかって摩周(摩周)  道東3大湖(道東)  クッシー住んでる屈斜路(屈斜路)  ワカサギうまいぞ阿寒(阿寒)  めったに見えない摩周(摩周)  道東3大湖(道東)  今度生まれてくるときは  火山の影響でひとつだよ  できれば今度は、滋賀県のぉ  琵琶湖を超えたい3大湖(道東)   ま、そんなわけで、摩周湖の第1展望台に向かう。 山の上に霧がかかっているのでちょっと不安。 展望台につくとおばちゃんがニコニコしながら近づいてきた。 なんだよ。こっちくんなよ。 え? 何? 駐車場代? え? そんなもん取ってたっけか? 410円? 高けー!! いつからそんな暴利をむさぼるようになったんだよ。 ま、しゃーないわな。 展望台への階段を上っていくと・・・。 お! 見えるじゃん見えるじゃん。 摩周湖、最高! イエイ。 これで第2次北海道修行以降、 毎回、摩周湖は見えてるね。 日頃の行ないがいいんだな。きっと。

霧に煙る摩周湖。
正面に見える山は摩周岳(カムイヌプリ)。


摩周湖に浮かぶ島「カムイシュ島」。
「オホーツクに消ゆ」では最終舞台。

さ、次はどこに行こうかな・・・。 ま、屈斜路湖、摩周湖ときたから、お次は阿寒湖だろ。 腹もへったし、阿寒湖でメシ食うべさ。 阿寒湖着、11時。 「アイヌ部落(アイヌコタン)」なんかを見て、楽しんだあと、 お馴染みの天ぷら屋さんに入る。 ここでは、ヒメマスの料理なんかも楽しめるのだが、 安くてうまいのは、ワカサギの天ぷら定食。 そんなこんなで阿寒湖を出て、 ひたすら南下。 釧路に出て、和商市場の「手作りウニ丼」を食べることに決定。 途中、釧路湿原のそばのクアハウスで温泉に入り、 釧路着。 ところが、11時にご飯食べたばかり。 今、午後の1時。お腹空いてなーい。 どうしよ。 ウニは食いたし、腹減ってなし。 いたしかたなし。 ここはスルー。 で、知床でウニ丼食おう。 それがいい、それがいい。 知床には、知床で採れたバフンウニでウニ丼を作ってくれる店がある。 ここに是非行かなくては。 北上、北上。 北海道主要国道完全制覇を狙っているボクは、 過去に走ったことのある国道をはずし、 未走の国道をねらって走っているので、 クニャクニャ、道を走ることになる。 非常に効率が悪いことにもなるのだが、いたしかたない。 今回はじめて、中標津のあたりを走った。 ここは、ニッポン放送ラジオカー1号のドライバーである古野さんが、 「将来は、是非とも移住したい」と言っている土地である。 今回の旅で初めて通ったのだが、なるほど、いいところだ。 富良野のダイナミック版とも言える丘陵地帯。 そこに、乳牛が横たわっている。 青い空、緑の大地、白と黒の牛、 そのコントラストが非常にすばらしい。 そうかとおもうと、知床の近くになると、今度は激しい峠道。 いいねぇ。 峠を攻めて走るのなんて、 大学のとき以来だ。 迫りくる他の車をガンガン抜かし、 知床のウトロに向かう。 北海道の道は変化に富んでいて、 長い間走っていても、本当に飽きない。

知床半島の峠。
バスが停まって、乗客がくつろいでいた。


ウトロの夕焼け。女の子2人組みが、
イチャイチャしていた。ちょっと怖かった。

ウトロ着、17時30分。  ウニ丼、ウニ丼♪ う・・・うまい。 知床産のバフンウニは、甘いのに定評がある。 いやー、本当にうまい。 この世なんか、もういいこと無いって思ったときもあったけど、 生きてて、本当によかった。 さて、そろそろ、今夜寝る場所を決めなきゃ。 うーん、うーん・・・どこにしようかな・・・・。 とりあえず、お風呂に入りたいな・・・。 知床の温泉に入ってもいいけど・・・、 今日はまだ余力がある。 もうちょっと先まで行ってみよう。 知床をあとにして、斜里(しゃり)というところをこえ、 清里町の温泉に入る。 ちょうど、知床と網走の中間点だね。 北海道の温泉は、ほとんどが茶色い、ナトリウム系の温泉。 硫化水素系の、いわゆる生卵腐った臭い系の温泉が嫌いなボクには、うれぴい。 さて、お風呂に入ったはいいが、どこで寝るのかが決まらない・・・。 落ち着いて寝られる場所・・・どっかに無いかなあ。 地図を見てみると・・・・。 あらまあ。 ここから屈斜路湖って、50キロくらいしか離れてないのね。 なんだ、じゃあ、屈斜路湖に行こう。 あの周辺なら、頭の中に、地図が完全にインプットされてる。 どこなら車を止めて熟睡できるか・・・その、ノウハウがある。 ばっちし。 清里町から南下。   21時15分。 屈斜路湖に着。 いやー、長い1日だったが、結局ここに戻ってきてしまった。 でも、今夜はちょっと場所を変えて、 携帯電話のつながる場所にしてみました。 さ、明日はどこに行こうかな・・・・。
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