![]() | ばっくなんばぁ>2001年2月掲載分 | ![]() | |
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<更新情報>
・”かれんだぁ”に6月の頁を作りました。<先週仕入れてきた演奏会情報>
●豊嶋泰嗣&園田高弘 ベートーヴェン・ヴァイオリン・ソナタ・チクルス<第1夜>
(2001年4月23日(月)19時開演/イシハラホール)●オーケストラアンサンブル金沢 神戸公演
(2001年4月29日(祝・日)15時開演/ポートピアホール)●ローマ・サンタチェチーリア国立アカデミー管弦楽団
(2001年5月17日(木)19時開演/神戸国際会館こくさいホール)●鮫島有美子&ウィーン・フィルハーモニア・シュランメルン
(2001年5月20日(日)14時開演/シンフォニーホール)●久保田巧&サハロフ/ベートーヴェン・ヴァイオリンソナタ全曲シリーズ2
(2001年5月26日(土)19時開演/神戸文化ホール・中ホール)●錦織健リサイタル
(2001年5月27日(日)15時開演/ポートピアホール)●アナトール・ウゴルスキ ピアノリサイタル
(2001年6月1日(金)19時開演/イシハラホール)●素敵な二人〜クリスティーナ&ローラ
(2001年6月3日(日)14時開演/シンフォニーホール)●究極のタンゴ・デュオ〜アリアス&モンテス
(2001年6月15日(金)19時開演/シンフォニーホール)●藤岡幸夫&仲道郁代〜20世紀の名曲たち
(2001年6月24日(日)14時開演/シンフォニーホール)<先週の新聞の記事から>
●2月19日(月)の産経新聞の「地球楽信」に、ロサンゼルス・オペラの新シーズンのメニューについて書かれていました。このLAオペラは、昨年秋から、あのプラシド・ドミンゴを芸術監督として迎えており、このドミンゴの打ち出す路線が、なかなか好評だとのことです。詳細はここでは割愛しますが、3大テノールの1人として活躍されるだけでなく、指揮者や芸術監督としても、このようにその才能を発揮されているというのは、さすがですね。しかも、そのメニューも、斬新な企画から、従来の路線を踏襲するようなものまで、実にバランスよく配置しているとかで、何かと話題にこと欠かないないようです。パヴァロッティの引退などという噂も流れるくらいですから、3大テノールの時代も、もう終わりになるのでしょうか… でも、少なくともドミンゴについては、このような新しい境地があるということで、新しい時代になっても、ますます楽しみになってきますね。●2月21日(水)の産経新聞の神戸版に、「神戸からの飛躍〜NPOの21世紀」というタイトルで、アート・サポート・センター神戸の島田誠さんのことが紹介されていました。島田さんは、昨年までは元町の海文堂書店の社長をされていて、引退された後、このセンターを立ち上げられたのでした。海文堂時代から、芸術への支援活動は盛んに行っていらっしゃっていて、特に震災後は「アート・エイド・神戸」を立ち上げられて、いち早く、芸術の復興に努められてきたことでも知られていますね。神戸から新しい文化を生み出そうというこの活動、ますます盛んになることを期待したいと思います。
●2月22日(木)の産経新聞夕刊に、ピアニストの榊原大さんの記事が載っていました。今月、アルバム「転/移(トランス)」をリリースされたということです。GーCLEFのメンバーとして活躍された後、ソロとして活躍されたいたわけですが、6年を費やしてようやくに、アルバムを完成させられたそうです。「ふと純粋に自分のやりたい、自分の音を創りたいと思った。それが今回のアルバム」だと仰っていますが、その内容は、「コンセプトは『都市のサントラ』。(中略)アコーティスティック・ピアノの音を大切にして、僕自身がアレンジし、プレイしている意味を探しました」というもの。ちょっと興味をひきますね。今度、機会があったら、聴いてみることにしましょう。
●2月22日(木)の各紙に、第43回グラミー賞で、喜多郎さんが最優秀ニューエイジアルバム賞に選ばれた、ということが報じられていました。7度目の挑戦でようやくにして勝ち得た栄冠、本当におめでとうございました。
