電話 01-44-95-15-01(パリ) ファックス01-42-25-95-18
住所:15 rue.Lamennais Paris
休み:土曜、日曜、祝日と7〜8月の一ヶ月間。
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パリで憧れの三つ星レストランといえばアラン・デュカス、ランブロワジー、
そしてタイユヴァン。
ランブロワジーに子ども連れは悪いかな、と思い遠慮して、
ここを3ヶ月前に予約。
シェフは新しいミッシェル・デル・ビュルゴ。
シェフの交代には厳しいミシュランの評価に耐え、三つ星を維持。
デル・ビュルゴは前任地「ブリストル」では一つ星だったのだから、
二段飛び。
オーナーであるブリナ氏に迎えられ、階段のついた入り口の間を
越えて、その右奥の広い部屋に案内された。
ボックス席で、座りごこちは満点。
室内装飾は簡素だけどとても品がよい。
ドゥニャンはブーダン、鯛(へんへんとシェアー)、牛肉のグリエ(びーびーとシェアー)
へんへんはフォアグラ、鯛(ドゥニャンとシェアー)、乳のみ羊のブレゼ(なんなとシェアー)
なんなはスープ(びーびーとシェアー)、ホタテ(びーびーとシェアー)、乳のみ羊のブレゼ(へんへんとシェアー)
びーびーはスープ(なんなとシェアー)、ホタテ(なんなとシェアー)、牛肉のグリエ(ドゥニャンとシェアー)
それに三皿からなるデザートのファランドールをみんなで一つ
このように、アラカルトでとてもややっこしい注文をしたにもかかわらず、
一つも間違えずに供してくれたところはさすがサービスのタイユヴァン。
アミューズ1 ◎チーズをかけて焼いてあるシュー
シューの皮がさくっとしてて、チーズの焼け具合が香ばしかった。割とおいしかったです。
一人あたり二個ずつあり、ゆっくり注文を決めていたのに一つでもヴォリュームがあり、あわてて残りをたいらげました。
アミューズ2 ◎フォアグラのムース トリュフクリームソース
小さな器にフォワグラのムースが入っていて、泡立ったトリュフクリームソースがかかっている。
その横にはカリっと焼いたごく薄のパン。上には黒ごまがかかっていた。
この上にムースをかけて食べるのだろうけど、パンを先に食べてしまった。
フォワグラのムースはまったりと口にとろけるようにしみこみ、上にかけたトリュフのクリームソースが際立つ。
日本なら十分コース料理の一品になる味と量。
びーびーはおかわりが欲しいと叫んだ。
前菜 ◎オマールのブーダン フェンネル添え
えびの甲羅の下にオマールをすり身にして、ぷりっとした感じのソーセージ仕立て。
その下にはフェンネルの幹をソテしたものがおいてある。上からはシヴレトがかかっていて色もとても鮮やか。
ソースアメリケーヌと白ワインのソースが微妙に絡み合って、
おいしかったが、
海鮮民族の日本人の舌にはちょっと物足りない。
手を加えるからには、オマールの素材それ自体よりおいしくならなければならないのに。残念無念。
前菜 ◎鴨のフォアグラ
薄く赤ワインゼリーがフォアグラの上にかかっていて、とてもきれい。
つけあわせとして、あんず、シナモン、フェンネル、クローヴが香り付けに入っているりんごのピュレ。
これは三つ星料理。素材もいいが、料理もいい。
フォアグラはフレッシュだけど、生臭みがまったくない。
ぽったりとしたねっとり感が口にも舌にもとても心地いい。
付け合わせを食べるとリフレッシュされ、さらに味をもりあげてくれる。
スープ ◎復刻野菜のクリームスープ
スープに下にちょうど半熟のポーチドエッグが沈んでいる。
スープの上にはトリュフが四枚。その下から野菜のムースが見え隠れしている。
なかなかトラディショナルでクリーミー。
一品を子ども二人でシェアしたが、それでも二つの皿にそれぞれ4枚ずつのトリュフがあって、豪華。
メイン 魚 ◎鯛のロワイヤル
鯛のソテの上にはニンニク一粒を揚げたものにタイムがかざってある。
その横にはバジル風味の鯛のすり身があり、バジルを揚げたものがお飾り。
赤・緑のピーマンを細かく切ったものを入れたトマトの甘目のソースと、上質のオリーヴオイルが混ざり合っていた。
表面がカリっと焼いてあり、白味もふんわり。だけど、ジュースが少ないかな。
鯛の香りが全面には浮き上がってこない。
魚系統がこのシェフやや弱い気がする。
メイン 魚 ◎ホタテ貝のポワレ
ポテトの台に帆立の貝柱がのって、それがお皿の中央に二つ。
それを区切るかのように、五センチくらいのグリッシーニと乾燥トマトとのオイルづけ。
これは子どもたちがペロリと食べてしまった。
メイン ◎牛肉のグリエ ミネルヴォワ産のワインがけ
牛肉のグリエの上に、細長い小さいフランスパンをヘッドで焼いたものの上に、
直径1,2くらいの丸い薄い上質のヘッドが6個並べられてる。
その横には人参のグラッセとエシャロット。ソースはフォンドヴォーと赤ワインで煮詰めたボルドレーズ。
外はきちっと焼いてあり、中心核の部分だけが生。
肉汁を含んでいるのは核の部分だけだけど、グリエのこげ面も香ばしい。
メイン ◎乳のみ羊の肩肉
羊の上には赤ピーマンとシブレット。つけあわせには、トリュフソースをかけた
ポテト。ローリエとローズマリーが飾ってある。その横にはエシャロット。
触感は悪くないが、ちょっとぱさついている。
素材の味がいまいちで、羊嫌いの人でも食べられるが、羊好きの人には物足りない。
デザート
それぞれ水準をいくおいしさだが、特に印象に残るほどでもない。
ミルフイユはサクッと、ソルベはカシスと洋ナシがおいしい。
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メモ
この回の点数は<8、5、5=18点>