ごみにまみれて '97/12

Last update: 97/12/24

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●こたつ● (97/12/24)

 唯一の暖房であるこたつが壊れてしまいました。赤くつく電球の親玉みたいなものが切れてしまったようです。冬が越せるか心配です(^^;)。

 用事があって山科まで自転車ででかけたのですが、帰りに電気屋によって暖房用品を恨めしげに眺めていました。店員さんが声をかけてきたので、だめもとで聞いてみたのですが、なんとこたつの暖房の部分だけ部品として売っているんですね。しかもメーカーに関わらずに大きさが決まっているそうで、どんなこたつにも取り付けが可能だということ。こんな見事なシステムができていたとは知りませんでした。

 さっそく帰ってきてセット。いいですねえ、あの明かりは。これで暖かくクリスマスが過ごせます(^^;)。


●下宿そうじ● (97/12/23)

 COP3もあって下宿がとんでもない状態になっていました。資料は山積みされて座るところはないし、こたつ布団のカバーは破れて意味をなさないし、ちりは散乱しているわ、冷蔵庫には腐った野菜が入っているわで、とても人に見せられたものではないですね。

 冷蔵庫の整理をしたのですが、思い切って電源を切りました。冷凍庫にはたくさん食糧が入っているのですが、1年前の肉とかとんでもないものばかりで、結局何も料理をしていなかったことに気がつき、廃棄しました。冷蔵庫を切ると部屋は静かですね。

 以前下宿で使われる電気の量を調査したのですが、4割くらいが冷蔵庫だったように記憶しています。これで電気代が安くなればいいのですが・・・・、冷蔵庫はどうしましょうかね。まあ夏場には必需品になる(冷房がないので、冷蔵庫に水を冷やしておき、夜中に暑さで目が覚めたときにはすぐに冷蔵庫にかけつけて水を飲んでそのまま横になる)のでその時までつけずにいるかもしれません。


●原発ツアー● (97/12/22)

 敦賀と言えば原発でしょう。半島のあちこちに散在する原発を見て回りました。確かにでっかいんですが、格納施設が「ぼそっ」ておいてありますね。あの中で原子の光がともっているんだと考えると、技術屋の一人としては非常に興奮するものがありますが、ちょっと怖いですね。事故があった美浜原発と、もんじゅを見てきました。美浜はガイドのおねえさんがついて、敷地内を回ってきましたが、もんじゅは入り江一つ離れた港から眺めていました。これがあの有名なもんじゅかと考えると、自分たちが何しに来たのかわかんなくなりますね。完全な観光旅行の乗りでした。


●CASAの合宿● (97/12/21)

 お疲れさま、ということで、敦賀にカニを食いにみんなででかけました。どうも単なるお疲れさまではないらしく、来年以降の盛りだくさんの計画を承認することと引き替えにカニを食べらることができる仕組みになっていたようです(^^;)。来年もCASA関連の研究が続くんですね。すごくうれしいです(^^)。

 私はPhase3(ライフスタイル関連)の担当になりました。まあ研究と比較的近い無いようですので、今年は自分の研究のためにCASAを使わせてもらいます(できるかな)。あとは、ライフスタイルであちこちで話をしている内容をできたら一般向けの本にしたいという話も持ち上がっています。研究の合間をぬってどこまでできるのかわかりませんが、研究の仕上げにできたらやっておきたいところですね。そのほかには、ボトムアップCASAモデル、経済モデル作成、森林の問題、新エネルギーの問題などを重点的に進めていくことになるようです。

 酒もおいしかったし、カニもうまかったです。イヤになるほどカニを食べたのは今回が初めてです。


●名古屋のシンポジウム● (97/12/20)

 CASAの関係で、名古屋で温暖化についての話をしてきました。地球市民塾というところの主催で、リレー形式で今年何回も行ってきたそうです。話す内容的には12月3日に話をしたものでほとんど固まっていたので、かなり落ち着いてできました。50人くらいの人数で、聞き手との間の距離が狭かったので、結構雰囲気は良かったですね。ちゃんと笑いも取ったし(^^)、つかみはOK、って感じです。

