〜〜さよなら交通博物館〜〜
2006年・見納めの旅
一階展示ページ

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吹き抜けになっている一階展示室の最大の目玉はやはりSL。

左が9856形、右がC57。どちらも「さよなら交通博」のヘッドマークがついた。
9856のほうはザックリとカッティングされて内部の構造が見学できる。
平日ながらかなり混んでいて、親子連れも結構いました。
勝手にいっぱい写しこんじゃってすいません。



動きはしないけど、そばで見るだけで大迫力のC57の動輪。
こんなドデカイものが動くというのが逆に信じられなくなる。


まさしく国産第一号の「1号機関車」(重要文化財)。
新橋〜横浜間を走った後、島原鉄道に転職、
引退後に「鉄道博物館」入りした。
絵本「きかんしゃやえもん」のモデルとして僕も子供の時に覚えた。
修学旅行専用の「なかよし」。
こちらも「さよなら交通博物館」のヘッドマークがほどこされていた。
実物車両の先頭部分だけをカットして展示してるのだが、
それが子供の時みょうに楽しかった覚えがある。





天皇や皇族が乗る「御料車」の第1号。
暗いけどその車内の豪華な内装を撮ってみた。

こちらは8号御料車の「女官室」部分。

やや目立たないところだが、交通博物館では
鉄道システムに関する展示もかなり多かった。

新幹線の制御システム盤。かつて使われていた実物なのかな。
これを見ていると映画「新幹線大爆破」を思い出してしまう(笑)。


実物車両ばかりが展示物ではない。
精巧な車両模型の数々もこの博物館の魅力だった。
人によっては実物よりも楽しかったんじゃなかろうか。
実のところ僕もそうだった。



ズラリと並ぶ歴代国鉄→JRの車両模型。
作ってる人は楽しいだろうなぁ〜などと
子供の時は思ったものだ(笑)。
こちらは碓氷峠に昔あった「アプト式」機関車の模型。
このほか「動く模型」が多いのも嬉しい点だった。
展示のボタンを全部押してみたりして(笑)。


閉館イベントの一つとして、過去に製作・展示された
車両・航空機・自動車などの模型の「蔵出し展示」が行われていた。



流線型SL・C55のかなり古い模型。
こちらは私鉄。奥が小田急ロマンスカーの「目玉」。手前は近鉄のビスタカー。さらに手前にはどっかのロープウェイの模型がある。


そして「模型」といえば何といってもこれ。HOゲージの大レイアウトだ!
このレイアウトでの鉄道模型運転が日本の鉄道模型趣味界に
与えた影響ははかりしれないものがあると言われる。
実物と同じ長大編成の模型列車が、刻々と変化する照明(時間経過)の中で
次々と走り抜ける様は、子供心に強烈であった。



HOゲージのはずなのに一部建物にNゲージの市販品流用が混じってるのは、まぁご愛嬌というところか。
人影が写りこんじゃってるが、大レイアウトならではの山岳部分。このスケールは一般家庭ではなかなか実現できないよなぁ。

諸般の事情でほんの一部に絞ったが、もともと「鉄道博物館」だっただけに、
交通博物館のメインはこの一階の鉄道展示物なのは間違いない。
一階の華やかさに比べると二階以上の展示は今ひとつ…
ではあるのだが、やはり「交通」は鉄道ばかりではない。
では、階段をあがってみよう。


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