電話03-6407-8024 住所:東京都目黒区駒場1-16-9 片桐ビル1F 定休日は火曜(11年5月から)。
渋谷駅西口バスセンターから東急バス52系統で4つめ、松見坂下下車。少し戻って横断歩道を渡り反対側へ。そして左(バスの進行方向)へ100メートル。
タクシーだと渋谷駅からワンメーター。電車の最寄り駅は駒場東大前。
ランチ12:00〜14:00、ディナー18:30〜21:30
ランチは金、土、日、祝のみ営業
2011年3月
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この回の点数評価は<8、3、3=14点>
食べたもの
アミューズ1◎野菜茶
アミューズ2◎ガルグイユ
前菜1◎搨菜のゼリー寄せとフォアグラのテリーヌ
前菜2◎5種の山菜のフリット 雪掘り人参とみかんのソース
前菜3◎蒸して焼いたシャドークイーンとパンチェッタ
前菜4◎おでん大根のあぶり
魚料理◎春きゃべつ 三原のマナガツオとひいかのムース 卵黄ソース
肉料理◎焼き竹の子と本州鹿の炙り
チーズ◎日本産チーズ各種 にんじんカマンベール、赤ワイン入りのチーズ、ジャージー 生チーズ
デザート1◎生乳アイスと黒まめ茶の甘煮
デザート2◎パッションフルーツのブリュレとサフランのアイス
小菓子◎孟宗竹の墨のマカロン、古代ハスのテュイル、セロリのパート・ドゥ・フリュイ、グラパラリーフのホワイトチョコ
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詳しくはお店のHPを参照。
野菜をメインにしつつ、12品からなるコースをフランス料理でつくってしまう都志見シェフの創造力には今回も脱帽。しかも、1ヶ月半ほど前にランチで訪れた時とダブっていたのはガルグイユのみ。ちなみにガルグイユは新生TSUSHIMIのスペシャリテなので欠くことのできない料理。
単に珍しい野菜を使ったり、使われる野菜の種類が多いだけでなく、それぞれの味の特徴に合わせて調理され味付けされるため、野菜だけで甘い、苦い、酸っぱい、辛いといった味のスケールをおいしくかつ楽しく味わえる。
野菜中心といっても、フォアグラや鹿などが効果的に使われた本格フランス料理。
今回は鹿料理が今回特に印象的だった。竹の子がメインの料理で、まるで甘く香ばしいスイートコーンのような竹の子に、立派な赤身なのにトロのようにとろける鹿の組合せ。
野菜メインの魚料理もシェフの得意とするところで、今回はマナガツオとムース状のひいかが春キャベツに織り込まれ巻かれ、それを卵黄ソースでいただたく。
ただ、フリットは山菜の天ぷらだし、大根のあぶりは和食。日本料理好きの外国人客には受けがいいかもしれないし、コース全体としてみると満足いくけれど、もう一工夫欲しかった。
また、ワインの選択肢が極めて限られており、泡、白、赤それぞれ4種類くらいずつ。今回はそれぞれの欄で一番安いものをいただいた。粒が揃っているので質の点では問題がないし、値付けは良心的とはいえ、予算を立てにくいのが難点。
仕入れの関係なのか、その日の料理に合わせてラインアップを変えているのかわからないが、固定的なワインリストを作って欲しい。
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