ばっくなんばぁ>2002年2月掲載分
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     ちょいクラ通信<2002.02.28>

<ひとりごと>

◆そろそろ確定申告をしなくちゃ、と申請書の下書きなどやってたら、更新する時間がなくなってしまいました… というわけで、本日の更新はお休みです。(おいおい…)

◆って、それだけじゃ何か寂しいので、一つだけ。いずみホールのスケジュールを見ていたら、何やら面白そうなものを見つけてしまいました。…「北欧の作曲家たちをめぐって」とかいうタイトルの演奏会。おぉ、これってまだチケット、あるのかしらん? 急いで手配しなくちゃ、とちょっと焦っている今日この頃です。(^^;

         
     ちょいクラ通信<2002.02.27>

<話題>

■【産経新聞/メディアニュース(26日付)】(昨日、書くのを忘れていたので…)”「朝比奈後」の関西楽壇”の後半が載っています。関西の各オーケストラについて、その危機的状況に警鐘を鳴らすような内容となっています。ま、こういった状況は決して、「朝比奈後」に限ったことではなくて、だいぶ前からそうだったろうと思うのですが、改めてこう書かれると、やはり不安になりますね。大フィルにしても関西フィルにしてもシンフォニカーにしても、経営難の状況は変わらないわけですし、また、センチュリーにしても府の予算カットという状況で、どこも苦しいわけです。「いつどこの楽団がつぶれてもおかしくない状況だ」というのは、決して嘘ではないでしょう。で、どうするのか? 記事から引用します。「関西のオーケストラもまず「あの楽団の演奏会に行けば、絶対に楽しめる」という信頼を聴衆から獲得することが、今後の存続にかかってくるだろう。最近では、例えば関西フィルが、熱意ある演奏によって、聴衆との間に、そんな信頼関係を少しずつだが築きつつある。」…客を引き付けるだけの魅力を創りだし、信頼を獲得できるようにする、ということですが、さてさて、どれだけ実現できるのでしょう…?

<ひとりごと>

◆上の続きです。危機的状況にあるのは、何も大阪のオーケストラに限ったことではないでしょう。翻って、神戸の状況を見てみると、どうなのでしょう? 神戸市室内はまぁ、コンスタントに活動を続けてはいます。が、アーバンオペラが打ち切られたように、神戸市をめぐる財政的状況は極めて厳しいものであり、室内に対する補助金もいつ、どれだけ減額させられるか分かったものではないでしょう。また、アンサンブル神戸にしても、”メンバーが固定していないことが特色”だということが逆に、どうもこの状況下では、不安定なように見えてしまうのは否めないし、この前の演奏会の内容を見ても、専門外の人が指揮をしなければならないほど追い詰められているの?とも勘ぐってしまいます。そんな中、県の方は、佐渡裕さんを芸術監督に迎えて、県営オーケストラをつくろうと動き出しているとか。兵庫県内、この辺りでは、プロのフルオーケストラなんてないのですから(プロとアマの混成のオーケストラはありますけど…)、こうした動き自体は歓迎したいと思うのですが、一体、どんなものができあがるのでしょう? 佐渡さんのリーダーシップのもと、地域に根ざした活動を展開し、多くの人々を魅了して、一度聴いたら何度も聴きたくなるような、そんな魅力あふれる演奏をしてほしいと思うのですが、そういうふうになるのでしょうね? 一体、どうなることやら、ほんと、分からないものです…

◆…と、何か愚痴っぽいことを書いて、他の更新ができていないことをごまかそうとしているのでした。(^^;

         
     ちょいクラ通信<2002.02.26>

<演奏会情報>

●アンサンブル・カプリス第7回コンサート
(2002年3月21日(祝・木)14時開演/東灘区民センター・うはらホール)

●オペラ「椿姫」ガラ・コンサート
(2002年5月18日(土)18時30分開演/神戸文化ホール・中ホール)

<話題>

■【月刊「Piano」/3月号】中国古箏奏者の伍芳さんのインタビュー記事が。今月の20日に新しいアルバム「花様芳香」をリリースされて、ますますご活躍の様子ですね。彼女の演奏が全国に広まっていくよう、応援したいものです。

■【月刊「Piano」/3月号】恒例の「CHISA & MINOの芸術鑑賞」は、ハンガリー国立歌劇場のオペレッタ「こうもり」の鑑賞記。「吉本新喜劇ばりのコケ方を」って、そんな…(おひおひ/でも、分かる…)

<ひとりごと>

◆上に書いている月刊「Piano」の今月号ですが、特集が面白いです。「クラシック界のアイドルをさがせ!」というタイトルのもの。ユンディ・リや木村大、吉田兄弟や上妻宏光、竹松舞に村治佳織、庄司紗矢香、上松美香、シャルロット・チャーチにベッキー、クロエ、カンタムス、ナカリャコフ、ボンド、ダイアナ湯川、リディア・バイチ、工藤すみれ、三村奈々恵、大萩康司、樫本大進、中島康晴、Lynx…と、ようもまぁ、これだけの人を並べたもんだと思います。でも、個人的には、諏訪内晶子や長谷川陽子、塩田美奈子らの名前がないのがちょっと不満… でも、彼女らはもうアイドルではなくて、ベテランの部類に入るから、ないのが当然なのかもしれませんな…

◆演奏会情報にあげている、「椿姫」のガラコンサートですが、結局、毎年恒例の神戸アーバンオペラは、こういう形になってしまったのですね… とっても残念に思います。片や、民間の神戸ニューオペラシアターの方は、先月末のような華麗な舞台を見事に成功させていたのに… こういうご時世だからこそ、行政の方が率先して文化事業の方へお金(=市民の税金)を注ぎ込んで、少しでも市民へ還元するようにするべきではないか、とも思うのですが、実際はなかなかそううまくはいかない、ということなのでしょうか。何ともはや…

