邦題(書籍名) | 訳者/執筆者 | 発行年 | 出版社 | 頁数 | 補足情報 |
ルパンあやうし | 白木茂等編 矢野浩三郎訳 畑農照雄え | 1975(昭和50) | 岩崎書店「世界の名探偵物語」13 | 158p | 「ルパン対ホームズ」のうち「金髪の美女」をそこそこ忠実に訳した児童向け。ただし宝くじ事件は削除し、青ダイヤ事件から話が始まる。 |
奇巌城 | 南洋一郎文 伊勢田邦貴絵 | 1976(昭和51) | ポプラ社文庫11 | 222p | 南洋一郎版「ルパン全集」を児童向け文庫化したもの。挿絵が変更になっている。 |
8・1・3の謎 | 南洋一郎文 上山ひろ志絵 | 1976(昭和51) | ポプラ社文庫12 | 230p | |
八つの犯罪 | 南洋一郎文 伊勢田邦貴絵 | 1976(昭和51) | ポプラ社文庫13 | 238p | 「八点鐘」。 |
怪盗対名探偵 | 南洋一郎文 箕輪宗広絵 | 1976(昭和51) | ポプラ社文庫14 | 262p | 「ルパン対ホームズ」。 |
七つの秘密 | 南洋一郎文 上山ひろ志絵 | 1976(昭和51) | ポプラ社文庫15 | 206p | |
ルパンの大作戦 | 南洋一郎文 杉山新一絵 | 1976(昭和51) | ポプラ社文庫16 | 238p | 「オルヌカン城の謎」の改作。 |
ピラミッドの秘密 | 南洋一郎文 中村英夫絵 | 1976(昭和51) | ポプラ社文庫17 | 206p | |
ルパンの大失敗 | 南洋一郎文 柳柊二絵 | 1976(昭和51) | ポプラ社文庫18 | 206p | |
魔女とルパン | 南洋一郎文 中村英夫絵 | 1976(昭和51) | ポプラ社文庫19 | 222p | 「カリオストロ伯爵夫人」。 |
ルパン最後の冒険 | 南洋一郎文 岩淵慶造絵 | 1976(昭和51) | ポプラ社文庫20 | 222p | 「カリオストロの復讐」。 |
水晶の栓 | 長島良三 | 1976(昭和51) | 角川文庫 | 335p | |
ルパン対ホームズ | 大友徳明 | 1976(昭和51) | 角川文庫 | 320p | |
がいこつ塔 | 加納一朗 | 1976(昭和51) | 旺文社「5年の学習」三月号付録 | ネット古本情報に出ていたもの。表題作は「八点鐘」の「塔のてっぺんで」で、それ以外に「八点鐘」からもう一編収録とのこと。 | |
怪盗ルパン1奇巌城 | 榊原晃三 | 1976(昭和51) | 春陽堂書店・春陽堂少年少女文庫「世界の名作日本の名作」 | 286p | 榊原晃三訳による児童向け?短編を中心にしているようだが、ページ数の割に各巻の収録作が少なそう。 |
怪盗ルパン2ルパン対ホームズ | 榊原晃三 | 1977(昭和52) | 春陽堂書店・春陽堂少年少女文庫「世界の名作日本の名作」 | 292p | |
怪盗ルパン3ユダヤランプの秘密 | 榊原晃三 | 1978(昭和53) | 春陽堂書店・春陽堂少年少女文庫「世界の名作日本の名作」 | 237p | |
怪盗ルパン4怪盗紳士ルパン | 榊原晃三 | 1978(昭和53) | 春陽堂書店・春陽堂少年少女文庫「世界の名作日本の名作」 | 210p | |
怪盗ルパン5女王の首かざり | 榊原晃三 | 1978(昭和53) | 春陽堂書店・春陽堂少年少女文庫「世界の名作日本の名作」 | 241p | |
地獄のわな | 榊原晃三 | 1978(昭和53) | 春陽堂書店・春陽堂少年少女文庫「世界の名作日本の名作」 | 211p | |
白鳥の首のエディス | 榊原晃三 | 1979(昭和54) | 春陽堂書店・春陽堂少年少女文庫「世界の名作日本の名作」 | 204p | |
ルパンの告白 | 大友徳明 | 1977(昭和52) | 角川文庫 | 278p | 「赤い絹のストール」「白鳥のような首をもつエディット」「麦わらの茎」など独特の訳題あり。 |
怪盗ルパン(新版) | 水谷準 | 1977(昭和52) | 角川文庫 | 294p | 1960年に同文庫で刊行されたものの新装版。 |
