電話03-5791-3715
住所:東京都港区白金台5-4-7 バルビゾン25 1F
ランチ12:00〜15:00 (13:00 L.O.)、ディナー18:30〜23:00 (20:30 L.O.) 水曜中心に月6回お休み
地下鉄南北線白金台1番出口出口を左へ。はじめの信号を右へ。プラチナ通りを約7分歩き、出光のガソリンを越えて左側路地にはいってすぐ。
2008年4月
この回の点数による評価は<8、4,4=16点>
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ミシュラン東京2008で三ツ星に輝く若いシェフの店。
食べたもの
◎ポルチーニの粉をまぶした椎茸とそのサブレ
◎炭酸入りガスパチョ
◎山羊のチーズのバヴァロワ マカデミアンナッツとゆり根添え 塩とオリーヴオイル味
◎真空調理したボタンエビのタルタル風
◎帆立 そばのリゾット
◎アンディーヴとつぶ貝 鮟鱇のソース
◎ひらまさ 桜の葉のソース
◎ラカン産鳩のロースト 玉ねぎのソース
◎パルメザンチーズのフォンデュと無花果
◎Delagrange 79マールのシャーベット
◎ビスキュイ・ドゥ・ビスキュイ
◎ギモーヴ プラリネ載せ キャラメルソース
◎メレンゲのアイス ピスタチオチョコソース
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Patrice Marc Grande Cuvee/Fleury a Riviere/Champagne
Gevrey Chambertin 2004/Denis Mortet
Roussilliere MMV (2005)/Yve Cuilleron
食べてびっくりとかハテナとかいうものは意外に少ないけれど、それはコロンブスの卵というもの。その料理、その発想に至るオリジナリティーは他の追随を許さない。
作曲家が言葉で表現できないことを音にするのと同じく、シェフは言葉にできないものを皿で表現している。カンテサンスの料理について語るには新しい言葉が必要になる。それほど先端的。
だけど「すごく」おいしいかというと、それはまた別。もちろんおいしいけれど、正直こちらの料理リテラシーがないので普通のおいしさに感じられるものもあるし、いくつかの皿は自分でも作れそうな気がしてくる。もちろんそれは幻想なのだけど。
ワインは若いもの中心に500数種。一番安いシャンパーニュは(税サ込)11500円、白・赤ワインは8085円。ほとんどが10000円台後半以上。でも種類が多いのでじっくり見ればお手ごろ価格のものもあるし、ソムリエと相談すれば高いものを薦めない。料理にあわせたグラスワインセットもある。
退店時にシェフが出てきて、形ばかりの挨拶ではなくしっかりと「会話」をしてくれる。「ミシュランから三ツ星をもらったのはうれしいけれど、それは外在的な評価にすぎない。自分は自分の信じる道を深めるのみ。どんどん進化するし、次回来店時には今回よりよかったと言ってもらえると思う」と謙虚に、しかも静かな自信をもって語っていた。
会計は2人で69540円。内訳(税込)はコース料金(15750円×2)+シャンパーニュ(10500円)+赤ワイン(17850円)+グラスデザートワイン(1680円×2)+サーヴィス料(6321円)。