         
     ちょいクラ通信<2002.02.25>

<話題>

■【産経新聞/地球楽信】我らが阪哲朗さんが、19日、「ファルスタッフ」を指揮して、ウィーンのフォルクスオーパーにデビューされたそうです。既にベルリンのコーミッシェオーパーで指揮したこともあってか、堂々とした音楽づくりで大好評だったようですね。現地での評価は、「すべてのディテールを情熱的に指揮したというだけではなく、とにかくこのオペラの偉大な総体を幻のように予感させた。活力と生き生きしたリズムを当然のことのように張りめぐらせて、歌手たちを、楽譜に書かれているリズムを正確に再現するという以上に作品に接近させた」と、とにかく高く評価しているようです。記事は、「コーミッシェオーパーでレパートリー公演を数多く振っていく中で力を付けた今、そろそろここを卒業する時期に来ているのかもしれない」と、これまた非常に期待を持たせるような書き方で終わっています。

■【産経新聞/メデイアニュース】”「朝比奈後」の関西楽壇”というタイトルで、興味深い記事が載っています。今日はその上の部のとして、朝比奈隆さんのような関西に居をかまえ、音楽面でリードしていくのみならず、楽団運営においても優れた能力を持ったような人が必要だ、という内容のことが書かれています。記事中、引用されている延原武春さんの言葉が印象的です。「自らオーケストラを作り、育て、維持する。しかも関西で…。あれほどの人は、もう二度と関西には現れないと思う」…考えさせられます。

■【産経新聞/夕刊・芸能面】上方講談師の旭堂南左衛門さんが、バロックの室内楽と講談を組み合わせたシリーズ「バロック漫遊記」に挑戦される、という記事が載っています。既にテレマン協会のヘンデルのオラトリオ・シリーズでもお馴染みになっている旭堂さんですが、今回は、講談をメインにして、その中に室内楽を取り入れていくという方式なのだとか。最初の公演は、3月3日に、安土町の文芸セミナリヨで、「信長の聴いた音楽」と題してのもの。面白そうですね。

<ひとりごと>

◆まだまだ本調子ではないのですが、とりあえず、復活しました。昨日はお休みをしまして、すみませんでした。

◆昨日は本当は、安楽みゆきさんのリサイタル in 松方ホールを聴きに行く予定にしていたのですが、あいにくと風邪のために行くことができませんでした。うぅ、残念…

◆ソルトレークシティ・オリンピックも終わりました。審判の判定をめぐってはいろいろと問題点の噴出した大会ではありましたが、何はともあれ、無事に終わって何よりです。ところで、NHKの放送でずっと流れていたテーマ音楽、MISIAさんの「果てなく続くストーリー」の楽譜が、月刊「Piano」の3月号に載っています。ちょっと難しいんですが、今、練習中です。オリンピックは終わっても、こっちの練習はまだまだ終わらないです…

         
     ちょいクラ通信<2002.02.23>

<ひとりごと>

◆相変わらず、風邪で辛いので、本日も更新はお休みさせていただきます…(明日もお休みの可能性大です…)

         
     ちょいクラ通信<2002.02.22>

<ひとりごと>

◆うぅ、風邪で辛いので、本日の更新はお休みさせていただきます…

◆あ、「KOBE C情報」をもらってくるの、忘れてた…

         
     ちょいクラ通信<2002.02.21>

<ひとりごと>

◆フェスティバルホールへ、ヤンソンス指揮のピッツバーグ響を聴きに行ってきました。私にとっては、4年ぶりの公演。前にも書きましたが、前回の来日時は、大阪公演と姫路公演の両方に行くという荒業をしただけに、今回の公演も楽しみにしていました。そして、実際、演奏の方もその期待に十二分すぎるくらいに応えてくれました。いやぁ、最高の演奏でした。私の体調は最低でしたけど…(^^;

◆ところで、アンコールでは、何と、シベリウスの「悲しいワルツ」が。曲が終った時、一瞬、何の曲なの?という雰囲気が漂ったように思ったのは私だけ…? 皆、もっと北欧の曲も聴くんだぁ、と強く訴えたいと思ったのでありました。それにしても、この曲、生で聴けてとっても良かったぁ。

◆あ、しまったぁ、帰り際にアンケートを出すの、忘れてしまった…(しくしく)

         
     ちょいクラ通信<2002.02.20>

<更新情報>

”らいぶらりぃ”に次の公演の感想をアップしました。
 →・第33回KOBEフレッシュコンサート

<ひとりごと>

◆明日はいよいよ、ピッツバーグ響の演奏会。私にとっても、久しぶりの大きな外来オーケストラの演奏会です。楽しみ楽しみ。

◆ちょっと風邪気味っぽい今日この頃、明日もあることですし、早く治さないといけませんね… ということで、今日の更新は簡単に。

         
     ちょいクラ通信<2002.02.19>

<演奏会情報>

●川畠成道ヴァイオリン・リサイタル
(2002年4月7日(日)14時開演/京都コンサートホール(小ホール)アンサンブルホール・ムラタ)

●長岡京室内アンサンブル
(2002年4月19日(金)19時開演/フェスティバルホール)

●及川浩治ピアノ・リサイタル
(2002年4月21日(日)14時開演/京都コンサートホール・大ホール)

●栗木充代メゾソプラノ・リサイタル
(2002年4月29日(祝・月)14時30分開演/イシハラホール)

