ガーデニングQ&A

372.2002.06.26. 千葉県 匿名 さん の Question
こんばんは。
以前、 オシロイバナにの発芽について質問をした者です。

前回、丁寧にご指導いただいたとおりにしましたところ、
それから2週間ほどした5月の初旬には、3鉢のうち2鉢が無事に発芽しました。
現在、本葉は6枚。茎の高さは約3cmです。
ですが最近、本葉の葉先から枯れ始めているのです。
双葉が枯れ、双葉の次に出てきた葉が枯れるのはわかります。
(素人の見解ですが、双葉の次に出てきた葉は形状からしてほんとうの本葉
ではありませんよね)
ですが、本葉までが、葉先のとんがった部分から茶色くなってきているのです。

これはどうしてなのでしょうか。
梅雨に入ってから(←11日より)急に気温が下がったせいでしょうか。
鉢はベランダに置いてあり、雨にさらされているわけではありませんが、
鉢からの水分の蒸発は少ないようなので、過ぎた水遣りには気をつけています。
気候でも水遣りでもなければ、鉢の中の土に問題があるのでしょうか。
(前回の質問で腐葉土が多いとご指摘され、土は既に改良してあります)
実は3鉢のうち残る1鉢には、もう3度ほど種を蒔いているのですが、
どれも1ヶ月待っても発芽せず、腐ってしまったのか種がやわらかくなっている、
ということを繰り返しているのです。
この1鉢のオシロイバナはもう諦めていますが、
芽を出したものを諦めるのは残念でなりません。
空き地で野草化したオシロイバナは茎も太く、葉も大きく、
もう花を咲かせているものまであります。
私が育てているものとは歴然とした生長の差があり、
(葉の大きさは縦幅4センチ程度。空き地のものの2〜3分の1です)
そういった点でも疑問は膨らむばかりです。
どうかよいアドバイスをお願いいたします。

Answer
葉先から枯れてくるときは、やはり、根や水分に関係が有りそうです。
使用されていた鉢がプラスチック鉢なので、水やりを控えていても過湿になった
のかもしれません。最初は苗で小さいですから、鉢全体に根がまだ伸びていません。
それで乾きが遅くなります。それと、まだ幾分土の排水性が悪いのかもしれません。

理想から言えば、大きい鉢にたくさん種を播いて間引くか、小さめのところで育ててから、
大きい鉢に移すと、根と土の量がバランスがとれ、過湿は幾分解消されます。
それと、気になるのは、3鉢目ですが、毎年播いて駄目ということですか?
できれば、次回の種まきは、新しい別の鉢と土を使うことをお勧めします。
同じ土を繰り返して使ったり、窒素肥料が効きすぎたりすると斑点病になるときが
あります。何か、病気でもあれば、消毒をしないかぎり再発しそうです。
鉢も駄温鉢か素焼き鉢にされてはどうでしょうか?通気性があり過湿対策にはよいです。

気温が下がると、発育が抑えられますが、葉が枯れるところまではいかないと思います。
空き地のものや他のところのものも同じ症状が出ていれば、低温のためですが・・・。
発芽する頃に、何回となく触り、スムーズに生長できなかった後遺症で株が大きくならない
ということはあるかもしれませんが、葉先には影響ないと思います。

空き地で育っているオシロイバナは、昨年のお芋のような根が残っていて、そこから
芽吹いてきます。従って、発芽も早く、大きくなるのも早いです。種からですと、
夏にならないと花は咲いてきません。お芋に栄養があるので、葉も大きいですし、
草丈も大きくなります。種は普通5月の連休に播き、1週間から10日経って双葉が出ます。
根が残っていた株は、これより先に元気な芽をバラやアジサイのようにグーンと
伸ばしますので、どうしても大きさではかないません。

薬散するならば、1か月に1−2回、ダイセン、ダコニール、ベンレートなどを撒きます。
スプレータイプの葉の斑点病に効くものや殺菌剤などを撒かれてもかまいません。
しかし、薬散しなくても、梅雨が明け、暑くなってくれば正常に生育するようになる
場合も多いです。

なお、双葉の次に出る葉は本葉ですが、最初の頃は小さいので、少し成葉の本葉とは
違うように見えるかもしれません。アサガオでも最初の頃の本葉には葉の切れ込みが
はっきり出ません。


皆さんのアドバイスもよろしく!!