「あるぱ〜じゅ はこだてチーズの会」
第12回チーズとワインの夕べ
 

私は、今回出席することが出来ませんでしたのでチーズとワインのリストと、当日の写真のみとさせて頂きます。



ワインリスト
コドーニュ・ピノノアール ロゼ広大な自社畑を所有する。コドーニュ社が造ったスペイン初のピノ・ノアール100%のカヴァ。カヴァとはバルセロナ 市の西で造られる。フランス・シャンパンと同じ瓶内で2次発酵方式のスパークリングワインです。
リアス・パイシャスアルバリーニョ 白ワイン 
(スペイン)ハス・テバランテス社
ポルトガルに境を接する大西洋岸が、リアス・パイシャス地区 は、スペインきっての白ワインの産地で、この地方特有の品種アルバリーニュ種は収量が少なく秀逸なワインで有ります。
キャンティ・クラッシコ 赤ワイン
(イタリア)ボルゴ・サルチェティーノ家
イタリアで一番有名で、沢山生産されている高級ワインがこのキャンティ のイタリア中央部トスカーナ州で生産され、特に古くから有る地区で造られているワインにはクロッシコの表示が許される。
シャトーオー・ポーセジュール 赤ワイン
(フランス)サンテスフ村ボルド
フランス・ボルドー地方は最も優良なワインの産地の一つメドック地区、 ここの4つの村名格付けの一番北がサンテステフ。このシャトーはクリュクラ一番【特級】に次ぐブルジョア級で、このメドック地区の東を流れるジロンド州の一番河口に近い位置にあります。



