応募者の面接 面接は、応募者が希望する職務に、適しているかどうかを、見きわめるのに、最も有効な手段です。 そこで、企業経営の基本活動は、「仕事の遂行」と「人の育成」は、表裏一体のものですから、求める人材は、 (1) 誠実さと良識を兼ね備えた社会人。 (2) 主体性を持って責任感が旺盛な人。 (3) 本質を見極め創造的にアプローチする人。 (4) 積極性を持って実行力のある人。 (5) 国際性を身につけた担当分野で一流のプロフェッショナル。 などのような、人間像になります。 面接が適切に行われることになれば、人選の有力な武器になります。面接担当者は、応募者と二人だけで、打ち解けた会話を、ただ、漫然と続けるのではなく、応募者の技術と人格の両面にわたって、応募者の適格性を評価すると、同時に、応募者にも、会社や職位についての情報を、的確に与えるなど、組織的な仕組みのある方法で、応募者にインタビューしなければなりません。
しかし、面接試験を行うとするからには、ある程度の訓練が必要になります。(この問題については、沢山の本が出版されており、多くのゼミや講習会が開かれているので、ここでは、省略いたします) 事務職などの管理者を補佐する人材を選ぶ際には、応募者の有する知能、事務職としての適性、事務能力などを測る様々な試験法があります。しかし、性格的要因を測る試験はあまり重要ではありません。しかも、性格テストは、その効果について色々な意見に分かれており、これを行う場合は、細心の注意を要するからです。
管理職につく人材を選ぶ場合は、一般に行われている試験と異なる試験を行います。
試験を、いつ、どんな形で行うか。を、決める独自の専門家がいない会社は、独自に考慮するだけでなく、人材コンサルタントに助けを求めるのも、良い方法の一つです。 この場合、価値の評価基準をハッキリさせる領域に、人間面の成果があります。具体的に言えば、仕事にたいする満足度、本質的な動機、熟練した安心感と安定性、そして高度な持続性などがこれに含まれます。普通は容易に見過ごされていますが、人間面の成果は、大切な仕事の成果そのものになります。
前の雇い主に連絡をとり、応募者に関する情報を集める経営者は、沢山おります。
電話の問い合わせで確認をとる場合には、問い合わせ事項を、予め前もって書き出し整理しておくと、通話の際には、多角的に質問が出来るようになります。
これら採用の全段階を終了すると優秀な管理者候補を選ぶことが出来ます。
|