▽ 雑 文 

#018 麻雀。 1999/6/8(2001/8/18改訂)

 麻雀歴13年の俺がかつて遭遇した最も悲惨なはなし。

 ようやく4人集まった。さあはじめるぞー!!
 そして東1局。親のT君が1打目を打ちながらルールの確認をしています。
 「いつもどおりなー。アリアリだよーん。」
 「役満祝儀どうする?」
 と、トイメンのK君。
 「そうだねぇ。うーん。」
 と、俺が答えます。
 そんなことをはなしながら6巡目。
 「2000円(点5だったので+40)オールにしようか?」
 K君がそう言いながら6打目をすてました。

 と、その時です。親のT君から
 「ロン。」

 というかけ声がかかりました。どうやらスキをつかれたようです。順目もはやいし、まぁ仕方ないカナ。なんて思っていたK君でしたが開けられた手を見てびっくり。

 「四暗刻単騎(すーあんこーたんきー。)!!」
 時間にしてわずか5分。俺たちルールでは四暗刻単騎はダブル役満扱いですのでK君は開局してわずか5分で48000の倍の96000点。ぶっとび料が10000点。ウマは1-3だったので、さらに30000点。今言ったばかりの役満ご祝儀40000点が採用。

 四暗刻単騎待ち W役満 親 48000 × 2 −96000 点
 ぶっ飛び罰符 −10000 点
 ウマ1−3 ラス −30000 点
 役満御祝儀 −40000 × 2 −80000 点

 計 −216,000 点

 というわけでK君は何気なく切ったその牌ひとつのために合計、216000点を失いました。割れ目ルールなし。ヤキトリもなし。ドラも普通。なのに5分で216000点が吹き飛んだのです。25000点持ち30000返しなので、その時帳面につけられたのは「−191」
 W役満は、何度もみたことありますけど「さ。やろっか。」って言って、5分後に炸裂したのは後にも先にもそれ一回キリです。 すごいかわいそうでした。ちなみにT君は7順で国士13面ツモあがって、次局四暗刻積もった強者です。

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