至高スペックを飾るアーキテクチャーの数々。

 ・NEC PC-9800 Series Architecture (PC-9821Ra40/W60C7)

 ・Intel Pentium III Processor-S (Tualatin) 735.0MHz (70MHz×10.5)
    
70-MHz System Bus
    512-KB On-Die Full-Speed L2 Cache
    0.13 Micron Process
Technology
    
Streaming SIMD Extensions
    MMX Media Enhancement Technology
    Dynamic Execution
    Dual Independent Bus Architecture
    Intel Designed Thermal Solution

 ・Intel 440FX PCIset (PCI Rev 2.1)

 ・EDO-DRAM(ECC) 128MB (32MB×4)

 ・Quantum Atlas10KIII 18.4GB(10,000rpm8MBcache)

 ・Pioneer DVD-U03S(DVDread 6×、CDread 32×)

 ・Albatron FX5700LEIP(GeForceFX5700LEDDR128MB )
    4-Pixel Pipeline
    128-bit Memory Bus

    0.13 Micron Process Technology
    Cine-FX 2.0
    Ultra Shadow Technology
    Intellisample HCT

 ・玄人志向 CHANPON3(Ultra2SCSIUSB2.0、6chSound)

 ・Roland GPPC-NA(MIDI I/F、GS Sound module)

 ・NEC PC-9801-86(FM Sound module)

 ・サンワサプライ JY-IF98(Joystick I/F)

 ・Microsoft Windows 2000 Professional(Service Pack 4)

 ・DirectX 9.0c

 ・Extend bus:PCI bus×2C bus×3、3.5"bay×2、5"bay×1


数十点にも及ぶ、構成パーツ類。

P6アーキテクチャー
&PC-98で最速のCPU
→PentiumIII-S(Tualatin)1.4GHz
Tualatinコアの動作に必須品
PL-iP3/T Rev.2
FSBクロックを自由にコントロール可能
→JORDAN PLL Rev.01 addition
128MBの大容量、60nsの高速アクセス
→EMH-E
Ultra2SCSI&10000rpmの高速アクセス
→Atlas10KIII
PC-98でもDVD環境を実現
→DVD-U03S
MS-DOS環境&DOSゲームの必需品
→FD1231T
PC-98標準のVGA(EGC&TGUi9682)
→抜いちゃ駄目ボード(笑)
PCIバスが少ないPC-98の必需品
→CHANPON3
PCIバス最速のVGA
→FX5700LEIP(GeForceFX5700LE)
DOSゲームに最高の音楽(MIDI)を提供
→GPPC-NA
DOSゲームに必須のFM音源
→PC-9801-86
AT互換機用ジョイスティックが使用できる
→JY-IF98
PC-98標準のSoundボード(PCM)
→Mate X PCM
PC-98アーキテクチャーの中枢基盤
→G8YKK(Slot 1)
今となっては静音電源の部類に入る
→DELTA製145W電源

 


至高スペックを実現するには、マザーの改造が必須。

1.ITF(Initial Test Firmware)の書き換え

 ・CPUチェックの改善
  →CoppermineやTualatinが搭載可能

 ・メモリチェックの改善
  →カウントの高速化、ECC機能の無効化

 ・AT互換機用VGA BIOSの阻害問題改善
  →AT互換機用VGAが搭載可能

2.水晶発信器のソケット化

 →水晶発信器を交換する事により、
   FSBクロックが容易に変更可能

  (通常はPLL回路を搭載する と便利)

 


PC-9821Ra40/W60C7(改)、至高のステータス表示。

Pentium III-S 1400MHz(1.4GHz)
 →実クロック735.0MHz(FSB70MHz×10.5)

・0.13μmプロセス(Tualatinコア)

・1次キャッシュ:32KB(16KB+16KB)

・2次キャッシュ:512KB

・MMX、SSEサポート
 →最新のゲーム等が実行可能

1次キャッシュ

・命令用16KB
  :128bitバス、フルスピードアクセス

・データ用16KB
  :128bitバス、フルスピードアクセス

2次キャッシュ(Latency=0)