<ひとりごと>

◆世間では、ソルトレークシティ・オリンピックで、ペアのフィギュア・スケートの判定をめぐる騒動があったり、また今日のアイスダンスでも波乱が起きるなど、五輪関連でいろいろと騒がしいようですね。こうした芸術性をも問われるスポーツの判定って難しいものですね。私も、こういう競技は単にスポーツ競技としてだけではなくて、むしろ芸術であるとして見る方なので、どうも、審判の主観性に問題が云々という報道には、首を傾げてしまいます。だって、どれだけ審判の主観に訴えてくるか、それが芸術点というものでしょう。それは多分に主観の問題であり、それが芸術なのだと思うのです。単純に点数で順位をつけようとするから、問題があるのでしょう。こういうことを言い出すと、例えば、音楽のコンクールとかのありようにも関わってくるような話しになってしまうので、余り言いたくないのですが、簡単に、投げやり的に言うてしまえば、芸術に点数なんか要らない、ということになってしまうでしょう。それでは何の解決にもならないことは分かっているのですけどね… 難しいものです。

         
     ちょいクラ通信<2002.02.18>

<話題>

■【産経新聞/地球楽信】先週にも報じられた、ギュンター・ヴァントさん死去の記事が。「昨年末に現役最長老の朝比奈隆を失い、長老格のクルト・ザンデルリンク、カルロ・マリア・ジュリーニが相次いで引退した今、ヴァントの死で20世紀から続いた巨匠指揮者の流れがついえたことになる」としていますが、ほんとにその通りですね。何とも寂しい限りです。

■【産経新聞/地球楽信】ボストン響の首席客演指揮者にベルナルト・ハイティンクさんが就任されるとか。言うまでもなく、小澤さんがこの秋からウィーンに移ることを受けてのことですが、後任に決まっているレヴァインさんが実際には2004/2005年のシーズンからということになるため、それまでの間を埋めるという役割のようです。上の記事とも合わせて読むと、世界の音楽界は動いているのだなぁ、と実感します。

■【産経新聞夕刊/なにわコラム】故朝比奈隆さんのDVDが朝日放送により製作され、発売された、とのこと。そう言えば、先日、シンフォニーホールへ行った際にも、もらったチラシの間にこのDVDの宣伝チラシが挟まれていましたね。今回発売の初回分には、「新世界」など、次回はブルックナー選集、更にブラームス全集と続くのだそうです。日本の音楽史上、貴重なものとなることでしょう。

■【産経新聞夕刊】この21日に大阪で公演をするヤンソンス指揮のピッツバーグ響の紹介記事が。これ、私も行きます。楽しみ楽しみ。

■ABC音楽賞が決まったそうです。本賞は指揮者の西本智実さん、クリスタル賞はバリトンの井原秀人さんと大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団だそうです。おめでとうございます。

<ひとりごと>

◆上にも書いたヴァントさんのこと、ひょっとしたら、来月の「Mostly Classic」辺りで特集になるかもしれませんね…

◆その「Mostly Classic」の3月号が届いています。表紙をめくって、ページを1、2枚めくると、そこに竹松舞さんのインタビュー記事が載っています。おぉ〜、ここだけは切抜いてでも保存しておこう。(^^;

◆それはさておき、連載でもある木之下晃さんの「マエストロ列伝」にも朝比奈隆さんが登場しています。悠々とした指揮をしているお姿よりも、ここに掲載されているような普段の日常のお姿を拝見すると、なおのこと、切なくなってきますね。灘区のご自宅でのお姿、かつて、そこからわずか徒歩1分の所に住んでいたこともある者としましても、余計に親近感と同時に寂しさを覚えるのでした…

◆連載の「われらクラシック」では、出光興産が取り上げられています。出光興産と言えば、故黛敏郎さんが司会をされていた頃からの「題名のない音楽会」のスポンサーとして、余りにも有名ですね。担当の方のお話は、なかなか興味深いものです。

         
     ちょいクラ通信<2002.02.17>

<演奏会情報>

●スイートポテト オカリナ合奏団 第7回リサイタル
(2002年3月16日(土)14時/19時開演/フェニックスホール)

●合唱団TERRA第14回定期公演 コーラスミュージカル夢学校II
(2002年3月24日(日)13時30分開演/神戸文化ホール・大ホール)

●大阪シンフォニカー交響楽団特別演奏会
(2002年3月28日(木)19時開演/NHK大阪ホール)

●貞松・浜田バレエ団特別公演 ラ・プリマヴェラ(春)
(2002年3月30日(土)18時30分開演/神戸文化ホール・中ホール)

●春の祈り
(2002年4月7日(土)14時30分開演/奈良県新公会堂能楽ホール)

●ユンディ・リ ピアノリサイタル
(2002年7月31日(水)19時開演/シンフォニーホール)

<ひとりごと>

◆うはらホールへ、KOBEフレッシュコンサートを聴きに行ってきました。先日の「ドン・ジョヴァンニ」でも見事にドンナ・アンナの役をこなしていらっしゃった老田さんがお目当てでしたが、いやぁ、今日の演奏もすごかったです。彼女がソロで歌曲を歌うのを聴くのは初めてでしたが、実に見事な演奏でした。久しぶりに心から”感動した”と実感できたのでした。はぁ…(まだ感動から覚めやらない…)

