良く聞く病名・障害の症状などを説明しています。今後も順に増やしていく予定です
なお、治療に関しては医師の治療法にも違いがありますのであくまで参考として下さい。
けいじばん(感想などがあれば)
耳・鼻・のどの病気 | 急性中耳炎 |
腸の病気 | 腸重積 |
皮膚関連 | 突発性発疹 | アトピー性皮膚炎 | 手足口病 | じんましん | 食物アレルギー |
おむつかぶれ | 肛門周囲膿瘻 | あせも |
感染症 | はしか | 風疹(三日ばしか) | おたふくかぜ | 水ぼうそう | 溶連菌感染症 | ヘルパンギーナ |
新生児期の病気 | 新生児黄疸 | 産瘤 | 頭血腫 | 頭蓋内出血 | 新生児メレナ |
未熟児網膜症 |
脳と神経の病気 | 水頭症 | 小頭症 | 泣き入りひきつけ | 髄膜炎 | 脳炎 |
急性脳炎 |
発育や発達に遅れが出る病気 | 脳性マヒ | 自閉症 |
その他 | 停留睾丸 | 先天性股関節脱臼 |
急性中耳炎 | 中耳に炎症が起こりひどく耳が痛みます |
[原因] | 風邪をひいたときに、鼻やのどにいる細菌やウイルスが、耳管を通って中耳腔に進入して化膿する病気です。 よく、お風呂やプールで耳に水が入って中耳炎になると思っている人が多いのですが、水は外耳道の奥にある 鼓膜でせき止められて、中耳に入ることはありません。 大人に比べると、赤ちゃんや子供の耳管は短くて太く、さらに水平になっているため、のどから細菌やウイルス が容易に入り込んで中耳に侵入しやすいのです。 |
[症状] | 耳の痛みが、主な症状です。小さい赤ちゃんの場合は、高い熱が出ることが多いのですが、中耳炎の熱なのか もともとの風邪の熱なのかはなかなか区別が出来ません。 痛みを訴えられない赤ちゃんの場合はひどく不機嫌になって、むずかったり泣いたりします。しきりに耳に手を当 てるだけということもあります。 炎症がひどくなると、中耳にたまった膿が鼓膜を破って耳だれになって出てきます。するとてきめんに痛みはひき 機嫌も良くなります。 |
腸重積 | 急にはげしい腹痛を訴え、嘔吐と腹痛を繰り返します |
[原因] | 腸の一部が腸の中にもぐり込んでしまう病気です。ウイルス感染である風邪をひいて下痢を起こすと、腸管の壁にある リンパ節が腫れて、正常に動かなくなるために起こることもあると考えられていますが、はっきりとした原因はわかって いません。 5〜9ヶ月ころの体格のいい男の子に起こりやすく、2歳を過ぎると少なくなり、4歳ではほどんど見られません。 |
[症状] | 元気に遊んでいた赤ちゃんが急に不機嫌になって泣き出します。火がついたようにギャーと泣くこともあるし、ぐずって 泣くこともあります。このとき嘔吐をします。 しばらくすると泣き止んでケロッとして遊び始めますが、5〜15分くらい経つとまた泣いて吐く、を繰り返します。だんだ んと顔色が悪くなってぐったりとしてきます。このような繰り返しの発作が見られたら夜中でも救急車ですぐに病院に連 れて行ってください。腸重積は赤ちゃんの病気の中でも緊急を要するものの1つです。発病後1日以上経つともぐり込 んだ腸が締め付けられて血液が流れなくなり、組織が壊死して腐ってしまうことがあるからです。 腸重積の診断の決め手は粘液と血液がまじったトマトケチャップやいちごジャムのような真っ赤な血便です。この血便 は発作の途中に出ることは少なく、病院で浣腸をして出るのが普通です。 |
突発性発疹 | ヒトヘルペス6型ウイルスの感染で2歳以下のお子さんに起こります |
{原因} | ヒトヘルペス6型ウイルスが原因ですが、感染力が弱くはっきりとした流行はありません感染してから発症するまでの期間は1〜2週間です。 2歳以下のお子さん、特に6ヶ月から1歳くらいの時にかかりやすく生まれて初めての高熱がこの病気ということが良くあります。季節の変わり目に多く見られる傾向があります。 |
{症状} | 突然39度くらいの高熱が出て、3〜4日続きます。熱が下がると小さな赤いブツブツした発疹が全身に出ます。この発疹はかゆみがほとんどありません。 高熱が出るわりには、元気なのが特徴です。高熱があってグッタリと元気がない場合は他の病気である可能性も考えなくてはなりません。 発疹は3〜4日で消え、病気は治ります。 |
アトピー性皮膚炎 | 顔やひじの内側に出来るかゆみの強い湿疹 |
{原因} | アトピー性皮膚炎は他のアレルギーの病気と同様、子供がアトピーという体質を持っている場合に起きます。そこに衣服、洗剤、食べ物などの刺激が加わると症状が表れます。しかし、アトピー性皮膚炎の場合は他のアレルギーの病気と比 べてアレルゲンが特定しにくくはっきりとした原因はよくわかっていません。 |
