自然観察の最新写真   2021年2月
    


我が家と隣の庭で10日間程観察できるアカハラ 2021年2月17日撮影
全長約23.5cm、、庭ではミミズやキンカンの実など食べている。
山地や北海道の林に生息し、冬には暖地へ移動する。
我が家の庭で見るのは初めてである。


野鳥に使われる用語
1.幼鳥:孵化後、羽毛が生えそろってから一回目の換羽までの間の鳥。
2.若鳥:一回目の換羽から成鳥羽になるまでの間の鳥。
3.成鳥:成長して羽色に変化の起こらない年令になった鳥。(繁殖に関係した羽色の変化は別)
4.留鳥:ある地域で繁殖し、越冬もする鳥。1年中見ることができる。
5.漂鳥:日本国内で、季節によって移動している鳥。
6.夏鳥:春夏に繁殖のため南の国から日本へ渡ってきて、秋に南の国へ渡る鳥。
7.冬鳥:春夏に北の国で繁殖し、秋に越冬のため日本へ渡来する。春には繁殖のため北の国へ帰る鳥。
8.旅鳥:外国の繁殖地と越冬地を行き来する途中、春と秋に日本へ立ち寄る鳥
9.縦班(じゅうはん):脊椎と平行な斑。直角方向の斑は横班(おうはん)。
10.冠羽(かんう):頭部に長くのびた羽毛。
11.眉班(びはん):眼の上の班。
12.さえずり:繁殖期の雄の鳴き声。なわばりの宣言や雌を呼ぶためと考えられる。
13地鳴き:さえずり以外の鳴き声、例 ウグイスのさえずり→ホーホケキョ、地鳴き→チャ チャ
14.聞きなし:鳥の鳴き声を覚えやすい言葉におきかえたもの。
  ウグイス→ほーほけきょ、サンコウチョウ→つきひほし ほいほいほい、コジュケイ→ちょっとこい、
  ホオジロ→いっぴつけいじょうつかまつりそうろう、キビタキ→おーしーつくつく、
  コマドリ→ひんからからからから、シジュウカラ→つつぴーつつぴー・・・など。
15.帆翔(はんしょう):はばたかずに気流を使って飛ぶこと。
16滑翔(かつしょう):はばたきとはばたきの間にある飛び方。はばたかない。
17.停空飛翔(ていくうひしょう):空中の一点に停止する飛翔。ホバーリング
18.種:動物や植物を分類する基本単位。遺伝的に独立して、子孫を残すことができ、
  形態的に同じ、一定の分布域を持つもの。
  形態的に地域差があるときは、亜種に分ける。
  隔離されて時代が経つと、変異する。また人間が手を加えると(品種改良や遺伝子組み換えなど)
  種の分類はおかしなことになる。
19.コロニー:集団で営巣する場所や様子。
20.夏羽:生殖羽。繁殖に関係のある羽色。
21.冬羽:繁殖に関係のない成鳥の羽色。夏羽と同じ種もある。
22.エクリプス:カモの雄には繁殖期、派手な夏羽のものが多い。繁殖を終えてから、
 次の夏羽になるまでの時期(8月~10月)、雌に似た地味な羽色になることをいう。
    
23.天然記念物(鳥や生息環境)
 文化財保護法によって、学術上価値の高い動物、植物、地質・鉱物が
天然記念物に指定されている。
 特に保存が必要で、貴重なものは
特別天然記念物とされる。

特別天然記念物の鳥(また生息環境)
 ライチョウ、ノグチゲラ、トキ、アホウドリ、タンチョウ、カンムリワシ、
 小湊のハクチョウ及びその渡来地・・・など

天然記念物の鳥(また生息環境)

 コクガン、ヤンバルクイナ、オオワシ、シマフクロウ、イヌワシ、クマゲラ、

 オオミズナギドリの繁殖地・・・など
24.レッドデータ:種の絶滅の危険度を評価したものである。
 絶滅危惧種ⅠA類 (ごく近い将来、絶滅危険性が高い種)コウノトリ、ノグチゲラなど
 絶滅危惧種ⅠB類 (近い将来、絶滅危険性が高い種)クマタカ、イヌワシなど
 絶滅危惧種Ⅱ類  (絶滅の危険性が増している種)コクガン、ライチョウなど

野鳥の分類について

スウェーデンの博物学者 カール・フォン・リンネ(1735年頃)やイングランドの生物学者 チャールズ・ダーウイン(1859年頃)は動植物の分け方の基礎を作った。
     
       網⇒目⇒科⇒属⇒種    生物の分類と進化

動物    有血動物   哺乳綱、鳥綱、両生綱(爬虫綱を含む)魚綱  
 無血動物   昆虫綱、蠕虫綱 

鳥綱について、目・科・種の分類表の概略

科  種 ・亜種
タカ目    タカ科  オオタカ、ハイタカ、ツミ、ノスリ、サシバ、ハチクマ、クマタカ、トビ
ハヤブサ科   ハヤブサ、チゴハヤブサ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ
ブッポウソウ目     ブッポウソウ科  ブッポウソウ
 カワセミ科  カワセミ、ヤマセミ、アカショウビン、ヤマショウビン、
 ヤツガシラ科  ヤツガシラ
 キツツキ目  キツツキ科  コゲラ、ヤマゲラ、アカゲラ、アオゲラ、アリスイ、ノグチゲラ
 スズメ目             ハタオリドリ科  スズメ、ニュウナイスズメ
 ツグミ科  ツグミ、コマドリ、コルリ、ルリビタキ、トラツグミ、アカハラ、シロハラ
ジョウビタキ、ノビタキ、イソヒヨドリ
 ウグイス科  ウグイス、ヤブサメ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、キクイタダキ
 ヒタキ科  キビタキ、オオルリ、エゾビタキ、コサメビタキ、サンコウチョウ
 シジュウカラ科  シジュウカラ、ヒガラ、コガラ、ヤマガラ
 ホオジロ科  ホウジロ、ノジコ、ミヤマホウジロ、アオジ、クロジ、カシラダカ
 アトリ科  アトリ、マヒワ、カワラヒワ、ベニマシコ、イスカ、ウソ、イカル、シメ
 セキレイ科  ハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイ、タヒバリ
 ツバメ科  ツバメ、イワツバメ、コシアカツバメ
 ヒバリ科  ヒバリ
 フクロウ目    フクロウ科  フクロウ、コノハズク、アオバズク
 キジ目  キジ科  キジ、コジュケイ、ウヅラ
 カイツブリ目  カイツブリ科  カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ
 カモ目   カモ科  カルガモ、マガモ、コガモ、オシドリ、ヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ミコアイサ、カワアイサ、ウミアイサ、オナガガモ、ホシハジロ、ヒシクイ、マガン
 チドリ目     チドリ科  コチドリ、ミヤコドリ、シロチドリ、イカルチドリ、ムナグロ、ダイセン、ケリ、タゲリ
 シギ科  トウネン、ハマシギ、キョウジョシギ、キアシシギ、ソリハシシギ
 タマシギ科  タマシギ
 ウミスズメ科  ウミスズメ、ウミガラス、ケイマフリ
 カッコウ目  カッコウ科  カッコウ、ホトトギス、ツツドリ、ジュウイチ
 アマツバメ目  アマツバメ科  アマツバメ、ハリオアマツバメ
 ハト目  ハト科  アオバト、ロジバト
 ツル目   ツル科  タンチョウ、ナベヅル
 クイナ科  クイナ、ヒクイナ、バン、オオバン


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