住所：神戸市中央区中山手通3丁目5-10　サンシャイン中山手1F　
営業時間:11:30〜14:00　18:00〜21:00 火曜定休

元町駅から鯉川筋へ。中山手通りを渡らずに右折して約2分歩いた右手。鯉川筋とトアロードの中間あたり。
電話:078-392-8216

2006年5月1日

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この回の点数評価は＜７,３.５、３＝１３.５点＞

移転拡大して、箱も中身も立派なレストランに変身。

食べたもの

アミューズ◎赤ピーマンのムース　トマトのクーリ

前菜◎甘えび、ほたるイカとアボカドのタルタル

スープ◎ぽろねぎのスープ

肉料理◎ほろほろ鳥のロースト　粒マスタードソース

デザート◎パッションフルーツのパルフェ、ココナッツミルクのリゾット

• 2005年に移転して、店内はぐーんと広くなった。が、24席にとどめ、ウエイティングスペースやバーも設けるなど、空間をゆったりと使っている。それに合わせて(?)カトラリーはノリタケからクリストフル(アリア)へ豪華にグレードアップ。
• メニューはお店のＨＰに詳しい。

  ランチのコースは2種類。
  3500円（アミューズ、前菜、スープ、肉料理または魚料理、デザート)、
  4500円(アミューズ、前菜、魚料理、肉料理、デザート）の2種類。
  これにサーヴィス料10%と税5%が加算される。

  料理の内容は決まっており、デザートのみ5種(またはチーズ盛り合せ)から選択できる。

• 「存在は意識を規定する」とは老マルクス師の金言だが、前の店鋪の時とは全く別のレストランに生まれ変わった。もちろんよい意味で。フランス料理店かくあるべしというような寛げる柔らかい空気が漂っている。

  ただ、そういう変化を感じたのは、今回はじめてマダムのいる時に訪ねたからかもしれない。「夫がシェフなので妻の私が素人ながらフロアを担当します」というのではなく、マダムはどの店でもサーヴィスのプロとして通用する。

  男性のソム氏もなかなかの逸材。柔らかく暖かく、リラックスさせてくれるサーヴィス。満席ながらばたばたしたところが少しもなかったのはさすが。

• 料理はあい変わらず真面目で誠実で、どの皿もていねいに作られている。今回アミューズとして、赤ピーマンのムースを食べられたのはラッキー。コート・ドール(ランブロワジー)仕込みの直系のものだけあって、滑らかさや固さなどばっちり焦点が合っており、クーリ・ドゥ・トマトの落ち着いた酸味がムースと溶け込みながら火花を散らす。

  前菜のタルタルはソースで魚貝の味がやや霞んでいたけれど、それはウニとトマトを味わうための「土台」だと考えれば納得できる。メインやデザートは素材、調理法ともランチの「定番」的なものだからか、安定感のある料理。ポーションは若い女性や「おばさま」といった主要な客層にあわせているのだろうけれど、もう少し大きめだと嬉しい。
   

• 会計は二人で8050円。内訳は税サ込みで4025円×2。3500円のコースに10%のサーヴィス料と税5%が加わると一人あたり4042円になるけれど、(たぶん)きりのいい値段に修正してあるのでしょう。
   
   
  料理の写真は こちら

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