さらば愛しきルパン! | モンキー・パンチ | 1977(昭和52) | 双葉社パワァコミックス「ルパン三世」10巻(第94話) | 「ルパン三世」の第一期の最終回的位置づけだったのだろうか、ルパン三世の父(つまり二世)、ルパン三世の母、そして「アルセーヌおじいちゃん」までが総登場する。精力絶倫・美女をはべらすアルセーヌおじいちゃんには孫も絶句(笑)。 | |
ルパン100億フランの炎 | 谷亀利一 | 1977(昭和52) | サンリオ | 242p | ボアロ=ナルスジャックのルパンシリーズ第4弾「アルセーヌ・ルパンの正義」の全訳。なぜこれがサンリオなんかから唐突に出たのか、謎。激しく入手困難。 |
水晶のせん | 長島良三 | 1977(昭和52) | 文研出版「文研の名作ミステリー」8 | 207p | |
怪盗ルパンの事件簿 | 1978(昭和53) | 旺文社「中一時代」1978年4月号付録 | 「ハートの7」「黒真珠」を収録とのこと。 | ||
ルパンのうちあけ話 | 内海利朗訳 佐々木マキ絵 | 1978(昭和53) | 暁教育図書「少年少女世界の文学9」 | 252p | 内容未確認だが、タイトルから察するに「ルパンの告白」か。 |
オルヌカン城の謎 | 大友徳明 | 1978(昭和53) | 角川文庫 | 381p | 角川文庫のルパンシリーズの中では異色のタイトル。 |
水晶の栓 | 山辺雅彦訳 | 1978(昭和53) | 旺文社文庫 | 365p | |
ルパンの告白 | 野内良三訳 | 1978(昭和53) | 旺文社文庫 | 324p | |
海外ミステリー傑作選 | 榊原晃三ほか訳 | 1978(昭和53) | 集英社コバルト文庫 | 榊原晃三訳「ルパンの結婚」を収録。珍しいチョイス。 | |
ルパン・ホームズ危機一髪 | 河合秀和 | 1978(昭和53) | 小学館「小学六年生」6月号付録 | 「ルパン対ホームズ」の漫画版…のはずが、ほとんどオリジナルの展開で、ルパンとホームズが肉弾戦をしたあげくルパンが背中にロケットをしょって飛び去るというとんでもないラストとのこと。 | |
ルパンの冒険 | 長島良三 | 1979(昭和54) | 角川文庫 | 329p | 確認した限り、角川文庫におけるルパンシリーズの展開はこの一冊をもって終わったらしい。 |
怪盗紳士アルセーヌ・ルパン | 大野一道訳 | 1979(昭和54) | 旺文社文庫 | 305p | |
ルパン対ホームズ | 野内良三訳 | 1979(昭和54) | 旺文社文庫 | 337p | これら旺文社文庫のルパン訳は現在は電子書籍で発売されている。 |
名探偵読本7「怪盗ルパン」 | 榊原晃三訳 | 1979(昭和24) | パシフィカ | 世界の名探偵を語るマニアックなシリーズで、第7巻が「怪盗ルパン」。榊原晃三氏により「エメラルドの指輪」「鹿皮服を着た男(山羊皮服を着た男)」が本邦初の全訳で収録された。 | |
怪盗紳士ルパン | 竹西英夫訳 田中槇子絵 | 1981(昭和56) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」1 | 345p | 原文に忠実な完訳、シリーズ作品(番外編含む)を発表年代順に全て網羅した、まぎれもなくもっとも完成度の高い「ルパン全集」。大人向けも意識したデザインなのだが、児童書扱いになっているため書店で不遇なのが残念。それでも20年を経た今なお版を重ねているのは、これが現時点で決定版的存在だからだろう。この第1巻解説ではルブランの生涯とルパン誕生について説明がある。 |
ルパン対ホームズ | 竹西英夫訳 田中槇子絵 | 1982(昭和57) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」2 | 367p | |
