症例21=歯牙脱臼した再植歯を歯牙移動で治す
交通事故など外傷により、歯牙脱臼(=歯が抜けること)は、ままあります。
この場合、口腔外科などで再植術(=歯を再度植え直す)されることがあるのですが、口腔外科医は噛み合わせまで面倒を見ないことがあります。
そういった場合、矯正歯科医の出番です。
この患者さんは,転倒事故により歯牙脱臼が生じました。
歯牙再植術半年経過した状態です。両側中切歯が下に伸びた状態で固定されているため臼歯(奥歯)が噛めない状態です。
ブラケットを付けるのを嫌がっておりましたが、納得して治療開始。
中切歯と側切歯の高さの違いがよくわかりますね。
3ヶ月後が以下の写真です。小学6年生で骨が柔らかいので、歯が早く動きます。
噛めない時期に舌突出癖がでておりますので、舌のトレーニングも併用して治療してます。
組み写真は以下。
☆2022年11月26日:明らかに上顎の両側中切歯が下に伸びて奥歯がかめない状態です。
☆2023年1月4日
ブラケット装着時です。下顎は付けさせてもらえまsんでした。
☆2023年4月1日
だいぶ並んで来ました。