◆昨晩の衛星放送、「クラシック・ロイヤルシート」ではN響の定期を放送していました。ついこの前の2月14日の公演です。ソロがヴァイオリンの諏訪内晶子さんということで、私もしっかり見ました。プログラムは、武満徹の「弦楽のためのレクイエム」、プロコフィエフの「ヴァイオリン協奏曲第2番」、ベルリオーズの「幻想交響曲」という内容。諏訪内さんはプロコでの登場です。いやぁ、素晴らしい演奏でしたね。実に情熱的な演奏で、曲に対して真正面から向かい合って、この上ないくらいの集中力をもって挑んでいるのがはっきりと分かります。それに2楽章なんか、彼女自身、うっとりとするような表情で弾いているようなところもあり、実に美しいものでした。そう、TVだと表情もアップで映してくれるから、嬉しいですね。演奏中の彼女の表情がまたとても魅力的だったのでした。へそ出しルックにはちょっとびっくり、でしたけど…(^^;

         
     ちょいクラ通信<2002.02.16>

<演奏会情報>

●神戸市混声合唱団定期演奏会
(2002年3月17日(日)14時開演/神戸文化ホール・中ホール)

●神戸21世紀復興禁煙コンサート2002
(2002年3月23日(土)14時開演/神戸新聞松方ホール)

●李善銘ヴィオラリサイタル
(2002年4月27日(土)18時30分開演/神戸市産業振興センター・3Fホール)

<ひとりごと>

◆休日でないと、なかなか時間をとってピアノの練習ができないので、先週の続きで、ピアソラの「天使のミロンガ」の練習を。先週はまだ、譜を読むのに必死で、何が何だか分からない状態だったのですが、だんだんと、それぞれの音の役割が分かるようになってきました。で、更に理解を深めようと、CDの演奏を聴くことに。1つはヨー・ヨー・マの「Soul of the Tango」。もう1つはピアソラ自身の「Tango Zero Hour」。当然のことながら、やはり当人の演奏の方が味わいがより深いですね。でも、両者に共通しているのは、メロディーラインのリズムはかなり崩してルバートして演奏しているということ。ま、この私の買ってきた楽譜に書いてあるリズムが正しいものなのかどうかは分かりませんが(編者がそのように書き直したという可能性もあるでしょうし)、譜を見ながら聴いていると、一体、どこの小節を弾いているの?と言いたくなるような部分もちらほらと。延ばすをところなんか、思いっきり、平気で小節をまたいで延ばしたりしているんですね。う〜む、すごいものです。で、これをピアノでどう弾くのか、やはり難しいですね。何とか最初の方だけはちょっとは雰囲気をつかみかけてきてはいるのですが、中間の部分のヴァイオリンにメロディー(副主題みたいなやつ)が出てくるところがいまひとつ、つかみかねている状態です。最後の一番盛り上がる部分のベースの16分の動きがちゃんと弾けないし、とあちこち、課題はたくさんあります。まだまだ当分、格闘の日々は続くのでしょうね…

         
     ちょいクラ通信<2002.02.15>

<話題>

■【産経新聞夕刊/メディア倶楽部】昨年に開かれた仙台国際音楽コンクールの入賞者による演奏ツアーが、この3月、始まるそうです。大阪でも9日にシンフォニーホールで公演があるようです。演奏はヴァイオリンの優勝者、スヴェトゥリン・ルセヴさん。このような若手を仙台の地からもどんどん輩出していけるよう、このコンクールの今後の発展が楽しみですね。

■巨匠ギュンター・ヴァントさんが亡くなられました。90歳、まさに故朝 比奈隆さんに次ぐ、世界の巨匠であったと言えるでしょう。2人の重鎮を失った世界の音楽界は一体、どうなるのでしょうか… 何とも暗澹たる思いにかられます。何はともあれ、ご冥福をお祈りします。

<ひとりごと>

◆昨日に続いて今日もまたCDを見に、今度は三宮のHMVに寄ってきました。おぉ、と目に止まったのは、ジョン・ウィリアムズさんの「Call of the Chanpions」というアルバム。そう、これ、今行われているソルト・レイクシティ五輪の開会式でテーマ曲として壮大に演奏された、あの曲なのです。TVの中継でも、その音楽の荘重さはなかなかの感動ものでしたが、それを、きちんと、オーディオを通して聴けるわけですね。それに、この曲だけでなくて、他にもウィリアムズさん作品が収録されているので、彼の音楽の真髄に迫る機会でもありますね。…欲しいよぉ。

◆また、Box型のアルバムになりますが、シベリウスの交響曲全集というのもありました。ザンデルリンクさん指揮のベルリン交響楽団の演奏です。5枚のCDからなる全集ですが、これで何と、HMVだけの特典なのかもしれませんが、1,590円だというのです。え? ほんまにこの値段なの?と何度も確認してしまいますが、ほんと、お買得ですね。更に、メンデルスゾーンの交響曲全集(演奏は、…メモしてくるの、忘れた…)が7枚組で2,190円、ベートーヴェンの交響曲全集(ブロムシュテット指揮ドレスデン歌劇場管弦楽団)が5枚組で1,590円というものも。むっちゃ、お買得なだけに、逆に、この演奏は本当に大丈夫なのか? 買って損はしないのだろうか?と疑ってもみたくなります。それでも、やっぱり、安い… ちょっと気になるのでした。

         
     ちょいクラ通信<2002.02.14>

<話題>

■【産経新聞夕刊】マリンバの通崎睦美さんが紹介されていました。明後日の16日、青山音楽記念館で「届くことのない12通の手紙」というコンサ−トをされるとのことです。同タイトルのアルバムをリリ−スされているそうで、演奏会はその中から組み立てるのですね。「ブル−スやサルサ、バロックなど多彩なリズム、音色を盛り込んで、多重録音かと思わせるテクニック、彼女の声までを加えている。間投詞や接続詞をタイトルにし、調を大文字にした趣向など、遊び心を潜ませた仕上がりに」なっているそうで、これを生で体験できるというのは素敵なことですね。ご盛会をお祈りいたします。

