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ファイれを見れば自分がわかる

  1. ファイルを調べてみると、自分の積極性のレベルがわかります。
     特定の分野のファイルが多い場合には二つの意味があります。
    一つは、その特定の分野への関心が高くそれを更に膨らませようとする意識が働いています。
     残りの一つは、自分の弱点を補強するために情報を収集するため、特定の分野に範囲を絞って情報を集めたためです。
     前者は、自分の職業観、つまり、人生観に積極性を発揮できるタイプといえます。また、後者は、自分のもっている沢山ある未知の事実を、素直に認める謙虚さと、それをバネにして、成長しようとする向上心に富んだ人の、行動といえるのではないかと思います。

  2. 自分の仕事に必要な「スキル=習熟度」を自分で推し量ることができるでしょうか。
    現代のワーカーに求められるのは、専門知識の「テクニカル・スキル」です。
    目的を明確にするための「コンセプチュアル・スキル」、それに、人間関係を良好に保つための「ヒューマン・スキル」

     自分のファイルをこれらの種目別に山分けしてみたら、きっとどれかに偏っているはずです。小さい山のファイルのスキルが弱点でしょう。うっかりしてそうなったのか。それとも、習熟しているとして手を抜いたのか、それとも意識的に避けてきたからそうなったのか。振り返って見る必要はないでしょうか。

  3. 「面白い」という知識の習得には授業料が必要
     興味=面白い→情報の獲得→学習。このプロセスは不変です。自分たちビジネスマンのレベルアップは、まず物事に興味をいだくことからはじまります。
    ある人は、「学習とはナニに興味をもっているかを思い出すプロセス」といってます。そして、このプロセスにはムダ(というより、冗長性)がつきものです。
     収集したファイルの中に雑音としてのよけいなものが混入したとしても、それは、ちょっとした授業料とでも考えるべきでしょう。

     アタマの良さにたよってファイリングをおろそかにすると、どの分野にも習熟しなくなります。