●2月23日(金)の産経新聞夕刊の「無礼選盤」の下のコラム「録音の現場から」に、この度、フィンランディア・レーベルから発売された「フィンランド・オーケストラ名曲集」で指揮をしている佐藤俊太郎さんへのインタビュー記事が載っていました。「フィンランドの曲がずらりで、戸惑わなかったですか。」という問いに対して曰く、「シベリウスとラウタヴァーラ以外は知らない曲ばかり。それも結婚行進曲とか婚礼ワルツといった曲が多く、ちょうどフォーク・ミュージックとコンサートのための音楽の中間のようなものです。」…ここで言うている「結婚行進曲」とうのは、実はトイヴォ・クーラの作ったものであろうことは以前、別の新聞記事での発言からも分かるのですが、それを、フォーク音楽とコンサート用の音楽の中間の音楽などと、どうして言えるのでしょう?だったら、クーラをはじめ、メラルティンやヤルネフェルト等、このアルバムに収められた作曲家達は、コンサート用の音楽を書いたのではない、とでも言うのでしょうか?彼等の作った作品もまた、十分にコンサートで演奏されるべき曲なのではないか、そんな勘違いなことを言いながら、フィンランドのクオピオ交響楽団の指揮者など、務めてほしくない、とは言い過ぎかもしれませんが、余りにも見識違いなのではないでしょうか。多分、このアルバム自体は、私も気になるので、買うかもしれませんが、どうも、この指揮者のことを疑ってしまいます…(お気に障られる方がいらっしゃいましたら、どうもすみません)
<ひとりごと>
◆上の演奏会情報でもあげている、久保田巧さんとサハロフさんのリサイタル、前回(2000年10月20日)に行った人は、その時のプログラムの裏表紙左上の割引券を持って、神戸文化ホールのプレイガイドへ行くと、1割引きで買うことができるそうです。私のとこにもその案内が来ました。…いいですねぇ、こういう仕組みって。私もそのうち、このチケットを買いに文化ホールへ行こうと思います。◆神戸ポートピアホテルさんからも、コンサートの案内ハガキが届いたのですが、ハガキに書かれているのは、ごく簡単なことだけで、いまひとつ、内容がはっきりと分からないんです。ホームページも見てみたのですが、何故か、その分の案内がアップされていなくて、一体、何?という状態です。(^^; うぅ、もっと詳細を教えてくれぇ。(でないと、ここにも情報をアップできない…)
◆…と思ったら、うちの近所のCD屋にチラシが置いてありました。なので、何とか、上にアップすることはできましたが、でも、まだ1つ、分からないものは残っているぞ… それにしても、三宮のプレイガイドだけでなく、こんな所にもチラシがあるとは、思いもよりませんでした。情報を集めようと思ったら、もっと広く収集活動をしないといけない、ということですね。ちょっと反省なのでした。
◆「KOBE C情報」の3月号が出ました。表紙の「はっしん!神戸」には、神戸マスクワイアのリーダーである川上盾さんが紹介されています。神戸マスクワイアは、1998年に結成されたゴスペルクワイアですが、既に神戸を代表するゴスペルクワイアとして知られていますね。「神への信仰心に心から敬意をもって歌うこと」が大事だと仰る川上さんですが、そうした姿勢が、その歌を聴く者の心を捉えるのでしょうね。今後のご活躍にも期待したいと思います。
<先週仕入れてきた演奏会情報>
●チェロとハープの夕べ〜松方ホールホワイエコンサートVol.15
(2001年3月2日(金)19時開演/神戸新聞松方ホール・ホワイエ)●前橋汀子ヴァイオリンリサイタル
(2001年3月10日(土)18時30分開演/稲美コスモホール)●高嶋ちさ子 MUSIC BLEND 2001
(2001年3月14日(水)19時開演/フェニックスホール)●ジョージ・ウィンストン ソロ・ピアノ・コンサート
(2001年3月17日(土)14時開演/シンフォニーホール)●癒しの芸術〜フィーリング・アーツ
(2001年3月27日(火)19時開演/いずみホール)●ジャパンユース合唱団演奏会
(2001年4月1日(日)14時開演/神戸新聞松方ホール)●小澤征爾音楽塾ひょうご特別演奏会
(2001年4月3日(火)19時開演/いたみホール)●フルートアンサンブル・エリオ ファンタスティック・コンサート
(2001年4月7日(土)18時30分開演/神戸文化ホール・大ホール)●大阪フィルハーモニー交響楽団第347回定期演奏会
(2001年4月14日(土)17時開演/フェスティバルホール)●大阪シンフォニカー交響楽団 ファン感謝祭コンサート
(2001年4月19日(木)19時開演/いずみホール)●大阪センチュリー交響楽団第69回定期演奏会
