電話：03-5789-7731 住所：東京都港区白金5-15-5　定休日は月曜と年末年始。月曜が祝日の場合、翌火曜。
ランチ11:30〜15:00(L.O)、ディナー18:00〜23:00(L.O.)

地下鉄広尾駅から天現寺交差点方向へ。歩道橋を直進、恵比寿3丁目交差点手前を左折。首都高をくぐりセブンイレブンの一つ先。駅から徒歩10分。

2008年9月

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点数による評価は＜６,３,４＝１３点＞

スペシャリテと季節の料理が組み合わさったコースを比較的安く楽しめる『2008ミシュラン東京』一つ星のお店。

食べたもの

アミューズ◎生ウニ貴婦人風

前菜１◎冷製、フランス産ウズラの詰め物　フォアグラ風味　ポルト酒のゼリー添え

前菜2◎山梨県産、無農薬野菜達28〜30種の盛り合わせ

スープ◎とうもろこしのスープ

メイン◎豚足とパテのミルフイユ仕立てとプラチナ豚心臓のコンフィ、白インゲン豆の煮込みと共に

デザート◎チョコレート尽くし

飲んだもの
Francois Seconde/Grand Cru Sillery/Champagne
Savigny-Les Beaune 2005/Vieilles Vignes/Prieur

• 夜のコースは6皿6358円(税5%・サ10%込)。前菜1とメイン、デザートには5〜6種類の選択肢がある。一部追加料金(1200円〜1800円)のかかるものもあるが、デフォルト料金でも十分に魅力的な選択肢がある。
  スペシャリテのうち「生うに貴婦人風」「無農薬野菜の盛り合わせ」はコースに組み込まれており、「ブーダンノワール」「ポールボキューズ風クネル」は選択肢の中から追加料金なして楽しめる。

• スペシャリテは、特に前菜２は相変わらず好調。調理法は焼き、茹で、マリネという基本的なものなのだろうが、様々な触感、色、味、そして多くの種類の野菜を食べられるのは、フランス料理として出色。これを食べるためだけにここを再訪したくなるほどのレヴェル。
  前菜１も意欲的な作品で、うずらのこういう食べ方ははじめて。ポルト酒のジュレもやわらかでいて、しかもうずらの味を引き立てる。
  それに比べるとスープ以下デザートまでは普通のレシピ料理。もちろん味のレヴェルは保たれているが、ストレートでいながら素材が特に際立つという訳でもない。

• サーヴィスは、前回と同じくプラスとマイナス両面がある。シャンパーニュやロニョン料理などのプレゼンテーションはお見事。思わず食べてみたくなった。
  また、当日はメインを二人が魚料理、一人が肉料理にしたのだが、どの料理にも合わせられるワインを予算に合わせていくつか挙げてくれた。

  ただ、今回もやはりシェフが「上得意様」だけと長話をするために客席に登場し、終わると他にお客がいないかのように厨房に戻るということがあり、微妙な気分にさせられた。

  また、デザートをゆっくり楽しみ、お茶をゆっくり飲み終わると、22時過ぎで他のお客さんもまだいたのにさっさとテーブルの上を片付けられ「早くお帰りください」と態度で示された。お茶のお代わりのサジェスチョンは当然なし。料理やワインの「売り込み」時からの豹変ぶりには驚く。このクラスのフランス料理店でははじめての経験。

  総合的に考えると、この値段でこの皿数、料理の選択肢の多さはかなりお得。スペシャリテ中心に組めば満足感は高まる。

• 会計は三人で35174円。
  内訳(税込価格)はコース(5780円×3)＋サーヴィス料10%(1734円)＋シャンパーニュ(9100円)＋赤ワイン(7000円)
  料理の写真は こちら

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