次の13番の玉入れは1年生が全滅したために中止になり、最後の競技である14番の組立体操は、
17年連続で中止になっています。実質的にこれが、最後の競技です。
出場する6年生は、3組15人、4組9人。そして5組が5人、6組が4人、他のクラスは棄権しました。
騎馬戦は、4人または5人が一組となって騎馬を作り、他のクラスの騎馬を全て戦闘不能にすれば勝利です。
ここで問題なのは、量ではなく、質です。ここまで生き残ってきた私たちの力を今こそ見せるときです。
開始早々5組が消滅しました。
私達が仕掛けておいた電磁波発生装置を使って空間をねじ曲げ、時空の狭間に飛ばしてやったのです。
今頃は亜空間の彼方をさまよっていることでしょう。
そして、5組が消えるのとほぼ同時に、6組も滅却しました。
3組の掘った落とし穴に落ちたのです。穴の中で濃硫酸を全身に浴び、
なんと3秒後には全員骨まで溶けて無くなってしまいました。
どうやらタイム・ブースターを使用し、時間を数千倍にまで加速したようです。
こうして邪魔者は消え失せました。
3組15人、4組9人、最後の戦いの火蓋が今、きって落とされました。