■【NHK/トップランナ−】作曲家の城之内ミサさんが登場でした。ドラマの音楽など、彼女の音楽の世界を垣間見ることができて、とても楽しい番組でした。彼女自身の演奏によるピアノ協奏曲、とっても素敵でした。

<ひとりごと>

◆CDを見に、Mr.Jacketに寄ってみました。ヒ−リングとかいうことで、声学系のアルバムが前面に出てきているのが目につきます。以前から出ている「VOCE!」や、最近にリリースされた「Human Voice」など、とにかく”癒し”系という性格を協調して売り出しているようです。まぁ、人間の声が一番、人の心を和らげるということは事実なのでしょうね。”癒し”云々は置いておいて、これらのアルバム、ソロの声楽に加えて、合唱なんかも入っているのは、元合唱経験者としても嬉しいことです。これをきっかけとして、合唱音楽ももっと盛り上るといいな、などと勝手に思ってしまうのでした…

         
     ちょいクラ通信<2002.02.13>

<更新情報>

”かれんだぁ”に4月分をアップしました。

<演奏会情報>

●ロマンティック・デュオ
(2002年4月2日(火)19時開演/シンフォニーホール)

●ドレスデン歌劇場管弦楽団
(2002年4月10日(水)19時開演/フェスティバルホール)

●オペラ「夕鶴」
(2002年4月14日(日)15時開演/フェスティバルホール)

●韓国国立バレエ/白鳥の湖
(2002年4月16日(火)18時30分開演/神戸文化ホール・大ホール)

●スポレート実験オペラ劇場
(2002年4月18日(木)19時開演/新神戸オリエンタル劇場)

●イザベル・レイ&鈴木一郎 デュオリサイタル
(2002年4月19日(金)19時開演/神戸新聞松方ホール)

●朝田知行バリトン独唱会
(2002年4月21日(日)14時開演/サロン・ツェツィリア)

<ひとりごと>

◆鈴鹿音楽祭のチラシをGETしてきました。毎年2月頃に行われている音楽祭ですね。今年で5回目になるそうで、すっかり初春の風物詩となってきた、と言えるのでしょうか。2月の22日から24日まで、3日間に渡って3回のコンサート、そして懇親会等もあり、ゆったりと音楽を楽しめる、というのが魅力なようです。2泊3日の宿泊プランで、55,000円というのも発売されているようです。何か、楽しそう、という感じはしますね。でも、毎年、この時期って、「Mac World Tokyo」も開催されているんですよね。(今年は1か月、遅くなるそうですが。)Mac使いとしては、行くのならば、こちらを取ってしまいそうですな…

         
     ちょいクラ通信<2002.02.12>

<演奏会情報>

●第10回川西市民オペラ/ほほえみの国
(2002年3月16日(土)18時30分/17日(日)14時開演/川西市みつなかホール)

●三田シティオペラ第2回公演/メリーウィドウ
(2002年3月17日(日)15時開演/三田市民会館大ホール)

●ベガ・ホール オペラ/トスカ
(2002年3月17日(日)14時開演/宝塚ベガ・ホール)

●ジョージ・ウィンストン ピアノ・ソロ・コンサート
(2002年3月20日(水)18時30分開演/シンフォニーホール)

●chisa & mino カジュアル・クラシックス
(2002年3月23日(土)15時開演/やまと郡山城ホール・大ホール)

●第16回伊丹市民オペラ/カルメン
(2002年3月24日(日)14時開演/いたみホール)

<ひとりごと>

◆今日から始まるNHK総合TVのドラマDモード「彼女たちの獣医学入門」に、長谷川陽子さんが演奏するエルガーの「愛のあいさつ」を挿入曲として使われているそうです。個人的には特にドラマを見ようとはあまり思わないのですが、番組のCMで使われているシーンにも彼女の演奏が背景に流れていたので、おぉ、と思いました。

◆そう言えば、今のNHKの大河ドラマ「利家とまつ」でも、番組の最後のミニ紀行コーナーのバックに流れているヴァイオリンは、樫本大進さんの演奏。また、朝の連続TV小説「ほんまもん」のテーマのヴァイオリンは千住真理子さんの演奏。クラシック界の人気アーティストの演奏が多く、このような形で多くの人の耳に入るようになりましたね。とりあえずは、素直に喜んでおきましょう…

◆ところで、長谷川陽子さんのファンクラブから案内が届きました。今年前半の演奏会の予定ということなのですが、その中にただならぬものが。何と、長谷川陽子さんと仲道郁代さんとが競演されるというのです、しかも、2日間に渡ってベートーヴェンのチェロソナタを弾き通すというもの。4月13日(土)〜14日(日)、ふくしま国際音楽祭においてこのデュオ・リサイタルが実現するというのです。…私の好きなアーティスト2人によるデュオなんて、とっても聴いてみたいと思うのですが、しかし、何だってまた福島で…というのが正直な思いです。(^^; でも、以前からもこのお2人によるデュオというのはよく見かけるのですが、関西で実現したことってありましたっけ…? 単に私が見落としているだけかもしれませんが、何故か関東の方ばかりで関西ではないような気がしてなりません。…神戸学院大学のグリーン・フェスティバルの辺りなんかで実現できないもんですかねぇ。