(2001年5月7日(月)19時開演/シンフォニーホール)●佐藤しのぶ わが母の教え給いし歌
(2001年5月9日(水)19時開演/フェスティバルホール)●パーシー・フェイス・オーケストラ
(2001年5月13日(日)14時開演/フェスティバルホール)●ニコライ・サチェンコ ヴァイオリン・リサイタル
(2001年5月15日(火)19時開演/神戸新聞松方ホール)●チェコ・フィルハーモニー八重奏団
(2001年5月25日(金)19時開演/京都コンサートホール・大ホール)●バルトーク弦楽四重奏団
(2001年6月1日(金)19時15分開演/神戸新聞松方ホール)●東京都交響楽団
(2001年6月17日(日)14時開演/京都コンサートホール・大ホール)<先週の新聞の記事から>
●2月12日(月)の産経新聞の「地球楽信」は、昨年から行なわれていた、ヤマハのピアノ100周年を記念してのイベントのトリとなった、中村紘子さんのリサイタルのことについて書かれていました。そう言えば、私達も昨年の夏には、浜松のヤマハの工場を訪れて、ピアノの製造過程を見学させていただきましたが、100年に渡る伝統の技がそこにも生きていたように思います。日本の国産ピアノが誕生して1世紀、そして、これからは新しい1世紀をまた過ごしていこうとしているわけですね。これからも、今までと同じく、いやそれ以上の品質を保ちつつ、素敵な音を私達に提供してくれることを期待したいと思います。●2月15日(木)の産経新聞夕刊の「なにわコラム」に、関西のオーケストラの指揮者が変わってきている、という内容の記事が載っていました。すなわち、大阪センチュリーは4年前に、ウリエル・セガルから高関健に、大阪シンフォニカーが、トーマス・ザンデルリンクから曽我大介に、関西フィルもウリ・マイヤーから飯守泰次郎に、京都市響もこの4月から、ウーヴェ・ムントから大友直人に、それぞれ指揮者が変わるというのです。外国人指揮者が多かったというかつての状況が一転して、日本人指揮者ばかり、しかも若手の活躍が目立つという状況になってきているというわけです。唯一、大阪フィルだけは、ずっと朝比奈隆のままですが、これは、ま、別格ということになるのでしょうか…(^^; で、これでどうなっていくのか、記事では「なによりコミュニケーションと協働で濃さを回復するだろう」としています。それぞれの団体とも、経済状況が芳しくないということもあるのでしょうけれども、これからは、地域密着型、ファンとの交流を重視した活動を、それぞれ、展開していくことになる、というわけです。実際、関西フィルなどは、既にそうした動きをしていますし、また、大阪シンフォニカーなどもファンのための感謝祭を行うなど、いい方向に向かっているのでは、と思います。オーケストラがそうした、地域に根ざした活動を展開していくことが、地域の文化活動の発展にもつながっていくわけですから、そうした活動は今後もずっと、続けていってほしいと思うのです。
●2月8日(木)から16日(金)まで、6回に渡って、産経新聞夕刊の「話の肖像」では、ヴァイオリニストの劉薇さんが取り上げられていました。中国のお生まれで、中国の作曲家、馬思聡の曲のアルバムを出していることでも知られている方です。馬という作曲家は、中国の文化大革命の中、反動的学術権威者として追放された人なのですね。劉さんは、そんな馬の作品に魅力を感じ、そして、その研究をされながら、その作品を紹介するということをしていらっしゃるというのです。昨年もカーネギーホールで馬の作品をプログラムに入れたコンサートをされて、話題になったようです。インタビュー記事をずっと読んでいて感じたのは、実にしっかりとした思想をお持ちの方だなぁということ。馬という作曲家が、文化大革命に関わったからなのかもしれませんが、そうした政治的なことについてもしっかりとした見識を持っていらっしゃるようで、実に頼もしい方と感じるのです。今年の秋には、東京でリサイタルもされるそうなので、行けたら、と思うのですが、それはなかなか… でも、CDは機会があれば、是非とも聴いてみたいものです。