 考えていることを全て話したつもりですが、それでも1時間きっかりでしたね。大学の先生がどれだけ大変なのか、身を持って感じました。先週は中西準子先生(横浜国立大学)が京大に来て集中講義を行ったのですが、1週間で30時間もやったそうです。よくもまあそれだけ話すことがあるものだ(研究としては当然なんでしょうが)、と敬意を表します。多分うちだったら、ワークショップとかいって生徒にやらせて時間稼ぎするんでしょうね。

 エコ・リーグの中日本の友達も来ていて、下手なことはしゃべれないなとちょっと心配になったのですが、こんなに気持ちよく話ができたのは初めてでした。ちょっと調子に乗りすぎて、質問などで語りすぎた面もあるかもしれませんが・・・・。内容はもしかしたらまとめて本か何かにするかもしれません。いずれ整理したものをWWWに載せておきますね。

 ちょっと高級な居酒屋で飲み会、そして中部リサイクル運動市民の会の事務所(エコリーグの事務所はそこに居候している)に出かけました。交通の便としてはちょっと大変ですが、広くて自由に使えるところはなかなかGoodです。

 夜遅くまで話をしていたのですが、講演の中ではエアコンに替えた方が二酸化炭素排出が少ないという話があったのですが、これが納得できないという人がいました(12/3のシンポジウムでもそうしたアンケート回答があったそうです)。工学部の人間が何人もおり、「エアコンがなぜ効率がいいのか、理論的な効率の最大値はいくつなのか」について、延々議論をしてしまいました。カルノーサークル(理想的な動力機関/私は熱力学がだめで単位をとっていないんですが・・・)では、投入したエネルギーに対して1倍以上のエネルギーが生まれることはありえない、というのが主張です。が多分、エアコンではフロンの気化熱・凝結熱を利用していることから、カルノーサイクルが成り立たないのだろう、という結論に落ち着きました。久しぶりに工学部らしい議論で面白かったです。


●日本の林業について● (97/12/19)

 今日は「リサイクル研究会」でした。数々の卒論や修論を生み出してきた結構まじめな研究会です。本当は毎週行っているのですが、最近横着になって半年くらい顔を出していなかったのでしょうか。忘年会があるというので顔を出してきました(^^)。

 今日は、農学部から野瀬さんというドクターの人がきて、博士論文に書く予定の内容を紹介してくれました。日本の林業はしかしどうしようもない状態みたいですね。

 林業は守らなくてはならない、という話ばかりが出回っていますが、そう簡単には守れないのは現実のようです。地域的に見ると、比較的南九州の林業は経済的に成り立つ可能性が高いそうですが、本州など山間の散在する林業では外材にまったく太刀打ちができないようです。そもそも建築等で使用される木材も少なくなってきている中で、国内材のシェアも落ちている状態(比較的国産材の需要があるところなんですがね)。消費量が増加しているパルプやチップについては、費用の面から国産材は使えないようです。ちなみに以前大きなテーマになった割り箸は、今はもう8割近くが外材を使用しているそうです(当時は半々でしたのにね)。製材の残りを使っているから林業を支えているんだ、という話も当時ありましたが、その意味も薄れてきているようです。

 林業が唯一生き残る道があるとしたら、環境保全に役立っているという存在価値を認めて公共的にお金を出していくくらいでしょうか(それが林業と言えるかどうか知りませんが)。あとは外材がものすごく高価になるという道もあるんでしょうが、これから植林されたパルプなどが出回ってくることを考えるとそれはまずあり得ないんでしょうね。

 ちなみに森林の問題については「熱帯林きょうと」ががんばっていますね。COP3で小冊子も作りました。リサイクル研究会の代表をやっている橋本が両方にかかわっているのですが(ついでにCASAの研究会もいっしょにやっています)、奥が深いです。