         
     ちょいクラ通信<2002.02.11>

<更新情報>

”らいぶらりぃ”に次の公演の感想をアップしました。
 →・諏訪内晶子&ボリス・ベレゾフスキー デュオ・リサイタル
  ・仲道郁代&仲道祐子 ヴァレンタイン・デュオ

<話題>

■【産経新聞/地球楽信】先週の朝比奈隆さんの追悼式典の記事が載っています。…保存しておこう。

<ひとりごと>

◆昨日、シンフォニーホールへ行っての帰り、ホールの前の公園でチラシ配りの人からちょっと興味深いチラシをもらいました。…「タイムドメイン理論による画期的なオーディオ!!」というもの。「Yoshii9」という商品で、1mちょっとくらいの円筒形のスピーカーなのです。が、これ、本物の音を伝える振動で、その場で演奏されているような臨場感を得ることができるというのです。既に一昨年あたりから各メディアでも紹介されているようですが、何か良さそうですね。これまでのオーディオとは全然違うみたいで、一度、聴いてみたいものだと興味がわいてきます。う〜む…(詳細はこちらから→ディー・エム・エス

◆シンフォニーホールへのも1つついでに、梅田のソフマップに寄ってきました。お目当ては、もちろん、新しいiMac。ようやく店頭にも置かれるようになったのですね。丸い本体に液晶画面がちょんと乗ってるような形、実物を初めて見ましたが、やはり可愛らしいものですね。…欲しいよぉ。

         
     ちょいクラ通信<2002.02.10>

<更新情報>

”らいぶらりぃ”に次の公演の感想をアップしました。
 →・大阪シンフォニカー交響楽団第21回名曲コンサート

<ひとりごと>

◆仲道郁代さんと祐子さんご姉妹のデュオの演奏を聴いてきました。私達夫婦にとりましては、ヴァレンタインというと仲道さん、というイメージがあるので(詳細は後日アップの感想文で…)、とても和やかで楽しめた演奏会でした。

◆演奏会の後は、友人の家に呼ばれてホームパーティに参加。うぅ、またたらふく飲んでしまった…

         
     ちょいクラ通信<2002.02.09>

<ひとりごと>

◆ソルトレイクシティー・オリンピックが始まりましたね。開会式、私もしっかり見ました。ジョン・ウィリアムズさん(もう70歳になられるのですね…)の作曲したテーマ曲や、スティングさんとヨー・ヨー・マさんの夢の競演による「Fragile」など、音楽的な面でも見どころたくさんでしたね。でも、一番感動的だったのはアメリカ国歌の演奏でした。静かな厳かな雰囲気の合唱で始まり、やがてオーケストラも加わり、壮大なまでに盛り上がるという演奏は、実に感動的でありました。もちろん、その場に、あの9月11日の現場から見つかった星条旗が入場してくるという演出があったから、余計に感傷的になってしまったのは事実です。でも、何かしらの政治的魂胆があったのかどうかは分かりませんが、そういうことを超えて、国家を思い、また平和を祈りたいというのは、どこの国の人とて一緒でしょう。あの国歌の演奏には何かそういう普遍的なものが込められていたような気もしてしまいます… まぁ、何はともあれ、今大会が成功裏に終わることを祈りたいと思います。

◆昨日書いた、ピアソラの「天使のミロンガ」のピアノ譜、早速にちょっと弾いてみました。…むっちゃ、難しいですね。ベース音とメロディラインとの間の、いわゆる中声部が結構、細かな動きをしているのですね。う〜ん、ちょっと気合入れて練習するようにしないと…

         
     ちょいクラ通信<2002.02.08>

<演奏会情報>

●宝塚市交響楽団第34回定期演奏会
(2002年3月2日(土)19時開演/アルカイックホール)

●COLLEGIUM JOHANNES 演奏会
(2002年3月23日(土)15時開演/豊中教会)

●谷川俊太郎&賢作〜詩をピアノの競演
(2002年3月29日(金)19時開演/いたみホール)

●関西フィルハーモニー管弦楽団/ベートーヴェン・チクルスVol.9
(2002年3月30日(土)18時開演/いずみホール)

<ひとりごと>

◆上記演奏会情報のうち、「COLLEGIUM JOHANNES」の演奏会については、田中充さまからメールで情報のご提供をいただきました。どうもありがとうございました。m(__)m

◆久しぶりに楽譜を買ってしまいました。…「ソロ・ピアノのためのピアソラVol.2」がそれです。山本京子さんが編曲をされてのもので、あのピアソラをピアノで弾けるというのです。これを買わない手はないでしょう。と言うか、私の一番のお目当ては、「天使のミロンガ」です。それまでにもピアソラの曲も収録したような楽譜がいくつか出るには出ていたのですが、大抵は「リベル・タンゴ」とか「アディオス・ノニーノ」とかお決まりのものばかりで、私の最も好きなこの曲がなかったんですね。それが、たまたま今日、本屋をぶらっとしていたら見つけてしまったのです。あの切なく哀愁漂うメロディーがたまらない曲を、自分の手で、どれだけ上手く弾けるかは分かりませんが、明日から練習、しなきゃ。わくわく。

◆なお、ついでだからアコーディオンでも弾けるようにして、ピアノとアコーディオンの2重奏なんかもできるようにしてみようかな、などと密かに企んだりしています…

◆そう言えば、このHPも作り始めてもう5年になるのね。うっかりと忘れていました。最初は、自分が演奏会に行って感動した思いを、他の皆さんにも伝えたい、それだけの気持ちで作り始めたのですが、最近はどうだろう… 改めて初心を思い出して、今後の更新もしていこうと思います。