{症状} | 症状が出始めるのは生後2ヶ月くらいからです。1歳以下では顔・特に耳の下・首の周り ・胸などに赤く盛り上がった湿疹が出来て、そのうちに湿疹が水を持ってジクジクしてきます。頭にかさぶたが出来ることもあります。 1歳以上になると、顔や頭だけでなく手首や足首に出来るようになり、湿疹はだんだん乾いてカサカサになってきます。 3歳以上になると、ひじやひざの裏や目の周りに乾燥してカサカサした赤い発疹が出来たり湿疹がかたまって皮膚がごわごわして盛り上がってきます。 |
手足口病 | コクサッキーA群ウイルスなどの飛沫・経口感染でかかります |
{原因} | コクサッキーA群ウイルスやエンテロウイルス71型が患者のせきやくしゃみで飛び散り、 それを吸い込んで感染します。便から排出されたウイルスが手につき、経口感染する事もあります。 感染してから発症するまでの潜伏期間は3〜6日くらいです。1歳から4歳くらいの乳幼児がよくかかります。 |
{症状} | 病名のように、手のひらや足の裏、口の中の粘膜に生米のような発疹ができます。子供が食べるのをいやがったり、よだれが増えてわかることもあります。 発疹は水が入ってブクッとした水疱になり、破れるとただれがひどくなって瘍瘻になります。口の中の発疹はくちびるの内側、ほおの内側、舌にもできます。やがて 瘍瘻 になって、刺激のあるものやすっぱいものを食べるとしみます。手足、口以外ではおし りに発疹が見られる事もあります。発疹は次第に褐色の斑点になって、5〜6日で消えます。熱はほとんど出ません。 |
じんましん | 突然出てくる、かゆみの強い、盛り上がった発疹 |
{原因} | 食べ物で起きることが多いのですが、アレルギー反応の倍はあらゆるものが 原因となります。食べ物で原因となりやすいものは、「サバ」「サンマ」などの青魚 カニ、イカ、カキなどのほか、豚肉や卵があります。これらの食べ物がアレルゲンとなっていると、食べると必ずじんましんが出ます。 タケノコ・サトイモ・ソバなどでじんましんになる場合もありますが、これらの食べ物は それ自体にアレルギーの原因と関係の深いヒスタミンなどの化学伝達物質が含まれ ています。 その他、風邪のウイルス、薬、温度差、機械的な刺激などで原因になります。入浴 や皮膚をひっかいたのが原因で起こることもあります。 |
食物アレルギー | 特定の食べ物を食べると、じんましん、下痢などを起こす病気 |
{原因} | 食べ物も体にとっては、異物です。そのため、人間は食べ物を消化して、吸収しやすい形にしたものを取り込んでいますが、赤ちゃんはまだ消化機能が未熟で十分に消化されないものを吸収してしまう事があります。また腸粘膜を守っている免疫「グロブリンA」が少ないので、食物アレルギーになりやすいのです。 そのため、1歳以下の赤ちゃんに多く見られ、2歳過ぎると少なくなり、5歳 くらいになるとぐっと減ってきます。 アレルゲンになりやすい食べ物には、「卵」「牛乳」「鶏肉」「魚」「鳥貝」「米」 「小麦」「大豆」「そば」「チョコレート」「パイナップル」「ピーナツ」などがあります。 数的に多く見られるのは「卵」「牛乳」「大豆」アレルギーです。 |
{症状} | 皮膚の症状としては、じんましんや湿疹を起こします。ある食べ物を食べて、数分か ら数時間ののちに症状が出るので、食べ物を特定しやすいものです。しかし、中には こうした即時型アレルギーで生命にかかるショック状態になることもあるので注意しなければなりません。 胃腸の症状は下痢や嘔吐がほとんどで、ひどい場合は血便が出ることがあります。 |
おむつかぶれ | おむつを当てている所に赤い湿疹ができます |
{症状} | おむつを当てている所が赤くただれるのが特徴です。ひどくなるとジクジクして かさぶたが出来ることがあります。赤ちゃんはかゆみや痛みで不愉快になります ただ、おむつが直接当たっていない部分(太股やおなかのシワの中)にはでき ないのが、皮膚カンジダ症との違いです。 |
{治療} | おむつをまめに取り替えてあげるのが1番です。おむつを取り替える時には、 おしりをぬるま湯で拭き、ひどい場合はおむつを替えるたびにシャワーで洗って あげます。時にはしばらくおむつを外して、十分におしりを乾かすと治りも早く、 また予防にもなります。 なかなか治らない場合は非ステロイド系の軟膏などを使います。ただ、薬の 使い方によっては悪化させる場合があるので医師と相談して下さい。 おむつかぶれは「小児科」でもお薬をもらえると思います。 |
