ガーデニングQ&A

413.2002.09.04. 千葉県 匿名 さん の Question
こんにちは。
以前より オシロイバナに関して、教えていただき、ありがとうございます。
ご指導のおかげで8月下旬に花をつけ、もうすぐ種が実りそうです。

オシロイバナは実は一年草ではなく、多年草だとお聞きしました。
せっかく種から育てたものですから、越冬させて、来年もまた楽しみたいと
思っています。
越冬のための、枝等の特別な剪定方法はあるのでしょうか。
また置いておく場所についても、
あまり耐寒性はない植物であるという話も聞いたことがありますので、
ベランダに置いておくだけではやはり枯れてしまうでしょうか。
一度過湿で失敗したことがありますから、水遣りもどうしたらいいのかわかりません。
いつごろから越冬の準備をしたらいいかも、合わせてお教え下さい。

オシロイバナは花期を終えて種がたくさん熟し始めると、
株全体が黄緑色になり、地表に出ている部分は枯れてしまいますよね。
実は、8月に入ってぐんぐんと葉や茎を伸ばし始めた頃から、
極端に葉の色が薄くなってしまいました。緑というより薄黄緑色です。
下部の葉から黄色くなり、枯れ落ちてしまうということも繰り返しています。
8月下旬に花をつけてからは、上部の葉もところどころ白く、
あるいは茶色くなり、放っておけば株全体が枯れてしまうのではないかと
思っています。
まだ花をつけて2週間、もう一株は1週間しか経っていませんが、
新しい蕾も小さいまま黒く枯れ始めています。
種から育てた一年目の株は、もうこの時期で地表での活動はおしまいなのでしょうか。
土作りに腐葉土は用いましたが、特別に肥料を施さなかったことが悪いのか、
葉先が黒ずんでいるものを見るに、また私の水遣りに問題があるのか、
(水遣りは夏場、受け皿に水がたまるほど、毎夕やっていました)
原因が何なのかわかりません。
上の件と合わせて、お願い致します。

千葉県千葉市
匿名

Answer
8月に入って葉色が悪く落葉もしてきたというのは、肥料不足になったものと思われます。
腐葉土が入っていても、生育期には、月に1回の置き肥や半月に1回の液肥やりが必要です。
一方、茶色くなったり、黒くなったりしてきた方の原因は、やはり、過湿気味と思われます。
夏の昼間を避けて夕方に灌水するのはよろしいが、受け皿に溜まった余分な水は捨てておく
必要があります。鉢穴から水が出るくらい十分にやること自体は問題有りません。
また、真夏でも、鉢土が湿っているときは、灌水をしなくてもよいです。

株がまだ何とか元気な場合は、薄い目にした液肥(普通が1000倍なら1500−2000倍)を
与えて下さい。弱っているようでしたら、肥料はやらず、栄養剤などの元気回復剤を与えて下さい。

オシロイバナの冬越は、地下にできる「おいも」が腐らなかったら大丈夫です。京都市では、
全くの防寒対策無しで越冬します。−3から−5℃ぐらいが一冬に数回来てもまず大丈夫です。
千葉市の方が暖かいのではないでしょうか?

秋になってきたら、自然と地上部が枯れてきます。もちろん、それまでに種は採れます。
枯れてしまったら、自然のままの方がよい人はそのまま放っておきます。きれいな方がよい人は、
枯れた時点で、全部切って捨ててしまいます。切り株は少し残るかもしれません。
あとは、露天でも軒先でもベランダでも無加温の場所に鉢ごと置き、土が乾いてきたら
灌水します。湿っている間は、全くやらなくてよいです。

これを続けていますと、気温が高くなってくると、自然に新芽が地上に出てきます。
その時に、一回り大きい鉢に植え替えてもよいです。

特に、準備はいりません。自然に枯れるのを待っていたらよいです。回りに育てられている
家がある場合、比較して同じ頃枯れてくれば問題有りません。あまりにも早く枯れて来だしたら、
「おいも」の発育が不十分になったかもしれません。普通の根より少しでも太くなっていたら、
芽は出てきます。


皆さんのアドバイスもよろしく!!