ルパンの冒険 | 長島良三訳 田中槇子絵 | 1982(昭和57) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」3 | 383p | |
奇岩城 | 長島良三訳 田中槇子絵 | 1982(昭和57) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」4 | 351p | 末尾にある「エギーユ・クルーズ」の断面解説図が嬉しい。あと、挿絵のボートルレが異様に可愛い?(笑) |
813 | 大友徳明訳 田中槇子絵 | 1981(昭和56) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」5 | 353p | |
続813 | 大友徳明訳 田中槇子絵 | 1981(昭和56) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」6 | 375p | |
水晶の栓 | 羽林泰訳 田中槇子絵 | 1982(昭和57) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」7 | 407p | 訳者解説では物語のモデルになったパナマ運河疑獄事件についての詳しい説明があり、必読。 |
ルパンの告白 | 長島良三訳 田中槇子絵 | 1982(昭和57) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」8 | 339p | |
オルヌカン城の謎 | 竹西英夫訳 田中槇子絵 | 1982(昭和57) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」9 | 449p | |
金三角 | 竹西英夫訳 田中槇子絵 | 1981(昭和56) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」10 | 459p | |
三十棺桶島 | 大友徳明訳 田中槇子絵 | 1983(昭和58) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」11 | 531p | 一冊の分量としてはシリーズ最大で圧倒的な厚さ。 |
虎の牙(上) | 矢野浩三郎訳 田中槇子絵 | 1982(昭和57) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」12 | 361p | |
虎の牙(下) | 矢野浩三郎訳 田中槇子絵 | 1982(昭和57) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」13 | 303p | 全600pを超える「虎の牙」は二分冊となった。創元版との底本による内容の微妙な違いについては解説に説明がある。 |
八点鐘 | 長島良三訳 田中槇子絵 | 1981(昭和56) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」14 | 383p | |
カリオストロ伯爵夫人 | 竹西英夫訳 田中槇子絵 | 1982(昭和57) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」15 | 445p | |
緑の目の令嬢 | 大友徳明訳 田中槇子絵 | 1983(昭和58) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」16 | 377p | |
バーネット探偵社 | 矢野浩三郎訳 田中槇子絵 | 1983(昭和58) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」17 | 275p | 解説で過去の訳本との訳文の比較をしているのが面白い。また保篠龍緒訳「赤い蜘蛛」「刺青人生」にバーネットことジム=バルネが登場していることにも言及。 |