肛門周囲膿瘻 | 細菌が肛門粘膜下に入りこみ、おできが出来ます |
{こんな病気} | 肛門の周囲におできが出来ます。細菌は大部分が大腸菌で、おできは1カ所 ではなく2.3カ所に出来ることもあります。おできは、腫れた後、膿がたまり、 破ける事を繰り返しながら治っていきます。触ると赤ちゃんや子供はひどく痛がり ます。 男の子に多く見られる病気です。男の子100に対し女の子は1〜2くらいの 割合です。再発しやすく、再発を繰り返すと、乳児痔瘻になるので注意しなけれ ばなりません。 |
{治療} | おできは自然に破れてそのまま治ってしまう事もありますが、腫れが著しい 場合には早期に切開する場合があります。うんちが軟らかいと、くぼみに入りこ みやすいので、下痢をさせないように。おしりを清潔にする事が大事で、おむつ はこまめに取り替え、排便後はぬるま湯で洗います。 おむつが取れ、歩き始めるようになると95%の赤ちゃんは自然に治ります。 |
あせも | 汗がたまりやすい所にかゆい赤いブツブツができます |
{こんな病気} | 赤ちゃんの頭・額・首の周り・わきの下など汗がたまりやすい所に、かゆみのあ る赤いブツブツが出来ます。 暑く、湿度の高い夏に特に多く見られます。最近は暖房の影響で冬でも見られ ます。 汗の出てくる汗腺の管がつまり、汗が外に出ずにたまってしまったものがあせ もです。 あせもは早く治さないと、こじらせて湿疹化する事があります。また、かゆくて かいているうちにそこに黄色ブドウ球菌が感染することがあり、これを「あせも より」といいます。頭に良くでき、汗腺の奥まで化膿し、痛みがあります。 |
{治療} | 1日2回くらいお風呂に入れ、皮膚を清潔にし、汗をよく洗い流してあげて、涼 しい環境にしていれば、数日で治ります。湿疹化したり、あせもよりが出来た場 合は受診してください。 予防には肌着を通気性と吸湿性のよい木綿製のものにします。汗をかいたら ぬれたタオルで拭いて上げます。夏はまめにお風呂やシャワーで汗を流すよう にし、こまめに肌着を取り替えてあげましょう。 |
はしか | 麻疹ウィルスの飛沫感染 |
{こんな病気} | 麻疹ウィルスが、はじかにかかっている患者のせきやくしゃみで飛び散ってそれを吸い込んで 感染します。感染してから発症するまでの期間は10日ぐらいです。麻疹ウィルスはせきや熱 の出始めから発疹3〜4日ぐらいまでは、患者から出ています。 普通は生後6ヶ月以後、かかりやすくなり多くは幼児期にかかります・。はしかは一度かか ると終世免疫が出来ます。 初めの2・3日は38度前後の熱が出て、せき・くしゃみ・鼻水などを伴う普通の風邪のようです。 3〜4日後には熱は一度37度台に下がり再度上がるという独特の発熱パターンを示します。この 時の発熱は最初よりも高く、39〜40度前後にまでなることもあります。 発疹は再発熱とともにまず耳の後ろや顔に赤いブツブツが出てきます。発疹は円形の赤い斑点 で境目はくっきりして4〜5mmとやや大きめです。次第に胸やお腹、背中から手足の先まで2〜 3日かけて広がり、やがて発疹同士がくっついてまだらになってきます。赤色の発疹は4〜5日 経つと暗赤色〜茶褐色に変わってきて皮膚に茶色の色素沈着を残します。色素沈着は1ヶ月ほど で自然に消えます。 発疹が出ている4・5日は熱が高く、目が充血したり声がかすれるとともに苦しそうなせきをします。 この時期がもっとも症状が重い時期です。 |
[治療] | 麻疹ウィルスに有効な薬はないので、症状に応じて解毒剤や鎮痛剤を使います。合併症の恐れ がある時は抗生物質を使います。重症や合併症の恐れがある場合は入院することもあります。 高熱が出て体力を消耗する病気なので家庭では安静にします。また食欲もなくなりますが、 水分補給は十分に行って下さい。 また1週間を経過しても高熱(38・5度以上)が下がらない場合は合併症が疑われます。必ず 受診を。 発疹が出てせきをしている間は感染力が強いのでほかの子供との接触は避けましょう。 |
[合併症] | はしかは症状の激しい病気ですが、さらに肺炎・気管支炎・中耳炎などの合併症を起こしやすい 病気です。中でも多いのは肺炎で発病後10日を過ぎても熱が下がる気配が見られず、せきもひ どくなるような場合は、肺炎が疑われます。またまれに脳炎を起こす危険性もあります。 |
風疹(三日ばしか) | 風疹ウィルスの飛沫感染 学童に多い |