         
     ちょいクラ通信<2002.02.07>

<演奏会情報>

●春を呼ぶコンサート
(2002年3月7日(木)19時開演/シンフォニーホール)

●仮面舞踏会
(2002年3月19日(火)19時開演/東灘区民センター・うはらホール)

●寺井尚子 All For You ツアー2002
(2002年3月28日(木)18時30分開演/サンケイホール)

<話題>

■本日、朝比奈隆さんを偲ぶ「お別れの会」が、シンフォニーホールで開かれたそうです。正午からセレモニー、長男の千足さんの指揮でベートーヴェンの7番の第2楽章を献奏したとか。その他にも岩城宏之さんや外山雄三さん、若杉弘さんなど、多くの指揮者仲間が指揮棒を取って、故人の愛した曲を演奏したそうです。そして、午後1時からは一般のファンも入り、1人1人、献花をしていかれたとか。仕事を休んで行った、というようなファンの方もいらっしゃるのでしょうね、きっと。朝比奈さんの偉大さが改めて偲ばれます。

<ひとりごと>

◆今頃、なんですが、「ひょうご舞台芸術」の新春号を手に入れてきました。”県立芸術文化センター(仮称)ソフト先行事業”として、今年も多くの公演が催されるようですね。音楽の関係でも8本あるそうで、楽しみです。しかも、友の会に入会すると、お得な”友の会セット券”なる特典がついてくるとか。8本の音楽公演全てが2万円で行ける券とか、オーケストラ系の5本の公演に行ける1万円の券等々。何か、いいですね、こういうのって。こういう機会を通して、より多くの人が芸術文化に触れることができるようになると、ほんと、いいなと思います。

         
     ちょいクラ通信<2002.02.06>

<演奏会情報>

●ロビーコンサート
(2002年3月3日(日)14時開演/神戸市小磯記念美術館ロビー)

●ブドウ畑の村祭り
(2002年3月8日(金)19時開演/伊丹アイフォニックホール)

●バラライカの調べ
(2002年3月9日(土)15時開演/神戸酒心ホール)

●あなたに贈るコンサート
(2002年3月23日(土)/すずらんホール)

<話題>

■【産経新聞(6日)/神戸版】「NPOの21世紀」という記事で、「KOSMA音楽愛好会」と「国際チェロアンサンブル協会」が紹介されています。どちらも神戸を拠点とし、かつ、震災後の復興活動をきっかけとして今日の活動に至っているという団体です。これからの活動も応援していきたいですね。

■【産経新聞(6日)夕刊】ピアニストの戎洋子さんの記事が大きく取り上げられています。かつてはオペラの修羅場で働くコレペティとして活躍し、その後、”地ピアニスト”宣言をされ、現在は”名伯楽”として注目されている、という内容。かつて、朝比奈隆さんの傍らでピアノを弾いていらっしゃるという写真を見ると、何か目頭が熱くなりますね…

<ひとりごと>

◆別府アルゲリッチ音楽祭のチラシを入手してきました。4月22日から29日までの1週間、別府のビーコンプラザまたは大分の県立文化センターを会場として行われるのですね。デュトワさんが指揮をされたり、あのナカリャコフさんがトランペットで、アルゲリッチさんと競演されるなど、なかなか見どころたくさん、って感じですね。…見ていると、温泉につかるついでに、と行きたくなってしまいますな。(おいおい)でも、この時期って、ちょうど決算の時期。休みを取るどころか、休みの日にも出勤と、1年のうちでも最も忙しい時期なのでした…(しくしく)

         
     ちょいクラ通信<2002.02.05>

<話題>

■【産経新聞(4日)/地球楽信】テノールの中島康晴さんがスカラ座の研修生に選ばれたそうです。今後の活躍に目が離せませんね。

■【産経新聞(4日)/地球楽信】名匠バレンボイム率いるベルリン州立歌劇場が、現在、来日公演をしているワーグナーの「リング」、いよいよ来週から最後の第3チクルスに入るそうです。「リング」四部作を通し公演するという今回の催し、1月からスタートしており、合計3回、繰り返すという大掛かりなものなのですね。大好評のうちに、今までの2回分も終えたようで、何よりです。きっと最後の分も盛り上がることでしょう。日本の(いや、東京の?)音楽史上に残る伝説が生まれそうですね。

■【産経新聞(4日)】3日、横浜のみなとみらいホールで、サベティーニさんのテノール・リサイタルが開かれたそうです。約2千人で埋め尽くされた会場からも大きな拍手が沸き起こっていたようで、大盛会だったようですね。いいなぁ。

■【産経新聞(4日)/夕刊】深川和美さんが出演される「ナイト・ウィズ・キャバレッツ」が紹介されています。「誰もが想像の世界の社交場に遊ぶことができるだろう」とのことです。

<ひとりごと>

◆Tower Recordの「Musee」に、上に書いた中島康晴さんのインタビュー記事が載っていますね。今月末にアルバム「PRIMO!」をリリースされるとのことで、楽しみです。「僕自身も自分は歌の職人になりたいと思っています。こだわって質を追求して行きたいです」と仰っていますが、それはまさにスカラ座の研修生ともなれば、達成できることなのではないでしょうか。今後、要注目、ですね。

◆Tower Recordで、ショスタコーヴィチの交響曲全集のBoxを見つけてしまいました。レーベルはちょっと忘れてしまいましたが、15の交響曲全てが11枚のCDに入って、何と、4,000円弱。超お買得、という感じです。思わず、手が出そうになってしまいました。でも、欲しいかも…

