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▼『サキ傑作選』(大津栄一郎訳/ハルキ文庫)
訳者あとがきでは、
「こういう短篇集はいくつもの作品を通読するのでなく、いちどには、一篇か、せいぜい二篇程度お読みになるようおすすめしたい。そうなさると、印象が深くなり、面白さも深まり、いい読後感を持っていただけるのではと思うからである」
と結ばれている。
でも通読しちゃったよ。
▼というのも、設定が似たり寄ったりで、後味の決してよくないオチがくるところも一緒だったりする。すべてが氷解するときの、たった一行が心地よくもあり、ブラックユーモアゆえの寒々しさもある。根底に流れるのは、イギリス人特有の偏屈な精神よだなあ。(2001/11/07)
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