[こんな病気] | 風疹ウィルスが患者のせき・くしゃみなどで飛び散り、それを吸い込んで感染します。 感染してから発症するまでの期間は2〜3週間です。感染力ははしかほど強くありま せん。幼児期にかかることは比較的少なく学童に多く見られます。一度かかれば二度と かかりません。 軽い発熱とともに耳の後ろや首のリンパ筋が数個、小指の頭くらいに腫れ、押すと軽い 痛みを感じます。小さい赤いブツブツとした発疹が、頭や首に出てすぐに全身に広がります。 熱が出ないこともあり、初期には診断がつけにくい病気ですが、血液抗体を検査すればすぐ に診断がつきます。 症状は軽く、名前のとおり熱も発疹も3〜4日で治ります。耳の後ろやリンパ筋の腫れは 3週間以上続くこともありますが、自然に治ります。のどが赤くなったり結膜炎を起こして目が 赤くなることもあります。 |
[治療] | 風疹だとわかったら家庭で安静にしていれば大丈夫です。熱が出てひどく食欲がない・ 機嫌が悪いなどの場合は解熱剤を使うこともありますが、38度ぐらいの熱ならば解熱剤 はほとんど使いません。 まれに、血小板減少性紫斑病、貧血、肺炎、髄膜炎などの合併症を起こすことがあります |
おたふくかぜ | ムンプウィルスなどの飛沫感染によって起こります |
[こんな病気] | ムンプウィルスなどが原因で感染から発症するまでの期間は2〜3週間です。 感染させやすい時期は耳下腺が腫れる数日前かた発病後10日ぐらいです。幼児期に かかることの多い感染症です。症状を表さない不顕感染が30〜40%見られます。この 場合でも免疫はできます。 突然耳の下から頬あごなどが腫れて押すと痛みます。耳の下にあって唾液を出している 耳下腺が腫れるのが普通です。まず片方が腫れ2・3日してもう片方が腫れてくる場合が 全体の75%で残りの25%は片方だけが腫れますが、この場合でも免疫はできます。 熱や頭痛を伴うこともあります。 耳下腺の腫れと同時に、過半数に38〜39度ぐらいの発熱が見られます。3日目ぐらい が腫れも熱も最大です。その後3日〜1週間ぐらいで治ります。 |
[治療] | 特別な治療薬はないので症状を軽くする治療を行います。痛みが取れるまでは安静にし 頭を冷やしたり。頬の腫れや痛みには冷湿布をします。解熱剤、鎮痛剤を使うこともありま す。口を開けたり、かむと痛むため食欲がなくなります。食事は噛まないでよいもの、消化 のよいものをあげてください。 発熱から一週間以上経っても高熱・頭痛・吐き気があるときは受診をしてください。 |
[合併症] | 無菌性髄膜炎、難聴、睾丸炎・卵巣炎などの合併症の他膵臓炎を起こすことがあります。 無菌性髄膜炎:髄膜炎をお子者好く10〜30人に1人かかるといいます。 発熱・頭痛・嘔吐などがあり症状は細菌性髄膜炎とよく似ていますが、軽症 で済み命にかかわったり、後遺症はありません。症状に応じて対処療法を行います。 難聴:おたふくかぜになった子の2万人に1人くらいの割合で起こります。多くは片方の耳だけが難聴 になり、この場合は気づきにくいので注意しなければなりません。 睾丸炎・卵巣炎:思春期以降の人がかかると男性では睾丸炎、女性では卵巣炎を併発することがあり ます。睾丸炎になっても片方の睾丸だけの炎症で不妊症の心配はありません。 |
水ぼうそう | 水痘ウィルスの感染飛沫や接触感染で起こります |
[こんな病気] | 水痘ウィルスが患者のせきやくしゃみで飛び散りそれを吸い込んで起こしたり、患者の水疱が破れて 出てきた液に直接触ったりすると感染します。感染してから発病までは2〜3週間です。うつしやすい 時期は発疹の出る1・2日前から発疹がかさぶたになる時期です。 乳児から幼児期の子供にかかりやすい感染症です。水痘ウィルスは感染力が強く一度かかると免疫 が出来ます。 37・〜38度ぐらいの熱とともに、頭や耳の後ろに赤い小さな発疹が出て、全身に広がります。この発疹 は水が入ってプクッとふくらんだ小豆ぐらいの水疱になり次第に膿を持つようになります。この水疱になる ころにかゆみがとても強くなります。膿疱は2・3日でしぼみ黒褐色のかさぶたになって1週間ぐらいで治り ます。かさぶたが取れたあとの皮膚にはしみようなものが残りますが、数ヶ月で自然に消えます。熱は 普通3・4日で下がります。 |