謎の家 | 長島良三訳 田中槇子絵 | 1983(昭和58) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」18 | 337p | |
ジェリコ公爵 | 大友徳明訳 田中槇子絵 | 1983(昭和58) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」19 | 345p | これは別巻に入れるべきではなかったか… |
バール・イ・ヴァ荘 | 大友徳明訳 田中槇子絵 | 1982(昭和57) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」20 | 307p | |
二つの微笑をもつ女 | 大友徳明訳 田中槇子絵 | 1982(昭和57) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」21 | 401p | |
特捜班ビクトール | 羽林泰訳 田中槇子絵 | 1983(昭和58) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」22 | 305p | 巻末解説にある、各種邦題クイズが面白い。 |
赤い数珠 | 長島良三訳 田中槇子絵 | 1983(昭和58) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」23 | 279p | 本来非ルパンものだが、次巻「カリオストロの復讐」へのつなぎとしてここに配置。 |
カリオストロの復讐 | 長島良三訳 田中槇子絵 | 1983(昭和58) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」24 | 319p | 恐らくルブラン自身の勘違いであろう原文に従い、「クラリス」が「クレール」に、「ダンドレジー」が「ド・リメジー」表記になっている。 |
ルパン最後の事件 | 榊原晃三訳 田中槇子絵 | 1982(昭和57) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」25 | 333p | 原題「アルセーヌ・ルパンの数十億」(1941)の現時点で唯一の日本語訳。ただし原本の一部が失われているとか、連載がルブランの死の直前ということもあり偽作の可能性も指摘される問題作でもある。内容的にも確かに「最後の事件」としたくなるものではあるが…。ほかに短編「山羊皮服を着た男」「エメラルドの指輪」も収録。榊原晃三氏の解説はルパンの生涯の年表、ルパンの日本における翻訳の歴史をたどっており、資料価値が高い。 |
女探偵ドロテ | 長島良三訳 田中槇子絵 | 1986(昭和61) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」別巻1 | 381p | これは別巻扱いじゃなく本シリーズに入れておいてほしかった。少なくとも「ジェリコ公爵」よりは密接にルパンシリーズに絡んでいるのに… |
バルタザールのとっぴな生活 | 竹西英夫訳 田中槇子絵 | 1987(昭和62) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」別巻2 | 241p | この「全集」刊行当初、保篠龍緒の「刺青人生」を信じて本シリーズ扱いで広告が打たれていた。翻訳の過程で「刺青人生」でのルパン登場が保篠龍緒の改作であることが判明、本シリーズから外されたが別巻として復活した。 |
三つの眼 | 長島良三訳 田中槇子絵 | 1987(昭和62) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」別巻3 | 297p | 純粋な推理ものではなくSFなのだが、なぜかこの全集に収録。これを入れるんだったら「ノーマンズ・ランド」も入れておいてほしかった。 |
