- 3.科目別予想額の入力処理
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科目別予想額の入力について
- 資金繰りに関する科目のうち、事前に調査をすれば、数か月先まで予想のできる科目がいくつかあります。
(書式参照)
このシステムでは、下記の11項目を対象としています。これらの項目のデータを作るにあたって必要な、関連資料(各帳表名)を列記すれば、次のようなものがあります。
- 01、売上高.......売上高計画表 [受注や売上データを分析して作成]
- 02、仕入高.......仕入高計画表 [発注や仕入データを分析して作成]
- 03、加工高.......加工高計画表 [外注や未払データを分析して作成]
- 04、受取手形期日..受取手形残高表(財務・月別得意先別期日表)
- 05、割引手形期日..割引手形残高表(財務・月別銀行別期日表)
- 06、支払手形期日..支払手形残高表(財務・月別支払場所別期日表)
- 07
、人件費.......販売費及び一般管理費の中の人件費と、製造原価報告書の中の労務費を加えた額を参考に予測額を作成
- 08
、諸経費.......販売費及び一般管理費と、製造原価報告書を加えた額から、上記の人件費を除いた額を参考に予測額を作成
- 09
、固定預金預入...固定預金期日表(財務・銀行別期日別)
- 10、短期借入金期日.借入金期日表 (財務・銀行別期日別)
- 11、長期借入金期日.借入金期日表 (財務・銀行別期日別)
- 弊社提供の「財務管理システム」では、簡単操作だけで会計データ入力画面から、仕訳データを入力しますと、基幹業務は当然ながら、一度の入力で手形管理や資金管理など必要とする、上記情報の総てを出力することができます。
これらの諸表は、経理処理や営業活動の結果を集計したものとなっています。
- ▲ @ 売上高計画表( 印刷帳表へ)
- 販売に伴う売上高の計画は、過去の売上実績をもとに、季節変動を求めたり、または、現在の売上状況を分析し、経営計画に添った月別売上計画を作ります。
- ▲ A 現金売上予定表
- 現金売上高の予想は、売上高計画表をもとに、過去の現金売上率と、各販売先の現金売上実績額を参考にしながら、現金売上額を予想し、集計して、予想表を作ります。
- ▲ B 売掛金・回収予定表( 印刷帳表へ)
- 売掛金の回収は、売上高と現金売上高をもとに、当月の売掛売上高を求め、前月残の売掛金残高を参考にしながら、売掛金に対する当月の回収額を予定します。
具体的な方法として、販売管理システムの「回収予定表」を採用したり、または、販売担当者を管理するための表である、「回収と売上の管理表」を使って、予定表を作ります。
- ▲ C 受取手形期日表(担保手形期日表)(印刷帳表へ)
- 受取手形の期日は、手許にある受取手形、および、銀行に期日取立を依頼した手形、あるいは、借入金の担保に差入れてある手形の、期日分に対する、金額把握を目的としています。
- ▲ D割引手形期日表( 印刷帳表へ)
- 一方、割引手形に対する期日管理は、手形割引枠の増減状況を把握するため、受取手形記入帳を参考にしながら作られます。
- ▲ E 仕入高計画表( 印刷帳表へ)
- 仕入高に関する計画は、売上高計画表と、過去における仕入実績額を参考にしながら、現状分析を行ない、経営計画に添った月別仕入計画表を作ります。
- ▲ F 現金仕入予定表
- 現金仕入額の予想は、仕入高計画表をもとに、過去の現金支払率、または、各仕入先に対する、現金支払実績額を参考にしながら、現金仕入高を予想し、それを集計して予想表を作ります。
- ▲ G 買掛金支払予定表( 印刷帳表へ)
- 買掛金の支払は、仕入高と現金仕入高をもとに、当月の買掛仕入高を求め、前月残の買掛金残高を参考にしながら、買掛金に対する当月の支払額を予想します。
具体的な方法としては、仕入(加工)管理システムの「支払予定表」を使って予想表を作ります。
- ▲ H 加工高計画表( 印刷帳表へ)
- 製造に伴う加工高の計画は、販売計画、及び、仕入計画や生産計画を前提に、加工(外注)市場の状況や他社の動向を調査し、納期遅れが発生しないよう検討を行ない、綿密な計画をたてます。
- ▲ I 現金加工予定表
- 現金加工額の予想は、外注加工高計画表をもとに、過去の現金支払率、または、各加工先に対する、現金支払実績額を参考にしながら、現金加工高を予想し、それを集計して予想表を作ります。
- ▲ J 未払金支払予定表( 印刷帳表へ)
- 未払(工賃)金の支払は、加工高と現金加工高をもとに、当月の加工未払高を求め、前月の未払金残高を参考にしながら、未払金に対する当月の支払額を予想します。
- 具体的な方法としては、仕入(加工)管理システムの「支払予定表」を使って予想表を作ります。
- ▲ K 支払手形期日表(印刷帳表へ)
- 支払手形期日表は、各支払場所(決済銀行)ごとに期日管理を目的としております。そして、資金支出の中では最も多額となる場合がありますので、その状況把握のため、支払手形記入帳を参考にしながら作っています。
- ▲ L 固定預金期日表( 印刷帳表へ)
- 固定預金期日表は、各銀行別に固定預金の期日管理を目的とし、運転資金との関係や、資金調達との関係などを把握するため、固定預金記入帳を参考にして作られます。
- ▲ M 借入金期日表( 印刷帳表へ)
- 借入金期日表は、各借入先別に対する、期日管理を目的とし、頻繁に期日のくる短期借入金や、連続して期日のくる長期借入金など、これらの資金調達と運用を把握するため、借入金記入帳を参考にしながら作ります。