[治療] | 免疫不全があったり重い場合はアシクロビルという薬を使います。ふつうは自然に治っていくので対処療法 を行います。 非常にかゆみが強いのが特徴です。かゆみをあまり感じさせないよう、室温や衣服を加減して暑さを感じ させないようにし、爪は短く切り、手を清潔にしておきます。 かゆみがひどいときは石炭酸亜鉛華糊膏という塗り薬をつけますが、さほど効果は期待できません。 水疱が化膿したときは抗生物質の軟膏を塗ったり、内服したりします。 アスピリン入りの解熱剤を使うのは避けておきましょう。水ぼうそうやインフルエンザの場合、アスピリン 入りの解熱剤で激しい嘔吐、意識障害などを伴う「ライ症候群」を起こすという報告もあります。 高熱やかゆみが強く口の中がただれて食事ができない時も受診をしてください |
[合併症] | まれに無菌性髄膜炎や脳炎を起こすことがあります。また水ぼうそうは治っても水痘ウィルスは長く体の中 の神経細胞内に留まっているため数十年後に帯状疱疹という病気を起こすことがあります。 帯状疱疹:水ぼうそうにかかって数十年して免疫力が落ちて水痘ウィルスが活性化すると起きます。中年以後 の人に多く見られますが、免疫抑制剤などで治療を受けている免疫不全の子供にも見られます。 帯状疱疹になると顔・胸・足などの神経にそって大人の場合は特に治療をしなくても3〜4週間で 自然に治りますが、神経痛が残ることもあり早めに治療しましょう。特に子供の帯状疱疹はなにか ほかに異常があることが多いので早めに治療する必要があります。 |
溶連菌感染症 | 溶連菌の飛沫感染、幼児・学童に多い病気 |
[こんな病気] | 溶血清連鎖球菌が患者のせきやくしゃみで飛び散りそれを吸い込んで感染します。 感染から発症するまでに潜伏期間は2〜7日です。幼児期から学童期にかけて多く見られます。 幼稚園や小学校で集団発生することが多く学童期の兄弟がかかると幼児にも感染します。 のどが痛くなり、急に寒気とともに38〜39度くらいの高熱が出ます。のどや口の中が炎症を起こして 真っ赤になります。食べ物や飲み物を飲み込んでも痛みます。高熱のため吐いたり、頭痛を起こします。 おなかが痛くなることもあります。1〜2日すると赤く小さなかゆみのある発疹が首や胸、手首、足首に出て 次第に全身に広がります。顔は口の周りだけは出来ないのがこの発疹の特徴です。これを口囲蒼白といい ます。3〜4日すると舌にいちごのようなブツブツができ唇のはしが荒れてきます。治療すると2〜3日で熱 が下がり、発疹も薄くなってきます。2週間ぐらいして手足の皮膚がむけることもありますが、あとは残りません。 熱や発疹の様子で判断できる病気ですが、のどの粘液の培養検査や血液検査で確実に診断できます。 |
[治療] | 診断がつけば溶連菌に有効なペニシリン系などの抗生物質を服用します。抗生物質を服用すると2〜3日でのど の痛みや発疹などの症状は消えます。 しかし症状がなくなったと思って、ママの判断で勝手に抗生物質の服用はやめてはいけません。みかけの症状 は消えても溶連菌はのどに残っていて再発したり、合併症を起こしたりします。しばらくは他人にうつす危険性があ ります。普通2週間ぐらい抗生物質の服用を続けますが、抗生剤の服用は医師の指示を受けましょう。 初期にしっかり治療して完全に治してしまう事が肝心です。家庭では高熱や発疹のあるときは安静にし頭やのど を冷やしてあげましょう。食事は柔らかい刺激のないものにしのどはよくうがいをさせます。 |
[合併症] | 回復後2〜4週してからまれに急性腎炎やリウマチ熱、アレルギー性紫斑病などを起こすことがあります。顔が むくんだり尿の異常、動悸、息切れ、関節痛などがあったらすぐに受診を。 合併症の発生は溶連菌感染症にかかった人の1%ぐらいに見られます。長期治療が必要だったり、後遺症を 残す危険性のある合併症もありますので、極力、合併症にかからないように初期治療をきちんとしなければなり ません。 |
ヘルパンギーナ | コクサッキーA群ウイルスの飛沫感染。5歳以下の子に多く見られます |
[原因] | コクサッキーA群ウイルスが患者の咳やくしゃみで飛び散り、それを吸い込んで起こります(飛沫感染)。便の中に 排泄されたウイルスによる経口感染もあります。 感染から発症までの期間は3〜5日です。3歳から10歳くらいにかかりますが、ほとんどは5歳以下に見られます。 夏から秋にかけて多く見られます。 |
[症状] | 乳幼児に多く見られる夏風邪の一種で39度くらいの高熱が突然出て、のどの奥の口蓋垂(のどちんこ)の根元付近 にプクッとふくらんだ水泡が数個から十数個できます。水泡が破れると、ただれがひどくなって潰瘍になり、喉が痛く なります。咳や鼻水はありません。機嫌が悪くなり吐くこともあります。高熱も出ることがありますが、熱は2〜3日で 下がり、水泡も1週間ぐらいで治ります。 |