真夜中から七時まで | 大友徳明訳 田中槇子絵 | 1987(昭和62) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」別巻4 | 317p | この作品の邦訳は昭和7年に先例があるが単行本化が確認できず、現在でも読めるのはこの「全集」だけではないかと思われる。 |
赤い輪 | 榊原晃三訳 田中槇子絵 | 1988(昭和63) | 偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」別巻5 | 381p | ついに別巻も加えて全30巻。ポプラ社版「全集」に対抗した冊数…? |
怪盗紳士ルパン | 武内孝夫訳 高田勲絵 | 1982(昭和57) | 学習研究社「ルパン名作選」1 | 269p | |
ルパン対ホームズ | 武内孝夫訳 高田勲絵 | 1982(昭和57) | 学習研究社「ルパン名作選」2 | 255p | この2冊のみ現時点で確認。 |
怪盗ルパン | 榊原晃三訳 依光隆絵 | 1982(昭和57) | 集英社「少年少女世界の名作」23 | 141p | 子ども時代に読んだ覚えがある。確か「光の信号」(太陽のたわむれ)「地獄のわな」「赤い絹のスカーフ」など「告白」を中心に編集された絵本に近い内容だったと記憶している。 |
怪盗ルパン | 榊原晃三 | 1982(昭和57) | ぎょうせい「少年少女世界名作全集」31 | 185p | |
ルパン対ホームズ | 藤原宰太郎 | 1982(昭和57) | 秋田書店「ジュニア版世界の名作推理全集」1 | 206p | |
怪盗ルパン | 榊原晃三 | 1983(昭和58) | 岩波少年文庫 | 359p | 「怪盗紳士ルパン」の全訳。実は僕が読んだ最初の全訳ルパン。注も詳しい。 |
ルパン対ホームズ | 榊原晃三 | 1983(昭和58) | 岩波少年文庫 | 395p | これも全訳だが「ウィルソン」は「ワトソン」に変更されている。 |
奇岩城 | 榊原晃三 | 1983(昭和58) | 岩波少年文庫 | 384p | 岩波少年文庫版ルパンシリーズは残念ながらこの3冊で打ち止め。全訳でかつ読みやすかったので以後のシリーズ翻訳も楽しみだったのだが… |
ルパン対ホームズ | 保篠龍緒訳 依光隆絵 | 1983(昭和58) | 講談社「青い鳥文庫」 | 229p | 今なお書店に並ぶ保篠訳児童向けルパンの生き残り。「金髪の美女」のみを収録している。「青い鳥文庫」のルパンシリーズは1990年代に続々と補充されてゆく。 |
奇岩城 | 保篠龍緒訳 永井豪・安田達矢ダイナミック・プロダクション劇画 | 1984(昭和59) | 小学館「劇画・怪盗ルパン」1 | 214p | こんなものまであったとは知らなかった…最近ようやく現物を入手。絵や話自体は子ども向けっぽいのだが、「劇画」と銘打って一応大人向けのつもりでもあるらしく、ところどころにヌードやベッドシーンが原作改変で挿入される。この「奇岩城」ではなんとボートルレのベッドシーンが…(汗)。各巻の冒頭に永井豪のコメント、末尾に結構詳しい解説がついている。 |
怪盗紳士 | 保篠龍緒訳 永井豪・安田達矢ダイナミック・プロダクション劇画 | 1984(昭和59) | 小学館「劇画・怪盗ルパン」2 | 206p | 「ルパン逮捕される」「獄中のルパン」「ルパンの脱獄」をほぼ原作どおりに一編の長編としてまとめている。 |
ルパン対ホームズ | 保篠龍緒訳 永井豪・安田達矢ダイナミック・プロダクション劇画 | 1984(昭和59) | 小学館「劇画・怪盗ルパン」3 | 206p | 「金髪の美女」を原作に一冊にまとめている。ホームズの年齢設定が妙に若く、ルパンと同年齢ぐらいになっている。 |
813の謎 | 保篠龍緒訳 永井豪・安田達矢ダイナミック・プロダクション劇画 | 1984(昭和59) | 小学館「劇画・怪盗ルパン」4 | 214p | 「813」「続813」を一冊にまとめたもの。さすがにかなり慌しい展開。ここでもドロレスのヌードやベッドシーンが…(汗) |