 飲み会では林業の話も含めていろいろまじめな話をしてきました。農学部出身の人で先日、自然の環境評価に関する本を出した人がいて読んでいるんですが、そのCVMという手法について話をしてもらいました。環境の価値を評価できるとされて政策的に重宝されているCVMですが、(アンケートで尋ねるんですが)やってみるとかなりいい加減だそうです。野瀬さんも調査に参加したらしいんですが、調査したひとはみんな不満げだったそうです(本当にこんなのでいいのかよといった感じで)。私も以前、修士論文ではやったこともあり、そのあたりは重々承知しているのですが、この1年でまた足をつっこまないといけないようになりそうです。


●大学院生セミナー● (97/12/18)

 大学のドクターコース2年生がうけるセミナーで、各自で適当にテーマを決めて発表するというものです。自分の研究とはちょっと離れた話で、環境問題の21世紀みたいなものを視野に話をしろということで昨年からはじまったのですが、企画としては非常に面白いと思います。研究者としてはそのくらいの余裕と社会性があるべきなんでしょうね。

 しかし内容はなかなかつまらないものでした。自分もテーマの選び方をちょっと間違えてしまったようですね。ゲーム理論を使って環境問題にはどうしてもつきまとう「ジレンマ」の問題を扱ったのですが、ちょっと理論的な話に偏りすぎてしまって、質問がまったくでてきませんでした(^^;)。現実的な話と結びあわせないと、他の人と話ができないようです。

 全体的にも、自分の研究のベースになっている話をまとめて発表する程度でしょうか。あまり議論も深まっていませんでした。せっかくの機会なのに、非常に残念でした。

 あとで友達と話をしたんですが、「衛生工学を環境工学に名前を変えたことによってよかったのか」といったテーマや、「環境研究者が環境について配慮した生活をしているのか」といったテーマなど、自分たちに返ってくるような話にしたら面白そうだと盛り上がっていました。ちゃんと考えておくべきでしたね。そいつは来年報告をするので、今から協力して進めていきたいと思います。


●京大CO2のゆくえ● (97/12/16)

 今年発足して、COP3が終わったことを機会に終了する予定だった「京大co2」ですが、今日忘年会であつまって、続けていくことになりました。院生ばかりという非常にサークルとしては存続の危機にある状態で続けるのはしんどいのかもしれませんが、まあ一つくらいこんなサークルがあっても面白いでしょうね。

 夏に冷房温度調査を行ったやつが結構うけがよかったので、今度は暖房調査を行うことになりました。一般に冷房よりも暖房のほうがエネルギーを使うと言われているので、何か主張することができたら大きいかもしれませんね。かなり「京大エコロジーセンター(今はあまり動いていないけれど)」と同じようなことを目指しているので、あわせてしまってもいいかもしれませんしね。

 それから、とりあえず4月には新入生をゲットしようということです。院生の中にいきなり新入生が入ってきてもとまどうことが多いかも知れないのはその通りなのですが、まあそんな変な新入生もいるかもしれませんからね。誰も入らなかったらその時点で解散という話もあります(^^)。


●FreeBSDのインストール● (97/12/14)

 あんまり環境とは関係ない話になってしまうのですが、今日は一日、サーバーを作っていました。PC-UNIXが身近になってきたと言っても、素直にインストールはできないものですね。Windowsに比べて、「なぜできなかったのか」は構造を考えて後から非常によく分かるのですが、「何が悪いのか」インストールの時にわからなくて困ることが多いです。まあこうして、苦労しながら構造が分かっていくのでしょうけれども、情報がないと何もできないですね。


●研究室のサーバー● (97/12/13)

 COP3が終わって、いきなり現実に戻されたといった感じです。やるべきことが山とあって、始末が大変です。久しぶりにあわただしい師走になっています。

 研究室ではインターネット関連のサーバーが動いているのですが、古くて使いものにならなかったPC9801RAにFreeBSDを入れて去年から使っています。ハードディスクなど寄せ集めで作ったもので、サーバーにするには心許なかったのですが、涙が出るくらいいい働きをしてくれています。研究室にある他のどのパソコンよりも働いているんじゃないでしょうかね。研究室学生のメールのやりとりはもとより、ホームページの運用や、メーリングリストなんかもかなり激しく動いていますが、今までに通常運転でハングアップしたのは1回くらいなもんでしょうか。(いじりすぎてハングアップさせたのはたびたびありますが)

