電話03-3353-2223 住所:東京都新宿区原町2-6-7
昼:12:00〜13:30、夜:18:00〜21:30(ラストオーダー) 水曜・第3火曜定休
都営大江戸線、牛込柳町下車。西口を出てすぐ前にある駐車場の脇をぬけ、大久保通りへ。左折して数メートル行った左手。駅から1分。
2006年5月26日
(ランチ)
この回の点数評価は<7、3、5=15点>
食べたもの
前菜◎ホワイトアスパラのババロワ
肉料理◎牛ほほ肉のグラタン仕立て
デザート◎チョコのムース、パッションフルーツのシャーベット、ヴァニラのアイス
飲んだもの:Cotes du Rhone 2003/Masson Dubois
夜のコースは2種類。
3900円(アミューズ、前菜、魚料理または肉料理、デザート、お茶)
5250円(アミューズ、前菜、魚料理、肉料理、デザート、お茶)
以上の料金は税込み。そしてサーヴィス料はとらない。
開店の12時ちょうどに行くと、少しあいた窓からシェフがのんびり外を眺めていた。だけど中にはいると既にほぼ満員。注文が入る前のつかのまの「瞑想」時間だったのかもしれない。
この季節、どの店でも出すホワイトアスパラ。茹でてオランデーズソースでというのが定番だろうが、個人的には面白みが少ないと思っていた。でもここでは(コストの関係もあるのだろうけれど)ババロワにして、魅力を深めている。つけあわせのチーズのチップがとても美味。
メインの牛ほほ肉は小さいポーションながら、この価格帯では考えられない質の高いジューシーな素材が使われている。つけあわせは(得意の?)のマリネした野菜たち。
デザートは、味だけでなくムース、シャーベット、グラスと種類も違った冷たいものが三種類。シェフの良心を感じる。
14席ながら満員のテーブルを滞りなく一人でさばくのには、体力だけではもちろんだめで、相当な工夫がいると思う。今回もシェフとマダムの連携がばっちり組み合わさっているからか、皿だし、パン、お水のお代りなどすべてがスムーズ。さすがにマダムにあれこれ尋ねたり、お話したりできる雰囲気ではないけれど、サーヴィス料は無料だし、退店には二人でそろって送りだしてくれるから問題なし。
客層も気持ちよく、安くおいしい本格フレンチを楽しみたい若者や、落ち着いて話をしながらランチをしようというおばさまたち。ブランドで固めた「歩く香水」さんや、けたたましいおばちゃんグループはここには無縁。
ぜひディナーに再訪したいし、相当な腕をもっているシェフには将来にはもっとグレードの高いお店を開いてもらいたいとも思う。
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