[治療] | 特に治療をしなくても自然に治ります。口の中が痛いので、飲む量や食べる量が減りがちです。 軟らかいもの、味の薄いものを少しずつ与えるようにし、脱水症を起こすのを防ぐために水分補給は十分に行います。 高熱の場合は解熱剤を使うこともあります。 |
新生児黄疸 | 生まれた直後に、数日間表れる黄疸 |
[原因] | 黄疸は、血液中の赤血球が壊されてできたビリルビンが、肝臓で処理しきれなくなって血液中に残り ビリルビンの色素が皮膚や白目に沈着するため、皮膚や目が黄色に見えるものです。 この時期の黄疸は、このように生理的な現象なので心配はいりません。生後5〜7日ごろもっとも強く なりますが、その後は肝臓の働きが成熟して長くても2〜3週間で自然に消えます。 頭血腫や新生児メレナなどの出血があったり、母子間の血液型不適合があったりビリルビンを分解 する酸素が少ないなどの原因があると、黄疸が強く、いつまでも消えないことがあります。このような 場合はビリルビンが脳に入り込んで障害を残すことがあるので治療が必要です。 |
[治療] | すぐに光線療法を行います。黄疸が急速に進行するときには初めから交換輸血を行います。 現在ではRH型の不適合とわかると第一子の出産直後にママに免疫グロブリンを注射し、抗体ができ にくくするようになっています。そのため第二子以降でも、溶血性貧血の起こす確立はずいぶん低くな っています。 光線療法:ビリルビンの値が高いときは、入院中から光線治療を行います。ビリルビンはもともと光に 対して不安定な上赤ちゃんの皮膚は光を透過しやすいのです。そこで赤ちゃんをある波長 の光(ブルーライト)の下に置いて体全体に光を当てます。するとビリルビンが脂肪に溶け やすい性質に変わり、おしっこに溶けて排出されやすくなります。 |
産瘤 | 生まれた時にある頭のてっぺんのたんこぶ |
[原因] | 赤ちゃんは自分の頭で産道を押し広げて出てくるので、頭を強く圧迫されます。圧迫された頭のてっぺんが 産道から出ると一気に圧迫から開放されますが、他の部位はまだ圧迫されているため、体液が押し出されこ ぶ状にふくらみます。これが産瘤です。 |
[治療] | さわるとブヨブヨしています。普通分娩の場合頭に出来ますが。骨盤位分娩ではお尻や足にできることもあり ます。生まれてから2・3日で自然に吸収されて消えますがら治療の心配はありません。 |
頭血腫 | お産のときできたたこぶ 頭の左右にあります。 |
[原因] | 生まれた直後の赤ちゃんの頭にあるたんこぶですが、産瘤とちがって頭の左右どちらかにできます。ときに は両方にできることもあります。 産道を通ってくる間に頭がひっぱられて血管が破れ内出血してできたこぶです。吸引分娩などで起こること が多いのですが、自然分娩でも起こることがあります。 |
[治療] | ほとんどの場合は頭蓋骨と骨膜の間に出血が起こるため出血が広がる心配はありません。生まれた直後は 血液がたまっているためブヨブヨしています。1〜3ヶ月くらいでこぶが硬くなり全体に出っ張った感じになりま すが、その後徐々に吸収され小さくなっていきますので治療の心配はありません。 |
頭蓋内出血 | 生まれた直後に起きる頭の中の出血 |
[原因・症状] | 生まれたばかりの赤ちゃんの頭の中に、出血が起こる病気です。表面に近い硬膜下に出血が起こる ことが多いのですが、未熟児の場合は脳室に出血が起こります。 分娩時に、難産のためなかなか産道を抜けられない場合、赤ちゃんの頭に外力が加わって頭蓋内出が 起こることがあります。この外傷性出血は割合表面に近い硬膜下に出血するのがほとんどです。 未熟児の場合お産の異常がなくても、酸素不足から頭蓋内に出血が起こることがあります。この場合 は脳の内部の空洞である脳室内に出血が起こります。 また以前は生後2週間以上経ってからビタミンK不足のため、頭蓋内出血を起こすことがありました。 しかし最近では出産直後と生後1ヶ月のビタミンKの投与によりこのタイプの頭蓋内出血はほとんど起こ らなくなりました。 ひどく機嫌が悪い、ぐったりして手足をほとんど動かさない、吐く、大泉門がパンパンにはるなどの他 手足が震えて眠らない、ひどい場合はけいれんや手足の硬直が起きる、いつまで経ってもお乳を上手く 吸えない、発熱するなどの症状が表れることもあります。重症の場合は中枢神経障害が起きることも あります。 |
