▽ 雑 文 

#005 夢と魔法の国から説教。 1998/10/13(2001/8/13改訂)

 夢と魔法の王国へ行って来ました。とにかくすごい人でして、某ビッグサンダーマウンテンなんかは70分待ちとか80分待ちとか平気で人がならんでて、行列のできるラーメン屋なんて目じゃなかったです。絶叫マシーン(でもないけど)嫌いな僕としてはそうまでして乗りたいものなのかすごく疑問を持ちますが「乗りたいっ(はあと)」と言われてしまえば男の子はおばかなので「待ってまでは乗りたくない。」ともいえず、ついつい待ってしまうわけです。でも、この日本のどこにあんなに人が住んでいるんでしょうね。ひょっとしていつもは誰の目にもつかないようにひっそりと地下で過ごす地底人とか、宇宙人が人間の姿して、出かけたりしてんじゃないでしょうか。
 それはともかく、あの日あそこにいた人たちに僕は心底こう言いたかった。

 「俺が来てるときは、来るんじゃない!」

 冗談はさておいて(あ、いや。半分マジですが。)本題に入りましょう。
 ディズニーランドを訪れる人たちはだいたい2種類です。すなわち
 1.家族連れ
 2.カップル
 3.野郎6人組
 の3パターンですが、このうちディズニーランドはいったいどの年齢層をターゲットにしてるんでしょう。はっきり言って、若いカップルをねらうにしてはやることが幼すぎるし、ちっこいお子さんをターゲットにするにはちょっとこわいアトラクションが多すぎる(中が暗くなってる系のアトラクションでは子どもさん、みんな泣いてたよ。)と、思いませんか?思わない?あ。そうですか。すいません。
 とにかくあらゆる年齢層にたいして中途半端な設定なんですよね。おそらく広い範囲をねらっていると思うんですけど、これが逆に僕にとってはすごく残念に感じられます。もったいないっつーか、どっちだよ!はっきりしろよ!っつーか。でも、そう思うなら行かなきゃいいのに、つれて行かれるんですねぇ。悲しいことに。
 ぬいぐるみのみなさんが来るたびに若い女の子がきゃーきゃー言ってちっこい子どもを押しのけて、我先にと写真を撮っている風景やショーをみるために一番前に陣取っているおばさんがたをみてるとなんだか悲しくなってきます。子どもがうしろの方で「ぱぱ。みっきー、見えない。」なんて言っているのを聞くとよけい寂しくなります。いっそのこと、ちびっこ用の席を前の方にもうけるとか、人並み押し分けて前に行こうとするおばちゃんを警備員が取り締まるとか、ずうずうしいオトナには蹴りを入れても良いという規則をつくるとか、管理側でなんとか対応策をとってもらいたいものです。
 子どもたちはみんな元気です。ディズニーランドでの一日を楽しんでもらいたいです。なのにいい年こいた大人たちがわいわいやってしまうのはすごくナンセンスです。実はコンセプトとしては、ちびっこ対象として考えた方が地域社会的には役にたつ施設になりそうなんですが、いかんせん銭の問題もあるしディズニーも所詮、夢とかなんとかいってますけど、一企業体なわけだから一概に利益を重視するやりかたはやめなさいともいえません。ならばどうするか。それは消費者のみなさん一人一人が考えを持って行動するんです。なーんも考えずに一日遊ぶこともできますが、ときにはあなたの行動でだれかが迷惑していることもあるはずです。よーく考えてみましょうね。

 以上、夢と魔法の王国から説教でした。

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