歯科矯正あるある

 ウチで初診相談した時によく聞く話のまとめです。


 その11: どうして歯並びがガタガタ、デコボコ(叢生)になるのでしょう?

 これは、椅子の大きさと人間の大きさで説明できます。

 

1)10人掛けの長椅子に普通の大きさの大人10人がすわれば、ピッタリとおさまるとします。

 椅子=歯槽骨(歯のはえる場所)の大きさ

 人=歯の大きさ

と考えると、椅子と人間が大きさがちょうど釣り合っていれば、歯はきれいに並びます。

 

2)8人掛けの長椅子に普通の大きさの大人10人が座れますか?

 椅子(=歯のはえる場所)が足りない、狭い場合、歯の大きさが普通でも、歯列はキレイに並びません。

 二人は立っているか、お尻を半分ねじ込むしかありません。だいたい3番目の人がはじかれます。3番目=犬歯で、八重歯状態になります。

3)10人掛けの椅子に、10人のお相撲さん(太った人でも良い)が来たら、全員座れません。

 歯のはえる歯槽骨の大きさは普通でも、大きな歯が来たら、入りきりません。

 

4)大人、2人の子どもが座った場合。楽々座れますが、隙間がでます。

 顎の大きさが普通でも、小さな歯(矮小歯と言います)があると空隙歯列弓(すきっ歯)になります。

では、どうするか?となりますよね。


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