←前へ
次へ→
戻る
▼北村薫「リセット」
公開している日記ではすでに削除されている話ですが、約3年前の1998年3月1日、雪の降る中、麻生図書館(読み方は、あさぶ)での北村氏の講演会に出向いた。そこで北村氏は「今、『リセット』という、『スキップ』『ターン』に続く三部作の最後を書いている最中なんですけど……」と語っていた。
それから現在。「なんでそんなに時間かかってるんだろう」と思ってはいましたが、このテーマと構成なら資料集めに時間かかってしまうんだろうな。戦時中の生活描写など特に突っ込みの対象となるだろうし、このご時世なら。
ただ、前二作はすぐに主人公が「奇跡」に巻き込まれて、読者の興味を焚き付けることに成功していたのに対し、いささか助走部分が、長すぎ。第一部をじっくり読む読者と途中で放り出しそうな人に分かれそうな気がするなあ。
ところで、この作品の終盤近くで、ふと妄想が沸いてきたんですが、まさか実はとっくの昔に作品は完成していて、21世紀になるまで新潮社にワインのごとく寝かせられていた、なんてことはないですよね……どうも世紀越えになるにつれて、マスコミでよく聞くようなフレーズに似たり寄ったりだから。
←前へ
次へ→
戻る