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【工事前調査】
工事前調査とは、下水道工事や公共施設の建設など、公共事業の工事着工前に、隣接する建物や外構等の現況を把握し、工事終了後に工事による影響の有無を判断するための資料を得るために行う調査です。主に国や地方公共団体等の発注により実施されていますが、近年、マンション建設や解体工事などにおいても、施工会社の発注により実施されるケースが増えてきています。
■転ばぬ先の杖がないと・・・
この背景には、「この損傷は、工事のせいでできた亀裂だから直してくれ」「いや、これは工事以前からあった損傷ではないですか?」など、工事中や工事が終わってからの近隣住民とのトラブルが後を絶たないことが大きな要因といえます。
■工事前調査で近隣住民とのトラブル回避
工事前調査を行い、工事前の建物や工作物等の現況を把握できる資料があれば、工事終了後に工事前との比較調査(工事後調査)を行うことで、工事による影響の有無が明確となり、工事により被害が発生したとしても、それをもとに施工会社と被害者の双方で確認することができるため、工事中や工事後の近隣トラブルを回避するのに役立ちます。
■工事前調査を施工会社任せにしない!
自分の家は自分で守る!
工事前調査は、施工会社が着工前に行っているケースもありますが、近年、工事現場の近隣住民から、工事会社と利害関係がない公正な調査機関に依頼して欲しいと、施工会社に要望するケースが増えています。
→調査の詳しい内容はこちら
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