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 『五大力』 従吾所好

 んだか、活きたか、音信の知れない、昔のひとが可懐しさに、ばかの目刺の名物を仕入れに来た半間な面で、山の手から電車に積まれて。えつちら、おつちら、……枯蘆の空へ、白い太陽〈ひ〉の出た深川を、(それ、千鳥だよ、)と功労経た雀に小馬鹿にして飛ばれながら、ぶら/\歩行〈ある〉いて居た私に、又、そんな大事なものを持たせて返すつて云ふがあるもんか。」

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