 しかしさすがにちょっと最近負担が重くなってきたのか、サービスが止まる現象が起こってきました。止まってしまうと、研究室のインターネット環境が全滅してしまうので、ちょっと心配になっています。そこで、私が以前使っていた3年前のパソコンをサーバーとして導入しようかともくろんでいます。最近ノートパソコンをかってから、すっかり電源すら入れなくなってしまった代物です。

 新しいものを買うのは結構気が引けるのですが、こうした使っていないものをいじるのは楽しくて仕方がないですね。FreeBSDのインストールにはなかなか悩まされましたが、ようやく順調に動き始めています。きっと彼も「いい第二の人生」を送ってくれることでしょう。


●廃油回収● (97/12/10)

 COP3最終日ですが、日常の活動のほうが優先されるんでしょう。毎月の廃油回収です。ただいつもと違うのは、そこになぜか自転車が置いてあるということです(^^)。

 今回は忙しくて呼びかけができなかったため、人手が足りず、ずっとはりついていました。自転車も目立たなかったのですが、それでも人通りの多いところだけあって、友達が乗っていったり、自動車を改造している人が「おたっきー」な質問をしてきたり(それにちゃんと答えていた私も変な人かな)、楽しかったですね。1月には家の近くのお寺で子供たちを集めたイベントをするそうですが、その時に持ってきて欲しいと依頼がありました。別に減るものではないので、どんどん使ってもらったらいいと思います。ただ私は研究で忙しくなるんで、だれか引き継いでくれる人がいたらいいんですけれどもね。

 回収の終わりには大学まで50リットルの油を運んだり(当然自転車で)と、なかなか肉体労働です。ともかくCOP3期間中の疲れもどっと出ました。最終日で本当は会場にでかけたら面白いんでしょうが、そんな元気はもうありませんでした。なんか重要な会議だというのに、あまり頭を使わなかったような気がしますね(体は十分使いましたが)。


●コンサート● (97/12/09)

 火曜日に会場前で出会ったJanさんというアメリカ人にさそわれて、いっしょにコンサートをやろうという話になっていました。また自転車を持って会場前です。

 どうもこの人、自動車に反対する雑誌を作っているらしく、今回の会議にあわせて歌を作ったそうです。"A Global Warming Day"という歌で、ギターを弾きながらちょっと寂しげなかんじです。で、自転車発電に目を付けて、これでアンプとしていっしょにコンサートをやれないかという話になったわけです。いやあ、いろんなつながりができて面白いです。今回は栃木からNo Car Dayの取り組みを行っているおばさんも来たり、途中で早稲田の学生の人もいっしょにコンサートに加わったりと、非常に楽しかったです。

 さすがにマスコミもついてきて、CNN、毎日、朝日といったところでしょうか(報道されたかどうかは知りませんが)取材していきました。CNNはどうも曲の方に興味があるらしく、自転車で発電をするんだと言っても邪魔だといって聞きませんでした。まあ曲だけでもインパクトはあるんでしょうけれどもね。

 ともかく楽しかったです。周りからみていて自転車で何をやっているのか理解しにくかったかもしれませんが、かなり大きな音で会場周辺に響きわたっていました。会議場の4階から顔を出している人もいましたね。Janさんの曲もたくさんの人に聞いてもらえたし、自転車発電してアピールもできたし、なかなかコンパクトで楽しかったですよ。

 なかなかこういう機会は期間中なかったのですが、ゆっくりと食事をしながらみんなで環境の話で盛り上がりました。つたない英語なんですが、それでもちゃんと通じるのも面白いですね。きっと楽しい人たちがほかにも沢山来ていたんでしょうね。せわしなく帰ってしまった人たちが多いだろうことがちょっと残念です。


●今後の研究について● (97/12/08)

 何も研究をしていないことが先生にばれちゃいました(^^;)、ってもう明らかなんですけれどもね。そろそろテーマを決めろと釘をさされました。ですから今日は一日お休みです。多分環境の価値をアンケートで尋ねる方法(Contingent Valuation Method)についてまとめていくことになりそうです。


●パレード● (97/12/07)