[治療] | 硬膜下出血によって血腫ができた場合は、硬膜下穿刺をして血液を吸い出したり、手術して血腫を取り 除くことがあります。 脳室内出血の場合、手術をして血腫を取り除くのはとても難しいものです。脳室は髄液が流れる通路 になっているため、出血が多量になると脳室の中の髄液の流れ出る通路がふさがってしまい、髄液がた まることがあります。脳室が拡大したときは特殊なチューブを使って髄液を頭蓋内から体の外の部位に 流して吸収させる、シャント手術を行います。 出血が少なく、軽症であれば後遺症の心配はありません。脳室を拡大するほどの出血があると脳に損 傷を受けることがあります。 しかし赤ちゃんは幸いなことに脳が未熟で機能が未分化なのです。ふつう私達の脳細胞はその機能の ごく一部10〜20%しか使われていないと言われています。赤ちゃんは脳が未分化なだけに、これから 発達していく過程で、損傷を受けた部位を他の部位がカバーする働きが強いので、後遺症がほとんどなく 育っていく可能性も大きいです。後遺症が残った場合は、退院後専門家のリハビリを受けて赤ちゃんの脳 の代償作用を積極的に引き出してあげましょう。 |
新生児メレナ | 生まれた直後に血便が出る病気 |
[原因・症状] | メレナというのは消化管からの出血のことです。新生児メレナというのは生まれた直後に ビタミンKが不足して出血し血便し血便が出るものです。 血液を凝固させる働きをするビタミンKは赤ちゃんが生まれてくる時に体内に蓄えられて いるのですが、少量のためすぐに使われてしまいます。大人の場合は腸内細菌の助けを 借りて大腸で合成されますが、生後まもない赤ちゃんの場合、まだ腸内細菌が活発に働 かないため、自分でつくることができません。そのため、ミルクや母乳から吸収する量が十 分でないとすぐに不足してしまいます。ミルクにはビタミンKが補充されているため、母乳の 赤ちゃんに多いようです。 生まれてから数日の間に、真っ赤な便やのりの佃煮のような黒い便が出ます。いずれも胃や 腸からの出血が血便となって出たものです。同時に真っ赤な吐血やコーヒーのような吐血も 起こります。 |
[治療] | 現在はすべての赤ちゃんに生まれてまもなくビタミンKシロップを飲ませて、出血を予防します。 ただし、まだ消化吸収が未熟な赤ちゃんの場合、投与されたビタミンKが十分吸収されないこ とがあります。投与後も便に血が混じったり、タール状の褐色の血便が出たりしたら一度受診 しましょう。 |
未熟児網膜症 | 未熟児の網膜に異常が起こる病気 |
[原因] | 未熟児で生まれた赤ちゃんに起こりやすい、網膜に異常が生じる病気です。未熟児の強い赤ちゃんの 網膜血管が母体外の環境に過敏に反応して異常が起こるものです。 網膜の血管は妊娠中15週ごろから36週にかけて視神経から周辺へ伸びます。早産の場合はその 途中の状態で生まれてしまうため血管が未発達なまま網膜のすみずみまでゆきわたらない状態で生 まれてしまいます。この未発達な血管は母体外の環境ではとても不安定でさまざまな病変を起こすの です。 網膜症が発症すると末梢の血管が収縮したり健康な赤ちゃんにはないもろくて破れやすい血管が生 じたりします。しかし早い時期に病変が発見されて治療を受けるとほとんど失明に至るような障害を残 さずに回復します。 現在未熟児を扱うほとんどの施設では赤ちゃんの血液中の酸素量などを測るガスモ二タリングなど 網膜症が起きにくい環境をつくる全身管理が行われています。しかし網膜症を起こした赤ちゃんのうち の5%ぐらいは急激に病状が進んで網膜が剥離し、失明するラッシュ型というタイプでこのタイプは失明 を予防することは困難です。生後2〜3週ぐらいから定期的に眼底検査をして網膜症が起こっているかど うかや進行の程度を調べる必要があります。 |
[治療] | 網膜が剥離する心配があるときは、光凝固や冷凍凝固といった治療を行い剥離が進むのを防ぎます。 軽い網膜症があった場合でも強度の近視、乱視、斜視などが合併することがあり放っておくと弱視にな ります。適切な弱視治療によって視力の低下を予防できますから、眼科の検査が必要といわれた場合は 定期的に検査を受けるようにしましょう。 |
脳性マヒ | 脳の運動中枢に障害が起き運動機能の発達に問題が生じるものです |
{原因} | 分娩時の損傷によって障害を受けるケースは、新生児医療の進歩によって大きく減少しています。一方、医療の 進歩によって、極小未熟児や超未熟児が救命されるようになりました。こうした赤ちゃんはまだ外の世界に適応 できるだけ成熟しない状態で生まれてくるため、脳に損傷を受けやすく、その結果脳性マヒになる危険が増加します。 |
