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症例15=下顎左側第二大臼歯の埋伏(+近心傾斜)

 症例写真の加工はしてません。HPにのせるためにファイルサイズ縮小のための切り取りはしてます。どうやって治したかは(治療法は)来院された方にのみ、お教えします。

 第二大臼歯は、別名「12歳臼歯」とも呼ばれ、12歳頃(小学校6年生から中学生ぐらい)に萌出してくる歯です。しかし、最近の子供たちは歯が大きい割に顎が小さいため、萌出余地不足で第二大臼歯が埋伏するケースが結構あります。

 放置しておくと、手前の第一大臼歯(6番)の後ろ側にむし歯を作ったり、歯周病を悪化させたりします。治せるモノなら治しておいたほうが良い症例だと考えております。

 

 が、学校歯科健診では、あまり指摘されてきませんね。

写真1:第一大臼歯の後方にちらっと見えているのは、第二大臼歯の後ろ側の山(遠心頬側咬頭)です。手前側の山(近心頬側咬頭は見えてませんから、手前側に傾いて(近心傾斜)して埋伏しているのがわかります。(初診時年齢12歳8ヶ月でした。)

写真2:上の状態のレントゲン写真です。親知らず(図の8)も埋伏しそうです。
写真3:別の患者さん(初診時年齢19歳)のレントゲン写真。第二大臼歯(7)が第一大臼歯(6)の後ろからむし歯を作って、神経まで取られています。(神経を獲ると歯寿命は短くなります。)
 上顎右側犬歯は八重歯状態。どこで噛んでご飯食べてたの?状態ですね。
写真4:治療開始。見抜く伊ですが、後方から引っ張ってます。
写真5:治療終了時。治療期間は8ヶ月でした。

 

 歯根吸収はほとんどありませんでした。治療費は総額で25万円程度です。治療は若いウチにやれば比較的簡単です。(大人が画同じ事をすると1年以上かかります。)

 第一大臼歯は、全部の歯の中で一番大きく噛む力を一番発揮する歯です。木の葉をッm、牛場に市内で無傷のママにしておくのは価値があると思いますね。

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