症例14=上顎両側第二小臼歯の埋伏症例 +奥歯でかめません
症例写真の加工はしてません。HPにのせるためにファイルサイズ縮小のための切り取りはしてます。どうやって治したかは(治療法は)来院された方にのみ、お教えします。
初診時年齢18歳6ヶ月(大学1年生)です。学校歯科健診では、何の指摘も受けておりませんでした。ホントかよ! ま、確かに上顎前突(出っ歯)でも反対咬合でも叢生でもありませんが、歯列咬合の異常は明らかですよね。
写真1:右側臼歯部。18歳で第二乳臼歯(E)が残っているのは異常です。第二小臼歯の埋伏もしくは先天欠如を疑います。第一大臼歯(6)は上下でかみ合っていません。 |
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写真2:上顎第二小臼歯が萌出してません。対合歯の下顎の第二小臼歯(5)は伸び出しています。(挺出といいます。) | |
写真3:レントゲン写真で確認すると第二小臼歯は存在しますが、骨の中にとどまっております。(埋伏といいます。) | |
上顎右側犬歯は八重歯状態。どこで噛んでご飯食べてたの?状態ですね。 | |
治療の途中経過1:年齢的に埋伏歯の抵抗がキツイと考え、足場をキッチリ組み、両側第二小臼歯の牽引開始。しかし、左側の小臼歯はびくともしなかったので、残念ながら抜歯して、次の段階に移行しました。 | |
途中経過2:マルチブラケットを装着して仕上げてゆきます。抜歯は、埋伏していた上顎左側第二小臼歯のみです。 | |
治療期間は、埋伏小臼歯の牽引に7ヶ月。マルチブラケットの装着期間が2年1ヶ月でした。 |
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保定観察終了時の右側。 | |
保定観察終了時の左側。 |
歯根吸収はほとんどありませんでした。治療費は総額で75万円程度です。かなり難しい症例なので、治療期間と料金がかかってます。