チーズリスト
マンチェゴ
Manchgo
羊 スペイン ラ・マンチャ産(スペイン中部んい広がるラ・マンチャ高原地帯山岳地帯)ラ・マンチャとはアラビア語で乾いた土地を 意味します。
スペインの有名なチーズの一つです。ドン・キホーテの物語のなかで、素晴らしい味のチーズと言う表現でケソ・マンチェゴが登場します。
表皮の網の目はエスバルト芽と言う草で編んだ型を使用していた為ですが、今はステンレス製の型を使用し模様が付けられています。
又、マンチェガ種という羊のミルク を使うことが義務づけられています。洋乳の甘味や深いコクが口いっぱいに広がるチーズです。無殺菌乳アルティサナルで6ヶ月熟成。
サン・シモン
San Sim
牛 スペイン ガリシア州
周りをスモークしたユニークな円錐形。(ティティージャーと言うおっぱい型のチーズをより尖らせた形です。)
肥沃な森林と牧草地の広がる平野で造られています。弾力のある食感でしっとりとして燻し(白樺の木)の風味とミルクのコクがバランス良いチーズです。
ムルシア・アル・ピノ
Murucia al vino
山羊 スペイン ムルシア産
スペイン南西部(地中海沿岸)ムルシア地方は乾燥した気候で暖かく 、山羊チーズの種類が多いのが特徴です。
地中海の厚さと乾燥に順応し、遠くまで牧草を求めて逞しく歩ける優秀なこの土地の山羊「ムルシアーナ・グラナダィナ種」のミルクから造られます。引き締まった組織で周りを 赤ワイン「DOワインのイエクラ、フミーリャ」で拭いて熟成します。
濃厚なヨーグルトの様な風味と切れのあるコクが特徴です。
ラ・セレナ
La・serena
羊 エストラマドーラ産
メリノ種のミルクは非常に良質で、そのミルクから出来るこのチーズはウォッシュタイプの様に柔ら かくペースト状です。その工程はアーティサーノといわれ殆ど手作業でレンネット(チーズを固める酵素)は植物からのものが使用されスペインで最も珍しいチーズです。
味は、羊乳特有の深みのあるコクを持ち若干の苦味を下に感じます。ベドロヒメネス(シェリー)カヴァ(シャンパン)フルボディーの赤ワインと良くあいます。
マオン
Mahon
牛 メノルカ島
 濃いオレンジ色の外皮を持つ非常に個性的なチーズです。1ヶ月の熟成後オリーブオイルとパプリカでこすり、 さらに2ヶ月間熟成を経てこのチーズになります。
味はコクがありシャープで熟成の進んだ物はカラスミの様な風味を持ちます。辛口の白・赤ワインやドライシェーリーに合います。
テェィルノ
Tlerno
牛・羊・山羊の合乳 カスティーャ、ラマチンッチャ
 3種混合のスペイン独特のチーズです。熟成期間は7日間と短く とてもソフトでクリーミーな物になります。
癖がなく食べやすく、食材としても優れたものです。ワインはフルーティな白、ロゼと良くあいます。
アルパハーラ
Alupujarra
山羊 アンダルシア地方
 シェラ・ナバダ山脈に近いアルプハラのパロール村で造られる伝統的な山羊の チーズです。アルプハラ種の山羊乳だけを使い3〜4ヶ月の熟成期間を要します。山羊ならではのコクと酸味を持ち、口の中に残る余韻は格別な物です。
ヘルス(シェリー)は勿論、ミディアムタイプの赤ワインとも良く合います。
ヴァルデオン
Valdonn
牛乳 スペイン カスティーヤ・レオン地方
 とても食べやすいブルーチーズ。大楓の葉で包まれて居るのが、 印象的です。このタイプのブルーチーズはスペインでは最も多く普及しています。
ビコス・デ・エウロバと言う山地の洞窟の中で2ヶ月間熟成されます。ドライシェリー・カヴァ (シャンパン)・重い赤ワインとあいます。
カブデラ
Cabrales
牛乳 スペイン アストリア地方
スペインの代表的なブルーチーズ。その工程は殆どが手作業により、年間 生産量が限られ希少価値となっています。アーティサーノと言われるチーズです。生の牛乳で作られ自然の石灰質の洞窟の中で最低2ヶ月の熟成を要します。青カビは この洞窟で自然に発生する世界でも珍しいチーズです。
その生地には青カビがまんべんなく入り、味は刺激的で一度口にすると癖になります。
ワインはベドロヒメネス(シェリー),カヴァ(シャンパン),熟成した赤ワインと良くあいます。
テアササバル(スモーク)
Idazabal
羊乳 スペイン バスク地方
バスクの代表的なチーズです。外皮はスモークしてあり、熟成期間は 3ヶ月、セミハードからハードまで、味の変化を楽しめます。同じ羊とはいえ、羊の種類、山地の違いでマンチェゴとは違う味わいです。
ペコリーノ・サルド
Pecrino Sardo
羊乳 イタリア 
島の人口1人に対し、羊3〜5匹というほど羊の多いサルデーニャ島のチーズ、 サルデーニャ州の羊乳チーズ(ペコリーノ・ロマーノ、ホィオーレ・サルド)の中では、3番目に大きなチーズです。数年前までは『セミコット』と呼ばれ居ました。保存の為に、出来上が るとすぐに沸騰した乳清に少し漬けて濡らします。この作業はスコッタと呼ばれ、他の州のペコリーノにも応用されています。羊乳の全乳を使用、口に含むとじわじわと濃厚な 旨みが溢れてきます。
カチョッタ
Caciotta
牛乳 イタリア ロンバルディア州
白カビをまとったとろりと柔らかいチーズです。熟成した赤ワインと良くあいます。 伝統的なチーズでは有りませんが、今回はブリーナータ(羊乳の白カビ・トスカーナ)産が季節的に入荷したのでこちらを選びました。
*(メンブリージョ) ジャムを付けてもおいしく頂けます。*
カンパニョーラ
Campagnola
牛乳 イタリア ロンバルディア州
タレッジョを4分の1にした様な四角いウォッシュです。
クリーミーでコンデンスミルクの様なコクがあります。熟成するとスプーンですくってパンに塗って食べるのも美味しい食べ方です。
ゴルゴンゾーラ
Gorgonzola Piccante
牛乳 イタリア ピエモンテ,ロンバルディア州
名前の由来はミラノに近いゴル ゴンゾーラ村。アルプスに放牧されていた牛達が里に帰る途中ゴルゴンゾーラ村で休息を取った、その時もミルクから作られたのがゴルゴンゾーラだったと言われています。
正式名称はスラッキーノ・ディ・ゴルゴンゾーラ。ストラッキーノ(疲れる)と言う意味で山から下りて来た疲れた牛のミルクで作るチーズ。
ラクレット
Raclette
牛乳 スイス ヴァレ地方
ラクレットとは削り取るという言葉の意味で暖炉やオーブンでチーズを溶かしジャガイモ 等に添える料理の名前がチーズの名前になりました。
表皮はウォッシュなので表皮を洗う工程がありますが表面は乾いているセミハードです。ミルクの甘味とナッツの 様な風味を感じます。
トム牛乳 日本
このチーズは9月7日に、当あるぱ〜じゅはこだてチーズの会の山本が講師でチーズ作りの講習会を八雲町活性化施設 遊楽部において開催致しました。参加者は当会員他八雲ハンドメードの会、長万部チーズ研究会、等の参加者で28名により行われ、その際に作られたチーズです。 今日まで八雲ハンドメードの会の方々が熟成を管理してくれたものです。



ハム
ミラノサラミイタリア北部のミラノ産のサラミで、日本には少ししか輸入されていません。肉のチョッピングを細かく砕き、酸味を抑えたサラミです。
コッパ       豚の肩ロースを、牛の盲腸に詰めて作り、半年ぐらい熟成させた生ハムです。
ガローミ・マトネラバローニ マトネラは、パルマの生ハム。パルマには200社を超えるハムマーカーが有りますが、その中でもガローナ社は最高の メーカーで、アメリカのホワイトハウスの晩餐会等にも使用されています。14ヶ月の熟成された物で、鶏肉よりカロリーが少なく、白く見える。加熱しないのでミネラル分が豊富です。
カチャトーレカチャトーレとは英語のハンター、狩猟の意味で、古く猟をするときに、腰にぶら下げていた事で、そう呼ばれる要に成りました。
マブルーゼブラックペッパーをブレンドした癖のないサラミです。



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