検索結果詳細


 『幻(大島本)

 曙にしも、曹司に下るる女房なるべし、
 「いみじうも積もりにける雪かな」
 と言ふ声を聞きつけたまへる、ただその折の心地するに、御かたはらの寂しきも、いふかたなく悲し。

 18/182 19/182 20/182

  第一章 光る源氏の物語 紫の上追悼の春の物語  [第二段 雪の朝帰りの思い出]

  [Index]