●2月17日(土)の共同通信ニュースによると、ウィーンの国立歌劇場管弦楽団で、初の「フルタイム」の女性団員が誕生したのだそうです。同オーケストラは、「男尊女卑」の悪名を持っているとも言われ、それまでは女性の団員などは一切認められていなかったようですが、ようやくに女性にも門戸が開かれたようですね。ま、既にハープ奏者では女性もいるのですが、ハープは出番も少ない楽器。ところが、今回のはヴィオラ・パートです。ヴィオラと言えば、もう、ずっと楽章間もずっとステージ上に出ているという、まさに”フルタイム”なわけです。こういう意味での”フルタイム”な女性団員は初めて、というわけです。さて、これでますます、女性奏者も増えていくのでしょうか。今後も注目ですね。
<ひとりごと>
◆ヤマハの神戸店に行ったら、面白いものを見つけてきてしまいました。「月刊ピアノ・フェスティバル」なるものが4月の8日にあるそうで、その参加者募集のチラシがあったのです。ヤマハが毎月出している「月刊ピアノ」の読者なら、誰でも応募できるというもので、ミュージックデータによる伴奏つきの自由曲と、「月刊ピアノ」に掲載された曲の中からどれか1曲を、それぞれ、演奏してもらう、というのです。創刊された頃からずっと購読している私にとっては、へぇっ!と面白そうと思うのですが、さて、どうしたものでしょうかねぇ…(おっさんが出ていくのも何か、恥ずかしいぞ…^^;)◆その月刊ピアノの3月号を買ってきました。アーティストの紹介の欄があるのですが、その筆頭に登場しているのが、児玉桃さんです。どうも、最近、よく彼女の記事をあちこちで見かけますね。段々と注目と人気を集めてきつつあるようで、1ファンとしましては、何とも嬉しい限りです。
◆4月14日(土)に神戸新聞松方ホールで行われる、マルク・ラフォレさんのリサイタルのチケットをGETしました。あのブーニンが優勝したショパンコンクール、あの時の2位入賞者がラフォレさんです。昨年は同年のコンクールでの4位の小山実稚恵さん、5位のルイサダさんのピアノを聴く機会がありましたが、どうも最近、あの時の入賞者づいています。(^^; でも、ブーニンは、個人的にはいまひとつ積極的に聴こうという感じにならないんですけどね… 4月が楽しみです。(フジ子さんの演奏会もあるし。^o^)
<更新情報>
・”らいぶらりぃ”に次の演奏会の報告をアップしました。
→・Dr.ヒロシのおもしろ音楽室
・”りんく”に若干の追加をしました。
<先週仕入れてきた演奏会情報>
●奈良市室内楽協会第28回定期演奏会〜solo&trio〜
(2001年3月23日(金)19時開演/秋篠音楽堂)●第43回大阪国際フェスティバル/オーケストラル・バレエ「ロメオとジュリエット」
(2001年4月19日(木)18時30分開演/フェスティバルホール)●エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル
(2001年4月20日(金)19時開演/京都コンサートホール・大ホール)●大阪センチュリー交響楽団第68回定期演奏会
(2001年4月23日(月)19時開演/シンフォニーホール)●ユンディ・リ ピアノ・リサイタル
(2001年4月25日(水)19時開演/シンフォニーホール)●いずみホール・オペラ・シリーズ/セビリアの理髪師
(2001年4月28日(土)16時開演/いずみホール)●及川浩治/愛の夢
(2001年5月13日(日)14時開演/シンフォニーホール)●錦織健リサイタル〜「母の日に唄うII」
(2001年5月13日(日)14時開演/京都コンサートホール・大ホール)●情熱のベートーヴェン〜及川浩治ピアノ・リサイタル
(2001年5月18日(金)19時開演/京都コンサートホール・大ホール)●ヴェネツィア室内合奏団
(2001年5月19日(土)14時開演/シンフォニーホール)●アルバン・ベルク弦楽四重奏団
(2001年5月26日(土)17時開演/シンフォニーホール)●キャンディード
(2001年7月20日(金)/21日(土)/フェスティバルホール)●チェコ国立ブルノ歌劇場バレエ/ロミオとジュリエット
(2001年7月21日(土)17時開演/びわ湖ホール・大ホール)●プッチーニ・フェスティバル/蝶々夫人
(2001年8月16日(木)/神戸国際会館こくさいホール)●プラハ国立歌劇場/アイーダ
(2001年11月2日(金)18時30分開演/フェスティバルホール
3日(祝・土)18時30分開演/神戸国際会館こくさいホール)<先週の新聞の記事から>