 今日も昨日に引き続いてラブラブフェスタ。今日はCASAの研究メンバーも乗ってくれるというので気合いを入れていました。しかし全国から人が集まってきていますね。エコリーグの連中もたくさん立ち寄ってくれました。たくさんの一般の人に乗ってもらいたかったのですが、半分以上は関係者だったような気がします(^^;)。ま、別にいいんですけれどもね。

 以前の経験から「ダイエットになるよ」「やせるよ」という呼びかけでは人が逃げていくことが知られていたので、「こんな馬鹿な体験は一生できないよ」という呼びかけで集めていました。しかしこんなに人を苦しめる企画というのもめずらしいんでしょうね。テントの前で疲れて寝ころんでいる人間がごろごろしているなんて、やっぱり客観的に見たら変でしょう。

 昼過ぎにはちょっと友達の結婚式の2次会があったので抜けて、すぐ片づけとなってしまいました。下宿から自転車で5分というのがいいですね(平安神宮は私の庭のようなものです)。全部自転車に積んで下宿まで運びました。「こんな古い自転車どこで見つけてきたの?」と尋ねる人も多かったのですが、すみません現役でばりばり活躍している自転車です。自転車発電はさせるは、発電の道具は運ばせるは、なかなか骨の髄まで活用している自転車です。ちょっと考えてみたのですが、300人近くの人に乗ってもらえて、この自転車も幸せ者だなって感じがしますね。

 パレードはちょっと片づけで出遅れてしまい、知り合いがあまりいないところでのんびり歩いていました。でも、うたを歌ったり、子供相手に遊んだりとそれなりに楽しかったですね。パレードを楽しんだって感じじゃなかったですけれども・・・。


●地球ラブラブフェスタ● (97/12/06)

 学生のグループSCOPが長い間かけて準備を進めてきた「平安神宮イベント」です。しかしよく平安神宮なんて場所がとれたもんだと感心しますね。最後には100人以上のスタッフになったんでしょうか、学生でもやれば結構なものを作れるようです。

 COP3期間中の定番になってしまったのですが、自転車発電を出品することになりまいた。SCOPの三戸さんから依頼されて出てきており、私は整備だけで誰かが担当してくれるのかなと考えていたのですが、どうも三戸さんは完全なスタッフのようで結局私一人だったようです(^^;)。しかし自転車発電は一人ではできないもので、どうしようかとしばらく途方にくれていました。

 少し離れたところで出展していたのが、東京大学の三四郎のグループだったのですが、彼らが手伝ってくれることで動かすことができました。1年生だと言っていましたが、なかなか元気なやつらで三四郎がうらやましいです。自転車のほうもおかげでにぎやかにやって、平安神宮の中でテレビをつけたり、地球温暖化進行曲を流したりと結構派手な企画で、ちょっとふさわしくなかったかもしれませんね。海外の観光客にも乗ってもらったり、酔っぱらったおじさんのグループ(お兄さんと呼ばないと怒るんですが)にも乗ってもらったりと京都らしいイベントでした(?)。


●古紙回収のごたごたと高校生● (97/12/05)

 今朝になって始めて知ったのですが、どうも古紙回収がかなり問題を起こしていたようですね。当日は「警備に捕まってもう一度やったら追放だ」という話を聞いて、まあそんなもんですんだら良かったかなと思っていたのですが、「気候フォーラムに厳重注意」だったそうですね。その方面の方々には大変ご迷惑をおかけしました。

 昨日一日は研究室へ行く必要もあり、ゆっくり休養していました。期間中はどうも体を動かすことが多くて、さすがに毎日やっていると疲れますからね。などと重いながらも今日もまた自転車発電機を持って来てしまいました。

 午前中は本会議場を見て回りましたが、なかなかいい雰囲気の会議じゃないですか。前半分が代表者が会議をするスペースで、後ろの階段状になっているところが傍聴席であまり人がいなかったのですが一番後ろで眺めていました。会議をしていながら、会場内をいろいろな人が資料を持って歩き回っていたりして、のんびりした(?)雰囲気が伺えました。国連の会議と言っても、話し合いはどこにでもあるような冗長なプロセスを経るんですね。会議では個別のミーティングの報告をうけていたのですが、なかなか話がまとまっていない様子で、細かい言い回しの変更程度で大した議論にはなっていましせんでした。エストラーダ議長も進行が遅いのに業を煮やしている様子で、冗談混じりに叱咤していました。しかしエストラーダ議長はいい人ですね。冗談もそうですが、あの泥沼の会議の進行をちゃんと促しています。