         
     ちょいクラ通信<2002.02.04>

<ひとりごと>

◆シンフォニーホールで諏訪内晶子さんとベレゾフスキーさんのデュオを聴いてきました。チャイコフスキーコンクールの優勝者同士という、何とも贅沢なデュオですが、そのとおりの実に素晴らしい演奏を聴かせてくれました。プログラムはもちろん、アンコールもノリノリで、何と4曲も! まだまだお若いながらも、実に円熟味のある演奏でした。いやぁ、よかったぁ。

◆シンフォニーホールへ行くのはこれが今年初めてでした。前に行ったのは昨年9月のヘルシンキ・フィルの時でしょうか。かつては、毎週のように通っていたような頃もあったと思うと、何とも言えませんなぁ。

◆ということで、演奏会の興奮がまだ覚めやらないので、これくらいに。

         
     ちょいクラ通信<2002.02.03>

<演奏会情報>

●第3回オルガンとコーラスの出会い
(2002年2月10日(日)14時開演/甲南女子学園芦原講堂

●ボヘミアの躍動
(2002年2月17日(日)15時開演/伊丹アイフォニックホール

●テレマンのバロック音楽の夕べVol.4
(2002年2月21日(木)19時開演/いたみホール・中ホール

●田村幸造ピアノリサイタル
(2002年2月27日(水)19時開演/東灘区民センター・うはらホール

<ひとりごと>

◆大阪シンフォニカーの名曲コンサートを聴いてきました。今年のシリーズ初回はオペラ・ガラコンサートという様相で、なかなか楽しいものでした。詳細はまた改めて書きます。

◆このシリーズ、以前は簡単な体裁でも演奏時間とかも書かれたプログラムパンフレットというものがあったのですが、最近ではすっかり、そのようなものはなくなってしまい、1枚もんの出演者紹介だけになってしまいましたね。…何か、時代を写しているようで、切ない感じもします。

◆入場口でもらったチラシの束の中に、東京のすみたトリフォニーホールで行われている「地方都市オーケストラ・フェスティバル2002」のチラシが入っていました。毎年、やっていますよね、これ。今年は神奈川フィルに名古屋フィル、大阪センチュリーに大阪シンフォニカー、そして群馬響という団体が出演するようです。ぱっと見た感じではどこも意欲的な選曲をしており、どれも聴き応えがありそうです。特に目を引くのは、神奈川フィルのオペラ「ひかりごけ」でしょうか。二期会(関西のではなくて)のメンバーも多く動員しての演奏会形式による公演、う〜ん、何かすごそうです。一方、大阪シンフォニカーもトップに城之内ミサさんの委嘱作品を持ってくるという力の入れよう。メインにはサン=サーンスの「オルガン」交響曲。トリフォニーホールのオルガンを存分に響かせて、東京の連中に大阪の意気込みをはっきりと見せてきてほしい、などと期待してしまいます。頑張ってきてほしいものです。(あ、センチュリーももちろん、頑張れ。)

◆ところで、今日はロビーでは、シンフォニカーのステッカーなんてのも販売されていました。年間プログラムを掲載したパンフレットの表紙と同じ図案のものなのですが、つい、買ってしまいました。ま、半分はシンフォニカーへの寄付ということで、少しは協力してあげようという、勝手な自己満足です。でも、こんなの買ってきて、どうすんの?と言われると、はて、どうしよう…? ま、Mac使いはリンゴがお好きということで。(ステッカーはリンゴの図案なのです…)(^^;

         
     ちょいクラ通信<2002.02.02>

<更新情報>

”らいぶらりぃ”に次の公演の感想をアップしました。
 →・ニュー・オペラシアター神戸第21回オペラ公演
     オペラ「ドン・ジョヴァンニ」
  ・伊丹シティフィルハーモニー名曲コンサートVol.11

<演奏会情報>

●厦門市交響楽団
(2002年3月30日(土)17時開演/神戸新聞松方ホール

●チェン・ミン Live 2002
(2002年3月30日(土)17時開演/新神戸オリエンタル劇場

●ロドリーゴ室内管弦楽団
(2002年5月11日(土)15時開演/神戸国際会館こくさいホール

<話題>

■ロシアの第3回ラフマニノフ国際ピアノコンクールで、土田定克さんが日本人として初めて、優勝をされたそうです。おめでとうございます。

<ひとりごと>

◆ふぅ、ようやく先週の公演の感想をアップすることができました。明日はいよいよ、大阪シンフォニカーの名曲コンサートです。わくわく。

◆2、3日前に三宮のVirgin Megastoreに行きました。クラシックとは違うフロアで、ちょいとDVDを見ていたのですが、店内には、ヒットチャートのカウントダウンが流れているのですね。それも、私の知らない洋楽ものばかり。何やら英語で紹介しているのですが、曲自体も知らないから、あまり耳にも入れずに聞き流している状態。と、そこへ、いきなり、「…Seiji Ozawa…」というどこかで聞いたような名前が。そしていきなり始まる「こうもり」の序曲。そう、言うまでもなく、小澤さんの振ったニューイヤーのCDが、ヒットチャートのランキングにも入り込んでいるのですね。こんなところで、こんな曲が流れるとは思ってもみなかったので、ちょっとびっくりしました。でも、確かに、新聞等でも話題になっていましたもんね。さすが、小澤さん、なのでした。(と言いながら、まだCDを買っていない…)

         
     ちょいクラ通信<2002.02.01>

<ひとりごと>

◆2月ですねぇ。今月もまた、短い月の割に、演奏会の予定を5本くらい入れていたりします。楽しみ楽しみ。

◆というわけで、今日の更新はお休みさせていただきます。m(__)m