●2月5日(月)の産経新聞の「地球楽信」に、先月27日のヴェルディの命日に、世界各地で行なわれた関連の公演についての記事が書かれていました。イタリアのミラノでも、ローマでも、パルマでも、また、ベルリン、ミュンヘン、ウィーン等々、どこでも、ヴェルディのレクイエムがそれぞれ、著明な指揮者を招いて演奏されたようですね。やはり、ヴェルディという作曲家がそれだけ偉大であった、ということを如実に表しているようで、改めてヴェルディのすごさというものを感じないではいられないのでした。●2月5日(月)の産経新聞他各紙に、前日に行なわれた「届け世界へ! 神戸、感謝の1万人コンサート」についての記事が載っていました。小室哲哉さんが総合プロデュースを手がけ、タケカワユキヒデさんや西田ひかるさんなどの歌手を呼んでのチャリティライブなど、盛り上がったようで何よりです。言うまでもなく、震災復興記念事業の1つで、このコンサートで、神戸から全国に音楽を通じて、感謝の気持ちを伝えよう、というのがその主旨だったのです。ただ、…水をさすつもりは毛頭ないのですけど、復興記念事業と言うて、一体、市民レベルでどこまで盛り上がっているんだろう、と正直なところ、思ってしまうのです。私自身が、そういう催し等にまだ行っていないから、そういう雰囲気も分からずにいるだけなのかもしれないのですが、何か、いまひとつ、市内を歩いてみても、「感謝のアピール」とかいうような雰囲気ではないような感じもしてしまうのです。具体的にどうしたらいいのかということは分からないのですが、何か、もうひとつ、工夫が必要なような気もするのですが、どうなのでしょうね…
●2月5日(月)のNHKニュースによると、フランスの前衛作曲家のイアニス・クセ ナキス氏が4日に亡くなられたのだそうです。コンピューターを駆使した前衛的な音楽で知られており、1997年には、日本で科学や文化の発展に貢献した人に贈られる「京都賞」を受賞してもいらっしゃるのですね。ご冥福をお祈りしたいと思います。
●2月6日(火)の産経新聞夕刊の「Old New」の欄で、中国古箏演奏家の伍芳さんが大きく取り上げられていました。既に4枚のアルバムをリリースして、神戸在住の古箏演奏家として幅広くご活躍中ですね。来日してもう10年になるのだそうで、今後もジャンルを問わずに何にでも挑戦していくということを仰っていますが、これからも大いに期待したいと思います。
●2月6日(火)の共同通信ニュースによると、あのパヴァロッティ氏が引退するとかいう噂が飛び交っているようですね。METでの「アイーダ」のラダメス役について、声に以前のようなハリもなく、また今後のスケジュールにもその名前が出てこないということから、一気にその噂が広まったそうですが、どうなのでしょう。「完全引退はなくても「計二時間以上も歌い続けるオペラの主役級は無理」との見方が支配的」なのだそうで、何か、残念なような気もしますね。
●2月6日(火)の共同通信ニュースによると、仙台市は、今年の5月から6月にかけて世界の若い音楽家を対象にして開催する「第一回仙台国際音楽コンクール」の出場者を発表したそうです。これは、そのためのオーディションをパリ、ニューヨーク、上海、仙台の四都市で実施しており、その選考結果なのだそうです。合計85人がその関門を通過し、本選の方に進むということですが、こういう若い人を対象にした国際音楽コンクールを開くのって、さすがですね。「各国の若者が集い、競い合う場を提供することで「杜(もり)の都」ならぬ「音楽の都」づくりも目指している」のだそうで、こういう姿勢が、その街の文化を発展させていく基盤になっていくのでしょうね。コンクールの成功を祈りたいと思います。
●2月7日(水)の産経新聞によると、神戸のピアニスト天宮遥さんらが、新しいスターを神戸から、という主旨で若いアーティストを育成する「KOBE Composed Artists Liberty(K-Cal)」を発足させるのだそうです。歌と演劇の2つの部門で若い才能をのばし、プロへと育てて、プロデュースまで手掛けていこうというものなのだそうです。これは、神戸発の文化が広く全国に発信されていくために求められることの1つでありましょう。今後の活動に注目していきたいものです。
<ひとりごと>
◆気がついたら、もう2月も半ばになろうとしているのですね。早いですねぇ… このHPを作ってから4年、表紙にカウンタをつけてから1年になります。もうちょっと内容を充実させたいと思いながらも、なかなか実現できずにいるのですが、今年こそ、何とか… 考えてみることにしましょう。(^^;◆今月下旬から来月にかけてはまだ何も演奏会の予定を入れていなかったりします。何か行きたいなと思いながら、どれに行こうか迷っていたりします。年度末の忙しい時期になるのですが、何とか時間をやりくりして、2〜3回は行きたいものです。