・512KB(オンダイタイプ)
  :256bitバス、フルスピードアクセス

Microsoft Windows 2000 Professional

・Windows XPと同一カーネル
 →当分の間、PC-98でも
    最新のアプリケーションが使用可能

・Service Pack 4インストール
 →マイクロソフトによるWindows 2000の
    サポートが続く限り、PC-98版も安泰

DirectX 9.0c ※フリーソフト「DirectX8 For NEC98」を使用してインストール

・バーテックスシェーダ、ピクセルシェーダサポート(DirectX 9.0cはシェーダ3.0サポート)
 →GeForceFX5700LEの性能を引き出す事が可能

・3DMarkシリーズを代表とする、各種3Dベンチマークが実行可能(一部はパッチ当てが必要)
 →PC-98でも3Dゲームを満喫する事が可能
 

GeForceFX5700LE、DDR128MB

・CineFX 2.0

・Ultra Shadow Technology

・Intellisample HCT

・コアクロック:250MHz

・メモリクロック:400MHz
  (DDR SDRAM-128bit)

・メモリ帯域:6.4GB/sec

・フィルレート:1.0GPixel/sec

・RAMDAC:400MHz

クロック周波数設定有効化
(下記のクロックで常用中)

・コアクロック:250MHz→450MHz

・メモリクロック:400MHz→450MHz

※GeForceFX5700LE搭載ボードはオーバークロックの
結果を見る限り、高クロックで動作しなかった選別落ちの
メモリを使用した廉価製品だと言える。
つまり、コアに関しては上位のGeForceFX5700(425MHz)と
同等品が使用されていると思われる。

 


ベンチマーク結果に酔いしれる・・・、PC-98の至高パワーに感動。

Super π  Ver 1.1

・104万桁:5分53秒

※katmaiコアのPentiumIII(600MHz)が搭載されている、PC-9821Ra266/W30R(改)の5分53秒と 同着の結果となった。
本来、512KBフルスピードアクセスの2次キャッシュを搭載しているPentiumIII-S(Tualatin)の方が、512KBハーフスピードアクセスの
2次キャッシュを搭載しているPentiumIII(katmai)より理論上高速であり、且つ、PentiumIII-S(Tualatin)はクロック周波数が
PentiumIII(katmai)の600MHzより135MHz高い735MHzである為、5分53秒より速く処理が終了するはずである。
速く終了できなかった原因として、2点程挙げられる。
1点目は、システムバス(FSB)がRa266は80MHz、Ra40は70MHzである事が原因で、AT互換機でもPentium4のFSBが800MHzに
引き上げられた時、Super πのスコアが大幅に改善された事が記憶に新しい。
同様に、メモリ周りが非常に遅いPC-98についても、70MHz→80MHzのクロックアップはメモリアクセスが12.5%高速になる訳で、
メモリアクセス速度が重要とされるSuper πに関しては、FSBが80MHzであるRa266がかなり有利になるという事である。
2点目はSuper πの計測中に、意外と頻繁にHDDへのアクセス(一瞬だが)が発生しており、恐らくこのアクセスがCPUの使用率に
影響を与えているのも原因だと思われる。このアクセスはほぼ間違いなくスワップメモリ(仮想メモリ)へのアクセスであり、Super πの
膨大な計算データが物理メモリに入りきらず、スワップメモリが使用されている為のものである。
つまり、2点目の原因は物理メモリを増設すれば改善されると思われるで、物理メモリを増設(128MB→予定320MB)次第、
Super πを再計測するので、その結果はもう少々お待ち頂きたい。
 

・CPU有効ランキング
 1.PentiumIII-S(Tualatin):最大10.5×
 2.PentiumIII(Coppermine):最大12× = PentiumIII(katmai):最大8×
 3.Celeron(Tualatin):最大14×
 4.Celeron(Coppermine):最大12×
 5.Celeron(Mendocino):最大8×
 


 
HDBENCH Ver 3.30

・1024×768(16bit Color):ALL 23363

Celeron(Tualatin)搭載編と比較すると、
大幅にスコアを落したが、実クロックに非常に
影響するベンチマークなので仕方が無い
結果である。
但し、
Ultra2SCSIHDDへのアクセスに限っては
PentiumIII-S(Tualatin)の512KBフルスピード
アクセスの2次キャッシュが有効に働き、
Celeron(Tualatin)搭載編よりは良い結果となった。

