【企業変身・異業種進出 】
合致条件
- 進出方向が正しい
- 落下傘的進出とは異なる
- 企業家精神に富んだバイタリティのあるリーダーの存在
- 歴史的展望に乗っ取って進出
- 差別化政策に乗っ取っている
- 一たび取り組んだら辛抱強くやり通す
- 現在保有する技術にこだわらない
要約
異業種進出などで事業の変換や企業の変身をする場合、すべてに亘って、経験のない分野への落下傘的進出はリスクが大きすぎます。
マーケット、技術いずれかで土地勘のあるところへ進出していけば成功の確率は高くなります。この場合のリーダーは、官僚的な特質を保有していると、変化に富む新事業の展開は不向きになります。異業種進出は、時代の基本的な流れに乗るのが基本になります。しかも、単なる変身ではなく、新しい分野においても、技術的にあるいは販売上、他社とは差別化するものを持っていなければなりません。
異業種への進出は容易ではありません。従来技術では変化に取り残されるようであるなら、新技術への挑戦も試みます。しかも、その場合においても、得意分野が技術の一部あるいは販売に関係しているならばリスクは、小さくなる可能性があります。
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【企業の体力を見る 】
将来性
企業体力は、財務内容、バランスシートだけでは、全容をとらえることは不可能です。
ここで解説している短期的体力と、長期的体力の総合的観点から見る必要があります。企業経営者は、定期的にチェックし、強いところをさらにのばし、弱いところを強化するように努力する必要があります。
合致条件
- 基盤的体力
- 新商品開発力
- 研究・開発能力
- 販売力・資金力
現在及び短い将来の体力
合致条件
- 基盤的体力
- 販売力
- 商品内容
- 財務内容
- リスク
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【現在と、ちょっと先の企業の体力 】
合致条件
- 基盤的体力
@戦略統一性;全員が本気になっているか
A目標達成のシステムが確立されているか
B社員の能力;実務能力、基盤的能力
- 販売力
@人;商品知識、販売に関する知識
A販売チャンネル;代理店の質と量、顧客の質と量
- 商品内容
@収益性;各利益率、在庫・仕掛品比率
A競争力・技術力;特許性、要素技術の独自性、業務提携先、改良等対応力
B成長性;初期/成長期/飽和期・成熟期、ライフサイクル、シェア伸び率
Cきぼ;市場全体の規模、シェア
- 財務内容
@自己資本比率 A流動比率 B支払利息率
- リスク
@顧客・代理店・仕入先の信頼性
A商品;ライフサイクル、クレーム可能性、競争力減少可能性
B人;転職(特にキーパーソンの)
要約
価値観レベルでのコンセンサスが必要です。
個人の能力発揮の場が十分にあります。定期的点検システムの確立が必要です。
「目標達成法」参照
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【企業の将来予想】
合致条件
- 基盤的体力
@戦略統一性;全員が本気になっているか
A目標達成のシステムが確立されているか
B社員の能力;実務能力、基盤的能力
C”伸びるグループ”
- 新商品開発力
@研究
技術力;研究陣の新技術対応力、現在保有する要素技術の独自性と応用可能性・将来への波及力、研究設備、技術提携先、実証テスト評価力
A開発
1)技術力;技術面を考慮した事業的センスの良さ
2)マーケティング力;調査力、事業化能力、顧客ニーズ把握力
B販売力
1)人;新商品への対応力、販売に関する基本知識
2)販売チャンネル;代理店の質と量、顧客の質と量、新チャンネル開発力
C資金力;開発、設備投資の資金調達能力
要約
個人の能力発揮の場が十分あります。定期点検システムの確立がポイントになります。
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