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    さて、前ページの最後で 

1,旧有限会社の制度にあって会社法の株式会社にない制度を特例

 有限会社からのぞき、

2,旧有限会社の制度にはなく、会社法の株式会社に必須とされる制

 度を特例有限会社に付け加える

とは言ってみたものの、そのために費用がかかったり、変更に関する

議論の末に会社関係者の間にしこりが残るような改革でも困ります。

 

そこで、従来の会社によけいな手間をかけるようなことにさせないために

次の方策がとられました。

A有限会社法では認められていても会社法で認められない事項

は法律で定めが無かったことにする。

B会社法では定めなくてはいけない事項であるが、有限会社法では

定めがなかった事項は、法律である一定の定めがあったこととする。

 

このような事項が法律で定められる場合、「何々であるとみなす」と規定さ

れるので、この規定をみなし規定といいます。

 

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