Final Reality Ver 1.1

・1024×768(16bit Color)、No Sound:Overall 3.12

※Final RealityはハードウェアT&LがサポートされたDirectX7.0以前のベンチマークなので、
CPUがT&L処理を行う(ソフトウェアT&L)必要があり、CPU−メモリ−VGA間の高速なデータ転送が必要となる。
その為、
メモリ周り(440FXも含む)が非常に遅いPC-98では、Final Realityはあまり揮わない結果になる傾向がある。

PC-9821Ra266/W30R(改)より結果が低い(Ra266は3.58)のは、PC-9821Ra40/W60C7(改)には
CHANPON3を搭載しており、特にUSB2.0の機能が有効の場合、PCIバスの帯域を圧迫するからである。
その為、同じPCIバスに搭載しているVGAの3D処理に影響を与えてしまうのである。
よって、USB2.0の機能を無効にすると改善するが、USB2.0も使用できる多機能なPC-98を目指しているので、
あえて無効な状態でのベンチマークは「番外編」として計測した。
但し、PentiumIII-S(Tualatin)の512KBフルスピードアクセスの2次キャッシュが有効に働き、
Celeron(Tualatin)搭載編よりは良い結果となった。

※番外編・・・

USB2.0の機能を無効したベンチマークはこちら !

 

3DMark 2000 Ver 1.1

・1024×768(16bit Color):Overall 2927

※3DMark 2000も、Final Realityと同様に、
PC-9821Ra266/W30R(改)より結果が低い
(Ra266は3132)のは、CHANPON3の
USB2.0がPCIバスの帯域を圧迫し、VGAの3D処理に
影響を与えてしまうからである。
但し、PentiumIII-S(Tualatin)の512KBフルスピード
アクセスの2次キャッシュが有効に働き、
Celeron(Tualatin)搭載編よりは良い結果となった。


 
3DMark 2001 SE

・1024×768(16bit Color):Overall 2406

※3DMark 2001 SEは意外と健闘している結果で、
AT互換機のCeleron2.2GHz&865Gエクストリーム
グラフィックス2(内蔵VGA)相当の結果である。
これにより、シェーダを使用したDirectX8.0世代の
ゲームであれば、意外と普通にプレイ可能かも
しれない(笑)。←無理?
健闘している理由として、GeForceFX5700LEが
シェーダ演算能力が高い(CineFX 2.0)為で、
それにより、PC-98の遅い部分が大幅にフォロー
されている為だと思われる。
また
、PentiumIII-S(Tualatin)の512KBフルスピード
アクセスの2次キャッシュが有効に働き、
Celeron(Tualatin)搭載編よりは良い結果となった。

FINAL FANTASY XI Official BenchMark

・640×480:SCORE 1004

FINAL FANTASY XI Official BenchMark 2

・Low(640×480):SCORE 871

・High(1024×768):SCORE 836
 

※FINAL FANTASY XI Official BenchMark(Official BenchMark 2も含む)は、VGAがハードウェアT&Lをサポートしていないと
実行できない為、PC-98にとって、Official BenchMarkが実行できるAlbatron製のFX5700LEIPは重宝する存在である。
だが、Official BenchMarkの結果は約1000、Official BenchMark 2の結果は1000未満であり、本編のゲームは残念ながら満足にプレイできない為、
ベンチマークが実行できた事を喜ぶべきである。
ちなみに、ここまで結果が低いのは、動きの有るキャラクター類が多く、ハードウェアT&LよりCPUパワーを必要とする為である。
但し、PentiumIII-S(Tualatin)の512KBフルスピードアクセスの2次キャッシュが有効に働き、Celeron(Tualatin)搭載編よりは
良い結果となった。

 

