--- すべてのカナコファンに捧ぐ ---
▽ ダブルブラウズ:(2001/09/03)
ある日昼休みに外で飯喰って帰ってくると、僕のパソコンが机の上から忽然と姿を消していた。手塩にかけて育て上げたマイパソの行方不明に僕は相当焦って、探し回った。と、言ってもとなりのカナちゃんの机見りゃ一目瞭然。
なにやら、カナちゃんが2台のパソコンを並べている。誰がどう見ても1台は僕のパソコン。
「ねぇカナコさん、僕のパソコンなんですけどぉ…。」
「ああ、今ワタシが使ってるよ。」(見ればわかります)
「え、えっと僕使いたいんですけど。」
「今ワタシが使ってるからダメよ。」(あ、いや、それ僕のなんスけど。)
「なんでまた2台もいっぺんに…。」
「ちょっとホームページを2つ開きたかったから。」(オイ!) |
「あんな汚いパソコンをアタシに使えってゆーの!?(炸裂!!)」 |
「汚くったってちゃんと動くってカナコさん言ったじゃないですかぁ。」
「女の子は汚いパソコンはさわれないのっ!!!」(なにゆえっ!!??)
結局意味不明なまま、係長のパソコンを使う僕。そして2台のパソコンを巧みに使いこなして、2つのサイトをブラウジングするカナコ。はた目にはどのように映っていたのかとても気になるところだが、そういうときうちの職場では誰もカナちゃんの行動に疑問を持つ人がいない。あ、いやたぶん誰もが「なにしてんだろ?」と思っているのだろうが、けしてその疑問を口にしないのだ。
カナコの怪しい動きに疑問を投げかけるのはある種のタブーとしてすでに確立されているのであった。
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