 外では、海外の若者が中心になって、航空機に対する皮肉を含めたデモンストレーションが行われました。自分も手伝うと言っておきながら、ほとんど関われなかったイベントですが、最後だけ人員として参加させてもらいました。パレードでもそうですがあんまり学芸会っぽいものは好きではないんですが、飛行場に降り立つ飛行機にお札をばらまく場面は結構面白かったですね。エネルギーを消費する飛行場に金をばらまきすぎという見事な皮肉が入っています。

 外で自転車をこいでいたら、神奈川から来たという若い男の子2人連れが声をかけてきました。明日には帰らなくてはならないのだが、どうしたら会場の中に入れるのかと必死になって尋ねているのです。彼らは高校生3年生で、いても立ってもいられずに京都まで来たが、ここまで来て会場に入れなくて心残りだというのです。その純粋さにいたく感動し、エコリーグの話も多少知っていたためあまり他人の感じがしなかったので、入場許可書を渡して交代で入ってもらいました。彼らも入って感銘をうけたらしく、いろんなパンフレットをもらってきたようです。傘まで持ってきているのでなぜこんなものを取ってきたのか聞くと、「どうしておまえは傘を持っていかないんだ」って英語で書いてあったから取ってきたと言うではないですか。多分「Why don't you .....?(いかがですか)」と書いてあったんでしょうね。将来が楽しみなやつらです。

 月曜日にCASAなどが電力中央研究所の人とシンポジウムを行うという話が突然持ち上がってきてしまいました。会場も押さえたということでメインの人たちが話をしていたのですが、その2時間後には「話が流れた」とのこと。COP3期間中の動きはめちゃくちゃ早いです。


●古紙回収の記事とシンポジウム● (97/12/03)

 朝日新聞を取っているのですが、朝刊を見たときにはショックを受けてしまいました。確かに昨日の古紙回収が載せられているのですが、「勇み足」「反省」といった形でやりすぎといった論調でした。

 いろいろ朝刊をあたったのですが、他は京都新聞と毎日新聞は写真入りでなかなか好意的な記事を載せてくれていました。読売は批判的でした。まあとりあえず全部に載せられたからいいかなという感じでしょうか。

 今日はCASAのシンポジウムで、私がパネラーなんですが昨日のことで頭がいっぱいだったため、あまり準備していませんでした。20分という発表時間も全部話をするのには短かすぎるし、ちょっとやりにくい時間かも知れません。CASAの研究については何度か話をしているので慣れているというのはあるのですが、それ以上に今回は知り合いの人がたくさん来ているというのがプレッシャーでした。やっぱりあがっちゃいましたね。

 ただ反応はなかなか良かったようです。シンポジウムが終わった後に、何人もの人が集まってきて、質問などをしてきてくれました。うれしいものです。


●古紙回収 at COP3● (97/12/02)

 結局眠れないまま、準備を進めていました。回収するものは3点「ごまかしのパンフレット」「やる気のない削減案」「意味のない議定書案」で、それぞれ分別回収してもらうことにしました。できればみんなで会場内を音楽を流しながら歩き回って、回収できたらいいのですが、入場許可証を持っていない人もいるようなので、外で自転車をこぎながら発電で音楽を流す部隊と2つに分けて行うことを考えていました。心配なのは、どこまで警備員が許してくれるのかというところです。会場の外も自由に使えるのかどうか心配でした。

 もしうまく発電ができなかったらどうしようとか、心配でしかたがない中を、自転車発電道具とラジカセと段ボールと、自転車に荷物を山と積んで国際会議場までこいでいきました。会議場の前まで来てみると意外と警備員も少なく、入り口のところでは他の団体もイベントをやっており、どうも一番いい場所でパフォーマンスができるようです。