<更新情報>
・”らいぶらりぃ”に次の演奏会の報告をアップしました。
→・第16回フェスティバル名曲コンサート
<先週仕入れてきた演奏会情報>
●エレガンスフルートアンサンブル
(2001年2月14日(水)19時開演/神戸文化ホール・中ホール)●第30回KOBEフレッシュコンサート
(2001年2月18日(日)14時開演/東灘区民センター・うはらホール)●春待ち月コンサート
(2001年3月10日(土)14時開演/西宮プレラホール)●オペラシリーズ「世紀末から新世紀へ」IV/領事
(2001年3月18日(日)14時/19日(月)18時30分開演/ザ・カレッジ・オペラハウス)●アレクセイ・ヴォロージン ピアノリサイタル
(2001年3月22日(木)19時開演/伊丹アイフォニックホール)●うはらホール あなたに贈るコンサート
(2001年3月23日(金)18時30分開演/東灘区民センター・うはらホール)●第15回伊丹市民オペラ/椿姫
(2001年3月25日(日)14時開演/いたみホール)●フォーエバー・タンゴ・オーケストラ with 葉加瀬太郎
(2001年3月26日(月)19時開演/フェスティバルホール)●和菓子屋騒動記”こしあん取って!”
(2001年4月7日(土)14時開演/近鉄劇場)●藤井香織フルートリサイタル
(2001年4月13日(金)19時開演/フェニックスホール)●梯剛之ピアノコンサート
(2001年4月13日(金)/シンフォニーホール)<先週の新聞の記事から>
●1月29日(月)の産経新聞「地球楽信」によりますと、北イタリアのトーレ・デル・ラーゴで毎年開催されている「プッチーニ・フェスティバル」が、この夏、日本へやってくるのだそうです。東京と、何と神戸にも、そして長崎の3都市で公演を持つようで、神戸でもその見事なステージを見ることができるかと思うと、わくわくしてきますね。演目は「蝶々婦人」。蝶々さんにはダニエラ・デッシー、ピンカートンにはヴィンチェンツォ・ラ・スコーラというコンビに、ステファノ・ランザーニの指揮とヴィヴィアン・ヒューイットの演出ということで、プッチーニの”聖地”の公演が日本で実現することは、とっても嬉しいことです。楽しみです。●1月29日(月)の産経新聞夕刊に、草刈民代さんの記事が載っていました。この2月初旬の「レニングラード国立バレエ」の来日公演に寄せての記事です。この「レニングラード国立バレエ」との共演も今年で4回目になるんどえすね。彼等の”ロシア流”も分かってきて、より魅力的なオデットを演じたい、というようなことを仰っていたようですが、さて、実際はどうだったのでしょう? 見に行けなかったのが、ちょっと残念です。でも、TVで映画「Shall we dance?」をやっていて(2月2日)、それでお顔を拝見することはできたから、それでよしとしましょうか。(^^;
●1月31日(水)の産経新聞その他各紙によると、ようやくに、ニューヨークフィルハーモニックの次期音楽監督が決まったようです。マゼールさん、ということで、案の定というか、やっぱりという感じですね。クルト・マズアの後を継いで、2002年以降のシーズン、ニューヨーク・フィルがどのようになっていくか、注目ですね。
<ひとりごと>
◆先週(1月28日(日))は、久しぶりに大阪シンフォニカーを聴いてきました。新しい音楽監督に曽我大介さんを迎えて、ますますパワーアップしそうな予感もして、なかなか素敵な演奏会でした。詳細は、”らいぶらりぃ”の方でどうぞ。◆本当なら、2月2日(土)は、神戸バッハ・カンタータ・アンサンブルの定期演奏会に伺う予定だったのですが、体調を崩してしまい、聴きに行けませんでした。(…ごめんなさい)でも、来週は、ピアニスターのヒロシさんを聴きに行く予定です。今度こそ、体調を整えて演奏会にのぞむようにしましょう。(^^;
◆今月のゆうせんの作曲家別のチャンネルの特集は、ヴォーン・ウィリアムズ。なかなか彼の作品をまとめて聴く機会なんてないですから、これは聴いてみようと思っているのですが、まだ、その時間がとれてないです… ちゃんとエアチェックしておくことにしましょう。