{症状} | 脳の損傷を受けた部位や程度によってマヒの症状は異なります。手足のすべてがマヒしてしまう場合は上肢だけ あるいは下肢だけが主にマヒする場合は体の片側だけがマヒする場合と様々です。 いずれも、筋肉の緊張の異常を伴うことが特徴で多くの場合は筋肉の緊張が強くなります。体の一部の筋肉の緊張が 強くなると筋緊張の分布がアンバランスになり、そのため運動するときに普通と違う異常な力がかかることになります。 こうした状態が続くと体が力の異常なかかり方に合わせて背格が変形したり関節がかたまって動かなくなったりします。 口の周りや首の筋肉の緊張が高いと、上手く物を噛んだり飲み込んだりすることが難しくなります。時には呼吸も上手く できなくなってゼロゼロしやすい状態になることもあります。 |
{治療} | 筋肉の緊張が非常に高く、そのために食事が上手く出来なかったり、いったん胃に入った食べ物が食道に逆流したり する場合は筋肉の緊張を下げる薬を使うことがあります。また関節が固まってしまった場合は整形外科的な手術を行う ことがあります。 しかし治療の中心はリハビリです。リハビリの基本的な考え方は異常な筋肉の緊張や反射を抑え正常な運動パターン を引き出すように促すことです。そのために専門のセラピストの手を借りて様々な姿勢をとらせたり、運動をさせたりします。 また、自分で動けるようになったら正常なパターンの運動ができるよう、補助する装具をつけて練習することもあります。 |
自閉症 | コミュニケーションが取りにくいことが特徴 |
{こんな障害} | 1万人に4〜5人の割合で発生すると言われ、4対1の割合で女の子より男の子に多く見られます。脳の認知機能 (物事を認識する機能)が障害されたために起こるとも言われ、聴覚や視覚には異常がないのに言葉の発達が遅れて 人と会話ができないなどのコミュニケーションの障害が表れます。 赤ちゃん時代にはパパやママがあやしても笑わない、視線が合いにくい、ママの後追いをまったくしない、おもちゃや 周りの人に全然関心を向けないなどの症状が表れます。 言葉が話せるようになっても適切な使い方が出来なかったり、オウム返しだったりして人と会話になりません。また 同じ遊び方や順番、配置にこだわったりパターン化した行動を取る、多動、周りの人を無視して自分の思うままに行動 し友達と一緒に遊べない、手先が不器用などの症状が表れます。「ママ、どこ?」などと聞いたときに指を示す「指さし」 ができないのも特徴の1つです。 認知機能に障害があって先の見通しがもてないため、自閉的な行動をとるのではないかと考えられています。不安を 感じないように全体の見通しを与えるような接し方をすることが大切です。行動療法的なかかわり方に効果があると 言われています。専門の療育機関で相談することをおすすめします。 |
停留睾丸 | 睾丸が陰のう内に降りてこなかったもの |
{こんな障害} | 胎児時代は、睾丸が赤ちゃんのおなかの中にあるのですが、だんだん下に降 りていって、生まれる直前に陰のう内に降りてきます。ところが、原因は、良くわ かっていないのですが、睾丸が途中で止まった状態のものがこの病気です。 大部分は1歳まで、遅くても2歳までに自然に降りてきますが、まれに降りて こない事もあります。未熟児の場合は成長とともに降りてくることが多いです。 |
{治療} | 大部分のものは5.6ヶ月〜1歳までに自然に降りてきます。 睾丸が長い間、赤ちゃんのおなかに留まった状態にしておくと、大人になって 精子をつくる能力が低下して不妊症になることがあります。なぜなら、睾丸にも っとも適した温度は体温より1〜2度低めで、体の中に留まったままだと、温度 が高すぎて睾丸が正常に発育出来ないからです。 また、おなかに留まったままだと将来悪性化(ガン)することがあります。それ を防ぐ為に、2歳を過ぎても降りてこない場合は、3歳までに睾丸を陰のう内に 降ろして固定する手術をします。 |
先天性股関節脱臼 | 女の子に多く見られる大腿骨の脱臼です |
{原因} | 先天性と言われますが、先天的に骨や関節の異常があって起こる事以外 に、子宮の中にいた時や出産時、または生まれてから赤ちゃんの両足が伸 ばされた姿勢をとっていた為に起こることもあります。 女の子に、男の子の10倍も多く見られます。これは女性ホルモンに関節 を軟らかくする働きがあるからだと言われています。 |
{症状} | 股の開きが悪くなる、開排制限がありますから、健診でみつかる事が多い でしょう。また股関節脱臼があると、足を伸ばしたとき太股のしわの数が左 右で違い、足の長さも違って見えます。 |