記号詳細図は、カードとカードの関連を示すものです。図解例は、KJ法のA型と称されるものです。カードを関連づけされたものによって、一番最初にグループ化したものに、小表札の見出しをつけます。小表札グループをまとめたグループに中表札の見出し、中表札をまとめたグループに、大表札の見出しというように、ネーミングを行ったものが、図解例−図です。
グルーピングの留意点
グルーピング作業では、カードを無理にどこかのグループにはめ込もうとさせないことです。何処にも属するところにがないカードは独立させて一匹狼として扱うようにします。(図解例−図)また、一つのグループに、二十枚、三十枚のカードが集まった場合には、それをさらに細分化して五枚〜十枚のグループに組み直します。同じ内容のカードが数枚合った場合にはもちろん一枚にします。
図解かが終わると完成に近くなります。このとき大切なのは、関連記号の取り扱いです。無造作につけると次の段階の文章化に大きく影響しますから、丁寧に、正確な記号を付与するようにします。
文章化への手順
文章化は、最後の仕上げです。図解化された模造紙等をじっくり眺め、「この関係があれば、こう考えられる」という関係を読みとっていきます。そして、つぎに、この部分は必要だ、最初に文章化したほうがよいという部分から始め、その隣接へと文書運を進めます。
この技法の活用は広範囲に及んでいますから、課題の性格によってやり方も変化します。一般的に、創造性開発の場合には、ブレイン・ストーミングからはいるやり方になります。
参考文献;「発想法」、川喜田二郎著、中央公論社刊
;「アイデア創造編」、小林末男著、日本法令刊
;「教育訓練技法」、教育技法研究会編、経営書院刊
注:「下図、NEXTで次ページへ続く」