水晶の栓 | 保篠龍緒訳 永井豪・安田達矢ダイナミック・プロダクション劇画 | 1984(昭和59) | 小学館「劇画・怪盗ルパン」5 | 214p | ドーブレックの黒メガネは眼帯に変更されている。また結末が微妙に変更された。 |
金三角 | 保篠龍緒訳 永井豪・安田達矢ダイナミック・プロダクション劇画 | 1984(昭和59) | 小学館「劇画・怪盗ルパン」6 | 214p | ルパンが序盤から登場し、終盤にかけて派手な大活躍を見せるなど、物語の大幅な改変が目立つ。 |
三十棺桶島 | 保篠龍緒訳 永井豪・安田達矢ダイナミック・プロダクション劇画 | 1984(昭和59) | 小学館「劇画・怪盗ルパン」7 | 206p | これも序盤からルパンが登場、派手な大活躍を見せてしまう。 |
虎の牙 | 保篠龍緒訳 永井豪・安田達矢ダイナミック・プロダクション劇画 | 1984(昭和59) | 小学館「劇画・怪盗ルパン」8 | 206p | これ、タイトルだけ拝借した別モノといっていい内容では…?本物の虎が出てきて犯行に使われたり、コスモ・モーニントンの遺産をめぐって殺し合いが起きたりとまるっきり話が変わっている。フロランスも意味もなくヌードになるし(笑)。 |
八点鐘 | 保篠龍緒訳 永井豪・安田達矢ダイナミック・プロダクション劇画 | 1985(昭和60) | 小学館「劇画・怪盗ルパン」9 | 206p | 一応原作に従って8つの冒険をする話になっているが、ページの都合で半分は「さわり」程度。「斧を持つ貴婦人」にページ数が割かれている。 |
ルパン再現 | 保篠龍緒訳 永井豪・安田達矢ダイナミック・プロダクション劇画 | 1985(昭和60) | 小学館「劇画・怪盗ルパン」10 | 206p | 「特捜班ビクトール」を原作としているが、ガニマールや「ルパン最後の事件」のヒロイン・パトリシアが登場するなど大幅に改変。 |
シャーロック・ホームズの災難(上) | 中川裕朗・乾信一郎 | 1984(昭和59) | 早川書房「ハヤカワ・ミステリ文庫」 | 337p | ドイル以外の作家によるホームズ・パスティーシュを集めたもの。ルブランの「遅かりしシャーロック・ホームズ」が、英語版から「遅かりしホルムロック・シアーズ」(中川裕朗訳)のタイトルで翻訳されている。 |
消えた黄金の仏像 | 加納一朗 | 1984(昭和59) | 学習研究社「学習」「科学」増刊号「6年の読み物特集」 | 明治時代の日本に黄金の仏像を狙ってルパンがやってくる。日本の少年とホームズがそれを阻止するべく対決、というパスティシュ短編。 | |
ルパンあやうし | 矢野浩三郎訳 畑農照雄え | 1985(昭和60) | 岩崎書店「名探偵・なぞをとく」13巻 | 158p | 1975年に「世界の名探偵物語」として出たものと全く同じもので、「金髪の美女」のうち青ダイヤ事件のみを訳出。 |
怪盗ルパン | 中島河太郎・松村喜雄 | 1985(昭和60) | 秋田書店「怪盗ルパン名作選」1 | 188p | 推理小説の解説執筆で有名な中島河太郎氏が訳者として登場しているのが目を引く(もっとも訳文は松村氏によるものらしく、中島氏は解説・監修か)。「ルパン捕まる」「獄中のルパン」「ルパンの脱獄」「怪しい旅行者」「女王の首かざり」を収録。 |
奇巌城 | 中島河太郎・松村喜雄 | 1985(昭和60) | 秋田書店「怪盗ルパン名作選」2 | 205p | |
ルパン対ホームズ | 中島河太郎・松村喜雄 | 1985(昭和60) | 秋田書店「怪盗ルパン名作選」3 | 204p | |
水晶の栓 | 中島河太郎・松村喜雄 | 1985(昭和60) | 秋田書店「怪盗ルパン名作選」4 | 198p | |
ルパンの冒険 | 中島河太郎・松村喜雄 | 1985(昭和60) | 秋田書店「怪盗ルパン名作選」5 | 191p | 「ルパンの冒険」といっても「宝冠事件」ではなく「怪盗紳士」後半の短編を収録したもの。「ハートの7の謎」「アンベール夫人の金庫」「黒い真珠」「おそかりしシャーロック・ホームズ」を収録。 |
