1.初期登録と修正について

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残高実績額の資料収集について
☆.貸借対照表か合計残高試算表を用意します。
:ここで、この実績額を記入する、登録用紙を用意して下さい。 書式参照 
実績額の資料作成に必要な11項目の残高は、すべて合計残高試算表の中にある該当各項目の実績額を収集します。
 
上の画面へ 翌月繰越金 固定預金残高 売掛金残高 受取手形残高 手持手形残高
買掛金残高 未払金残高 支払手形残高 割引手形残高 短期借入金残高 長期借入金残高

 
<01>.翌月繰越金

翌月繰越金の算出基準は、現金(外貨も含む)に、当座預金、普通預金、納税準備預金、別段預金、通知預金、その他郵便貯金などの流動性預金を加えたものとなります。
問題なのは、固定預金に含まれている定期預金の中で、満期日が予想期間内に到来するものの取り扱いは、企業によっては流動性預金に含めることがあります。


 
<02>.固定預金残高

固定預金とは、預け入れ期間が1年以上の定期預金や積金や投資信託などを対象にします。従来は勘定科目を基準に固定預金の定義をしていましたが、最近では、預け入れの拘束期間が1ヶ月ものあり、流動性預金との区分を、勘定科目と拘束期間か満期までの期間を対象に、企業別基準で算出することになります。


 
<03>.売掛金残高

売掛金残高とは、販売先との商取引によって発生した売掛金の残高をいいます。


 
<04>.受取手形残高

受取手形残高とは、売掛回収、または、その他の取引によって入手した、約束手形と為替手形の残高をいいます。具体的には、企業の手元にある手形や、る銀行に代金取立を依頼してある手形、または、借入金の担保に差し入れている手形、および、割引手形の残高を加えたものです。しかし、手形に裏書し支払に充当したもの、俗に、回し手形と呼ばれる手形は含みません。
(ここでは、受取手形=手持手形+割引手形のことをいいます)


 
<05>.手持手形残高

手持手形残高の算出基準は、上記から、企業の手元にある手形と、銀行に代金取立を依頼してある手形と、借入金の担保に差し入れている手形を、加えたものとなります。


 
<06>.買掛金残高

買掛金残高とは、仕入先との商取引によって発生した買掛金の残高をいいます。


 
<07>.未払金残高

ここで云う未払金残高とは、外注先との取引によって発生した未払加工賃の残高を指します。一般的には、経費に対する未払金もありますが、しかし、このシステムでは、未払金には含めず、次の処理『02.科目別予想額の入力』の中の「諸経費」に含めて計上し処理します。但し、外注処理のない企業では未払経費残高を計上して処理ができきます。


 
<08>.支払手形残高

支払手形残高とは、買掛金や未払金の支払の為に発行した手形と、その他の取引によって発行した約束手形や為替手形の残高をいいます。具体的には、資産の購入に伴って発行した手形や、不本意ながら資金繰りに関係する融通手形などの発行も含めます。


 
<09>.割引手形残高

割引手形残高とは、受取手形を期日より前に資金化するため、金融機関などに持ち込み割引を依頼します。そこで割引をした手形の残高をいいます。


 
<10>. 短期借入金残高

短期借入金残高とは、企業が金融機関などから借入れた、1年以内に返済期日のくる借入金残高のことを云います。


 
<11>. 長期借入金残高

長期借入金残高とは、企業が金融機関などから借入れ、最終返済期日が1年以上である借入金残高のことを云います。


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 操  作  
登録は各項目とも「テン」キーと「Enter」キーで入力します。ただし、翌月繰越金での「BS」キーは前の画面に、「f9」キーは初期画面に戻ります。「f6」キーは次の項目へ移ります。
また、すでに登録したデータを再修正する場合は、金額末尾まで「→」キーでカーソルを送り「Enter」キーで入力し、修正科目まで送り、入力処理をします。

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