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 『泉鏡花自筆年譜』 泉鏡花を読む

 大正八年一月、「ゆかりの女」を婦人画報に連載しはじむ。
 大正九年一月、「伯爵の釵」を、婦女界に、五月、「売色鴨南蛮」を人間に。六月の頃と覚ゆ、画の事により、谷崎潤一郎氏と会す、芥川龍之介氏も殆ど同時なり。

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