ルパンの告白 | 中島河太郎・松村喜雄 | 1986(昭和61) | 秋田書店「怪盗ルパン名作選」6 | 195p | |
綱渡りのドロテ | 三好郁朗 | 1986(昭和61) | 創元推理文庫 | 333p | この時期創元推理文庫がルパンもの以外のルブラン作品を続々と刊行。特にこの「ドロテ」は当時なかなか読めなかった作品で、非常に嬉しかったものだ。タイトルももっとも原題に近い。 |
ノー・マンズ・ランド | 大友徳明 | 1987(昭和62) | 創元推理文庫 | 292p | いわゆるSF「驚天動地」の翻訳。このタイトルでの訳出は初めて。 |
三つの目 | 田部武光 | 1987(昭和62) | 創元推理文庫 | 272p | |
バルタザールの風変わりな毎日 | 三輪秀彦 | 1987(昭和62) | 創元推理文庫 | 198p | |
怪盗紳士ルパン | 竹西英夫 | 1987(昭和62) | 偕成社文庫 | 374p | 偕成社版「全集」の内容をそのまま偕成社文庫(児童むけの文庫シリーズ)に移し変えたもの。80年代に初期作品に絞って4冊だけ刊行され、映画「ルパン」公開の2005年に映画関連作が追加された。 |
ルパン対ホームズ | 竹西英夫 | 1987(昭和62) | 偕成社文庫 | 394p | |
ルパンの冒険 | 長島良三 | 1987(昭和62) | 偕成社文庫 | 413p | |
奇岩城 | 長島良三 | 1987(昭和62) | 偕成社文庫 | 377p | |
アルセーヌ・ルパン | 保篠龍緒 | 1987(昭和62) | 講談社「スーパー文庫」 | 483p | この時期講談社が出していた大判文庫シリーズの一冊で、「今は懐かしの保篠節」を読めるのが売りとなっていたもの。「怪紳士」「怪人対巨人」「奇巌城」「水晶の栓」「真紅の肩掛け」「陰影の符号」「地獄の罠」「ソニアの宝冠」を一挙収録。これが現時点では最後の保篠龍緒訳「ルパン」の刊行である。 |
ホームズ対ルパン幻の大魔境 | 流矢カイル | 1987(昭和62) | 学習研究社 | ゲームブックブームのさなかに出たオリジナル内容のゲームブック。ペルーの奥地でルパンとホームズが大冒険をするとか。 | |
青い目の少女 | 南洋一郎文 若菜等絵 | 1988(昭和63) | ポプラ社文庫「怪奇・推理シリーズ」 | 238p | 南洋一郎「ルパン」の文庫化第二期。「怪奇・推理シリーズ」と銘打たれている。 |
怪盗紳士 | 南洋一郎文 若菜等絵 | 1988(昭和63) | ポプラ社文庫「怪奇・推理シリーズ」 | 222p | |
三十棺桶島 | 南洋一郎著 若菜等絵 | 1988(昭和63) | ポプラ社文庫「怪奇・推理シリーズ」 | 219p | |
怪奇な家 | 南洋一郎著 若菜等絵 | 1988(昭和63) | ポプラ社文庫「怪奇・推理シリーズ」 | 218p | 「謎の家」。 |
古塔の地下牢 | 南洋一郎著 若菜等絵 | 1988(昭和63) | ポプラ社文庫「怪奇・推理シリーズ」 | 220p | 「水晶の栓」。 |
黄金三角 | 南洋一郎著 若菜等絵 | 1988(昭和63) | ポプラ社文庫「怪奇・推理シリーズ」 | 234p | 「金三角」。 |
虎の牙 | 南洋一郎著 若菜等絵 | 1988(昭和63) | ポプラ社文庫「怪奇・推理シリーズ」 | 218p | |
消えた宝冠 | 南洋一郎著 若菜等絵 | 1988(昭和63) | ポプラ社文庫「怪奇・推理シリーズ」 | 220p | 「ルパンの冒険」。 |
ルパンの大冒険 | 南洋一郎著 若菜等絵 | 1988(昭和63) | ポプラ社文庫「怪奇・推理シリーズ」 | 220p | 「特捜班ビクトール」。 |
ルパンの名探偵 | 南洋一郎著 若菜等絵 | 1988(昭和63) | ポプラ社文庫「怪奇・推理シリーズ」 | 218p | 「バーネット探偵社」。 |
ルパン対ホームズ | 榊原晃三 | 1988(昭和63) | 第三文明社「少年少女希望図書館」 | 265p |