ゆめりあベンチマーク Ver 1.2

・1024×768(最高):すこあ 2767

1024×768(綺麗):すこあ 4390

・1024×768(それなり):すこあ 4736

※ゆめりあベンチマークは興味深い結果で、「綺麗」と「それなり」が
ほぼ同値となっている。通常、AT互換機の場合、「最高」、「綺麗」、
「それなり」が比例した値(例えば3000/6000/9000)で並ぶが、
PC-98の場合、PCIバスの帯域がデータ転送を圧迫してしまい、
約4500の値を実現するデータ量で頭打ちになったものだと思われる。
ちなみに、「最高」の結果に関して、PC-98としては意外と健闘した
結果だと言える。
また
、PentiumIII-S(Tualatin)の512KBフルスピードアクセスの
2次キャッシュが有効に働き、
Celeron(Tualatin)搭載編よりは
良い結果となった。

夏海ベンチ Ver 1.3b

・1024×768(32bit Color):Result 1380

※夏海ベンチのトゥーンレンダリング処理はPC-98にとって
非常に酷な処理の様で、あまり揮わない結果となった。
但し、PentiumIII-S(Tualatin)の512KBフルスピード
アクセスの2次キャッシュが有効に働き、
Celeron(Tualatin)搭載編よりは良い結果となった。
なお、16bit Colorで計測した結果とほぼ同値だった為、
32bit Colorの結果を掲載した。
 

 


PC-98は、最新アプリケーションも難なく対応。

Word 2002 Excel 2002 PowerPoint 2002

Microsoft Office XP Professional Version 2002
 ※フリーソフト 「OfficeXP For NEC98」を使用してインストール

・Word 2002、Excel 2002、PowerPoint 2002、Access 2002、Outlook 2002等、
  世界標準のビジネスアプリケーションが、問題無く実行可能
(Microsoft Office 2003も同様に実行可能)
 →当分の間、PC-98を現役ビジネスパソコンとして使用する事が可能
 

Internet Explorer 6.0 Netscape Navigator 7.1 Opera 7.53

各種インターネットブラウザ

・IE 6.0、Netscape 7.1、Opera等、有名なインターネットブラウザが、問題無く実行可能
 →当分の間、PC-98を現役ネットサーフィンパソコンとして使用する事が可能

 

Windows Media Player 9.0 Windows Media エンコーダ 9.0 Adobe Reader 6.0

各種マルチメディアアプリケーション

Windows Media Player 9Windows Media エンコーダ 9Adobe Reader 6等
  有名なマルチメディアアプリケーションが、問題無く実行可能

 →当分の間、PC-98を現役マルチメディアパソコンとして使用する事が可能

 


WindowsゲームもOK。PC-98は夢のエンターテインメントマシン。

月は東に日は西に〜Operation Sanctuary〜 D.C.P.C.〜ダ・カーポ〜プラスコミュニケーション CLANNAD
SEGA RALLY 2 PARTY'S BREAKER マリカク-マリア様が革命-

アドベンチャーゲーム、3Dゲーム、同人ゲーム等

・月は東に日は西に、D.C.P.C.、CLANNAD、SEGA RALLY 2、PARTY'S BREAKERマリカク等、
 人気アドベンチャーゲーム、人気3Dゲーム、人気同人ゲームが、問題無く実行可能

 →当分の間、PC-98を現役エンターテインメントパソコンとして使用する事が可能

 


日本標準のインターフェースで、PC-98も標準オペレーション。

AT互換機と同様な操作が可能
→PC-9801-116
マウスの標準となったコードレスオプティカルマウス
→ Logicool製ZM-50
Cordless Optical Mouse "ZM-50"

・コードレス(無線式)

・オプティカル(光学式)

・800dpi(解像度)

デバイス情報(接続情報)

・USB接続
 →PC-98でもUSB機器が使用可能

※他にも、USBメモリーやデジタルカメラとの
接続等も問題無く可能。


PC-9821Ra40/W60C7(改)の華麗なる内部を堪能。

Pentium III-S 735.0MHz
   &PL-iP3/T Rev.2

 735MHz&512KB
フルスピードアクセスの
2次キャッシュのパワーを堪能・・・

GeForceFX5700LE

 450MHzのパワーを堪能・・・

内部全体

 Ultra2SCSIケーブル等の
    取り回しを
堪能・・・

 


これからも、更なる高みを目指して、
究極の姿を求め行く。

PC-98アーキテクチャーに終わりは無い・・・。

 

※直近のパワーアップ予定

 ・EDO-DRAM(ECC) 320MB(128MB×2 + 32MB×2)