 まだみんなが集まっていないので、試しに発電ができるのかどうか試していたところ、さすがに自転車発電は物珍しいのかたくさん記者が寄ってきました。国際会議場も静かな山の中にあるので、ラジカセを思いっきりボリュームを上げると、あちことに響きわたって本当にこれで大丈夫なのか心配になるくらいでした。

 知り合いの連中もたくさん集まってきて、相談する中で、どうも自転車を会場の中に入れることもできるかもしれないという話にもなったのですが、実際入ろうとすると、警備の人に止められて結局だめだったようです。中で回収する部隊と、外で自転車を漕ぎながら回収する部隊に分かれ、私は外で自転車を担当することにしました。

 長野から来ている「地球のこどもの家」の人や子供たちなど、10人くらいで和やかに発電していました。しかし子供たちは元気ですね。必死になって繰り返し繰り返しこいでいました。お昼をすぎると天気予報通り、雪がちらつく最悪の状況になったのですが、それでも「自転車をこいでいたほうが暖かい」とこぎたがっていました。

 行き交う人の反応ですが、音を出しているということもあり必ず見ていってくれます。政府関係の人はさすがに声をかけてくれる人も少ないですが、海外のNGOの人などは自転車をこいだり、ビラ回収に協力してくれたりしていました。まあとりあえず、「Don't you have such papers?」などと呼びかけると、苦笑いをして歩いていきますから、なかなかインパクトあるということでしょう。外務省の人も「私も自転車で通っているんですよ」と声をかけてきましたし、「カナダのどこかの市長が来るから、乗せてこがせてくれないか」などという依頼もありました。ロイター通信の人も「1時間以内にカメラマンを呼んでくるから待っていてくれ」と取材申し込みがありましたが、1時間たっても来なかったので無視しました。

 さて会場内に入った部隊ですが、1時間くらいたって出てきたのですが、どうも警備員にしょっ引かれていったようです。マスコミを集めて注目度は良かったらしいのですが、騒いだとたんに警備員に注意されてしまい、それでも懲りずにもう一回やったら本当にしょっ引かれてしまったそうです。どうももう一度こうしたことがあると気候フォーラムも含めて国連の会議から永久追放になるそうです。くわばらくわばらです。


●余裕が大切でしょう● (97/12/01)

 COP3の初日ということで、国際会議場はにぎやかだったようですが、とりあえず今日はゼミなので研究室に顔を出しました。最初からとばしてしまっては後が続かないでしょうからのんびりやります。ダイオキシンの排出量に関するイギリスとオランダの研究を報告してもらったのですが、やっぱり焼却炉からの排出はすごいんですね。日本の方が焼却の割合が高いですから、輪をかけて焼却炉の負荷は大きいかもしれません。非常に綿密な報告で、火葬場からもダイオキシンが発生しているということで、一人あたりの原単位(一人燃やしたときに発生するダイオキシンの量)なども検討されているそうです。あんまり大きな値にはならないそうですけれどもね、死んでからも環境に迷惑をかけることになりそうです。

 古紙回収のイベントが明日なので、今日はちょっと人の呼びかけに出かけました。立命館大学で学生らが集まって「Direct Action(直接行動)」についての話をするというので、ついでに話をしてきたわけです。ところが行ってみたら、200人近くの人が集まってみんなでパーティーをやっているではないですか。ちょっと拍子抜けだったんですが、久しぶりに会った連中などと話ができてよかったですね。(これも新聞記事になっていました)

 その後の直接行動についての打ち合わせでプレゼンテーションをしたのですが、なかなか受けはよかったです。予定外にたくさんの人が参加するということで、今晩は準備が大変になってしまいました。

 本当はそのまま帰って準備を進めるはずだったのですが、CASAの打ち合わせで足止めを食らってしまいました。なんとkiko(日本の気候フォーラムが出しているニュースレター)にCASAで記事を書かなくてはならないということで、一生懸命通産省批判の文章を練っていました。


お問い合わせ、感想などありましたら鈴木(ysuzuki@mti.biglobe.ne.jp)まで。お気軽にどうぞ。

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